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週末はヴェルコル山地で [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 今回はフランス・アルプスの一角をなすヴェルコル山地(massif du Vercors)を旅します。

 一番近い駅がグルノーブル。パリからは高速列車とローカル線を乗り継いで約3時間。

 春が待ち遠しいこの時期に、本日は寒い冬に逆戻りの風景が登場しますが、しばしお付き合い下さい。息を呑むような雄大な自然がいっぱいです。

 では出発!

Paris_MDVercors.jpg


下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2023年2月18日に放送)▷がない場合は→こちらをクリック

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 グルノーブル(青印)を出発してしばらくすると、険しい山々が続く山岳地帯が続きます。そしてドローンが捉えた面白い山の風景。

 空から見ると幾何学模様に見えていたのはレジスタンスで命を落とした人々の墓地。

 車は山岳地帯を走り抜けていきます。崖下に転落なんてことのないよう慎重に運転しましょう。岩肌に凍って固くなった雪からつららがぶら下がっています。

 しばらく行くと優しい自然の風景が現れ始めました。ここからは電動キックボードやスキーで雪山を散策しましょう。

 第2次世界大戦中、ヴェルコル山地はレジスタンス運動の隠れ家になっていたとか。1944年7月、ナチの進軍を阻もうと戦った活動家たちがここで命を落としたそうです。記念碑がそれを教えてくれます。

 8キロほどの雪道を進んでいくと、廃墟になった村が見えてきました(赤印)。大戦中に敵に火を付けられまるごと焼けてしまったそうです。

 さて、そろそろ今晩の宿へと向かいましょう(緑印)。ちょっと変わった作りの建物はスカンジナビアの漁師が暮らしていた家です。お部屋の真ん中に暖炉があり、火を付けるとすぐに暖かくなりました。雪の積もった屋根がかわいい。

 日がとっぷりと暮れて夜になりました。夜の雪山を歩いて近くのオーベルジュに夕食を食べに行きましょう。

 電気がないので明かりはろうそく。ろうそくなら暖房にもなります。

 この地方の名物料理がラクレット。ヒーターで溶かして食べる料理ですが、ここではろうそくで溶かします。楽しそう!

 翌朝は、こんなところに行ってみました。

 ドアを開けて中に入ってみると、山羊がいっぱい。アンゴラと呼ばれる柔らかい毛を生産するために飼育されています。35ユーロで糸の作り方を教わることができます。

 うまくいきそうかなと思っていると切れてしまいました。これは少し訓練が必要ですね。

 こうしてできた糸を使って編み上がった帽子をお土産に買っていくことにしました。

 ヴェルコル山地の自然が作り出す美しいこの景色はここだけのものです。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、友人に『スキーは楽しかったかい?』と聞かれてちんぷんかんぷん。『だって、顔に跡が残ってるよ』と友人。それは雪焼けじゃないよ、目の隈だよ[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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週末はディエップで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 今回は、英仏海峡に面したフランスの港町ディエップ(Dieppe)を旅します。パリからは列車で2時間半足らず。

 当方は15年くらい前に一度だけ行ったことがありますが、どんなところだっけかな?

 では出発!

Paris_Dieppe.jpg


下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2023年2月11日に放送)▷が出てこない場合は→こちらをクリック

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 ディエップは”4つの港”という別名があるくらい海とともに歴史を刻んできました。

 アルク川の河口にできたマリーナにはプレジャーボートが係留されています。その向こうは海。そこには巨大な崖がそびえてきます。

 その高いところにあるのが、ディエップ城(青印)。現在は市立美術館になっています。

 ここには2000点にも及ぶ象牙細工のコレクションが展示されています。かつてディエップは象牙の貿易で栄えていたそうです。今となっては黒い歴史・・・。

 次は丘を下って市街地に行ってみましょう。ここは300年も前から市民にとって大切な場所(オレンジ印)。

 「ここはディエップの心臓です。若い人から年寄りまでここでコーヒーを飲んで行きます」と女性。

 1950年代、パリの文化人たちがこぞってここへやってきたとか。

 さて、ディエップと言えばこの橋(赤印)。満潮のときには船が通れるように手動で移動します。数分は陸上の交通が止まってしまうそうです。

 鉄骨にボルト。開通したのは1889年のことでした。そう言えばこのコルベール橋、取り壊しが決まっていたのが市民の反対運動で翻ったのでした。その中心で活動していたのがこの方々のようです。

