ニームの祭り [ラングドック=ルシヨン地方]
最近はやりのポイントで株を買うというのをやりはじめたところ、11円の配当金が出た!
喜ぶほどのことじゃないって分かってるけど、持ってる2株合計で872円だと思えばすごい利回りのように思える。
またポイントで買っとくか・・・。しかし、どうもポイントというのは掴みどころがない。
さて、先週末から週明けまで、フランス南部の都市ニームで毎年恒例のお祭りが開催されました。

下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年6月3日に放送)▷がない場合は→こちらをクリック
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
こちらはローマ時代に作られれた円形競技場。ご覧の通り闘牛が行われています。
とは言っても、牛が命を落とすなんてことはありません。赤いマントもなければ剣もありません。
何をしているかと言えば、牛の角の間にある赤い目印のようなものを取ろうとしているのです。これが取れれば成功です。
相手は体重300キロのカマルグ地方の雄牛。怖いですね。
「これは人間と牛のゲームのようなものです」と観客。
角の間の赤いリボンを取ったら瞬時に逃げる技術が必要です。まかり間違えば塀に激突しかねません。
一方、競技場の外では、食事の準備が完了していました。
美味しそうなパエリア。しかもかなりのボリューム。
「このあたりでは、お祭りにはパエリアを食べるって決まりなんですよ」と男性。
こちらの広場では夜になると音楽が流れてダンスが始まりました。スペイン伝統の舞踏を披露するカップルもいます。
コロナ感染で2年続けて開催できなかった分も合わせて、皆さん今年の祭りを満喫されているようです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、オランダを出てモロッコに向かった。ベルギー、フランス、スペインと、なんのチェックも受けずに通過。いよいよモロッコの通関を通る時になって、パスポートを忘れたことに気がついた![[がく~(落胆した顔)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/142.gif)
」
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VDM(Vie de Merde)より
春を知らせる桃の花 [ラングドック=ルシヨン地方]
近くの公園にある”富士見ポイント”(建物の間から富士山の頂きが見える地点)は近隣の人たちに知れ渡ったようで、通るたびに誰かが立ち止まってあっちの方向を見ている。
この数日、東京は晴天なのだが富士山は雲に隠れて見えない。ひょっとして寒い時の方が見えるのかも。
さて、日曜日恒例の週末旅は、案の定、放送がなかったのでお休みです。
3月3日は桃の節句でしたが、フランスの南部のピレネー地方でも桃の花が満開のようです。

下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年3月1日に放送)動画が見られない場合は→こちらをクリック
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
濃いピンク色の花が咲いています。ここは果樹園。
遠くには雪をかぶったピレネーの山々。
この果樹園には数千本の桃の木が植えられています。すごい眺め!
春が近づくとこんな具合に一面がピンク色に染まります。
「すごくきれいですよ」と自転車のおじさん。
こちらは近くに住むクリステルさん。毎朝、この眺めを楽しんでいます。
「うちの窓を開けるとこの眺めが広がっているんです。まるでピンクのヴェールをかぶせたみたいよ」
こちらの桃の花は桜のような淡いピンク。桃は桃でも品種が違うらしい。
「桃の花が咲くと春の到来ですよ。外にでて自然を楽しむことができます」と男性。
川べりを散策するカップルもいます。太陽の日差しがあって文句なし。
こちらの広場ではペタンクを楽しんでいます。この時の気温は18℃。昨日の東京の最高気温が同じく18℃でした。半袖姿も方々もいらっしゃいます。
「桃が咲き始めたのを合図に、さあ、ひとゲームやろうということになるんですよ」
「冬ごもりが終わっていよいよ活動開始ですよ。暖かい季節になりますからね」
皆さん、もう春気分のようですが、暦の上での春はもう2週間ほど先です。
この花が実をつけ成長し、お店に並ぶようになるのは6月〜7月。その頃には平和な世界に戻っていることを願わずにはいられません。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、飲み会から帰ってきたら、無性にフルーツが食べたくなって冷蔵庫にあったキウイを食べた。皮をむかずに・・・
」
![[ふらふら]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/144.gif)
VDM(Vie de Merde)より
雪のピレネー [ラングドック=ルシヨン地方]
ガスも電気も値上がりで、ため息・・・。水道だけは影響なしか?
