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30ユーロで晩ご飯213 [お料理実践編]

 月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。

 30ユーロ以内で、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。

 今回はフランス北部の町のレストランのシェフが火を使わない料理、つまりは生の料理でチャレンジしてくれます。

 ではスタート!

Paris_Armentieres.jpg


下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2023年5月27日に放送)▷が出てこない場合は→こちらをクリック。

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 料理といえば、網焼きにしたりフライパンで炒めたり鍋で煮たりと火を通すというのが通常ですが、本日は生の料理。シェフのニコラさんが作ってくれます。

 早速、30ユーロを渡して材料を揃えていただきましょう。

 こちらは生産者の直売所。まずは前菜用にアスパラガスを購入。
 ん?アスパラガスを生で食べる???ええっ、大丈夫ですかね。固くて青臭い味がすると思うのですが・・・。でもシェフは自信満々。このアスパラガスが全部で9.94ユーロで残りは20.06ユーロ。

 次はマッシュルーム。これは生でたべられますね。しかし、なんとデザート用だそうです。さらに、バターとフレッシュチーズも購入。これが合計で6.60ユーロで残りは13.46ユーロ。 

 次は、こちらの畑でズッキーニを調達。種の少ないのを傷をつけないように収穫します。これが3.40ユーロで、残りが10.06ユーロ。

 最後は魚屋さんにやってきました。サバを購入。これが4.38ユーロで、残りは5.68ユーロ。

 余裕で予算内に収まりました。ではレストランの厨房で調理の開始!

 火を通さない料理の最大の利点は煮炊きに時間を費やする必要がないから早く作れること。

 まずは前菜から。

 ホワイトアスパラガスは包丁で薄く輪切り、グリーンはスライサーを使ってできるだけ薄くライスします。結構大変な作業・・・。これをボールに入れてビネクレットソースとアンチョビのピュレで味をつけたら出来上がり。

 次はメイン料理。

 ズッキーニをスライサーで薄切りに、サバは包丁で薄切りにします。薄切りにしたサバはフレッシュチーズで味をつけ、こんな具合にもりつけます。

 最後はデザート。

 フレッシュチーズのアイスクリームにホワイトチョコのムースを絞り出し、そこに薄くスライスしたマッシュルームをトッピングして出来上がり。

 「ヘーゼルナッツのような、プルーンのコンフィのような味になります」とシェフ。

 これなら火を通さないでもおいしく食べられると納得です。それにしてもグリーンアスパラの薄切りはすごかったですね。


******* フランス人のつぶやき *******

「最近になってやっとわかったことだが、彼が『料理をする!』という時は、自分の好きな料理を、自分が食べたい分量だけ作るという意味だ。そして材料費は半々で払うということ。」

VDM(Vie de Merde)より


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週末はチュニスで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 今回は、チュニジアの首都チュニスを旅します。パリからは空路の直行便で2時間半。

 では出発!

tunisie_Tunis.jpg


下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2023年5月20日に放送)▷が出てこない場合は→こちらをクリック

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 地中海の向こう側にやってきました。

 ここはメディナと呼ばれるチュニスの旧市街地。城壁に囲まれ、ユネスコの世界遺産に登録されています。

 中を歩いてみましょう。狭い路地にありとあらゆる店が軒を連ねています。のんきに歩いていると迷子になりそう。観光ガイドのオルファさんに案内をお願いしましょう。

 香辛料の香りと職人さんの仕事の音。商業のすべてがここにギュッと詰め込まれています。

 そしてこちらは中央市場(青印)。開業は1871年。流石に海の幸が充実してます。

 「ここは新鮮で質がいいから国中から人がやってきます」と魚屋さん。

 一方こちらは八百屋さん。これはハリッサと呼ばれるペーストの基になる赤唐辛子。超辛そう・・・。お口直しにナツメヤシの実デーツを頂きます。

 さて、そろそろ今晩の宿へと向かいましょう(赤印)。中はこんな具合です。放置されていた17世紀の建物を7年かけて改修したそうです。美しい装飾の数々。随所に職人さんたちの技術が光ります。そしてこんな面白い扉もあります。