 さて、漁から戻ってきた船から大量に水揚げされているのがこの貝。とびきり新鮮なこの貝を調理して出してくれるのがこちらのお店。では早速いただきましょう。

 お腹がいっぱいになったら今晩の宿へと向かいます。ここはかつて鳩小屋だった建物(緑印)。改装して宿泊施設になりました。天井は作られた時のまま。かつてはここで食用の鳩を飼育していました。

 さて、英仏海峡に面したこの海岸、第2次世界対戦中には連合軍の兵士が数千人もの規模で上陸してきました。このコンクリートの塊はドイツ軍の置き土産。ここで何か制作している方がいました。録音だけ?それともミュージックビデオ?

 それはともかくとして、最後は空の上からディエップの街を眺めてみましょう。ちょっと怖いけど、楽しそう!空から見ると街の作りがよくわかります。


******* フランス人のつぶやき *******


「今日、ぐっすり眠っていると、頭に天が落ちてきた!つまり、部屋の天井が落ちてきたってこと。ちょっと前からヒビが入っていたのだが・・・ 

VDM(Vie de Merde)より


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週末はマドリードで(再訪) [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 今回はスペインの首都マドリードを旅します。パリからは空路の直行便で約2時間。

 冬のマドリード、どんな感じになっているんでしょうか?

 では出発!

Spain_Madrid02.jpg


下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2023年1月28日に放送)▷が出てこない場合は→こちらをクリック

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 威厳と歴史を感じさせる建物。

 ここはマヨール広場(青印)。ガイド付き観光ツアーのグループがいたので、ちょっとそばで解説を聞かせてもらいましょう。

 なんとここでは公開処刑が行われていたそうです。恐ろしい・・・。そうかと思えば、ここは闘牛場にもなっていたとか。さらに、建物をよく見てみると、建物の壁に様々な絵が描かれています。

 そして広場の中心にある銅像の主はフェリペ3世。ベラスケスが肖像画を書いたのはこの王の息子のフェリペ4世でした。

 さて、こちらはマチューさん、フランスからスペインに移住して10年になるそうです。街のことを教えていただきましょう。

 「ここは王室の宮殿です(赤印)。間もなく衛兵の交代が行われます」

 毎週土曜日と水曜日の午前11時に無料で見学することができます。しかし、この宮殿にはもう長いこと王室は暮らしていないらしい。

 さて、そろそろお昼の時間です。評判のタパスバーにやってきました(オレンジ印)。飲み物とタパスでなんと6ユーロ。チョリソー、ハム、チーズなどがパンの上にのっています。そしてお客様も気さくな方が多いとか。

 「タパスが生まれたのは何世紀も前のことなんだ。飲み物に虫が入らないようにパンで蓋をしたのがその始まりだよ」

 タパスでお腹いっぱいになったらデザートはこちらのお店でいただきましょう(焦げ茶印)。創業1894年というチョコレートの専門店。壁にはお店にやってきたことのある有名人の写真がずらり。ここではチュロスをチョコレートに浸して食べるのが伝統です。美味しそう!これで4ユーロ。

 マドリードのグルメを堪能したあとは、今晩の宿へと向かいましょう(水色印)。やってきたのは、なんとカプセルホテル。料金は1泊38ユーロから。なんだか宇宙船で一夜を明かすような気分です。

 翌朝は、都会のど真ん中にある公園の湖でボートに乗りましょう(緑印)。料金は45分で6ユーロ。のんびりできそうですね。

 最後は、マドリードで一番古いフラメンコ劇場でフラメンコを堪能しましょう。今日は特別に楽屋に入れてもらいました。ゴージャスはドレス・・・。ダンス用の靴はつま先とかかとが補強されています。

 ダンスを見ていると熱気が伝わってきます。おお、かっこいい!!!


