行方不明の絵画とInstagram [トピックニュース]
何か面白い話題はないかと探していたらこんなニュースをみつけました。
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 3で2023年1月17日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
この写真のこの部分に写り込んでいる絵画。第一次世界大戦までフランス北部の都市アミアンの美術館で展示されていたものにそっくりでした。
タイトルは「ディアナとエンディミオン」、19世紀前半の作品です。
その絵の下に写っている女性は、なんとあのマドンナ!
この絵画、第一次世界大戦後の1918年に姿を消して行方不明になっていました。
そこでアミアン市の市長さんがマドンナさんに連絡を取り調べる事に。
作品の作者はジェローム=マルタン・ラングロア。
第一次世界大戦末期の1918年3月21日、11,000発の焼夷弾がアミアンの街に落とされ、街は灰と化しました。
幸い美術館の展示物は安全な場所に移され被害を免れたものの、この作品はそのまま忘れ去られてしまったのです。
そして偶然、マドンナさんのInstagramのこの写真でみつかったというわけです。
マドンナさん、どうやら130万ドルでこの絵画を手に入れたらしいのですが、専門家が調べたところ、縦の長さが3センチほど短くなっていることが判明。
この3センチのところに作者のサインと制作年度が書かれていたはずだと言います。どうしてまたこんな部分をカットして販売してしまったのやら。
「国の所有物だった作品が、アメリカのスターの手にあったなんて、そうそうあることじゃないですね」と専門家。
アミアン市は2028年に欧州の文化首都になるイベントが控えているため、ぜひともこの作品を貸し出してもらいたいらしい。
しかし、フランスの国の宝となると、マドンナさんに返却されるかどうかは微妙な情勢。
戻ってこないとなると貸し出したくないでしょうねえ。
しかし、このような場合、どのように解決するのか・・・。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、Instagramに全身が写った自分の写真をアップしたら、おめでとう!のメッセージが山のように届いた。妊娠したわけじゃない、単に太っただけ」
VDM(Vie de Merde)より