 「誰かを外に立たせておくのは失礼になるのでドアを開けて中に入れるんです。でも、入れるのはここまで。これがチュニジアの習慣なんです」

 こちらのお部屋は一泊75ユーロ。

 さて、チュニスから20キロほど車を走らせるとこんな町があります(緑印)。チュニジアで一番美しい町と言われるシディ・ブ・サイド。崖の上に白とブルーの建物が並んでいます。

 「これは典型的なアラブ=アンダルシア様式の建物です」とオルファさん。

 そしてこんな透かし窓もあります。外の人には見られることなく、外の眺めを楽しむことができます。

 こちらは地元の人や観光客で賑わうメイン通り。名物のバンバルーニをいただきましょう。小麦粉とイーストと塩で作った生地をドーナツ状にして油で揚げたもの。最後にお砂糖をまぶして出来上がり。思ったより大きいですね。お腹いっぱいになりそう。

 たったの2時間半で日常をすっかりわすれてしまいそうな場所で週末をすごせるなんて羨ましい。

******* フランス人のつぶやき *******


「今日、チュニジアから戻った。入国審査で係員がパスポートの写真と私の顔を何度も見比べながら言った。『この写真の時から何キロ増えました?』[がく~(落胆した顔)]

VDM(Vie de Merde)より


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30ユーロで晩ご飯212 [お料理実践編]

 月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。

 30ユーロ以内で、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。

 今回は、フランス・バーベキューチャンピオンのシェフ、オレリアンさんがチャレンジしてくれます。

 ではスタート!

Paris_StJC.jpg


下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2023年5月20日に放送)▷が出てこない場合は→こちらをクリック。

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 さて、バーベキューと言えば骨付きの分厚いステーキやソーセージがつきものですが、今回のはちょっと毛色が違うそうです。

 では、30ユーロをシェフに渡して材料を揃えていただきましょう。

 まずは八百屋さんで、ラディッシュ、ジャガイモ、タマネギ、イチゴ、リンゴを購入。これが合計で12.62ユーロで残りは17.38ユーロ。

 次はこちらのお店で、フレッシュチーズとバターを購入。これが2.95ユーロで残りは14.43ユーロ。

 最後はお肉屋さんで豚のリブチョップを購入。これが10.81ユーロで、残りは3.62ユーロ。

 思いの外残ってしまったので、アペリティフの飲み物を一本買うことにしました。では調理の開始!

 お店のお庭でバーベーキューかと思いきや、レストランの厨房で始まりました。

 なんとまずは木のチップで6時間かけてバターを燻製にします。次に燃料の木炭を投入。準備ができたら、調理にとりかかりましょう。

 まずは前菜から。

 ラディッシュの葉でソース・オ・ペストーを作ります。根の方は薄くスライス。これをトースト一切れと一緒にお皿に盛り付けます。

 次は、メイン料理。

 アルミホイルにタマネギとジャガイモとハーブを起き、オイルと塩をかけたら包んで火にかけます。

 その間にデザートの準備。切ったイチゴとリンゴを鍋に入れ、30分ほど火にかけます。

 ここでまたメイン料理に戻りましょう。あの分厚い豚の骨付き肉を焼きますが、その前に準備。肉にオイルをかけてマッサージ。次に塩と香辛料をよく揉み込んだ火の上へ。20分ほど焼いたら干し草を火に投入し、直火でさっと焼き上げます。これを付け合わせの野菜と一緒にお皿に盛り付けたらできあがり。

 デザートはこんな仕上がりになってました。お肉は焼き立てではなく10分ほど置いてから食べるのがいいそうです。


******* フランス人のつぶやき *******

「2歳になる娘に、食事中に携帯電話を使うのをやめさせなくてはならなかった。おもちゃなのに・・・」

VDM(Vie de Merde)より


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週末はクリュニーで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 今回はブルゴーニュ地方の小さな村クリュニー(Cluny)を旅します。パリからは列車で約2時間あまり。

 では出発!