******* フランス人のつぶやき *******

「週末、キャンピングを楽しんだ後、荷物を全部車に詰め込み、いざ出発という時になって、どこかで私の携帯が鳴っていた[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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週末はトゥーロンで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 今回は地中海沿岸のフランスの都市トゥーロン(Toulon)を旅します。パリからは高速列車で4時間足らず。

 どんなところなんでしょう?いざ、出発!

Paris_Toulon.jpg


下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2023年1月7日に放送)▷が出てこない場合は→こちらをクリック

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 トゥーロンは海の都市。まずは観光ボートに乗って海からの眺めを楽しみましょう(青印)。海岸には海軍の軍艦が並びます。トゥーロンは漁港だとばかり思ってましたが軍港だったのですね。皆さん、珍しがって記念写真を撮ってらっしゃいます。

 次は陸に上がって街を見て回りましょう。港からすぐのところでは毎日朝市が立ちます。南仏ならではの食材がお店に並びます。こちらはトゥーロンの郷土料理カッド(cade)。

 「ひよこ豆の粉と水とオリーブ油で作るんですよ」と熟年カップル。

 あれ、それならニース名物ソッカと同じじゃないのかな?でもよく見るとソッカより厚みがあって食べごたえがありそうです。その起源は今から200年前にさかのぼります。ジェノヴァからトゥーロンにやってきた大工の妻が、朝のおやつとして売ったのがその始まり。

 「片腕にこうやって持ってカーンド!カーンド!と言って売り歩いていたそうです」とお店の方。

 朝市を楽しんだ後は路地を通って旧市街に行ってみましょう。ここは1860年竣工のオペラ座(赤印)。パリのオペラ座はこの建物をヒントに作られたとか。意外ですねえ〜。

 ここからすぐのところにちょっと替わった界隈があります。そこはリトル・シカゴ(緑印)。

 「1930年にアメリカの海軍が駐屯していたのですが、シカゴからこの地にやってきたのです。バーが立ち並んでにぎやかな界隈でした」とこの地域に詳しい方。

 今でもその名残を見つけることができます。どうやら兵士たちがバーをはしごしてはナイトライフを楽しんでいたようです。

 次はちょっと替わった場所に行ってみましょう。それはこの石鹸を売っているお店。あれ、これってマルセイユの石鹸では?

 驚いたことに、この石鹸が生まれたのはトゥーロンだったそうです。1430年、あの香水で知られるグラースの実業家がトゥーロンで作って売り始めたのだとか。石鹸にはトゥーロンの石鹸とかかれてありますね。ここが元祖だったとは!トゥーロンには意外なことが多い。

 さて、こちらもそんな場所です。ここでは面白いデザインの建築物やインテリア用品を無料で鑑賞することができます。

 次は街のグルメを求めて市営市場にやってきました(オレンジ印)。最近、世界中の料理が楽しめるように新装オープンしたらしい。なんだか日本の丼料理もあるような・・・。食事は15ユーロほどでできるそうです。

 さて、そろそろ今晩の宿へと向かいましょう(水色印)。港の直ぐ側でまるで客船に乗っているかのよう。受付も小さなボートのようになってます。螺旋階段も美しい。一泊100ユーロだそうです。

 最後はゴンドラにのってファロン山に行ってみましょう(黄緑印)。往復で8ユーロ。窓からは湾岸に広がるトゥーロンの街を見渡すことができます。海も山も楽しめる都市でしたね。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、月曜日なのに、帰り際に上司に『良い週末を!』と言ってしまった[あせあせ(飛び散る汗)][あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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週末はオルタ湖で [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 とは言ってもいつものシリーズはお休み。その代わり、週末旅になりそうな番組を発見してしまったので勝手に組み込みました。

 どこへ行くかと言えばタイトル通り、イタリア北部にあるオルタ湖。風光明媚な高級リゾート地のようです。

 パリからは空路と列車を乗り継いで7時間半足らず。では出発!

