週末はレンヌで(再訪) [パリから週末旅]
日曜日は恒例の週末旅。
今回はブルターニュ地方の中心地レンヌ(Rennes)を旅します。パリからは高速列車で約1時間半。
では出発!
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で、2022年11月26日に放送)(▷が出てこない場合は→こちらをクリック。
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
街を流れるのはヴィレーヌ川。
歴史的な街でもあれば近代的な街でもあるレンヌ。ヴィレーヌ川沿いを歩くとこんな建物が見えてきます(青印)。世界的に知られるフランス人建築家ジャン・ヌーヴェルが設計を手掛けました。
17世紀、ここは工業地帯だったそうです。そしてこの20年で大きく変化を遂げました。長い遊歩道が設けられ、一般市民が車を気にせずのんびり散策を楽しめるような場所に生まれ変わりました。
次は街の中心にあるこちらの建物に入ってみましょう(赤印)。17世紀に作られ、フランス革命まではブルターニュ地方の権力の所在地になっていました。しかし、1994年、漁業従事者によるデモの際に火災で大きな被害を受けました。なんとも激しいデモだったようです。直後から修復が始まりご覧のように以前の姿を取り戻しました。
19世紀初頭から裁判所として使われてきたこの建物には、金箔の装飾の施された部屋があります。ここは法廷。ということは一般市民もここに出入りしていたということになります。
さて、レンヌのもう一つの顔が音楽です。毎年12月にはトランスミュージックの音楽フェスが開催されます。欧州でも最も注目されている音楽祭の一つだとか。ここからデビューしたミュージシャンもいます。昔ながらのレコード店には、LPからCDまで並んでいました。
さて、そろそろ今晩の宿へと向かいましょう。中に入ると歴史の重みのありそうな階段をギシギシ言わせながら、お部屋のある上の階に上がっていきます。
リビングはヒッチコックだらけ。オーナーがヒッチコックファンなんだそうです。こちらが今晩宿泊するお部屋。一泊朝食付きで129ユーロ。
翌朝は、中央市場に向かいましょう(オレンジ印)。毎月第一日曜日は、食事のできる市場になるそうです。
おお、これはいいですねえ。美味しそうなものがたくさん並んでいます。カウンターで料理を手に入れたら、この広場のテーブルでいただくという仕組みになっているようです。お料理は一皿6ユーロほど。順番を待つ人の列ができていました。なんとシェフ・エトワレが料理を作っています。6ユーロならかなりお得。
次はちょっと変わったツアーに参加してみましょう。料金は6ユーロ。昔、ブルターニュ地方にはクリエー(criée)と呼ばれる商売があったとか。その名の通り、町中で大きな声で叫ぶのがその仕事。自分や他人が書いた話を、詩でも読むかのように大声で叫ぶわけです。面白い商売があったもんですね。
さて詩の世界に別れを告げて、今度はメカの世界に行ってみましょう。ここはバイクを修復・改造するアトリエ(黒印)。とは言っても、この建物には理髪店、タトゥー店、アメリカ風レストランなどもあります。バイクを見ならが散髪したり、お食事したり、お酒を飲んだりできるようです。
最後はこんなところに行ってみましょう(緑印)。的に向かって斧を投げて楽しむスポーツ。そう簡単には的には当たりそうもありません。体験教室が48ユーロ。
なんと今回は久しぶりに費用の明細が出てきました。旅の費用は合計で196ユーロでした。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、10歳になる息子が姿を消した。家の中はもちろんのこと、町中探してもみつからない。焦って警察に電話しようとしたところで思い出した。今朝、修学旅行にでかけたのだった」
VDM(Vie de Merde)より