直近一週間の新規感染者、フランスはついに20万人を超えてしまった。ドイツは40万人あまり、英国は30万人足らず、イタリアとスペインはまだ10万人を超えていない。日本は約700人。オミクロン株が軽症で済むことを願うばかりだ。
ストラスブールで開催されているクリスマス市は、歩きながらの飲み食いは禁止、指定の場所でのみ可能。その他はずっとマスク着用となっているらしい。そして、警官が常時見回りをしており守らない人には注意を呼びかけているとか。
結局、人と経済を動かしたければ、マスクは絶対にする必要がある。
さて、一年の最後の月に入って、暖房を入れる時間が増えた。本格的な冬がすぐそこに来ている。
本日は、一足早く冬が来たピレネー地方に行ってみましょう。

下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年11月25日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
一日も雪が降り続ければあっという間にこんな具合になるピレネー地方。
小さな村のパン屋さんのパンの上にも白いものが・・・。
「外は粉砂糖みたいな雪が積もってきれいだわね」とパン屋さん兼お菓子屋さん。
外気はマイナス1℃。標高1500メートルの村のパン屋さんは山小屋のよう。お客さんがやって来ては暖を取っていきます。
雪が積もれば雪かきも始まります。大変な労働ですね。
「青空に白い雪、こんな美しい風景の中の雪かきは楽しいですよ」と村人。
畑も真っ白。そんな中でお仕事にはげんでいるのは酪農家。
「昔は、家から牛小屋まで行くのに雪のトンネルの中を歩いて行ったそうですよ」
ここでは200頭の牛を飼育しています。放牧はこれが最後。これからは暖かい小屋で干し草を食べながら冬をすごすことになります。
それにしても雪の中を歩く牛の姿も悪くないですね。積もった雪を楽しそうに蹴飛ばしながら歩いているように見えます。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、5才になる娘を迎えに学校に行った。娘に近づくと娘が目を上げて私を見た。一瞬、ためらったものの私の方にやってきて言った。『ママ、どうしてマスクの色を変えちゃったの?』
」
![[あせあせ(飛び散る汗)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/162.gif)
VDM(Vie de Merde)より
水上の一騎打ち2021 [ラングドック=ルシヨン地方]
近頃、食事の後に睡魔に襲われる。年取った証拠か?
若い頃、お年寄りがこっくりこっくりしているのをよくみかけたものだ。今ではそのお年寄りが自分???
それはさておき、東京ではオリンピックの競技が続いているが、フランス南部の港町セット(Sète)では、こんな伝統の試合が行われていました。

下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年8月2日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
古めかしくも美しい木造船を漕ぐ人たち。船上でラッパのを鳴らす人もいます。
お立ち台のようなものが船尾に取り付けられ、そこには長い棒と盾を持った戦士が身構えています。
2つのボートが接近すると、その戦士がすれ違いざまに相手を棒で突きます。持ちこたえられなくて海に落ちたら勝負あった。
あれ、ふたりとも海にざぶん。この場合、どうなるんでしょ?同体で引き分け?
棒の長さは3メートルもあります。ど〜んと一突きで相手を海に落としたのはセバスティアンさん。なんと1976年から突き役を務めています。
「身体が言うことを聞かなくなるまでは続けるつもりですよ」
ふくよかなお腹がその力の源?
一対一の熱戦が続きます。岸辺でその競技を盛り上げてくれるのがこの音楽隊。コロナ禍でも伝統のお祭りは続いています。
「もう何年も前から見に来てますよ。一年だって見逃したことはありません。戦士がいて、音楽があって、楽しいですよ」と女性。
子供たちも大きな声で声援を送ります。
「トレーニングすればするだけ強い戦士になれるんだ」と男の子。
この子たち、将来は戦士になるつもりらしい。かっこいいですもんねえ。
第一回目の競技が行われたのは、1666年7月29日と言いますから、長い歴史を持つスポーツです。
伝統の衣装を身につけて繰り広げられる試合は、見た目も魅力的です。
伝統の衣装は選手だけではありません。ご覧の通り観客の中にもいらっしゃいました。
「小さい頃はあちらの岸辺に椅子を持ってきて見学してました」と女性。
競技は数時間に渡って続けられるそうです。最後は見事に敵を海に落とした戦士が優勝となりました。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、22歳の誕生日を迎えた弟に、こんなメールを送った。『おい、おいぼれ、もう直ぐ墓場ゆきかい?』弟に送ったと思ったら、同じ名前のお祖父ちゃん送ってしまった
」
