ヴィエトリ・スル・マーレ [イタリア]
日曜日恒例の週末旅はまたも放送がなかったのでお休みです。
代わりに今回は、アマルフィ海岸の小さな町を訪ねてみましょう。
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2023年5月4日に放送)▷がない場合は→こちらをクリック
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アマルフィ海岸と言えばこの風景。海にせまる崖の上に階段状に家が立ち並び集落を作っていいます。
ひときわ目立つのがこの町ヴィエトリ・スル・マーレ(Bietri Sul Mare)。教会のドームの模様はマヨルカブルーとイエロー。
そして町の中に入ってみると、こんな具合になっていました。通りの番号はカラフルな陶器に書かれてあります。植木鉢も、ベンチまでもが陶器。
「わが町は全部が陶器で出来てるのさ。世界で一番美しい町だと思うよ」と自慢気におっしゃる男性。
それもそのはず、町の写真が数多くSNSに投稿され世界中に広まっているからです。
その中心的な役割を担っているのがこちらの階段。町中を歩き回れる階段の道は観光客に人気です。これは映えますねえ〜。
こちらの女性はキリギスからやってきました。今回で2回め。
「この町が大好きです。私は画家ですが、制作のヒントをもらえそうなんです」
一方、こちらはフランスからの観光客。
「色がいいですね。とても良く出来てると思いますよ」
町には陶器のお店が30店ほど軒を連ねています。中に入ってみるとカラフルで可愛らしいものが並んでいます。その多くには特産品のレモンが描いてありますが、こんなユニークな食器もあります。
「これは朝食用ですよ。ここにビスケットやパンが置けるようになってます」
そしてこちらは陶器を製造する窯元が並ぶ通り。17軒ほどあるそうです。
町で一番大きい窯元がこちら。すごい建物ですね。20センチの円筒が2万個も使われているそうです。しかも全部手作り。国の文化財に指定されているそうです。
「建築家がニューヨークのグッゲンハイム美術館をモデルに制作した建物なんです」と窯元。
4階建ての建物のどのフロアーにも太陽光が届くように作られているそうです。
ここで作られる陶器はすべて手作り。絵付けも同様。モチーフの多くは海の生き物。このお皿にはアンチョビとウニが描かれています。面白い組み合わせ。
焼き上がるとこんな具合になります。カラフルでハッピーになれそうなものばかり。これでパスタや海の幸のサラダなど食べたいものですねえ〜。
******* フランス人のつぶやき *******
「私は販売員。あるお客が陶器の像を買うと、わざと包を落として割った。それを私のところに持ってきて、プレゼント用に包み直してくれと言う。どうやら義理の母親へのプレゼントらしい」
VDM(Vie de Merde)より