週末はディエップで [パリから週末旅]
日曜日は恒例の週末旅。
今回は、英仏海峡に面したフランスの港町ディエップ(Dieppe)を旅します。パリからは列車で2時間半足らず。
当方は15年くらい前に一度だけ行ったことがありますが、どんなところだっけかな?
では出発!
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2023年2月11日に放送)▷が出てこない場合は→こちらをクリック
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ディエップは”4つの港”という別名があるくらい海とともに歴史を刻んできました。
アルク川の河口にできたマリーナにはプレジャーボートが係留されています。その向こうは海。そこには巨大な崖がそびえてきます。
その高いところにあるのが、ディエップ城(青印)。現在は市立美術館になっています。
ここには2000点にも及ぶ象牙細工のコレクションが展示されています。かつてディエップは象牙の貿易で栄えていたそうです。今となっては黒い歴史・・・。
次は丘を下って市街地に行ってみましょう。ここは300年も前から市民にとって大切な場所(オレンジ印)。
「ここはディエップの心臓です。若い人から年寄りまでここでコーヒーを飲んで行きます」と女性。
1950年代、パリの文化人たちがこぞってここへやってきたとか。
さて、ディエップと言えばこの橋(赤印)。満潮のときには船が通れるように手動で移動します。数分は陸上の交通が止まってしまうそうです。
鉄骨にボルト。開通したのは1889年のことでした。そう言えばこのコルベール橋、取り壊しが決まっていたのが市民の反対運動で翻ったのでした。その中心で活動していたのがこの方々のようです。
さて、漁から戻ってきた船から大量に水揚げされているのがこの貝。とびきり新鮮なこの貝を調理して出してくれるのがこちらのお店。では早速いただきましょう。
お腹がいっぱいになったら今晩の宿へと向かいます。ここはかつて鳩小屋だった建物(緑印)。改装して宿泊施設になりました。天井は作られた時のまま。かつてはここで食用の鳩を飼育していました。
さて、英仏海峡に面したこの海岸、第2次世界対戦中には連合軍の兵士が数千人もの規模で上陸してきました。このコンクリートの塊はドイツ軍の置き土産。ここで何か制作している方がいました。録音だけ?それともミュージックビデオ?
それはともかくとして、最後は空の上からディエップの街を眺めてみましょう。ちょっと怖いけど、楽しそう!空から見ると街の作りがよくわかります。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、ぐっすり眠っていると、頭に天が落ちてきた!つまり、部屋の天井が落ちてきたってこと。ちょっと前からヒビが入っていたのだが・・・ 」
VDM(Vie de Merde)より