![[あせあせ(飛び散る汗)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/162.gif)
VDM(Vie de Merde)より
コリウール [ラングドック=ルシヨン地方]
寒くなったのでまた冬の服装に逆戻り。
とは言うものの、完全に冬に逆戻りかと言うとそうでもない。昼間は春らしい暖かさになるし、少し動くと暑くなるから、着替えることになる。
そんなことを繰り返しているから、着たものをタンスにしまうわけにいかず、椅子の背に引っ掛けておくことになる。そういうのが2〜3枚重なっている。
どうもけじめが付かないから困る。早くはっきりした天気になってもらいたいもんだ。
さて、春先のニュースに必ず登場するフランス南部のリゾート地コリウール。今年は出てこないなあと思っていたら、こんな事になっていました。

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2021年4月7日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
年間300日以上が晴れというフランス有数のリゾート地コリウール。その美しい姿は以前と変わりありません。空も海も青。
しかし、いつもなら100人くらいの人たちが海岸沿いを散歩しているはずですが、外出制限の始まった今週月曜日からはその姿もみかけなくなりました。
町なかはご覧の通り。人っ子一人みかけません。
営業しているらしいお店をみつけて入ってみました。
おお、美味しそうなカヌレ!しかし、お店にやってきたお客は10人に満たなかったそうです。
「そうですね、寂しい一日でしたよ。明日も似たりよったりですかねえ」と店主。
国内の移動も制限されてしまったので、ホテルなどの宿泊業はもろに影響をうけています。
あっ、素敵な部屋。泊まってみたい!
復活祭のバカンスに向けてしっかり準備をしていましたが、お部屋は空っぽのままです。
「予約が入っていたのですが、外出制限の実施が決まった段階でキャンセルになってしまいました。その前までは70%ほどうまってたんですけどねえ」
コリウールにある14軒のホテルのうち12軒が休業。
こちらのホテルは6ヶ月の休業後、復活祭のバカンスを目処に再開するべく準備していましたが、結局また休業することにしたそうです。
営業するとなると人員が必要になりますが、採算が取れないため再開は難しくなりました。
今月は諦めて5月に期待するしかなさそうです。
因みにフランスでは約1000万人が一回目のワクチン接種を終えたそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、バカンス最後の日。娘が間違ってカメラの写真を全部消してしまった・・・
」
![[もうやだ~(悲しい顔)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/143.gif)
VDM(Vie de Merde)より
ニームの暑い夏 [ラングドック=ルシヨン地方]
今年の夏、いよいよ私も高齢者の仲間入り。ワクチン早めに接種してもらえるのかな?
同じく高齢者デビューした仲間が数人いるけど、皆、介護保険料に少々当惑ぎみだ。
想像以上に高額。年寄りをいじめてそんなに楽しいか!と吠えたくなる。
それはさておき、このところ猛暑とコロナ感染の話ばかりでうんざりしてきた。今頃はもうちょっと涼しくなっていると思っていたのに、暑さが和らぐ気配なし。
毎朝起きてはお天気アプリで最高気温を確認し肩を落とし、午後3時くらいになると東京都の新たな感染者数を確認して、やっぱり肩を落とす。
そんな毎日がここまで続くと、しんどい。フランスも似たりよったり。南部の都市ニームは毎年夏は暑いらしいが、今年はさらに輪をかけて暑いらしい。

下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年8月28日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
今週水曜日の午後、ニームの街に人影はありません。
ローマの遺跡の円形競技場周辺はいつも人で賑わっているはずですが、誰もいません。
この時の気温が38℃!いやはや、よく外を歩いていられるもんです。
ミストシャワーのあるカフェのテラスで涼む人もいるようですが、これで涼しくなるもんなのか・・・。
多くの人たちは日差しが入らないように雨戸を閉めて部屋の中ですごしています。
「家の中に引きこもってます。生活のリズムもいつもと違ってます。小さい子を散歩に連れ出すんですが、早朝か夜になってからですね」
「この暑さは肉体的にも精神的にも堪えます」
ニームが毎年のようにこれだけ暑いのにはわけがあります。
「北部から吹いてきた風がアルプスの山に当たって、こんなふうに流れていきます。流れている間に湿気がなくなり、ニームに届く頃には乾燥し熱を持った空気に変わってしまうんです」
アフリカからの暑い空気かと思っていたら北からやってきたようです。日本と違って極端に乾燥した熱い空気というわけですね。
この暑さ、やはり温暖化の影響でしょうか?
