チャールズ3世のキッシュ [フランスのグルメ]
月曜日恒例の節約晩ご飯は放送がなかったのでお休みです。
本日は、チャールズ3世が戴冠式記念メニューとして選んだキッシュのお話。
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2023年5月6日に放送)▷がない場合は→こちらをクリック
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
こちらがそのキッシュ。フランスのあのキッシュとは様子が違います。
フランスで伝統のキッシュといえば、キッシュ・ロレーヌ。その本家の方々に戴冠式記念のキッシュを試食してもらいましょう。
「これはキッシュじゃね。ホウレンソウのタルトとかそんなもんだね」と男性。
では、英国王室が発表したレシピを参考にそのキッシュをつくってみましょう。
まずは市場でお買い物。忘れてならないのはこのチェダーチーズ。このところこのチーズの売れ行きがいいそうです。
材料が揃ったのでこちらのパン屋さんに作ってもらいましょう。しかしその前に伝統のキッシュの材料を教えてもらいましょう。
「燻製ベーコン、玉子、牛乳、生クリーム、塩・コショウです。チーズは、チーズだけは絶対に使いませんよ」
パン屋さんによれば、英国王室のキッシュはいかにも英国風だとか。材料は、チェダーチーズ、ソラマメ、ホウレンソウ、生クリーム、玉子、ハーブのエストラゴン。生地に具をのせてオーブンで30分ほど焼くと出来上がり。いざ試食。
若い男性は英国出身の弟子。美味しそうに食べてます。確かに、美味しそうな気がします。しかし、これがキッシュかどうかというと話は別。
「これはタルトであってキッシュじゃないですね。10人のうち7人がそう言いますよ」とパン屋の親方。
ということは言葉の問題ってことですかね?そこでキッシュ・ロレーヌのコンフレリーの方にお聞きしました。
「キッシュというのはロレーヌ語なんです。ですから、キッシュと言えば自動的にキッシュ・ロレーヌを指すんですのよ」とマイスター。
はあ、そういうことなんですか。知らなかった。
キッシュが生まれたのは16世紀。フランス国王シャルル3世の頃。
あれえ〜、同じ名前の国王。シャルルは英語読みだとチャールズ。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、キッシュを作った。娘が美味しいと思ったのかこんなお世辞を言った『ママはキッシュの女王様』それを聞いたパパが思い切り吹き出した」
VDM(Vie de Merde)より
春のキノコ [フランスのグルメ]
気温が上昇するにつれマスクが煩わしく感じられるようになった。
屋外ではマスクを外してしまっているが、歩いている人の多くはまだ付けたままだ。故になんとなく遠慮しながら歩く。
そして、向こうからマスクなしの人がやってくるとホッとする。変だけど、仲間意識が芽生える。
それはさておき、キノコと言えば秋ですが、春ににょきにょき出てくるキノコもあるらしい。
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2023年3月18日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
それがこちらのモリーユ茸。なんだか傘の部分がチョコレートに見えてしまう。
このモリーユ茸、森でみつけるのは簡単なことではないらしい。そこで始まったのが栽培です。
こちらがその栽培所。キノコ好きの仲間3人ではじめました。
「モリーユ茸はこわれやすくて、気温の変化や雨の影響を受けやすいんです。それにこのキノコが好物の野生動物もいますから、簡単には手に入らないんです」と栽培者。
自然に存在する菌株から栽培を始めたそうですが、ここまで来るのに9年の歳月を要しました。
前年の秋にこの鉢に植えると、うまくいって翌年の春にはこんな姿になって収穫の時を迎えます。
今日は、シェフのオレリアンさんがやってきました。このモリーユ茸を使った料理を作ってくれるようです。
まずはキノコを縦半分に切ります。あれえ、中は空洞!
これをよく水洗いしたら、バターを溶かしたフライパンで炒めます。
そこにチキンスープと生クリームをたっぷり加えて煮込みます。
一緒にいただくのはグリーンアスパラガス。今が旬の野菜です。それにポーチドエッグもついてます。美味しそう!
自分たちで栽培したモリーユ茸の味は特別美味しいでしょうね!
