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週末はモンテリマールで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 今回は、”プロヴァンスの入り口” と呼ばれるモンテリマール(Montélimar)を旅します。パリからは高速列車で約3時間。

 では出発!

Paris_Montelimar.jpg


下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2023年7月1日に放送)▷がない場合は→こちらをクリック

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 ほほう〜、空から見た町の全貌。屋根の色が揃っていて美しい。

 本日の観光の足は自転車です。赤や紫のお花畑をのんびり楽しめます。

 まずは、丘の上に立つお城に行ってみましょう(青印)。12世紀に領主であるアデマール家が建てた城塞です。実はここから50キロも離れたところにもう一つお城があるらしい。アデマール家の二人の兄弟が別々に城を立てたためにこんなことになったらしい。

 中に入ってみましょう。入場は無料。ここでは20種類のゲームが楽しめるらしい。庭には砂場もあります。10世紀近く前に作られたお城で無料で遊べるなんていいですね。

 次は、1950年代にタイムスリップ!ここは国道7号線。当時、南仏でバカンスを過ごすために必ず通った道路がこの国道7号線です。モンテリマール付近ではドライバーにこんなものを売っていたそうです。

 このヌガーを作っているのがこちらの工場(赤印)。1837年創業のこの工場では一日に450キロのヌガーを作っています。材料は、ハチミツ、アーモンド、砂糖、卵白。創業当時の作り方は今も変わっていません。

 「良いヌガーは歯にくっついたりはしないんですよ」とオーナー。

 へえ、そうなんだ。ヌガーというものは必ず歯にくっつくと思ってました。

 工場に隣接する博物館に行ってみましょう。これまでに製造されてきたヌガーのパッケージが展示されています。50年代には駅弁を売るみたいに通りに出てヌガーを売っていたようです。

 さて、プロヴァンスと言えばラベンダーの香り(紫印)。こちらのお店ではラベンダーのエッセンシャルオイルを使った化粧品を販売していますが、45ユーロで作り方を体験することができます。そして、敷地内には宿泊施設もあり、朝食付き1泊85ユーロで泊まることができます。

 一息ついたら、ちょっと変わったところに行ってみましょう。そこは・・・軍用機博物館(緑印)。ご覧の通り様々な国の軍用機が展示されています。こうして中を見学することもできます。こちらはフランスのダッソー社製ミラージュⅣ。そして、さらに古いこんなものも展示されています。初期の軍用機???修復作業が行われているようです。

 一方、こちらはベトナム戦争で使用されたアメリカの軍用機。実際に乗せてもらえるようです。空の散策を楽しんでいると、眼下にこんな素敵な建物が見えてきました。早速現地に行ってみましょう(黄緑印)。

 階段状に家が立ち並んでいます。その路地を歩いていると何やら声が聞こえてきました(水色印)。ここは小劇場。中に入ってみるとリハーサルの真っ最中。こんな小さな村に劇場があるなんて素敵ですね。

 さて、モンテリマールのすぐそばを流れるのがローヌ川。そこから運河も流れています。その川沿いでのんびり釣り糸を垂れる人たち。魚が結構釣れるらしい。そして、ローヌ川には歴史を感じさせるこんな歩道橋もあります。

 こんな風景を見ていると心が癒やされます。モンテリマールって、良いところでしたね。


******* フランス人のつぶやき *******

「バカンスの初日、巨大有料駐車場に止めておいた車のキーをなくしてしまった[ふらふら][あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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週末はアテネで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 今回はギリシャの首都アテネを旅します。パリからは直行便で3時間あまり。

 国の財政危機で欧州を巻き込んで大騒ぎになっていたのはいつ頃でしたっけ?なんだかずいぶん前の話に思えてくる。今のアテネはどうなっているのでしょう?

 では出発!

