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週末はジェノヴァで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 今回はイタリアのジェノヴァを旅します。パリからは空路の直行便で1時間半。

 大きな港とグルメの街で知られる都市ジェノヴァですが、実際はどんなところなのでしょうか?

 では出発!

 Italy_Genova.jpg

下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年10月1日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 歴史が刻まれたこの灯台(黄色)。ジェノヴァのエンブレムのような存在です。

 ここは地中海でも指折りの港。待ち合わせていたのは今回ガイドを務めてくださるマリーナさん。

 「港は私達の歴史であり文明化の象徴であり文化なんです」

 まずはこちらの海の博物館を見学してみましょう(青印)。海の玄関口としてベネツィアと肩を並べていたかつての姿を知ることが出来ます。

 大航海時代に活躍したコロンブスはジェノヴァ出身と言われています。当時のジェノヴァの商業拠点は地中海だけでなく中東にまで広がっており、2世紀に渡って欧州でも有数の商業都市として繁栄を遂げていました。

 そのジェノヴァで権勢を誇っていたのが2つの一族でした。その一つバルビ家(Balbi)のかつての邸宅がこちら(赤印)。奇跡的に当時の姿のまま残っているとか。中はまるでヴェルサイユ宮殿。それもそのはずモデルはそのヴェルサイユ宮殿。4つのみごとな彫刻がおいてあるのは寝室だそうです。そのただならぬ繁栄ぶりがよくわかります。

 次にやってきたのがガリバルディ通り(緑印)。かつては12の宮殿が立ち並んでいた地域。現在でもそのまま個人の住宅として使われているものもあれば、アパートや事務所に改築されているものもあるそうです。

 その中の一つが今晩の宿(黄緑印)。そこは最上階にあるロベルタさんのご自宅。宿泊用のお部屋は一つだけ。一泊120ユーロと少々お高めですが、素敵なテラスで朝食を取ることもできます。

 宿で一休みしたところで、日の入り間近の街へ出てみましょう。小さな路地が張り巡らされ、そのあちこちに昔ながらの小さな商店が店を構えています。大都市でありながら落ち着きがあります。

 ではこちらのお店で夕食をいただくことにしましょう(オレンジ印)。スペシャリテは、シェフのロベルトさん特製のペスト・ジェノベーゼを使ったパスタ料理。

 ペストの材料は、バジル、オリーブ油、松の実、ニンニク、チーズ2種(ペコリーノ、パルメザン)。すり鉢で擦りながら作ります。時間が立つに連れ徐々にペースト状になってきました。これをパスタに絡めれば出来上がり。

 スパゲティと思いきや、これはジェノヴァではトリニティと言うそうです。美味しくて繊細なお味だとか。

 お腹がいっぱいになったところでケーブルカーに乗って坂の上に行ってみましょう。ケーブルカーを降りてさらに上がっていくと、お目当ての薬局があります(水色印)。ここはカルメル派修道院でもあり、昔からハーブを使ったセラピーが行われていました。かつて庭にはハーブが植えられていたそうですが、現在は美しいバラが咲いていました。そのそばにはマリア様の像。

 最後は港の近くの小さなビーチで海水浴を楽しみました。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、地中海クルーズ船の旅が当たった!!!だがしかし、学校が休みの日以外に予約しなくてはならない。私は教師なのに[ふらふら]

VDM(Vie de Merde)より


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