キュビ [フランスのワイン]
音楽とワイン [フランスのワイン]
収穫と仕込み2017 [フランスのワイン]
あと2週間 [フランスのワイン]
日曜日恒例の週末旅は、どうしても記事を書く時間が取れずお休みしてしまいました。
楽しみにしてくださっている皆さんにはごめんなさい。来週は書くつもりです。
さて、12月も半ばに差し掛かると寒さも本格的になってきました。
そして年末最大のお祝い事、クリスマスまであと2週間となりました。
クリスマスイヴにはご馳走を頂くというのが定番ですが、その食事に欠かせないのがワイン。業者にとっては今が一番の書き入れ時です。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2016年12月10日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ここはブルゴーニュ地方からすぐのところにある、ワインのネット販売大手の倉庫。
この2週間くらい前から慌ただしくなってきました。
近くのワイン農家からは次々とワインが運び込まれています。そして大きなトレーラーで運ばれてきたのは海外からの輸入ものです。
あんなにフランスで作っているのに、海外からも輸入するのですか!
木箱の中には100ユーロ相当のワインが入っていました。
クリスマスを控えたこの時期、毎日1万本のワインがこの倉庫から配達先へと出発していきます。普段の2〜3倍だそうです。
この時期、フランス人一人が購入するワインは3〜6本、予算は平均で55ユーロほど(約6,300円)。
「量はやや少なめで、質の良いものを買う傾向があります」と業者の方。
いつもよく売れるのがボルドー産。もちろんブルゴーニュ産もあります。さらに、こんなジャンボサイズのロゼもあります。
「これは100ユーロくらいの高級ロゼワインです。ウニなどの海の幸によく合います」
またイタリアのシャンパンと言われるプロセッコもあります。シャンパンの半額または3分の1の値段です。
「2年くらい前から300本ほど売れていました。今年は3万本ほど行きそうです」
しかし、さすがにシャンパンは根強い人気があり10人のうち8人のフランス人がシャンパンを買うそうです。
ここはパリのワイン専門店。シャンパンは有名な銘柄より、これまであまり注目されてこなかった銘柄を選んで新しい発見を楽しむ人たちが増えたとか。
最後に、お店の方がこんな優れ物を紹介してくれました。
コルク栓を開けることなくワインをグラスに注ぐことができます。そして取り外してもワインは溢れてきません。
あらららら・・・どうなってるんでしょ???
どうもガスを注入してワインを押し出しているようなのですが、中にガスを入れたらワインが酸化してしまうのではないんだろうか?
それとも一旦入れたガスをまたシュワっと外に出す???謎です。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、初めて妻の実家で食事に招かれた。お祝いとかで、曾おじいさんの時代から使われてきたというグラスでシャンパンをいただくことに。なぜかそのグラスが僕の手をすり抜けて床に落ちた・・・」
VDM (Vie de merde)より
クラシック音楽とワインの関係 [フランスのワイン]
微妙に暑い日が続きます。快適に感じられないのは湿度が高いせいですね。
そろそろ秋雨前線には立ち去って欲しいところです。
さて、牧場の牛に音楽を聴かせると牛乳の出が良くなるというような話をどこかで聞いたような気がするのですが、ブドウはどうなんでしょう?
フランス、ブルゴーニュ地方のマコンに近いフュイセ(Fuissé)のブドウ園では、毎日ブドウに音楽を聴かせているそうです。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2016年9月25日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
こちらがそのブドウ園。
オーナーのヴァンサンさんは、毎朝7時、クラシック音楽をブドウに聴かせるそうです。
野外に設置されたスピーカーから音楽が流れ始めました。主にモーツァルトやバッハを聴かせるそうです。
「ここに設置されている2つのスピーカーが、約70メートル四方に音楽を流してくれます」とヴァンサンさん。
ここでは5年前からこれを続けています。
というのも、日本やアメリカの研究者がやってきて、音楽の数学的なリズムがブドウの成長に良い作用をもたらすと力説していったからです。
ヴァンサンさん、なんと趣味はキックボクシング。チャレンジ精神はこのスポーツから培われたのかもしれません。
6ヘクタールあるブドウ園では殺虫剤も化学肥料も使いません。ブドウの木の持つ力とエコシステムを尊重しながら育てています。
こちらは現在、発酵中のワインが収められている蔵。
近代的ですね。ここにもスピーカーから音楽が流れています。
目に見えない音の波長が発酵にも影響するらしい・・・。
そして、ここではワインの熟成には樫の木の樽ではなく、素焼きの壷を使っています。
「この中でワインが活発に動きながら熟成していますが、木の樽とは異なり、木の味がワインに移らないのです。それがいいのでこの素焼きの壷を使っているんです」とヴァンサンさん。