Greece_Athen.jpg


下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2023年6月24日に放送)▷がない場合は→こちらをクリック

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 旅の始まりはジェットコースター・・・ではなくケーブルカーに乗って、高いとことへと向かいます(青印)。

 到着すると、そこには3,000年あまりに及ぶ歴史をもつ、世界最古の都市の一つアテネが一望できました。多くの建物が第二次世界大戦後にできたものですが、あちこちに古代の遺跡が残っています。

 まずはあちらに見える丘の上の神殿に行ってみましょう(赤印)。一日17,000人もの人々が訪れるという観光スポット。アテネに来たらここは絶対に見逃せませんが、必ず水と日傘を持って坂を上がりましょう。

 紀元前5世紀に建てられたパルテノン神殿(緑印)。そしてその下向いにはこんな建物が残っています(水色印)。遮るもののない丘に立つ大きな木。日差しを逃れてほっと一息。

 ふと見落とすと近代的な建物を発見。そこは2009年にオープンした博物館。古代の遺跡を展示してあります。展示というより遺跡の上に作ったと言ったほうがよさそうな・・・。ここなら太陽の日差しを気にすることなくのんびりと見学できます。しかも間近で。

 次は、博物館を出て市街地を歩きましょう。近代的な建物が立ち並ぶ中に、歴史を感じさせる建物がいくつも残っています。

 そしてたどり着いたのが中央市場(オレンジ印)。中に入ると海の幸がずらりと並んでいました。ここは、19世紀、オスマン・トルコ時代のバザールを作り替えて作られた市場だそうです。

 そこから遠くないところに、今晩の宿があります。広々としたロビーを抜けて階段を上がると客室があります。ダブルもあればシングルもあります。料金は一泊30〜80ユーロとリーズナブル。その上バルコニーからはアクロポリスだって見えます。さらに宿の屋上はバー。冷たいウーゾで乾杯!

 すっきりしたところで、また街を散策してみましょう。やはりバザール風のお店があちこちに並んでいます。そして種類に限らずざまざまなものが売られています。

 そしてやってきたのが屋根の上にある野外映画館(焦げ茶印)。この場所は1960年代には放置されていたそうです。今では、アクロポリスを眺めながら星の下で映画が見られる魅力的な場所に生まれ変わりました。こちらはその映写室。かつてはこんなフィルムを使っていましたが、いまではハイテクでフィルムは不要になりました。この夜はフランス映画が上映されていました。

 夏の夜のアテネ。皆さんテラス席で飲食を楽しんでらっしゃいます。最後はこちらのバーで、ライトアップされたアクロポリスを眺めながら喉を潤しましょう。


******* フランス人のつぶやき *******

「夫婦で映画館を出ると、うちの人がまるで他人のようなふりをする。理由を聞くと、『映画の最中に君がバカ笑いをするからはずかしくってさ、夫婦だと思われたくないのさ』[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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週末はトリノで [パリから週末旅]

 週末しか更新できなくなってしまった当ブログ。何しろ、ニュースを見ながら話題を探す時間が取れず・・・。定期的に放送されるものなら探す手間がなく、かろうじてブログ継続中。

 それはともかくとして、日曜日は恒例の週末旅。

 今回はイタリアの都市トリノを旅します。パリからは列車で5時間40分弱。

 では出発!

Rome_Torino.jpg


下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2023年6月17日に放送)▷がない場合は→こちらをクリック

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 列車がトリノに到着しました。パリからは6時間足らず。少し時間はかかりますが直で市街地に入ることができます。空港への移動など考えたら列車のほうがずっと便利ですね。

 歴史のある町並み。そしてひときわ目を引くこちらの塔(青印)。高さ167メートル。1860年代に作ら、当時は欧州で一番高い建物でした。さらに、こちらの奇妙な三角形の建物。通りに面したファサードは幅5メートル、後ろはなんと54センチしかありません。それでも住めるそうです。いわゆる狭小住宅。外観は違っていても似たようなのが日本にもあります。