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下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2023年4月22日に放送)▷が出てこない場合は→こちらをクリック

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 パリから高速列車に乗りマコン(Macon)に到着。ここから2ユーロ払ってシャトルバスに乗ります。

 10分ほどするとクリュニー村が見えてきました。中世の趣を残す小さな村。

 小さな村とは言っても、真ん中にはこんな立派な修道院があります(青印)。作られたのは10世紀の頃。こうしてみると大規模な修道院だったことがよくわかります。400年もの間、欧州で最大を誇っていました。

 しかし、ここにも18世紀に起こったフランス革命の足跡がこんなところに残っていました。建物が破壊されています。

 今はもう修道院としての役割は果たしていませんが、美しい回廊や教会の袖廊が残っています。天井までの高さは30メートル。元の姿を見てみたいと思っていたら、こんな技術を使えばご覧の通りかつての姿がよみがります。

 さて次は、村の通りを散策してみましょう。案内してくれるのは赤い帽子のジャン=リュックさん。

 「この家は中世からのもので小さいですがお宝が隠れてるんですよ」

 ここはジャン=リュックさんのご自宅。中に入って階段を上がり振り向くと、こんな小部屋がありました。工事中に発見されたそうです。壁には1789の文字が・・・。どうやら革命の時のもののようです。

 左には修道院が、右には村が、正面には天国が描かれていました。研究によれば、革命のさなか修道士がここに隠れていたと考えられています。

 そしてここには、工事中に発見された昔の遺品が展示されています。

 さて、そろそろ今晩の宿へと向かいましょう。宿は村から少し離れたぶどう畑の中。そう、そこはお城(赤印)。14世紀に建てられました。案内されたのはこちらのスイートルーム。なんだか豪華。一泊300ユーロという高値。それでも予約で埋まっているそうです。

 「人気ですよ。特に新婚のカップルが多いですね」と責任者の方。

 週末旅でこんな豪華なお部屋に泊まるのかと思ったら違ってました。元厩舎のこちらのお部屋。でも、素敵なお部屋。落ち着いた一夜を過ごすことができそう。

 翌日は、宿の方がこんな用意をしてくれました。地元のワインとパン。パンはシュー生地にコンテチーズをはさんで焼いたもの。せっかくですから本日はピクニックを楽しみましょう。

 クリュニーから10キロのところにあるブラノ村ではヤギや牛の放牧が行われています(緑印)。その乳で作られたのがこちらのチーズ。フレッシュチーズとトムチーズ。さらに、こちらのお店でサラミとテリーヌを、そしてパン屋さんでパンを購入。50ユーロ足らずで豪華なお昼になりそうです。

 丘の上までは馬で向かいましょう。30分ほど登っていくと見晴らしのいい場所に到着。ブルゴーニュ地方を眼下に、シートを広げてご馳走を頂きましょう!

 これなら一週間の仕事の疲れも吹っ飛びそうです。


******* フランス人のつぶやき *******


「週末、私と子供を置いて夫が社員旅行に出かけていった。送られてきた旅行の写真を見ると、皆、家族同伴だった[がく~(落胆した顔)]

VDM(Vie de Merde)より


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30ユーロで晩ご飯211 [お料理実践編]

 月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。

 30ユーロ以内で、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。

 今回は、加工肉店を営んでいる食の職人さんがチャレンジしてくれます。

 ではスタート!