モリーユ茸の収穫は4月の末頃まで続くそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、マジックハンドでキノコを収穫した。何しろうちのキノコは風呂場の天井で育つからねえ 」
VDM(Vie de Merde)より
春の味覚2023 [フランスのグルメ]
歩いて3分ほどのところにあるジムに通っている。そこの受付にはアルコールが出るのと同時に体温も測ってくれるような便利な器具がおいてある。
始めは便利だと思って使っていたのだが、うまくアルコールが出なくなったため、横においてある手動式のアルコールを使っていた。
ある時、器具の上に”アルコール消毒と体温測定が同時にできます”とかなんとか書いてある紙がわざわざ貼ってある。仕方がないから使ってみるとアルコールがぴちゃっと出ると同時に「体温正常!」とAIみたいな声で言う。
それで一体体温は何度なんだろうと見ると34.7度。そりゃ熱はないけど、こんなんじゃ低すぎて「体温異常!」でしょ。毎回こんな具合で呆れながらロッカーに向かうのだった。
それはともかくとして、東京の桜が開花した。知らない間に冬がいなくなって、気がつくと春がやってきた。
海のむこうではこんなものが食卓に出ると春の訪れを知ることになります。
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2023年3月7日に放送)▷が出てこない場合は→こちらをクリック
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
こんなものとは・・・ホワイトアスパラガス。土を掘り起こすと白いのが出てきました。
「ほら、初物ですよ」と男性。
広大なアスパラガス畑。光が入らないように幕で覆われています。幕を取り外すのは収穫する時だけ。
この農場では一日500キロのアスパラガスを収穫するそうです。最盛期になるとその10倍の収穫量になるとか。
何しろランド県のアスパラガスは美味しことで知られています。しかもAOPのラベル付き。
採れたてをレストランに配達します。
いよいよ調理が始まりました。どんな料理に仕立ててくれるんでしょう?
「頭から約5センチくらいのところを持って皮を向きます」とシェフ。
これをを蒸し器で蒸します。蒸し上がったアスパラをお皿に盛り付け、エスプレットの唐辛子を振りかけたらグリルしたベーコンをのせます。
「蒸したアスパラガスは魚や豚肉などなんでも合いますよ」とシェフ。
こんな料理は初めて見ました。いつもたいてい白いソースをさらっとかけたものが多いですが、これはちょっと変わっていて美味しそう!
おお、お好みで白いソースをかけてるお客さんがいますね。でもこの料理にはソースは要らないんじゃないかな。
******* フランス人のつぶやき *******
「毎年春になると花粉症で鼻がグスグス。で、マスクを取らずに鼻をかみそうになった」
VDM(Vie de Merde)より
ラクレット [フランスのグルメ]
寒い日が続きます。本日は、そんな時に食べるのがぴったりのチーズのお話です。
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2023年1月21日に放送)
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ヒーターで焼いて柔らかくなったところをすくって食べるラクレットチーズ。
一人で食べるのもいいけど、こうして家族や仲間が集まって一緒に食べると盛り上がります。
そのチーズの原料を提供してくれるのが牛。その牛乳の手作りチーズは一味違います。
ここはスキーリゾート地アヴォリア(Avoriaz)で唯一ラクレットチーズを生産している農場です。
AOPのラベルのついたこのチーズは、この地で作られた牧草だけを食べた牛から取れる牛乳で作られています。
その味はマイルド。毎朝、1000リットルの乳を絞るそうです。
早朝からチーズづくりが始まりました。酵素を使って牛乳を固めながらよくかき混ぜます。
1000リットルの牛乳から5キロのラクレットが出来上がるとか。型に入れて水気をきるとこうなります。
これを2ヶ月かけて熟成させます。毎週一回はブラシをかけます。
「こちらにあるのは11月に作ったものですから、ちょうど今が食べ頃です」
そのラクレット料理を出しているのがこちらのホテル・レストラン。外は吹雪でも室内は暖かそう。
ははあ、やってます。こんがり焼けてとろっととろけるラクレットを少しずつ取ってジャガイモと一緒にいただきます。美味しそう!
