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ペリゴール地方 その2 [ペリゴール地方]
ペリゴール地方 その1 [ペリゴール地方]
ミステリーゾーン その1 [ペリゴール地方]
フランスのあちこちに残る歴史的建造物や場所。様々な時代を生き伸びてきました。
そのせいか、中には亡霊や謎の伝説に彩られたものもあるとか・・・。
そんなフランスの心霊スポットを5回シリーズで紹介します。
第一回目の今日は、フランス中南部ペリゴール地方にあるお城ピュイマルタン城(châteaux de Puymartin)を訪ねます。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2013年11月4日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら)
13世紀頃から建設の始まったピュイマルタン城(上記地図の青印)。
500年前から同じ一族に引き継がれてきました。
そして、いつの頃からか、白装束の貴婦人がさまよう城として知られるようになり観光客が絶えません。
「その貴婦人に会ってみたいですね」と男性。
「白装束の貴婦人は、城に閉じ込められ亡くなったお妃なのよ」と女性。
改めてお城を眺めると、なんとなくそのような雰囲気のただよう建物に見えてきます。
「私は会ったことないです。いろんな人がいろんなことを言いますが、実際に会った人はいないはずですよ」と城のオーナー。
お城の見学でガイドをしているのがオーナーの息子グザヴィエさん。ユーモアを交えて案内してくれます。
夜な夜なお城をさまよう貴婦人とは、城主の奥方テレーズ・ドゥ・サン=クラーのこと。
16世紀、愛人とベッドにいるところを、戦から早めに帰還した夫にみつかり、罰として15年間この小部屋に閉じ込められたまま亡くなったとか。
天井の四角い窓から食事が差し入れられたそうです。
「奥方は亡くなった後・・・この壁の中に・・・埋められたのです・・・」
グザヴィエさん、ちょっと怖い話し方。
「彼女の魂がここにいるのよ。絶対そうよ」と見学者の女性。
「こんな小さな部屋に閉じ込められたなんてぞっとしますね」と男性見学者。
ドアの隙間からのぞく見学者もいます。何かいる気配がしたのでしょうか?
「いやいや、何も見えませんでした。会えるといいんですがね」
「信じますか?」
「ええ、信じますよ。その方が楽しいですからねえ」
次回はブルターニュ地方の心霊スポットです。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、テレビで超常現象の番組を見た後、お化けが恐くなって隣りに寝ていた夫を起こした。すると寝ぼけ眼で夫が言った。『そのお化けに、明日もう一度出直すように言ってくれ』」
VDM (Vie de merde)より