Paris_Bayonne.jpg


下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2023年5月13日に放送)▷が出てこない場合は→こちらをクリック。

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 こちらが優秀職人の称号を持つセバスティアンさん。

 お店にはソーセージやパテやハムなどが並んでいて食欲をかき立てられます。

 では30ユーロを渡して材料を揃えていただきましょう。

 まずはセバスティアンさんのお店で、前菜用に燻製アンドゥイユを確保。そしてメイン料理はお店で販売しているこちらのトゥルトを作ることにしました。材料は、トゥルーズのソーセージとパイ生地。合計で13.13ユーロで残りは16.87ユーロ。

 因みにソーセージは中身だけを使います。

 その他の食材を揃えに市場にやってきました。こちらは八百屋さん。ここで、ホワイトアスパラ、ニンジン、ホウレンソウ、イチゴ、バジルを購入。これが合計で13.24ユーロで残りは3.63ユーロ。

 最後は乳製品のお店でフロマージュブランを購入。これが3.50ユーロ。

 さて残りは・・・0.13ユーロでセーフ。では調理の開始!

 まずは時間のかかるメイン料理のトゥルトを作ります。

 ソーセージの中身とみじん切りにしたエシャロットとチャービルを混ぜ合わせ、辛口の白ワインを少々加えます。これをパイ生地で包んだらオーブンに入れて焼きます。こんがり焼き上がったのがこちら。美味しそう!

 次は前菜。

 アスパラは皮をむいて茹でます。アンドゥイユはスライスしてフライパンで焼きます。ソースはゆで玉子を加えたマヨネーズ。これを盛り付けるとこうなります。

 最後はデザート。

 イチゴを半分に切りお皿に盛り付けます。ボールにフロマージュブランとちみつを入れて混ぜ合わせたら、パイ生地に塗って巻きます。これをスライスして焼いたらバジルと一緒にイチゴの上にのせます。

 では頂きましょう!


******* フランス人のつぶやき *******

「夜の2時から6時半までなかなか眠れないのに、目覚ましの鳴る直前に熟睡してしまう。特に月曜日は[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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ヴィエトリ・スル・マーレ [イタリア]

 日曜日恒例の週末旅はまたも放送がなかったのでお休みです。

 代わりに今回は、アマルフィ海岸の小さな町を訪ねてみましょう。

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下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2023年5月4日に放送)▷がない場合は→こちらをクリック

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 アマルフィ海岸と言えばこの風景。海にせまる崖の上に階段状に家が立ち並び集落を作っていいます。

 ひときわ目立つのがこの町ヴィエトリ・スル・マーレ(Bietri Sul Mare)。教会のドームの模様はマヨルカブルーとイエロー。

 そして町の中に入ってみると、こんな具合になっていました。通りの番号はカラフルな陶器に書かれてあります。植木鉢も、ベンチまでもが陶器。

 「わが町は全部が陶器で出来てるのさ。世界で一番美しい町だと思うよ」と自慢気におっしゃる男性。

 それもそのはず、町の写真が数多くSNSに投稿され世界中に広まっているからです。

 その中心的な役割を担っているのがこちらの階段。町中を歩き回れる階段の道は観光客に人気です。これは映えますねえ〜。

 こちらの女性はキリギスからやってきました。今回で2回め。

 「この町が大好きです。私は画家ですが、制作のヒントをもらえそうなんです」

 一方、こちらはフランスからの観光客。

 「色がいいですね。とても良く出来てると思いますよ」

 町には陶器のお店が30店ほど軒を連ねています。中に入ってみるとカラフルで可愛らしいものが並んでいます。その多くには特産品のレモンが描いてありますが、こんなユニークな食器もあります。

 「これは朝食用ですよ。ここにビスケットやパンが置けるようになってます」

 そしてこちらは陶器を製造する窯元が並ぶ通り。17軒ほどあるそうです。

 町で一番大きい窯元がこちら。すごい建物ですね。20センチの円筒が2万個も使われているそうです。しかも全部手作り。国の文化財に指定されているそうです。

 「建築家がニューヨークのグッゲンハイム美術館をモデルに制作した建物なんです」と窯元。

 4階建ての建物のどのフロアーにも太陽光が届くように作られているそうです。

 ここで作られる陶器はすべて手作り。絵付けも同様。モチーフの多くは海の生き物。このお皿にはアンチョビとウニが描かれています。面白い組み合わせ。

 焼き上がるとこんな具合になります。カラフルでハッピーになれそうなものばかり。これでパスタや海の幸のサラダなど食べたいものですねえ〜。


******* フランス人のつぶやき *******

「私は販売員。あるお客が陶器の像を買うと、わざと包を落として割った。それを私のところに持ってきて、プレゼント用に包み直してくれと言う。どうやら義理の母親へのプレゼントらしい[がく~(落胆した顔)][あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より



