欧州一高い村 [ローヌ=アルプ地方]
今日の話題は、欧州一高い村。
高いと言っても物価が高いわけでも、土地の値段が高いわけでもありません。
標高の高いところにあるから高い村。

下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2023年2月1日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
山の中の静かな村には、雪をかぶった屋根が並んでいます。
ここがその村、サン=ヴェラン(Saint-Véran)。標高は2,042メートル。人口は200人ほど。
冬は、雪山ハイキングを楽しむ人たちがこの村にやってきます。
「この眺めが素晴らしいわ」
「日常をすっかり忘れてしまいます。この村は作り物じゃあないですね。本物です」
「ありきたりの場所ではないですね。観光地じゃないところがいいんですよ」
確かに、古い建物が並んでいますが生活の匂いがします。この中には17世紀に建てられたものもあるとか。
外壁には日時計。こんな日時計が合計で24台もあるそうです。
そしてここはお天気が良いところでもあります。年間300日が晴天。
こちらは木彫りのアトリエ。祖父の代からの仕事を引き継いで15年になるサミュエルさん。
「情熱と根気が必要とされる仕事です」
このバラの花型はケラと呼ばれ、この地方のシンボルです。家具などの装飾によく使われているそうです。木彫りの材料はこの地方に生息している松。
さて、村のすぐ上にそびえているのは通称オンドリと呼ばれている岩山。夜になるとこの岩山が活躍します。
お天気が良くて標高が高いとなると、星の観測には最高の場所。ギヨームさんはここで星の観測ツアーのガイドをしています。
「観測に適した場所というのはそうそうはありません。ですからここは本当に欧州でも、いや世界でも稀な星の観測に最適の場所なんです」
ちょっと行ってみたくなりますね。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、常連客に電話をしてカタログを希望するか聞いてみた。ある常連客が至急送ってくれという。冬になって暖炉に火をつけるのに必要だそうだ。カタログの紙はよく燃えるらしい
」
![[もうやだ~(悲しい顔)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/143.gif)
VDM(Vie de Merde)より