 それはさておき、先ほどの塔に上ってみましょう。展望台まではエレベーターで1分ほど。街を一望できるだけでなく、そのむこうのアルプスの山々まで見渡すことができます。

 眺めを堪能してまた下に戻ると、そこは映画博物館。1階のフロアーはこんなことになってました。

 「ここで横になっていると、建物もよく見えますし映画を見ることもできます」と博物館の方。

 冷蔵庫の扉のようなものを開けて展示室を見て回りましょう。展示方法がユニークで面白いですね。映画の歴史を楽しく学べそう。

 19世紀にはイタリア最大の都市だったトリノ。その街並みを眺めながら、今晩の宿へと向かいましょう(赤印)。ここはホテルレストラン。

 「マストロヤンニは映画の撮影があるとここにやってきましたよ」と支配人。

 どうやらここは有名人に人気らしい。とにかくお部屋に行ってみましょう。各客室は現代アート作品で装飾されています。これで一泊75ユーロ。お部屋の後は料理をチェックしましょう。ここはレストランの厨房。シェフがピエモンテ地方の郷土料理を作っていました。牛肉を低めのお湯で4時間茹でたら薄くスライス。ここに、ツナ、卵黄、ケイパー、オリーブ油で作ったディップを添えたら出来上がり。これとパンだけでお腹いっぱいになりそうです。

 さて翌朝は、創業1763年という老舗カフェで朝食です。そこでいただくのは、ビチェリンと呼ばれるトリノのコーヒー。コーヒーにチョコレートと生クリームを加えた飲み物。

 「これは混ぜちゃダメですよ。それぞれの味わいを楽しめなくなっちゃいますからね」と女性。

 クッキーの盛り合わせと一緒にいただいてエネルギーをチャージしたら観光に出発しましょう。

 王宮や美術館など見応えのあるスポットを巡るのに便利なのが屋根付きの通り。合計で18キロほどあるそうです。雨を気にせず、夏の日差しからも逃れられます。

 こちらは王宮のすぐとなりにある大聖堂(緑印)。重厚な作りです。王宮の図書室にはこんな貴重な作品が所蔵されています。あのダ・ヴィンチの肖像画。

 一方、ここから車で10分ほどのところにあるのがスタジアム(黄緑印)。ここに隣接するのがサッカー博物館。名門ユヴェントスの歴史や選手を知ることができます。あのジダンもユヴェントスの一員として活躍しました。

 そのジダンが通ったお店がこちら(オレンジ印)。ほぼ毎日通っていたとか。シェフがジダン特注のパスタ料理を紹介してくれました。シシリー産のプチトマトとバジルを使ったシンプルなパスタ。美味しそう。ここはサポーターにとっては聖地のような場所。会食をしてはサッカーの話題で盛り上がります。

 そして、試合の行われているスタジアム。美しい!


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、わが家で獣のような奇妙な叫び声が鳴り響いた。父がサッカーの中継を見ていたせいだ[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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週末はニコシアで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 今回は、地中海東端にあるキプロス島のニコシアを旅します。パリからは空路の直行便で4時間15分。

 では出発!

Cyprus_Nicosie.jpg


下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2023年6月10日に放送)▷がない場合は→こちらをクリック

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 ニコシアは、異なる2つの都市が南北に分かれて同居しているような街。

 南部はギリシャ。カラフルな家々が立ち並びあちこちで猫が自由を謳歌しています。そして北部はトルコ。スークと呼ばれる市場があり、建物も南部とは様子が違っています。

 この南北を分けているのがグリーンライン。島の領土問題を解決をするために引かれたラインですが、その影響で首都のニコシアも2つに分断されてしまいました。このラインを管轄しているのが国連です。

 さて、まずは南部のこの界隈を散策してみましょう(青印)。路地をのんびり歩いていると、こんな鉄の柵に阻まれ先へ進むことはできなくなります。1960年代のギリシャ派とトルコ派の激しい対立を思い起こさせます。

 紛争で破壊された建物がそのまま残っている場所で営業しているカフェがありました。

 ここで一息着いたら、次はトルコ派の方へ行ってみましょう。そのためにはこの検問所でパスポートを提示する必要があります。ここはギリシャ側。

 少し歩くとトルコ側の検問所があり、同じようにパスポートを提示。これでやっと北部に入れます。

 待っていたのは数少ない北部在住のフランス人フレデリックさん。案内してくれたのは観光客に人気のスポット(赤印)。ここは16世紀、移動しながら物を売っていた商人たちが宿として使っていた場所。その後、牢獄や公営住宅として使われてきましたが、1990年代に元の商業の場所として生まれ変わりました。周りには飲食店もあります。観光客にとっては便利な場所。

 そして小さな路地にも食欲をそそるようなお店が並んでいます。軽くトルコ料理を堪能したら、またギリシャ側に戻って、こちらのお店でしっかりランチをいただきましょう(オレンジ印)。20ユーロで本物のキプロスの家庭料理を食べることができます。