伝統的な方法にこだわらないところがチャレンジャーですね。
そしてこれがバッハやモーツァルトを聴いて育ったブドウで作られたワインです。
銘柄はPouilly-Fuissé。ドメーヌはDomaine Vincent Cornin。
音楽なしと音楽ありのワインを飲み比べてみたいものです。
素焼きの壷と木の樽ではだいぶ味も違うような気がします。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、ちょっとお金を稼ごうと地下鉄で音楽を演奏した。そして、お金をくれたのはヘッドフォンをした奴ばかりだった」
VDM (Vie de merde)より
1分でわかるワインフェア [フランスのワイン]
ある大手携帯会社(ケーブルテレビ局も持っている)から、クーポン券がどっさり印刷されたカラフルな郵便物が送られてきました。
そのクーポン券の一枚一枚に小さな文字で何やら条件みたいなものがうじゃうじゃ書かれてあります。
何だろうと思って読んでみたのですが、さっぱりわけがわかりません。
おまけに当方は年のせいで小さな文字がよく読めない。
初めは真面目に読んでいたのですが、しまいにゃあムカついてきてゴミ箱にポイ。
こんなわけのわからないものを正々堂々と送りつけてきてどういうつもりだ!?呆れます。
と、怒りで急上昇の血圧を下げるため、本日の話題へと参りましょう。
フランスでは8月の末からワインの仕込みが始まりました。
それに合わせて、様々な店舗でワインフェアが開催されています。
このワインフェア、今ではフランスの伝統のようになっていますが、始まったのは1970年代の中頃。
その歴史を簡単に見てみましょう。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2016年9月11日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
1970年頃まで、スーパーのような量販店はテーブルワイン、つまり低価格のお手軽ワインを専門に販売していました。
そして、グラン・クリュなどの高級ワインを売るのはもっぱら専門店の役割でした。
ところが、1973年11月、大型量販店のル・クレルクが高級ワインを低価格で販売したのです。
このセールス、その年のワインの仕込みを行う時期に行われたため、ワイン農家にとってもありがたいことになりました。
ワインを出荷する→蔵が空になり新酒を保存するスペースができる+ワインの仕込みの資金も手に入る、というわけです。
こうしてワインフェアが生まれたのでした。
これを見たその他の量販店もこれに続きます。
そして今ではネット販売も行われるようになりました。
このワインフェアで毎年何と1億本が売れるそうです。
一番売れているのがボルドーワインで全体の40%、次がコート・デュ・ローヌの12%、3番目がラングドックとブルゴーニュで8%。
フランスでは圧倒的にボルドーが人気ですね。
そして、このフェアでフランス人一人当たり平均で13本のワインを買っていることになるそうです。
この時期に買いだめしておくのがお得なんでしょうね。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、スーパーのレジに並んだ時、息子がいないのに気がついた。その瞬間、どこかの売り場で大きな音がしてものが崩れた」
VDM (Vie de merde)より
海底で熟成 [フランスのワイン]
終戦記念日の昨日、バリケードを置いて靖国神社への道を塞ぐ機動隊+警察と、右翼の街宣車5台ほどが、職場のあるビルの前で1〜2時間ほど対峙しておりました。
うるさいことこの上なし。
しかし、街宣活動も決まりごとがあるらしく、夕方5時になると右翼はささっと踵を返していなくなってしまいました。
あれだけ機動隊と警察をボロクソに言っといて、時間になったらピタッと止めて帰っていく右翼ってどうなんですかね。
それはさて置き、つい数か月前、ワインを土の中に埋めて熟成させる実験に挑むボジョレー地区のワイン農家を紹介したことがありますが、今度は海の中で熟成させるお話です。
ワインはすでに1年前に沈めてありました。
ちょうど一年経ったこの日、引き上げて熟成の状態を確かめることになりました。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2016年8月14日に放送)
水深40メートルの海底。ふたを開けるとお宝が眠っていました。
地中海に沈められたワインは赤、白、ロゼなど合わせて120本。
本物のお宝かどうかは引き上げて飲んでみないことにはわかりません。
国立潜水士学校の潜水士が細心の注意を払って引揚げ用のボックスにボトルを移動させます。なんかタコツボ風ですね。
「引き上げる作業は複雑ではありませんが、沈められた場所まで行って引き上げて陸にあげるのには丸一日かかります」
実際、引き上げるのに4時間かかりました。なかなか大変な作業です。
海底40メートルの水温は一年中変わらず16℃。
やっとワインが地上に引き上げられました。タコツボと言うより蜂の巣ですね。
それにしても、こんな大変な作業をしてまでも海底で熟成させようとしたのか?