チーズとジャガイモが一体になって口の中でとろけるそうです。
これが伝統的な食べ方ですが、ちょっと変わった料理に挑戦するシェフもいます。
これはラクレットのムース。一番手前のにはハムが、二番目はクミン、三番目はセープ茸のパウダー、最後は香りのついたオイルがそれぞれトッピングされています。
作り方は簡単。燻製にしたラクレットをさいの目に切ったら、牛乳と生クリームを混ぜたものを加えて電子レンジでチンします。チーズと液体がいい具合に混ざり合っています。これをシフォン(siphon)という器具に入れて絞り出すとムースが出来上がります。
付け合せのジャガイモはチップスになってました。なんかお酒のおつまみに行けそうですね。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、ひげを剃りながらTシャツを汚すのがイヤで脱いだ。ひげそり用のムースをつけたままで・・・」
VDM(Vie de Merde)より
アーモンドの収穫と料理 [フランスのグルメ]
夜になると虫の音が聞こえるようになってきた。
まだ残暑は続くようだが、季節は少しずつ歩みを進めている。
秋と言えば様々な作物の収穫の季節。本日は、アーモンドの収穫とそれを使った料理を紹介しましょう。
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2022年9月11日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
たわわに実ったアーモンドの実。殻を取り外すと、いつも目にするアーモンドが姿を表します。
食べると老化防止になるというアーモンド。いよいよ収穫が始まります。例年より2週間早まりました。
なにやら奇妙なトラクターがアーモンドの木に近づいてきたかと思うと、あっという間に木の周りを幕で取り囲みます。
そして、ブルブルと揺さぶると実がどさっと幕の中に落ちてきました。ちょっと変だけど、一網打尽とはこのことか・・・。
これなら取りこぼしもありません。この方法で年間800キロのアーモンドが収穫されるそうです。
アントニエタを呼ばれる品種のアーモンドは限られた地域でしか栽培されていないそうです。
エルヴェさんが栽培を始めたのは今から34年前のこと。周りの人たちには失敗すると言われたそうです。
そのアーモンドの出来を確かめに来たのがミシュランの星付きレストランのシェフ、ジュリアンさんと、パティシエのセドリックさんです。ジュリアンさんは2年ほど前にあの節約晩ご飯に出演したことがある方。
こうしてみるとかなり大きな果樹園のようです。全部がアーモンドの木。
さて、こちらはレストランの厨房。ジュリアンさんがこのアーモンドを使って料理を作ってくれるようです。
材料は野生の鳩の肉、エシャロット、アーモンド、杏のコンフィ、カラメル・オ・デピス、セルフイユ(チャービル)、コリアンダー。
まずはフライパンで鳩のフィレ肉ともも肉を焼きます。焼き上がったフィレ肉には杏のコンフィをかけます。
アーモンドはソースに使うようです。ソースの中で煮えているのはもも肉。お皿に取ったらまたアーモンドをおろしてかけます。
盛り付けはこんな具合。フィレ肉にのせているのがカラメル・オ・デピス。
なんだかアーモンドが粉チーズのように見えてきましたが、どんなお味なんでしょう?
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、友人の家に行くと、7才になる娘がペットのモルモットを紹介してくれた。『これがキャラメル、こっちがショコラであっちがアーモンドよ』それを聞いて私が言った。『バニラがいたら完璧ね!』『バニラもいるわよ。お庭の土の下にね』」
VDM(Vie de Merde)より
エスキモーという名の… [フランスのグルメ]
月曜日恒例の節約晩ご飯シリーズは放送がなかったのでお休みです。
それにしても暑〜い日が続く。この暑さ、予報を見る限りでは新規感染者数と同じで収まる気配がない。
そこで本日も涼しくなるお話です。
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2022年7月29日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
夏休みをビーチで過ごす皆さん方にとって欠かせないのがアイスキャンディー。
この猛暑では冷たくて甘いものが食べたくなります。
「僕にとって夏と言えばこれですよ」
「これ、よくできてますよね。棒が付いてるから食べやすい」
ここはマルセイユ近郊にあるアイス工場。昔ながらの、ではなく時代に合わせて工夫を凝らした商品で売上を伸ばしています。夏季には毎日1万本が売れるそうです。
そもそも棒のついたこのアイスは、1930年代にアメリカからやってきて、1960年代になって全国で食べられるようになりました。フランスではこれをエスキモーと呼ぶようです。
しかしその後、アイスクリームやソフトクリーム々の台頭でお店で見かけなくなってしまいました。
そして今から7年ほど前、こちらのカップルがエスキモーを再発見したのです。
「2015年にアメリカに行って、こんな食べ物はフランスにないなと思ったんです」
「帰国してからマルセイユの港やビーチで移動販売を始めたんです」
目指したのは地元の新鮮な野菜や果物を使った、身体に良い、少し高級でオリジナルなエスキモー。
例えばこちらの果樹園で栽培されている桃。これを栽培者から手に入れたらすぐにミキサーにかけて冷やし固めます。着色料も保存料も使いません。