 お腹がいっぱいになったら今晩の宿へと向かいましょう(緑印)。ここはトルコ側。行ったり来たりですね。一泊55ユーロで、お部屋はこんな感じです。

 翌日はちょっと変わった場所に行ってみましょう。そこは、廃墟の遊園地。1980年代には人気を集め大勢の市民がアトラクションを楽しんだそうです。

 「彼女と初めてデートしたのがここでした。唯一、ゴーカートに乗れる場所でもあったんです」と廃墟写真家。ここは世界の廃墟ファンには人気のスポットらしい。

 さて、最後の夜は、トルコ側のこんなところで社交ダンスを楽しみましょう(紫印)。ここではギリシャもトルコも関係なく一緒に音楽とダンスを楽しめるバー。なんとオーナーはカナダのケベック出身。


******* フランス人のつぶやき *******

「週末、スポーツを楽しむツアーに参加した。見知らぬ独身女性同士が同部屋に・・・。むこうは55才で、こっちは43才[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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週末はコークで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 今回はアイルランド第二の都市コーク(Cork)を旅します。パリからは飛行機を乗り継いで6時間あまり。直行便がないとなると時間がかかります。

 週末旅には少々きびしいですが、出発しましょう!

Dublin_Cork.jpg


下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2023年6月3日に放送)▷がない場合は→こちらをクリック

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 港湾都市コーク。22万人が暮らす、海と丘のある都市です。

 まずはこんな坂を上って、教会の時計台に行ってみましょう(青印)。ここはプロテスタントの教会。5ユーロ払えば、誰でもいかようにも鐘を鳴らすことができます。

 「ちょっと練習すればすぐにできるようになりますよ」と女性。

 これは楽しそうですね。一度やってみたくなります。

 「18世紀の中頃から、人々が鐘を鳴らしにここに来ていました。ですから、今もこうして続けることが大切なんです」と関係者の方。

 次に訪ねたのはコークの食の聖地(赤印)。海の幸から山の幸まであらゆるものが手に入る市場。

 「この市場は、イギリス人に牛肉を売るために使われていました」と肉屋の12代目ダフネさん。

 ああ、それでイングリッシュ・マーケットってわけですね。

 「多くの船がコークから出港していきましたが、できるだけ長く保存できる食料が必要だったんです」

 その一つが加工肉。こちらは香辛料をまぶしたハム。そして市場にはチーズ店もありました。フランスからのチーズだけでなく地元産のチーズもあります。

 さて、そろそろ今晩の宿へと向かいましょう。そこは丘の上の緑の中にあります。30分ほど歩くとツリーハウスが見えてきました。階段を上がってみると、街が一望できます。お部屋はこんな感じ。一泊150ユーロと少々お高めですが人気だそうです。

 翌日は、海に向かって遠出してみましょう。列車に揺られて30分もすると、港町コーブに到着。カラフルな家が立ち並びます。元々は漁港だったのでしょうか?現在はリゾート地になっています。

 19世紀末、異国で暮らすことを夢みて大勢のアイルランド人がこの港にやってきました。1912年4月11日、2200人の乗客を乗せた船がニューヨークを目指して出港していきました。そう、それがタイタニック号。

 港の近くの記念館では12ユーロで船室を体験することができます。こちらは三等船室。二段ベッドがありますが、初対面の人と17日間をこの船室で過ごすことになるそうです。一方こちらは豪華な作りの一等船室。

 「料金が現在の7万ドル相当だなんて信じられませんね」と見学者。

 あの悲劇的な遭難事故から生還できた人は700人ほどと言います。

 港の近くには小さな漁師村があります。なんだかのんびりしていいですね。そしてこれを食べるのを忘れてはいけません。フィッシュ&チップス。

 エネルギーを補給したところで、コークの市街地に戻りましょう。ここでは5ユーロぽっきりでケーリーと呼ばれる伝統のダンスを習うことができます。なんだか簡単で楽しそう。しかもカロリーも大量消費。片道6時間の価値ある旅でした。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、クラスメートと一緒に水泳の授業を受けていると、映画タイタニック号を再現してみることになった。なんと私は氷山の役[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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週末はボルドーで(再訪) [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 今回はフランス西部の都市ボルドーを旅します。パリからは高速列車で2時間あまり。

 ボルドーと言えばすぐにワインを思い浮かべますが、他にも見どころがたくさんありそうです。

 では出発!