「海底に沈めることで長期にわたって新鮮さを保つことができると思ったのです。言わば、海が若さを保ってくれるソフトウェアのような役割を果たすわけです」と専門家。
ということは、ある程度熟成させたらそれ以上は年をとらないワインになるということなのか・・・。
兎にも角にも飲んで確認してみなくては始まりません。
同じ16℃の地上で一年間熟成させたワインと飲み比べてみることになりました。
集まったのは “厳しい第三者” の専門家の方々。どちらがどちらか分からないようにして味わってもらいました。
結果は・・・。
白とロゼでは違いを証明することはできませんでした。しかし、赤には違いがありました。
「海底に沈められた赤ワインには若さがありました。フレッシュな酸味とタンニンの味が感じられました。つまり熟成の速度が遅くなったということになります」と専門家。
これを受けて実験の継続が決まったそうです。
地中海に沈められたワインが一般市場に登場するまではまだ少し時間がかかりそうです。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、新しい職場での初日。同僚の女性が冗談でいくつに見えるか当ててみてと言う。50歳くらいに見えたので、40歳と言った。実際は32歳だった・・・。失敗したあ〜」
VDM (Vie de merde)より
土の中で熟成 [フランスのワイン]
東京都知事の舛添さん、またまた大金を使って外遊とか。
外務大臣にでもなったと勘違いしてらっしゃるのでは???
さて、日本のワイン輸入量トップの座をチリに奪われてしまったフランスですが、美味しいワインを作るにはどうしたらいいか開発に励んでいる人たちもいます。
今年、ボジョレー地区のワイン農家方々は、樽を地中に埋めて熟成させたらどうなるか?に挑戦することになりました。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局Frace 3で2016年4月11日に放送)(▸をクリックしても映像が出てこない場合はウィンドウの下の文字をクリック)
ボジョレー地区とは言っても、今回挑戦するのはあの銘柄ボジョレーではなく、ブリュイイ(Brouilly)とコート・ドゥ・ブリュイイ(Côte de Brouilly)の2つの銘柄です。
地中に埋められるのはこの3つの樽。
何はともあれ埋める前にそのお味を確かめておきましょう。
飲んでいるのは2015年に収穫されたブドウで作られたワイン。AOCの基準を満たしたワインですから、これでも十分に美味しく飲めます。
華やかな色合いの、シャクヤクの香りのする、サクランボのような雰囲気のあるワインです。
これを地中に18か月埋めると一体どんなワインに育つのでしょう?
「18か月経つとどんなワインになるのかとても興味があったので参加させてもらいました。すでに海の中で熟成させたり、シャモニーやモンブランなどの高いところでも試してみました。今回はブルイイ山の麓ですからね。どうなるか楽しみです」とソムリエのクリスチャンさん。
ここは海抜440メートルの山の上。こんなところに埋めるというのは初めての試みです。
ひとしきりワインの味を確かめたらいよいよ埋める準備です。
飲んだ分だけワインを足して蓋をします。
さすがに重たい樽を人力で運ぶのは難しいのでショベルカーの登場です。
結構、深い穴ですね。
「いろいろ調べたのですが、1.5メートルの地下では酸素がなくなります。ワインは土に密着しながら熟成することになるんです。何しろ初めてのことなんでね。どうなるかはまだわかりませんよ」とワイン農家のパトリスさん。
樽を土の中から掘り起こすのは来年の10月。
その時、美味しいワインになっていたら、みんなが樽を地中に埋めることになるかもしれません(笑)。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、新しいキャシュカードの暗証番号が届いた。妻の誕生日と同じだから覚えるのが楽だ。とは言っても、18か月前に逃げられた妻のだけどね」
VDM (Vie de merde)より
春に仕込むワイン [フランスのワイン]
東京は昨晩9時過ぎに雷を伴った大雨に見舞われました。
雨は20分ほどで上がりましたが、ちょっとすごかったです。
その後も雷はしつこく鳴り続けていました。春雷とはまさにこのこと!
夜桜を楽しんでいた方々は大変だったでしょう。
さて、本日はワインのお話です。
ワインの仕込みといえば、一般的にぶどうを収穫する9月から10月に行われます。しかし今日紹介するワインの仕込みは3月。もちろん昨年9月に収穫したぶどうを使います。
収穫から仕込みまで6ヶ月もありますが、どうなっているんでしょう?
