パエリア世界チャンピオン [トピックニュース]
世の中には飛行機の発着マニアというのがいるらしい。そういう私もそれになりかけた。
とある地方空港のターミナルに設置されたカメラからYouTubeで配信される映像をじっと見るだけなのだが、目が離せなくなってしまった。
飛行機がターミナルに到着する前後と離陸する前後は、思いのほか地上での作業員の方々が忙しい。飛行機の誘導、荷物の上げ下ろし、機体の点検等々。一連の作業が手際よく進んでいくのを見るのはなんとなく面白い。
それはさておき、本日はパエリアのお話。スペインのヴァレンシアで開催されたパエリア世界選手権で、フランス人の料理人が世界一になったそうです。
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年10月10日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
大きなトロフィーを授与されて大喜び。
世界チャンピオンに輝いたのは料理人のエリックさん。故郷に錦を飾りました。
「世界一のパエリアを食べに来たのよ!」と女性。
「こんな小さな村で世界一だなんてうれしいわ」と別の女性。
先週末の土曜日には村の野外劇場でその技を実演することになりました。
こちらのパエリアの具は魚介類ではなく、鶏肉、アーティチョーク、インゲン等々。
エリックさんによると、美味しいパエリアを作るコツは鍋全体に音楽を奏でるように具を広げていくことだそうです。さすが熟練した職人さんらしい表現です。
エリックさんがチャンピオンになったのは伝統のパエリアに工夫をこらして、独自のパエリアを生み出したこと。
その具は、鴨のコンフィとフォワグラ。なんともフランス風ですね。
但し、伝統のが10ユーロくらいなら、このアレンジを加えたものは30ユーロと3倍のお値段です。
材料が高級食材ということも考えれば仕方ないですね。でも、好きな人にとっては30ユーロ出しても惜しくはありません。
「お値段は気になりませんよ。だって美味しいですからね」
エリックさん、チャンピオンになってから注文が4倍に跳ね上がったそうです。忙しくなりましたね。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、パエリアを食べた。おかげで歯がカレー色に染まった。まっ、夏のファッションと思えばいっか!」
VDM(Vie de Merde)より