 Paris_Bordeaux.jpg


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映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 ガロンヌ川を中心に発展した大都市ボルドー。競技場があるかと思えば、歴史を感じさせる建築物がずらりと並んでいます。その中には思いがけない発見もあります。

 「ボルドーにはかつてアールデコがさかんに取り入れられた時期がありました」とリポーター。

 駅の向かいにあるこちらの飲食店(青印)。一世紀ほど前、駅ができると同時にオープンしました。なんだか個性的な外観。内装はこんな感じになっていました。

 10年あまり前、放置されていたこの建物をオーナーが改修したのだそうです。室内はアール・ヌーヴォー調、外観はアールデコ調。外観は以前とは少し雰囲気が違っているようです。

 一方、こちらは競技場(赤印)。20世紀初頭に作られました。ワールドカップ、ツール・ド・フランス、そしてコンサートなど様々なイベントが開催され、市民にとっては思い出深い競技場です。

 ほお〜、近くでみるとこんな外観になってるんですね。確かにアールデコ。貴重なモザイクの壁。これは簡単に壊して作り変えるわけにはいかないですね。

 また、この近くの界隈にはアールデコ様式を取り入れた建物が数多く見受けられます。そしてこちらは劇場(緑印)。1928年に建てられました。元は催事場や会議場として使われていました。当時はモダンな建物として知られていたそうです。この時は演劇のリハーサルの真っ最中。

 さて、そろそろ今晩の宿へと向かいましょう。ボルドーから車で45分ほど海に向かって車を走らせます。宿はアルカション湾沿いに立つこちらのヴィラ(こげ茶印)。1875年に作られたこの建物、典型的なこの地域の建物だそうです。ここにもアールデコがありました。とは言っても、その後の改修でこうなったのだそうです。料金は1泊100ユーロ。

 一息ついたら、また車でボルドーの中心街へと戻りましょう。ここはかつて郵便局だった建物(黄緑印)。現在は飲食店になっています。屋上に上がって下を見ると、中庭にドーム型の屋根の建物が見えます。さきほど居た建物です。かつては通りから見えたそうです。オーナーのマリリーヌさんは、将来ここを劇場にしたいと考えているそうです。

 アールデコの屋内でお食事をいただくことにしましょう。日替わり定食で15ユーロ。

 お腹がいっぱいになったら、最後にこちらの文化財を訪ねてみましょう(水色印)。アール・ヌーヴォーとアールデコで知られる建物です。庭に面したファサードはアールデコ。室内はアール・ヌーヴォー。

 ボルドーがここまでアールデコにあふれているとは思っていませんでした。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、ナント駅の遺失物係から私の財布がみつかったと電話がかかってきた。財布?ああ、2年前にボルドーで失くしたやつか・・・」

VDM(Vie de Merde)より


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週末はチュニスで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 今回は、チュニジアの首都チュニスを旅します。パリからは空路の直行便で2時間半。

 では出発!

tunisie_Tunis.jpg


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映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 地中海の向こう側にやってきました。

 ここはメディナと呼ばれるチュニスの旧市街地。城壁に囲まれ、ユネスコの世界遺産に登録されています。

 中を歩いてみましょう。狭い路地にありとあらゆる店が軒を連ねています。のんきに歩いていると迷子になりそう。観光ガイドのオルファさんに案内をお願いしましょう。

 香辛料の香りと職人さんの仕事の音。商業のすべてがここにギュッと詰め込まれています。

 そしてこちらは中央市場(青印)。開業は1871年。流石に海の幸が充実してます。

 「ここは新鮮で質がいいから国中から人がやってきます」と魚屋さん。

 一方こちらは八百屋さん。これはハリッサと呼ばれるペーストの基になる赤唐辛子。超辛そう・・・。お口直しにナツメヤシの実デーツを頂きます。

 さて、そろそろ今晩の宿へと向かいましょう(赤印)。中はこんな具合です。放置されていた17世紀の建物を7年かけて改修したそうです。美しい装飾の数々。随所に職人さんたちの技術が光ります。そしてこんな面白い扉もあります。