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チャールズ3世のキッシュ [フランスのグルメ]

 月曜日恒例の節約晩ご飯は放送がなかったのでお休みです。

 本日は、チャールズ3世が戴冠式記念メニューとして選んだキッシュのお話。

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下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2023年5月6日に放送)▷がない場合は→こちらをクリック

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 こちらがそのキッシュ。フランスのあのキッシュとは様子が違います。

 フランスで伝統のキッシュといえば、キッシュ・ロレーヌ。その本家の方々に戴冠式記念のキッシュを試食してもらいましょう。

 「これはキッシュじゃね。ホウレンソウのタルトとかそんなもんだね」と男性。

 では、英国王室が発表したレシピを参考にそのキッシュをつくってみましょう。

 まずは市場でお買い物。忘れてならないのはこのチェダーチーズ。このところこのチーズの売れ行きがいいそうです。

 材料が揃ったのでこちらのパン屋さんに作ってもらいましょう。しかしその前に伝統のキッシュの材料を教えてもらいましょう。

 「燻製ベーコン、玉子、牛乳、生クリーム、塩・コショウです。チーズは、チーズだけは絶対に使いませんよ」

 パン屋さんによれば、英国王室のキッシュはいかにも英国風だとか。材料は、チェダーチーズ、ソラマメ、ホウレンソウ、生クリーム、玉子、ハーブのエストラゴン。生地に具をのせてオーブンで30分ほど焼くと出来上がり。いざ試食。

 若い男性は英国出身の弟子。美味しそうに食べてます。確かに、美味しそうな気がします。しかし、これがキッシュかどうかというと話は別。

 「これはタルトであってキッシュじゃないですね。10人のうち7人がそう言いますよ」とパン屋の親方。

 ということは言葉の問題ってことですかね?そこでキッシュ・ロレーヌのコンフレリーの方にお聞きしました。

 「キッシュというのはロレーヌ語なんです。ですから、キッシュと言えば自動的にキッシュ・ロレーヌを指すんですのよ」とマイスター。

 はあ、そういうことなんですか。知らなかった。

 キッシュが生まれたのは16世紀。フランス国王シャルル3世の頃。

 あれえ〜、同じ名前の国王。シャルルは英語読みだとチャールズ。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、キッシュを作った。娘が美味しいと思ったのかこんなお世辞を言った『ママはキッシュの女王様[exclamation]』それを聞いたパパが思い切り吹き出した[わーい(嬉しい顔)]

VDM(Vie de Merde)より



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値上げの夏のバカンス [トピックニュース]

 次の週末旅はどこかな〜と、一週間ぶりTF1のサイトにアクセスしてみると、番組を見つけられない。

 こっちかな?あっちかな?と探しても見つからない。どうも放送がなかったようです。残念。

 その代わり、今からすでに夏のバカンスが話題になっていました。

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下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2023年4月29日に放送)▷がない場合は→こちらをクリック

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 黄金週間がやっと終わろうとしている日本ですが、フランスではもう夏のバカンスのお話です。