こちらがニームで観測された歴代の最高気温です。去年の7月にはなんと44.4℃まであがっています。去年はたいへんだったんですねえ〜。
今年は今のところ8月1日に41.5℃が観測されています。
この夏、35℃を超える日が19日間続いています。例年が7日間ほどなのでだいぶ多いですね。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、猛暑で喉が乾いて仕方がない。皮肉なことに、私は水専用のトラックを運転しているのだ」
VDM(Vie de Merde)より
外出禁止の街21 [ラングドック=ルシヨン地方]
マクロン大統領がパリ郊外の小学校を訪問した時にしていたマスクがちょっとした話題になっています。
私の目には黒に見えたけど、実際はスーツの色に合わせた濃紺。しかもフランスの国旗と同じトリコロールカラーの縁飾りの付いたプチおしゃれな布製のマスクでした。
あれは一体、どこのメーカーが作ったものか?
パリから車で2時間弱のオーブ県にあるカットソー専門のメーカーChanteclair社のものでした。そしてあの縁飾りは、原産地保証、つまりメイドインフランスを保証するマークなのでした。
日本の代議士さんたちは皆さん白か水色の不職布のマスクをしてらっしゃいます。日本製???
普通に買おうとお店に行っても置いてないから、未だに私は手に入れることができません。
買い物は三日に一度で手早く済ませなくてはならないから、マスクを求めて歩き回るわけにもいかない。またネット販売はあまり信用できない。結局、自家製布マスクで済ませることにしました。
代議士さんたちは一体どこで手に入れていらっしゃるのやら・・・。
それはともかくとして、相変わらず日曜日恒例の週末旅は放送がないのでお休みです。
本日は、外出禁止の街シリーズの続きです。今回はガール県の名所旧跡を鳥になったつもりで空から見てみましょう。

下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年5月8日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ガール県の県庁所在地ニーム(Nîmes)にはローマ時代の遺跡が数多く残されています。その一つがこの円形闘技場。
いつもなら毎日1000人から2000人のオーディオガイドを手にした観光客でいっぱいなのですが、今はこの通りです。わずかな時間に外出を許された家族連れが散策を楽しんでいます。
「普段は寄り付くこともできない場所です。この時間は特に人で一杯ですからね。周りでは飲食店がテラスにテーブルや椅子を並べて忙しくしてますよ。こんなにのんびりできるなんて夢のようです」とお父さん。
ローマの遺跡はここにもあります。メゾン・カレと呼ばれるガロ・ロマン時代の神殿です。本当に人影すら発見できません。静まり返っています。
近くで見つけた人の姿といえば、住宅のバルコニー。外出禁止になってからというもの、多くの人がバルコニーで過ごす時間が増えたそうです。
「ここは家に留まりながら、街の人たちとも交流できる場所なんです」と女性。
知り合いが下を通るとバルコニーから声をかけるとか。ご近所づきあいは問題ないですね。
外出禁止は観光客のいなくなったニームの街を市民が再発見する良い機会にもなっています。
「いつも見慣れた運河や建築物をまた違った目で見ている自分に気がつきました」と男性。
「車の音の代わりに運河の水の音が聞こえてきて、穏やかな気持ちになれます」と女性。
こちらは泉水公園。今は閉鎖されていますが、ここの湧水がニームの起源になっているとか。
そんなニームでせっせと仕事に励んでいるのがワイン農家のブリュノさんです。ブドウの木は毎日の手入れと観察が欠かせないとか。
最後は、ニームから北東へ数十キロのところにある水道橋ポン・デュ・ガールに行ってみましょう。
相変わらず美しい造形ですね。5月には毎年4000人の観光客が訪れる名所中の名所ですが、今は誰にも邪魔されずに記念写真が撮れるくらい人の姿はありません。
下を流れる川では水浴を楽しむ人たちの姿もありません。今は近づくことさえ禁止されています。
そのせいか、草が伸び放題になっていました。夏を控えて草刈りの作業が始まったところです。
近くの飲食店ではテラスの見直しに着手中です。テーブルとテーブルの間を空けなくてはならないですもんね。
「今はここで素晴らしい眺めを独り占めしている感じですが、いずれお客様には大勢来ていただきたいですね」と店主。
このお店、いい場所にありますねえ。このお店なら美しい水道橋を眺めながらゆっくりできそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、コロナウィルス騒動が始まってから2か月になる。友人の一人が言った。『ねえねえ、コロナウィルスって、ガス???』」
VDM(Vie de Merde)より
セレのさくらんぼ 2020 [ラングドック=ルシヨン地方]
わが家では、パチンコ店に行く人を止めるのは無理、もうあれは依存症だもの、となっています。
お店を閉めてくれないことにはどうにもならないですねえ〜。感染者が出ないことを願うばかり。
それはともかくとして、コロナウィルス後の社会は元には戻らない。以前とは全く異なる社会になると言われています。
そりゃそうでしょう。だって、ちゃんとした治療薬が見つかるまでは、このウィルスと上手に付き合っていかなくてはならないんですからねえ〜。
マスクをして、人とは約2メートルは離れていなくてはならない。
そうすると超満員の電車に乗って出勤などは以ての外、在宅勤務が当たり前!となるのかな?