 「誰かを外に立たせておくのは失礼になるのでドアを開けて中に入れるんです。でも、入れるのはここまで。これがチュニジアの習慣なんです」

 こちらのお部屋は一泊75ユーロ。

 さて、チュニスから20キロほど車を走らせるとこんな町があります(緑印)。チュニジアで一番美しい町と言われるシディ・ブ・サイド。崖の上に白とブルーの建物が並んでいます。

 「これは典型的なアラブ=アンダルシア様式の建物です」とオルファさん。

 そしてこんな透かし窓もあります。外の人には見られることなく、外の眺めを楽しむことができます。

 こちらは地元の人や観光客で賑わうメイン通り。名物のバンバルーニをいただきましょう。小麦粉とイーストと塩で作った生地をドーナツ状にして油で揚げたもの。最後にお砂糖をまぶして出来上がり。思ったより大きいですね。お腹いっぱいになりそう。

 たったの2時間半で日常をすっかりわすれてしまいそうな場所で週末をすごせるなんて羨ましい。

******* フランス人のつぶやき *******


「今日、チュニジアから戻った。入国審査で係員がパスポートの写真と私の顔を何度も見比べながら言った。『この写真の時から何キロ増えました?』[がく~(落胆した顔)]

VDM(Vie de Merde)より


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週末はクリュニーで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 今回はブルゴーニュ地方の小さな村クリュニー(Cluny)を旅します。パリからは列車で約2時間あまり。

 では出発!

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映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 パリから高速列車に乗りマコン(Macon)に到着。ここから2ユーロ払ってシャトルバスに乗ります。

 10分ほどするとクリュニー村が見えてきました。中世の趣を残す小さな村。

 小さな村とは言っても、真ん中にはこんな立派な修道院があります(青印)。作られたのは10世紀の頃。こうしてみると大規模な修道院だったことがよくわかります。400年もの間、欧州で最大を誇っていました。

 しかし、ここにも18世紀に起こったフランス革命の足跡がこんなところに残っていました。建物が破壊されています。

 今はもう修道院としての役割は果たしていませんが、美しい回廊や教会の袖廊が残っています。天井までの高さは30メートル。元の姿を見てみたいと思っていたら、こんな技術を使えばご覧の通りかつての姿がよみがります。

 さて次は、村の通りを散策してみましょう。案内してくれるのは赤い帽子のジャン=リュックさん。

 「この家は中世からのもので小さいですがお宝が隠れてるんですよ」

 ここはジャン=リュックさんのご自宅。中に入って階段を上がり振り向くと、こんな小部屋がありました。工事中に発見されたそうです。壁には1789の文字が・・・。どうやら革命の時のもののようです。

 左には修道院が、右には村が、正面には天国が描かれていました。研究によれば、革命のさなか修道士がここに隠れていたと考えられています。

 そしてここには、工事中に発見された昔の遺品が展示されています。

 さて、そろそろ今晩の宿へと向かいましょう。宿は村から少し離れたぶどう畑の中。そう、そこはお城(赤印)。14世紀に建てられました。案内されたのはこちらのスイートルーム。なんだか豪華。一泊300ユーロという高値。それでも予約で埋まっているそうです。

 「人気ですよ。特に新婚のカップルが多いですね」と責任者の方。

 週末旅でこんな豪華なお部屋に泊まるのかと思ったら違ってました。元厩舎のこちらのお部屋。でも、素敵なお部屋。落ち着いた一夜を過ごすことができそう。

 翌日は、宿の方がこんな用意をしてくれました。地元のワインとパン。パンはシュー生地にコンテチーズをはさんで焼いたもの。せっかくですから本日はピクニックを楽しみましょう。

 クリュニーから10キロのところにあるブラノ村ではヤギや牛の放牧が行われています(緑印)。その乳で作られたのがこちらのチーズ。フレッシュチーズとトムチーズ。さらに、こちらのお店でサラミとテリーヌを、そしてパン屋さんでパンを購入。50ユーロ足らずで豪華なお昼になりそうです。

 丘の上までは馬で向かいましょう。30分ほど登っていくと見晴らしのいい場所に到着。ブルゴーニュ地方を眼下に、シートを広げてご馳走を頂きましょう!

