ガレット・デ・ロワ2023 [フランスのお菓子]
年末年始の休みも今日で終わりだ。休日というものはあっという間に終わる。
さて、お正月すぎると登場するお菓子がガレット・デ・ロワ。キリスト教の公現祭に食べるお菓子だが、日本でもこの数年であっという間に定着してしまった。
買って食べてみようかなと思っていたら、今年はお値段が少々高くなりそうだ。
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 3で2023年1月2日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
クリスマスケーキの次にお店に並んでいるのはガレット・デ・ロワ。
今年は買って食べるとなると覚悟が必要だとか。
「電気代の値上がりや材料費が値上がりで影響を受けてしまいました。その分を価格に反映せざるを得ないのですが、できるだけ消費者の皆さんが購入できるように最低限に押さえてあります」とお店の責任者。
ガレット・デ・ロワと言っても色んな種類がありますね。ドーナツ型でフルーツがのっているのは南仏でよく食べられているもの。
一方、こちらのお店では平均で1割の値上げだそうです。それくらいならなんとかなりそうな・・・。
今のところインフレの影響が小さくて済んでますが、来月はどうなるかわかりません。
「昨年は、バターが50%、小麦粉が20%値上がりしました。今年はインフレの影響がさらに大きくなると考えています」と菓子職人。
なかなかどこのお店も大変です。お客様の方はと言えば・・・。
「美味しければ値上がりは気にしませんよ」
「いつもより払う金額が多くなってしまうのは厳しいですが、現状がこれですから仕方ないです」
「お店が多く払ってるなら我々消費者も多く払うということです」
なんだか皆さん、協力的。フランスは日本と違って賃上げが進んでるんでしょうか?
新年早々にフランス政府が支援の対策を講じることになっていますが、安心はできないですね。
日本はどのようなことになるのやら・・・。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、TGVの二等席のきっぷを買うのに、2年前まで一等席のはずだった金額より多く払った。ばんざい、インフレ!」
VDM(Vie de Merde)より