 とは言っても、節約家のフランス人にとって今年は厳しいバカンスになりそうです。何しろインフレでありとあらゆるものが値上がりしているからです。

 「うちは5人家族なので遠出するとなると5枚の航空券が必要になります。どうするか・・・頭の痛い話です」と女性。

 「ホテルの料金もかなり上がってますよね」と男性。

 こちらはお子さん二人の母子家庭。予算は最大900ユーロ。ホテルやキャンプ場を予約しようとしてますが、宿泊代だけで800ユーロ近くになってしまいます。

 「このままだと予算オーバーで困っていますよ」とママ。

 値上がりは宿泊代だけではありません。交通機関も同様です。

 例えばパリからマルセイユまでの7月の列車の料金。去年は103ユーロでしたが今年は135ユーロ。31%も値上がりしています。

 同じく飛行機を使った場合はプラス22%。長距離バスになるとなんどプラス74%になるとか。

 宿泊費の方はと言えば、大西洋岸に作られた休暇村のこちらのバンガロー。1,933ユーロと去年より135ユーロ値上がりしています。主な原因はエネルギー価格の高騰。

 一方、飲食業界も値上げの波を免れません。

 「原材料費も30%ほど値上がりしているので、結局、価格は去年より50〜60%の値上げになっています」とレストランのオーナー。

 さて、この難局を乗り切ってバカンスを楽しむ方法があるんでしょうか?

 まずは出発の日を吟味したほうがよさそうです。どうしても金曜や土曜をえらんでしまいますが、火曜や水曜に比べると30%〜50%も高いそうです。さらに海から5キロ以上離れるに連れて料金が徐々に下がり始めるとか。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、同居人の有給休暇が取り消しになった。会社によると、子供のいる従業員が優先だとか。同居人は、3年前から二人の娘を連れた私と暮らしていることを上司に言わなかったらしい・・・

VDM(Vie de Merde)より



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30ユーロで晩ご飯210 [お料理実践編]

 月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。

 30ユーロ以内で、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。

 今回は脱サラして料理人を目指す女性二人が、シェフ・エトワレの指導を受けながらチャレンジしてくれます。

 ではスタート!

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下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2023年4月22日に放送)▷が出てこない場合は→こちらをクリック。

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 ここはパリのとある商店街。

 チャレンジャーの女性二人とシェフ・エトワレのティエリーさんがやってきました。では早速30ユーロを渡して材料を揃えていただきましょう。

 まずやってきたのが八百屋さん。どうやらホワイトアスパラを買うようです。ティエリーさんが選び方のコツをそばでアドバイス。さらにオレンジ、じゃがいも、ハーブ、エシャロット、リンゴを購入。これが合計で19ユーロ。残りは11ユーロ。

 次にやってきたのが魚屋さん。サバと貝を購入。これが10.85ユーロで残りは0.15ユーロ。

 あれえ〜、残りわずか!

 なんと、買うものはもうなさそうです。良かったですねギリギリセーフ。では厨房で調理の開始。

 ティエリーさんの下で修業をはじめて間もない二人。一人はかつてIT関連の仕事を、もう1人は会社で広報の仕事をしていました。早速この二人が手分けしながら調理に取り掛かります。

 アスパラは皮をむきます。オレンジはジュースにしてカラメル状になるまで鍋で煮詰めます。あれ、シェフがお箸使ってますね。

 皮を向いたアスパラは茹でます。砂糖を入れた水で煮たオレンジの皮はミキサーにかけソースにします。

 一番の難関はサバを3枚におろすこと。ティエリーさんがコツを教えてくれます。さらにエシャロットのみじん切りも指導。

 こうしてサバはソテーにしてソースをかけておきます。付け合せの貝は浅い鍋でハーブと一緒にワイン蒸しにします。じゃがいもは茹でてハーブと混ぜ合わせます。後は盛り付けるだけ。

 デザートはリンゴを薄くスライスして、リンゴ、砂糖、バターの順に重ねて、じっくり2時間ほどかけて火を通すとこんな具合になります。

 メイン料理の”サバのじゃがいもとクラム添え”はこんな盛り付けになりました。そして前菜の”ホワイトアスパラガスのオレンジのタルタル”はこんな感じ。

 シェフエトワレが指導すると食べても見ても味わい深い料理になるようです。


******* フランス人のつぶやき *******

「厩舎の近くに住んでいるが、台所でバリバリっとものすごい音がするので行ってみると、子馬がドッグフードを食べていた[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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