 これなら一週間の仕事の疲れも吹っ飛びそうです。


******* フランス人のつぶやき *******


「週末、私と子供を置いて夫が社員旅行に出かけていった。送られてきた旅行の写真を見ると、皆、家族同伴だった[がく~(落胆した顔)]

VDM(Vie de Merde)より


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週末はパルマで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 今回はイタリア北部の都市パルマを旅します。パリからはミラノ経由で飛行機と列車を乗り継いで3時間ほど。

 では出発!

Rome_Parma.jpg


下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2023年4月22日に放送)▷が出てこない場合は→こちらをクリック

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 19世紀まではパルマ公国として繁栄していた都市パルマ。それにふさわしい町並みです。

 ここはドゥオーモ広場(青印)。パルマで生まれ育ったというエリザベータさんが街を案内してくれます。

 まずは正面にあるパルマ大聖堂を見学してみましょう(赤印)。無料で入れますが少々暗い。2ユーロ出すと、ご覧の通り明かりがつきます。

 ほほ〜、壁一面に絵が描かれています。一番の見どころはドームの天井。渦を巻く雲の中を天使に導かれながら聖母マリアが天に登っていく場面が描かれています。500年ほど前に描かれた世界初のだまし絵と言えるかもしれません。

 さて、パルマのグルメと言えば、プロシュットと呼ばれる生ハム。早速、食べてみることにしましょう(黒印)。ここはルカさんのお店。ハムやソーセージなどの加工肉が所狭しと陳列されています。

 生ハムはこんな具合に薄く切るのがいいそうです。ついでにフォカッチャも買ってランチのお弁当にしましょう。合計で3.15ユーロ。安上がりランチですね。そしてパルミジャーノ・レッジャーノの試食というおまけ付き。

 お腹がいっぱいになったところで、次はこちらの宮殿を見学しましょう(緑印)。こちらは敷地内にある劇場(水色印)。1610年に作られた木造の劇場は5,000人が収容できます。そのすぐ隣には美術館がありイタリア美術の傑作が展示されています。その中の一つがこのダ・ヴィンチの作品。

 さて、そろそろ今晩の宿へと向かいましょう。オーナーのパトリシアさんが迎えてくれました。3人のお子さんたちが巣立った後のお部屋を民泊用に提供しているとか。1泊90ユーロ。サロンにはフィルムノワールで活躍したパルマ出身の男優リノ・ヴェンチュラの本が飾ってありました。なんと、そのお子さんとお孫さんがここに宿泊したことがあるらしい。今晩のお部屋はこちら。

 夜はオペラ鑑賞に出かけましょう(こげ茶印)。とは言っても本番ではなくリハサール。5〜10ユーロで見ることができます。オペラと言えばついついかしこまって見るべきものと思いがちですが、これなら気楽に鑑賞することができます。

 翌朝は、こちらのお店で朝食をいただきましょう。60年も前からご夫婦で守ってきたお店です。飲み物は当然ながらカフェオレではなくカプチーノ!ふわふわで美味しそう。毎日通ってくる学生さんもいます。ご夫婦にとっては息子も同然らしい。

 美味しいカプチーノでエネルギーをチャージしたら10分ほどバスに乗って郊外へと向かいましょう。そこにあるのは、世界最大の迷路(黄緑印)。植わっているのは竹。上から見たらそれほど難しいようにはみえませんが、中に入ると迷路を抜けるのは簡単ではないのがよくわかります。入り口でもらうリストバンドには緊急の電話番号が書かれてあります。

 「なん度か電話しようかと思いましたが、なんとか自力で行けそうです」

 では、最後に市街地に戻って夕食をいただきましょう。やってきたのはこちらのお店(オレンジ印)。迎えてくれたのはシェフのマリオさん。ハムやソーセージの盛り合わせ、パスタ、ラビオリなどが10ユーロ前後で食べられます。