この工場では一日100万本を製造するまで成長しました。
1本の値段は2.50ユーロから3.90ユーロ。なかなかのお値段。
こういうのは安くて気軽にたべられるものというイメージがありますが、新しいエスキモーはワンランク上の高級品。
大事なのは、味、口当たり、組み合わせだそうです。
移動販売から始まったこの商売、今では3つの店舗と全国500箇所の販売所をもつ企業になりました。
さらに、ポルトガル、スイス、ベルギーへと海外進出の予定だそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「生徒数1,500人を誇る高校の食堂で働いているが、ここのアイスの棒はホイッスルになっている」
VDM(Vie de Merde)より
巨大パン・バーニャ [フランスのグルメ]
在宅勤務も早いもので3年目に突入。
そもそも職場の他に自宅で副業をしていたこともあって、在宅勤務に不自由はない。
ただ、デスク用の明かりに古い蛍光灯(しかも100均の蛍光灯)を使っているからか、長時間つけっぱなしにしていると高熱を発する
この際、処分して小型で性能脳良いLEDデスクライトに変えようかとアマゾンを物色中。
さて本日は、南仏名物のサンドイッチのお話です。
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 3で2022年7月24日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
おじさまがバジルをのっけていたのがこちらのサンドイッチ。
具はトマト、ピーマン、ツナ、ゆで玉子、オリーブ等々。これを丸いパンで挟むとパン・バーニャの出来上がりです。
しかし、今回のパン・バーニャはちょっと様子が変。
使う具の量は、トマト15キロ、ピーマン6キロ、ツナ5キロ。
大量の具が大きな丸の上に広げられたように見えます。
ん?なんだあのカットされたような丸い茶色の物体は・・・と思っていると、何やらメジャーで測り始めました。
直径はなんと1.29メートル。
「これなら間違いなく世界一大きなパン・バーニャになってギネスに登録されるはずです」と女性。
そういうことか。チャレンジだったわけですね。
いよいよ先程の茶色の物体、つまりパンですな。これをうまくのせられたら成功です。
ヘタするとバラバラになりそうでしたが、どうにかこうにまうまくいきました。
前回はニースで記録した直径1.04メールが最大ということですから、20センチ以上も更新したことになります。
最後は切り分けて皆でいただきます。なにか電動のこぎりみたいなもので切ってたような・・・。
切り分けると四角になってしまいますが、ちゃんとしたパンに具が挟まっています。
「う〜ん、美味しいわ。申し分なし!」
切り分ける前の完成品はきちんと写真に収められていました。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、同僚と一緒にカフェのテラス席に座っていると、給仕係が注文を取りにきた。ツナと野菜のパン・バーニャを2つというと、彼はくるりと向きを変えると厨房に向かって叫んだ。『テラスにマグロが2つ!』」
VDM(Vie de Merde)より
美味しいお肉の焼き方 [フランスのグルメ]
昨日の午前中は、空は曇っているものの、からっとして涼しくて清々しい天気だった。
おかげで仕事が捗った。午後になって日差しが出始めると気温が上がって脳の働きがにぶくなる。
小さい頃、夏休みの勉強は朝のうちに済ませなさいと言われていた理由が今頃になって分かる。
さて本日はバーベキューのお話。バーベキューのフランスチャンピオンが美味しいお肉の焼き方を教えてくれます。
下記写真をクリックしてご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年7月6日に放送)
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おお、原始人が食べていそうな大きな骨付き肉。夏はやっぱり屋外でバーベキューですね。
まずはお肉を調達。コート・ドゥ・ブーフ(牛の骨付き肋肉)を選びました。
「薄いのより分厚くて質の良いお肉がお薦めです」とチャンピオン。
バーベーキューだからこそ贅沢をして豪快に食べようということかしら。
追加でメルゲスというソーセージも購入。
材料が揃ったら火を起こします。
「できるだけ長く燃える炭を使うのがベストです」
次は味付け。お肉に油をなじませ香辛料とハーブをまぶしたらマッサージ。こうするとお肉に味が沁み込んで美味しくなるそうです。
さあ、いよいよグリルに乗せて焼きます。こりゃ焼けるのに時間がかかりそう。
120℃くらいでゆっくり火を通すのがいいそうです。こうしてお肉の中の温度が分かるように温度計を差し込んで起きましょう。
分厚いお肉が焼き上がるまで、ワインで乾杯!おつまみはサラミソーセージ?
そして、山の端に落ちていく夕日もワインの味を美味しくしてくれます。
さてお肉に戻りましょう。最後は30秒ほど250℃の高温でさっと焼きます。その後はお皿に取り少し休ませます。
追加のメルゲスは穴など空けないで、おき火から少し遠いところで焼くのがいいそうです。そうしないとカラカラに乾燥してしまうそうです。
休ませておいた牛の骨付き肋肉がちょうどいい感じになってます。早速切ってみましょう。
おお、中はピンク色で超美味しそう!