このコロナ騒動で急遽在宅勤務を始めた私ですが、思っていたよりずっと快適で効率的だと感じます。
最初は、自宅に会社の仕事を持ち込むのは嫌だなあと思っていたのですが、あまり気にならない。始まる時間も終わる時間も自分で自由に決めることができるから、結局、仕事モードと私生活モードを混同することはなかった。
そしてあの煩わしい通勤の手間を省くことができるから時間を効率的に使うことができます。色々と便利なことが多い。
そんなわけで、在宅勤務賛成派に寝返ってしまいました。6月以降も在宅勤務を続けたし。
それはさておき、今日は春の恵みのお話です。フランス南部の町セレ(Céret)ではさくらんぼの収穫が始まりました。

下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年5月6日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
司会のジャックさん、なんだか早口言葉で噛んじゃったみたいになって苦笑い。cerises de Céret(セレのさくらんぼ)が難しいですね。
毎年この時期に登場するのがセレ産のさくらんぼ。小さな実をナイフで切ってみると、中までしっかり熟していました。ジューシーで甘くて美味しいそうです。
セレのさくらんぼはAOP付き。この地方で採れた品質保証のさくらんぼです。
「甘いものを食べ過ぎちゃいけないんですけど、この季節が終わる頃には、結局2キロ以上のさくらんぼを食べてますよ(笑)」と女性。
果樹園の向こうにはピレネーの山々が見えてきました。
野鳥の鳴き声も聞こえてきます。甘いさくらんぼに惹かれてやってきたのかも。
広さ1ヘークタールあまりの果樹園に600本の桜の木が植えられています。
その木のさくらんぼを一つ一つ人の手で摘み取っていきます。濃い赤色になったら熟した証拠。これを見分けながら収穫します。
収穫されたさくらんぼは、80軒もの農家が共同で運営する出荷場に運ばれ箱詰めされます。
今年は雨で収穫が遅れたので、お店に並ぶのも少し遅くなりました。お客様にとっては待ちに待ったさくらんぼです。
お値段の方は1キロあたり11〜15ユーロ。
季節のものはやっぱり一番に食べたいですね。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、自分で髪の毛をチェリーピンクに染めてみた。その結果、おでこと洗面台はチェリーピンクの染まったけど、肝心要の髪は前と同じ色だった
」
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VDM(Vie de Merde)より
外出禁止の街14 [ラングドック=ルシヨン地方]
わが家では一律一人10万円支給について意見が真っ二つに分かれております。
相手は「困っている人にだけ、それなりの額を支給するべき」と言い、こちらは「どこでどうやって区別するんだ?そんなことしてたら手続きが大変で支給が遅くなってしまうだけ」と言う。
相手は納得したのかしないのか、うやむやな決着となりました。そこであれこれ考えて、こんなのはどうかな?
どうせオンラインで受け付けるだろうから、名前やら住所やら諸々の情報を入力したら、最後に「頂く」のボタンと、「寄付する」のボタンがあって、好きな方を選ぶ。
10万円は困った人に使ってくださいと思う人は「寄付する」をクリック、ちょっと苦しいし出費もあったのでいただきたいと思う人は「頂く」のボタンをクリック。
で、「寄付する」のボタンを押した分の金額をリアルタイムで発表する。寄付額は医療関係の方々のためとか本当に困っている人のために使う。どうかなあ〜。
それはさておき、本日は外出禁止の街シリーズの続きです。
毎年、春になると登場するフランス南部の町コリウール(Collioure )を空から見てみましょう。

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年4月16日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
年間300日以上が晴れというフランス有数のリゾート地コリウール。
上から見ると、本当に美しいですね。しかし、動いている人影は見かけられません。
日光浴におあつらえ向きの海岸は立ち入り禁止。飲食店のテーブルと椅子が無造作に重ねて置きっぱなしになっています。
復活祭のバカンスの時期には、大勢の人たちがテラスでくつろいだり、中には海水浴を楽しむ人もいるくらいなのですが、今は静まり返っています。
ピンクの屋根と地中海の青、そして丘を覆う緑。
ビーチにはカモメ。等間隔で海を眺めています。ソーシャル・ディスタンシング?
