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週末はトゥーロンで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 今回は地中海沿岸のフランスの都市トゥーロン(Toulon)を旅します。パリからは高速列車で4時間足らず。

 どんなところなんでしょう?いざ、出発!

Paris_Toulon.jpg


下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2023年1月7日に放送)▷が出てこない場合は→こちらをクリック

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 トゥーロンは海の都市。まずは観光ボートに乗って海からの眺めを楽しみましょう(青印)。海岸には海軍の軍艦が並びます。トゥーロンは漁港だとばかり思ってましたが軍港だったのですね。皆さん、珍しがって記念写真を撮ってらっしゃいます。

 次は陸に上がって街を見て回りましょう。港からすぐのところでは毎日朝市が立ちます。南仏ならではの食材がお店に並びます。こちらはトゥーロンの郷土料理カッド(cade)。

 「ひよこ豆の粉と水とオリーブ油で作るんですよ」と熟年カップル。

 あれ、それならニース名物ソッカと同じじゃないのかな?でもよく見るとソッカより厚みがあって食べごたえがありそうです。その起源は今から200年前にさかのぼります。ジェノヴァからトゥーロンにやってきた大工の妻が、朝のおやつとして売ったのがその始まり。

 「片腕にこうやって持ってカーンド!カーンド!と言って売り歩いていたそうです」とお店の方。

 朝市を楽しんだ後は路地を通って旧市街に行ってみましょう。ここは1860年竣工のオペラ座(赤印)。パリのオペラ座はこの建物をヒントに作られたとか。意外ですねえ〜。

 ここからすぐのところにちょっと替わった界隈があります。そこはリトル・シカゴ(緑印)。

 「1930年にアメリカの海軍が駐屯していたのですが、シカゴからこの地にやってきたのです。バーが立ち並んでにぎやかな界隈でした」とこの地域に詳しい方。

 今でもその名残を見つけることができます。どうやら兵士たちがバーをはしごしてはナイトライフを楽しんでいたようです。

 次はちょっと替わった場所に行ってみましょう。それはこの石鹸を売っているお店。あれ、これってマルセイユの石鹸では?

 驚いたことに、この石鹸が生まれたのはトゥーロンだったそうです。1430年、あの香水で知られるグラースの実業家がトゥーロンで作って売り始めたのだとか。石鹸にはトゥーロンの石鹸とかかれてありますね。ここが元祖だったとは!トゥーロンには意外なことが多い。

 さて、こちらもそんな場所です。ここでは面白いデザインの建築物やインテリア用品を無料で鑑賞することができます。

 次は街のグルメを求めて市営市場にやってきました(オレンジ印)。最近、世界中の料理が楽しめるように新装オープンしたらしい。なんだか日本の丼料理もあるような・・・。食事は15ユーロほどでできるそうです。

 さて、そろそろ今晩の宿へと向かいましょう(水色印)。港の直ぐ側でまるで客船に乗っているかのよう。受付も小さなボートのようになってます。螺旋階段も美しい。一泊100ユーロだそうです。

 最後はゴンドラにのってファロン山に行ってみましょう(黄緑印)。往復で8ユーロ。窓からは湾岸に広がるトゥーロンの街を見渡すことができます。海も山も楽しめる都市でしたね。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、月曜日なのに、帰り際に上司に『良い週末を!』と言ってしまった[あせあせ(飛び散る汗)][あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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