 厨房でマリオさんが本場のリゾットの作り方を教えてくれました。浅い鍋にお米を入れたら白ワインを注ぎ入れます。サフランの色のついた液体を加えて火を通します。これを盛り付けたらできあがり。あの茶色のソースはなんだろう?真ん中にトッピングしたのはすみれの花。

 見納めはパルマの夜景。


******* フランス人のつぶやき *******


「私と一緒にTGVに乗りたい人なんて誰もいない。この3年というもの、例外なく乗れば必ず遅れるか運休になった [もうやだ~(悲しい顔)]

VDM(Vie de Merde)より


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週末はザルツブルクで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 今回はモーツァルト生誕の地ザルツブルクを旅します。パリからは空路で3時間半ほど。想像以上に時間がかかりますね。

 では出発!

Wien_Salzbug.jpg


下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2023年4月15日に放送)▷が出てこない場合は→こちらをクリック

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 丘の上のお城(青印)とザルツァッハ川。昔、ザルツブルクに到着し、駅から歩いてこの川を渡ると歴史的な町並みが迎えてくれたことを思い出します。

 市街地に入るとカリヨンの音が聞こえてきました。そこは元司教の館(赤印)。50メートルほど上にある塔に上がってみましょう。司教の館だけあってバロック風の天井がゴージャス。

 190段の階段を上がりドアを開けると、歯車の複雑に噛み合った機械室に到着。一日に3回、このマシーンが自動的に動いてカリヨンを鳴らすそうです。なんと40曲もの音楽を奏でることができるとか。

 そして、こちらの黄色い建物がモーツァルトの生家(黄色印)。モーツァルトは16歳までここで暮らしたそうです。今は博物館になっており様々なものが展示されている。こちらはレクイエムのオリジナル楽譜。

 「彼は小男で肉付きもよく決してハンサムとは言えない容姿でしたが、肖像画の方は見栄えよく描かれています」と館長。

 通りにはモーツァルトをテーマにした土産品店が並んでいます。その中の一つがこちらのチョコレート店(こげ茶印)。1884年、このお店で生まれたのがモーツァルトのチョコ。アーモンドパウダー、ピスタチオ、ヘーゼルナッツ等々を使ったヌガーをチョコでくるんだもの。お店のチョコはすべて手作りだそうです。

 さて、ザルツブルクと言えば、やはりこの映画。専用の観光バスが走っているようです。

 「あそこに見えているのが映画に登場した修道院です(水色印)」とガイドさん。

 「母がよく歌ってました。この映画と言えば母を思い出します」とオーストラリアからの観光客。

 これがあのシーンが撮影されたあづまや(緑印)。バスツアーの最後はこちらの墓地を散策します。

 さて、市街地を歩いていると古くから続く老舗が数多くあることに気が付きます。看板もどこか歴史を感じさせます。

 その看板を作っているのがこの錠前・金具製造店(黒印)。なんと創業は600年も前のこと。薬局から量販店まで、町の商店のあらゆる看板をつくっているらしい。マクドナルドの看板も雰囲気をぶち壊さないように古めかしいものになってます。さすが世界遺産の街。

 お店の軒下には初代の看板が残っていました。そこには1656年と刻印されています。かつては蹄鉄を製造していたようです。

 さて、夜は街で最古のビアホールに行ってみましょう(オレンジ印)。ビールをついでもらってテーブルに向かいますが、空いた席がなかなか見つかりません。テーブルによっては1週間前から予約が入っているところもあるとか。人気ですね。

 「オーストラリアで一番いいビールが飲めるんです。軽いから何倍飲んでも酔いませんよw」

 「天に召されたらビールなど飲めないから今ここで飲んでおくんだよw」

 最後は、こちらの劇場に行ってみましょう(紫印)。100年ほど前に作られたマリオネット専用の劇場です。これまた世界遺産になっているそうです。人形の制作も全部ここで行われています。人形のまとう衣装も手がかかっています。

 公演のリハーサルを見せてもらいました。やはり題目はあのモーツァルトの作品でした。


******* フランス人のつぶやき *******


「今日、「魔笛」の公演を見に行った。そして非常にめずらしい体験をした。隣に座った年配の女性が呼吸補助機のようなものを付けていて、3時間もの間、モーツァルトを聞きながら、同時にダースベーダーも聞いてしまった[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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