Italy_LagodOrta.jpg


下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で、2022年10月12日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

Orta.jpg

 おお、美しい。

 地図で見ると他の湖に比べて小さいようですが、実際に見てみるとそれなりの大きさ。湖の中に小さな島があるようです。

 湖畔の町を散策する人たち。

 「ここに来ると煩わしい日常を忘れてしまいます」

 「ここなら本当にリラックスできます」

 観光客だけでなく近隣の地元の皆さんもいらっしゃるようです。

 「ここは正真正銘の湖ですよ」とアイスクリーム片手のおしゃれなおじさま方。

 「小さな湖ですが美しいですよ」と別の男性。

 湖畔には19世紀にミラノの富裕層が建てたヴィラが並んでいます。

 こちらは、1815年から同じ一族が経営してきた歴史あるレストラン(オレンジ印)。

 「イタリア語を学ぶために多くの英国人がオルタにやってきた頃から、観光地として新しい役割が生まれたんです」と現在のオーナー。

 レストランからすぐのところにはこんなムーア風のヴィラがあります(青印)。なんとも贅沢なヴィラ。作られたのは1880年。綿産業の先駆者であるクレスピが妻のために作った邸宅だそうです。綿で巨万の富を築いたか・・・。現在は高級ホテルとして使われています。

 ここから30キロほど北へ移動したところには、イタリアの一般家庭でよく見かけるキッチン用品のメーカーとして知られるアレッシィの工場があります(赤印)。

 社長が中を案内してくれました。こちらはレモンやオレンジの絞り器。ああ、これここで作ってたのかあ。それにしても大胆デザイン。

 さらに、様々なデザインのコーヒーメーカーも生み出してきました。なかでも世界的に知られているのがこれ。社長の母方の祖父が発明したのだそうです。先日、わが家でも新しいのを購入して美味しいコーヒーを毎日飲んでいます。

 さあ、最後はやっぱり気になる湖の中にあるあの小さな島を訪ねてみましょう(緑印)。

 ここにもヴィラが立ち並んでますが使われるのは夏の間だけ。唯一の住人はこちらの男性。

 すぐ近くにはベネディクト派修道会のバジリカ式聖堂があります(紫印)。12世紀に建てられたこの聖堂は日曜日のミサの時以外は静まりかえっているそうです。こちらの皆さんは観光客の方々。

 島には面白い伝説があります。4世紀、ここは恐ろしい蛇や怪物が棲む岩山でしたが、聖ジューリオが、嵐の中、自分の外套を湖の上にかぶせて杖をつきながら島に渡ったと言われています。そして教会を立てて平和なキリスト教の島にしたとか。

 聖堂は、未明から午前中いっぱいまで光に満たされ、スピリチュアルで神聖な場所だということを教えてくれます。そのため、こうして結婚式を上げるカップルが数多く訪れるそうです。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、息子から聞いたのだが、彼の母親つまり僕の元妻が僕の誕生日に婚約者と結婚するらしい。しかも僕と同じ名前の婚約者。ああ、めでたいめでたい[あせあせ(飛び散る汗)][あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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週末はレンヌで(再訪) [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 今回はブルターニュ地方の中心地レンヌ(Rennes)を旅します。パリからは高速列車で約1時間半。

 では出発!

