パリでナチュリズム [パリ]
ちょっと戸惑いもありますが、涼しくなってだいぶ過ごしやすくなりました。
もう34℃とか35℃とかの猛暑が来ないことを願うのみです。
欲を言えば、晴れ間をもう少し増やして頂きたし。
さて、本日の話題は “ナチュリズム” 。
「自然の姿に戻ろう!」という思想を基本に、集団で裸体になって過ごすことをナチュリズムと言うらしい。
そのナチュリズムを実践している人たち(ナチュリスト)のために、パリ市がヴァンセンヌの森の一部を提供することになったそうです。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2017年9月1日に生放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
パリ市の東に広がるヴァンセンヌの森。広さは約10k㎡。東京の武蔵野市がすっぽり入るくらいの広さです。
そこに、ナチュリストのためのスペースができました。早速皆さん、実践していらっしゃいます。
サッカー場くらいの広さがあると言われていますが、集まった方々はまだそれほど多くはないようです。
「ドイツに行けば公園でこういうこともできましたが、パリにはそんな場所はありませんでした。ですから今回のことは奇跡じゃないかって思ったくらいです」と女性。
「今日は重要な日になりました。ナチュリストのための場所ができるなんて予期してませんでしたからね。ここで自分たちの好きなような姿で居られるのは嬉しいことです」と男性。
8月31日から、ここにこんな看板が設置されました。
“ここはナチュリズムの実践が許可されているスペースです” と書かれてあります。
よく見ると、2017年10月15日午後7時半までの期間限定です。
そして1日24時間というわけではなく、午前8時から午後7時半まで。
また、ここにはナチュリストではない人も入ることができます。
散歩でやってきた人の中にはちょっと驚いた人もいたようです。
「今日から始まったとは知りませんでした。もう秋ですよ、ちょっとびっくりですね。裸じゃ寒いんじゃないですかね(笑)」と男性。
視線のやり場にも困りますねえ。じっと見るのもなんだし、わざと避けるのも変だし。
しかし、こんな調査結果もあるそうです。
「こんな活動を目にするのは不愉快ですか?と聞いてみると、96%の人が、そんなことはない、と答えます」と別の男性。
それは自由を重んじるフランス人ならではの建前なのかもしれません。やっぱり受け入れがたいという人たちもそれなりにいるようです。
パリ市の説明によれば、今回の件は実験的なもので、スペースも7,300㎡ほどしかないと言います。
「広いヴァンセンヌの森の中ではわずかなスペースです。ナチュリストもそうでない人も一緒に楽しめたらいいなと思います」とパリ12区の区長さん。
ヨーロッパではすでに、ベルリン、ストックホルム、ウィーンに正式に許可された場所があるそうです。
お天気のいい日に、こんな風に生まれたままの格好で森でくつろいだら気持ち良さそうとは思うものの、実践するところまでは行かないですねえ〜。ちょっと恥ずかしい。
でもナチュリストにとってはそういう問題じゃないのかもしれません。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、4才と6才になる娘二人を連れて森を散歩した。自然の風景を楽しんでいたら、前方から自転車に乗った人やジョギングする人たちが大勢でやってきた。しかも裸で・・・」
VDM(Vie de Merde)より
多分、森の奥に温泉が・・・(-_-;)
by 招き猫 (2017-09-05 20:37)
招き猫さん
ハハ、そういうことでしたか!?
by carotte (2017-09-07 00:19)