「泳ぐのは禁止になりましたし、あそこまで行くのもダメなんですよ。人一人いなくて落ち着かないです」と女性。
島のてっぺんにあるのはサン・ヴァンサン礼拝堂。いつもは遊歩道を歩いてやってきた観光客で賑わっているのですが硬く扉が閉じられています。
海に突き出したシャトー・ロワイヤルもいかつい感じ。
この時期、毎年13,000人ほどが復活祭のバカンスを過ごすためにコリウールにやってくるといいます。
今年は別荘を持っている人たちが数えるほどきているだけ。
「ひどい状況のパリで過ごすよりこの別荘で過ごす方が快適ですよ」と男性。
ああ、このご夫婦、感染を拡大させる原因の一つになっているコロナ難民。困った人たちです。
でも、ほとんどの別荘がご覧の通り留守状態。町の路地も閑散としています。
お昼を食べようとやっと見つけたのがこのお店。急遽、テイクアウトの料理を出しているとか。どこも飲食店は大変です。
さて、コリウールの丘の裏側にはブドウ畑があります。もちろんワインを作るためのブドウ。
観光客の激減でワインの販売が落ち込みました。今年ワインを作っても売れるかどうか心配です。
どうにか夏までにはウィルス騒動も収束してくれるといいのですが・・・。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、ご馳走を作ると言って買い物かごを手に出かけようとするママを止めたら怒り出した。『だって、復活祭なのよ!!!』ママ、ウィルスに復活祭の休暇なんてないのよ」
VDM(Vie de Merde)より
外出禁止の街7 [ラングドック=ルシヨン地方]
コロナウィルスのクラスター班は感染者の行動を分析して、どこでどのように感染が広がっているかを探し出すようです。
ということは、我々は気軽にあちこち出歩かないということのほかに、1〜2週間の自分の行動をよく把握しておく必要もありますね。
さて、今回の外出禁止の街はフランス南部の世界遺産カルカソンヌ(Carcassonne)です。

下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年3月27日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
三角帽子をかぶった城塞都市カルカソンヌ。
中世の面影を色濃く残す観光地も静まり返っています。
観光業には大打撃かもしれませんが、街の作りをじっくり観察するためには絶好のチャンス。
中に入ってみると、すれ違う人もなく閑散としています。やっと1人、歩いている人を見つけました。
「ここがこれだけ静かなのは異例のことです。住民47人以外はこの街に入ることはできません」とジャン=フランソワさん。
この方、いつもなら騎士に扮して街の歴史などを語りながら観光客を案内しているところです。
カルカソンヌは年間300万〜400万人が訪れる一大観光地。すでに観光シーズンが始まっていますが、訪れる人はまだいません。
そこでジャン=フランソワさん、騒動が収束に向かうまで、念入りに準備を行うことにしたそうです。
「騎士に扮して観光客の皆さんと記念写真を撮ったり、街の歴史について話をしたりできる日が、なるべく早く来ることを願っています」
カルカソンヌ、何度見ても美しいですね。絵に描いたような中世の城塞都市です。革命記念日の日には花火が上がって、真っ赤になります。
こちらのマルクー広場は、お昼時になるとテラスで食事を楽しむ人でいっぱいになりますが、今はご覧の通りお店は閉まっています。
お城の直ぐ近くの家に住むピエールさんが窓から顔を出しました。生まれも育ちもカルカソンヌ。
「1944年の戦時中みたいですよ。当時はここから出て別の場所に避難して数ヶ月過ごしました」
二つの城壁の間にある小道をそぞろ歩く人の姿は全くありません。
ジャン=フランソワさんが友人のローランさんと話をしていました。
「それぞれの家にテラスがあるんですが、外出禁止なので、テラス越しに話をするのが習慣になってしまいました」とフランソワさん。
「感染しないように気をつけてるんですよ」とローランさん。
今は眠りについた城塞都市も、目覚める日を首を長くして待っているようです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、デスクワークを辞めて大勢の人に接する仕事に転職したばかり。何しろ運動不足が気になったから。それなのに、今は外出禁止で1人家に引きこもっている」
VDM(Vie de Merde)より