Paris_Rennes.jpg


下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で、2022年11月26日に放送)(▷が出てこない場合は→こちらをクリック。

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 街を流れるのはヴィレーヌ川。

 歴史的な街でもあれば近代的な街でもあるレンヌ。ヴィレーヌ川沿いを歩くとこんな建物が見えてきます(青印)。世界的に知られるフランス人建築家ジャン・ヌーヴェルが設計を手掛けました。

 17世紀、ここは工業地帯だったそうです。そしてこの20年で大きく変化を遂げました。長い遊歩道が設けられ、一般市民が車を気にせずのんびり散策を楽しめるような場所に生まれ変わりました。

 次は街の中心にあるこちらの建物に入ってみましょう(赤印)。17世紀に作られ、フランス革命まではブルターニュ地方の権力の所在地になっていました。しかし、1994年、漁業従事者によるデモの際に火災で大きな被害を受けました。なんとも激しいデモだったようです。直後から修復が始まりご覧のように以前の姿を取り戻しました。

 19世紀初頭から裁判所として使われてきたこの建物には、金箔の装飾の施された部屋があります。ここは法廷。ということは一般市民もここに出入りしていたということになります。

 さて、レンヌのもう一つの顔が音楽です。毎年12月にはトランスミュージックの音楽フェスが開催されます。欧州でも最も注目されている音楽祭の一つだとか。ここからデビューしたミュージシャンもいます。昔ながらのレコード店には、LPからCDまで並んでいました。

 さて、そろそろ今晩の宿へと向かいましょう。中に入ると歴史の重みのありそうな階段をギシギシ言わせながら、お部屋のある上の階に上がっていきます。

 リビングはヒッチコックだらけ。オーナーがヒッチコックファンなんだそうです。こちらが今晩宿泊するお部屋。一泊朝食付きで129ユーロ。

 翌朝は、中央市場に向かいましょう(オレンジ印)。毎月第一日曜日は、食事のできる市場になるそうです。

 おお、これはいいですねえ。美味しそうなものがたくさん並んでいます。カウンターで料理を手に入れたら、この広場のテーブルでいただくという仕組みになっているようです。お料理は一皿6ユーロほど。順番を待つ人の列ができていました。なんとシェフ・エトワレが料理を作っています。6ユーロならかなりお得。

 次はちょっと変わったツアーに参加してみましょう。料金は6ユーロ。昔、ブルターニュ地方にはクリエー(criée)と呼ばれる商売があったとか。その名の通り、町中で大きな声で叫ぶのがその仕事。自分や他人が書いた話を、詩でも読むかのように大声で叫ぶわけです。面白い商売があったもんですね。

 さて詩の世界に別れを告げて、今度はメカの世界に行ってみましょう。ここはバイクを修復・改造するアトリエ(黒印)。とは言っても、この建物には理髪店、タトゥー店、アメリカ風レストランなどもあります。バイクを見ならが散髪したり、お食事したり、お酒を飲んだりできるようです。

 最後はこんなところに行ってみましょう(緑印)。的に向かって斧を投げて楽しむスポーツ。そう簡単には的には当たりそうもありません。体験教室が48ユーロ。

 なんと今回は久しぶりに費用の明細が出てきました。旅の費用は合計で196ユーロでした。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、10歳になる息子が姿を消した。家の中はもちろんのこと、町中探してもみつからない。焦って警察に電話しようとしたところで思い出した。今朝、修学旅行にでかけたのだった[あせあせ(飛び散る汗)][あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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週末はノワールムティエで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 今回はフランス西部の島ノワールムティエ(Noirmoutier)を旅します。パリからは高速列車と車を乗り継いで4時間ほど。

 では出発!

