エネルギー有効活用 [トピックニュース]
この感じでは第8波来ますな。なにしろ皆ゆるゆるになってるからなあ〜、という私もその中の一人。
久しぶりにWHOの世界のコロナ感染リポートを見たら、一週間でドイツが60万人弱、フランスが34万人ほど、イタリアが28万ほどと増加している。
日本は今のところ22万人ほどまで減少してきたものの期待したほどは減らない。やれやれ・・・。
それはともかく、本日は温水プールのお話。ガスも電気を使いませんが水は温かいらしい。
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年10月15日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ここはパリ近郊の町にある温水プール(青印)。プールは全部で4つ。水温は29℃と快適です。
「子供用のプールは30℃から31℃です。冬になっても水温はこのままです」と関係者の方。
フランスではこの数ヶ月の間にガス料金も電気料金も5倍〜8倍になってしまいました。そう言えば、以前、節約のために水温を下げると宣言したプールもありましたね。
しかし、ここの大規模プールは値上がりもどこ吹く風で普通に営業しています。
それには理由がありました。町は10年ほど前、近くのデータセンター(赤印)と契約を結び、サーバーからの熱で水を温めプールに供給しているのです。
このシステムは24時間稼働、水は常に35℃に保たれているそうです。
「ガスを使うより15%から20%安くてすみます。しかも、常に一定で変動がなく、化石エネルギーへの影響もありません」と責任者の方。
この方法で、町は年間5,800トンのCO2も減らすことができたと言います。
一方、こちらはフランス北部の町にある鉄鋼メーカーの工場です(赤印)。ここでも放出される熱を再利用してプールの水を温めているそうです(オレンジ印)。
「以前なら空気中に消えていった熱です。今はそれを取り戻してエネルギーに変えているんです」
熱で温められた水の温度は50℃にも達します。このインフラへの投資が1300万ユーロ。当初は7年で回収できると見込んでいたそうですが、ガスの値段が高騰したことを考えればもっと短期間で回収できそうだとか。
とは言うものの、こういったケースはごく少数。多くのプールは水温を26℃にしてなんとか乗り切るつもりのようです。
そうなると、普通の水着では厳しいので、こんなウェットスーツを着ることになってしまうかもしれません。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、ろうそくの明かりでシャワーにかかった。ちょっとロマンチック・・・彼女と暖房とお湯があったら確かにロマンチック」
VDM(Vie de Merde)より