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局France 3で2016年3月26日に放送)(▸をクリックして映像が出てこない場合はウィンドウの下の文字をクリック)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
Découverte : des vendanges en intérieur, au printemps
ここは、ワイン農家Maison Gloeckler-Brennerの屋根裏部屋。
9月15日に収穫されたブドウがこうして天井からぶら下げられています。
よく見るとブドウは水分が蒸発してシワシワになっています。
収穫時には1,200キロあったのが、6ヶ月後には60%も減ってしまうとか。
「乾燥しながらもブドウはその性質を保ったままなんです。というのも、水分だけが蒸発して、酸味や糖分は残るからです」とワイン農家のローランさん。
春になると一家総出でワインの仕込みに当たるそうです。
このちょっと変わったワイン作りは中世の頃から行われてきました。
乾燥させたブドウをプレスして、その果汁でワインを作りますが、何しろ水分が40%しか残っていませんから一滴一滴が大切です。
「プレスして約1日半このままにしておきます。何しろブドウの果肉がゼラチン状になってますから果汁が取り出しにくいのです」と息子のリュックさん。
因みに普通のブドウなら3〜4時間で済むそうです。
こうして毎年200リットルほどのワインが出来上がります。
このブドウを乾燥させて作るワインのことをヴァン・ドゥ・パイユ(vin de paille)と言います。vinはワイン、pailleは藁。
かつてはブドウを藁の上にのせて乾燥させていたそうです。
ヴァン・ドゥ・パイユは以前にも当ブログで紹介したことがありますが、乾燥期間は1ヶ月半くらいでした。6ヶ月間も乾燥させるのは初めて見ました。
だいたい秋分の日から春分の日まで屋根裏で乾燥させることになります。
この農家では、こうしてできた甘酸っぱいワインをMuscat sur filという銘柄で販売しています。
このワイン、ワイン全体の製造量の0.2パーセントほどしかありません。
その希少価値が影響してか値段は通常のワインの6倍もするそうです。
手がかかってますから高くなるのも仕方がないのかもしれません。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、そしていつものことだが、僕は年齢よりずっと若く見える。食事を配ってくれた客室乗務員が私を見るなりワインを持って行ってしまった。僕は33歳だよ!」
VDM (Vie de merde)より
乾杯! [フランスのワイン]
パリ同時テロの対象になった店の一つに設置されていた監視カメラが、テロの一部始終を撮影していました。
その映像に興味のある方は→こちら。(ウィンドウが開いたら▸をクリック!)
ここはピッツェリア。撮影されていたのは店の中です。
突然、お店の外から3人のテロリストがカラシニコフを乱射し始めます。
テラスで食事をしていた人のうち5人が犠牲になったそうです。
わずか1〜2分の出来事でした。
こうなると、いつどこでテロに遭うか誰にもわかりません。多くの人たちが外出を避けるようになってしまうのもよくわかります。
あれから1週間が過ぎて、フランスの皆さん、「いつもと同じように生活しよう!」とがんばっていらっしゃるようです。
今週の木曜日はボジョレヌーヴォーの解禁日でしたが、予定通りお祝いの会を開いたお店もありました。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2015年11月19日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ここはパリのとあるワインバー。
本日のワインは解禁されたばかりのボジョレヌーヴォー。
ワインが入っていたと思しき箱がお店の入り口に飾ってあります。お店はすでに予約で一杯。
「今日は、子牛のあばら肉や鶏肉の赤ワイン煮などを用意して、19時からスタートするよ」とお店のオーナー。
そして、シトロエン2CVでやってきたのがボジョレーのワイン農家の皆様方。
手にはもちろんボジョレヌーヴォー。
「あなたの健康に乾杯!」ゴクゴクゴク・・・・。
「ボジョレヌーヴォーは自由の象徴であり、共に生きるためのちょっとしたツールであり、グラスを片手に一杯やれば友情が芽生えます。今こそそうすることが大切なんです」と男性。
こちらのレストランでは素敵な飾りつけがしてありました。
今宵は、ハムとソーセージとリエットでボジョレヌーヴォーを楽しむ会が開催されます。
美味しそうですね。早速、お客様から予約の連絡が入ったようです。
「皆さんには、うちがお店を開けて、毎年恒例の行事をいつもの通りやることを知ってもらえるようがんばっています」とお店の方。
最初に登場したワインバーでは、今晩、160個のグラスがワインで満たされることになっています。
今年のボジョレヌーヴォーはどんなお味なんでしょう?
「今年もとても美味しいですよ。夏は暑かったですが雨もよく降りました。だから美味しいワインになってるんだよ」
テロ事件のことはしばし忘れて今宵は美味しいワインを味わっていただきたいですね。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、私はどの電話番号も覚えたためしがありません。夫の携帯の番号でさえ覚えてません。唯一覚えているのは、近所のピッツェリアの番号だけ」
VDM (Vie de merde)より