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、私は社員食堂でグリルを担当している。満員電車で通勤していると、私に気づいた社員の一人が手を上げて大声で言った。『ステーキをレアで頼むね!』」
VDM(Vie de Merde)より
旬のラングスティーヌ [フランスのグルメ]
近くの線路の土手にあじさいが咲き揃った。
土手下に線路があるから道路や橋の上から土手を眺めることになる。この景色が美しいから、どうしても足を止めて見てしまう。
梅雨らしいしとしと降る雨になってくれると、さらに生き生きとしてくる。
さて本日は、ブルターニュ地方の海で穫れる海の幸のお話です。
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年6月16日に放送)▷がない場合は→こちらをクリック
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ラングスティーヌとは、これのこと。つまりエビです。
エビ漁の船が続々と港に戻ってきました。一隻あたり150キロのラングスティーヌを水揚げしているそうです。
しかし、簡単な漁ではないそうです。
「この子たちは気まぐれだからねえ。理由はわからないよ。本人に聞いてみたらいいさ(笑)」と漁師さん。
今が漁の最盛期。次から次へと水揚げしては売りさばきます。直売で1キロあたり13ユーロ。
ということは150キロ売ったら2,000ユーロほどになります。一日で2,000ユーロとは一財産!
「バカンスでここに来ている人はお得ですよ。山に行ったとしたら、キロ当たり30〜40ユーロはしますからね」と漁師の妻。
一方、こちらは港からは少し離れた魚屋さん。ここでもラングスティーヌはよく売れるそうです。
「この値段でこれだけ新鮮なものをたっぷり買えますから人気ですよ」と店主。
皆が買っていくもう一つの理由は料理が簡単なこと。お湯に入れて茹でるだけ。
「表面にエビが浮き上がってきたら引き上げて大丈夫です」と料理人。
この時期、毎日30キロは茹でるそうです。
「ラングスティーヌは傷みやすいんですよ。午前中に買ったものは午前中のうちに火を通したほうがいい」
こちらはお客様方。大盛りのラングスティーヌが出てきました。これにマヨネーズを付けていただきます。
あはっ、つまりはエビマヨってことですね。美味しそう!
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、自分でマヨネーズを作ってみた。夫に味見してもらったら『この口当たりはマヨネーズじゃないね。味もちょっと違う。でも悪くないよ』だって」
VDM(Vie de Merde)より
じゃがいも [フランスのグルメ]
耳寄り情報をツイッターでつぶやいたら、2日ほどしてnice jobとかなんとかお知らせが来た。
自分のつぶやきを見てみると、アクセス数が三桁になり驚き!大した数字じゃないだろうけど、私に取っては驚き。
それはともかくとして、本日はじゃがいものお話。
フランスは欧州で3番目にじゃがいもの生産が盛んな国だそうですが、ポテトチップスの大半は輸入に頼っているとか。なぜにこのような皮肉な現象が起きているのか・・・。
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映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
こちらはじゃがいもの輸出業者。おお、すごい数のじゃがいも。
「フランスのじゃがいもは質がいいから引っ張りだこなんですよ。自国で生産しながらもフランスのを輸入する国もあります。また地理的に有利という側面もあります」と業者。
フランスで作られているじゃがいもの量が年間670万トン。このうちの300万トンが輸出されます。輸出先はスペイン、イタリア、オランダ、ベルギー。
なんとフライドポテトのライバル国ベルギーには160万トンものじゃがいもが輸出されているそうです。フランスからこんな量を輸入しているとはつゆ知らず。
しかし、なぜまたこのじゃがいもがポテトチップスになって国内市場に出ないのか?
「業界もバカじゃないですからもっと生産者にアプローチできるのだったらやってますよ。仕組みの問題があります。それにフランスは近隣国に比べて基準が厳しいのです」
その結果、ポテトチップスが国外からやってくることになります。お店の売り場に行ってみると色んな種類のが並んでます。しかし、パッケージのどこを見てもじゃがいもの生産国は書かれてありません。
「”フランス人好みのチップス” などとフランス産のじゃがいもを思わせるようなコピーですが、それを証明するような表記はどこにもありません」
ある調査によると、4人のうち3人までが高くてもいいからフランス産を買うつもりだと答えています。これに注目したのがこちらの企業。ここで作られたじゃがいもをチップスにして販売しています。一般のものに比べて倍の価格ですが、昨年の売上は30%増。
「我々の目的は、顧客が満足できる良い商品を提供することです。良くなければ売れませんし、そうなれば我々もお金を稼ぐことはできません」
今のところ市場全体の15%ほどにしかならないそうですが、これから増えていくのか・・・。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、5才になる息子がお菓子が欲しいと言うので駄目だというと息子が言った。『僕はママみたいに大きなじゃがいもにはならないから大丈夫だよ』・・・」
VDM(Vie de Merde)より