Paris_Noirmoutier.jpg


下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年11月19日に放送)(▷が出てこない場合は→こちらをクリック。

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 今週もまた海に縁のある場所を旅することになりました。

 秋になってもわりに暖かいノワールムティエ島は、この橋で本土とつながっています(青印)。

 橋でつながっているとなると一年を通じてアクセスは楽ですね。そして、様々な海の風景が堪能できます。

 まずはバケツを手にこちらの干潟にやってきました。8ユーロでガイド付きの潮干狩りが楽しめます。

 期間は5月から11月まで。潮の満ち引きで貝が美味しく育つんだそうです。採れたのはアサリ。潮が満ちてくる前に引き上げましょう。

 このまま本日の宿へと向かいます(赤印)。オーシャンビューのテントのようなバンガロー。一泊60ユーロ。5人まで泊まれるそうです。そしてキッチン用品や食器もついて自炊もできます。

 さっそく先ほど採れたアサリをいただきましょう!

 ガイドのジャン=イヴさんが調理してくれます。鍋に貝を入れ、ワインとスライスした玉ねぎを加え蒸し煮にします。貝が開いて火が通ったらランチタイム。

 お腹がいっぱいになったところで、ボートで海に出ましょう。半日のツアーで大人一人55ユーロ。ロープの結び方や操縦法なども教えてもらえます。

 次は陸に上がってボートから自転車に乗り換えます。ガイド付きの塩田巡りツアーに出かけましょう(緑印)。

 地図を見ると、なんと島の半分が塩田だということがわかります。まるでレースのよう。

 島で初めて塩を作り始めたのはベネディクト会の修道士だったそうです。5世紀のことでした。7世紀になると本格的な塩作りが始まり島の一大産業になりました。

 さて二日目の朝は、一般人が入れない場所に行ってみましょう。

 そこは魚の卸市場(水色印)。プチ築地みたいなとこですね。釣れたばかりの魚は選り分けられ、業者に売られていきます。

 次は少し変わったところに行ってみましょう。そこは世界中の蝶が暮らしている館(赤紫印)。およそ1500匹の蝶が集められています。

 「高温多湿の南国に生息している生き物なので室内は常に26℃、湿度は80%に保たれています」と責任者の方。

 Tシャツには蝶のロゴマーク。ここなら普段見られない蝶が見られそうです。

 そうこうしているうちに一日が終わりそうな時間になってきました。夕日が海の向こうに沈んでいきます。


******* フランス人のつぶやき *******

「数ヶ月前から独身に戻った。先の展望も見えずバルコニーでタバコを吸い始めたら、鳩のカップル、蝶のカップル、ハエのカップルと、回りはカップルだらけだった[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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週末はサンタンデールで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 今回はスペイン北部の海辺の都市サンタンデール(Santander)を旅します。

 パリからは、なんと直行便が週に4回飛んでいるらしく所要時間は1時間半あまり。

 では出発!

Spain_Santander.jpg


下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年11月12日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 ほお〜、こんなところかあ。

 海に囲まれた半島にある都市。マリーナにはたくさんのプレジャーボートが停泊しています。

 そして海に突き出た小さな半島にはスペイン王室が夏を過ごす宮殿があります(青印)。美しい!

 サンタンデール市から、当時の国王夫妻アルフォンソ13世と英国から嫁いできたヴィクトリア・ユージェニー妃に贈られた宮殿だそうです。

 中は見学できます。こちらはボールルーム、そしてこちらは宴会場。50人ほどが会食ができるとか。そして結婚式や演奏会の会場としても使われているそうです。もちろん国王夫妻が私的利用する区域もありますが、さすがにそこは見学不可。

 では次は、せっかくですから海に出てみましょう。観光船は少々高いので、湾の向こう側とこちら側を結ぶ定期便のボートに乗りましょう。往復で5.20ユーロと破格の値段。

 「車で往復したらガソリン代が余計にかかりますよ」

 「教会と山の景色を眺めながらのんびりできますよ」

 このボート、一日に6往復するそうですが、その目印になっているのがモウロ島とその灯台(赤印)。今は静かですが、冬は嵐で近づくこともできなくなるようです。

 さて、そろそろお腹が空いてきました。地元の料理を頂きましょう。やってきたのはこちらのお店(オレンジ印)。お店の中には生け簀があり、そこで食べたいものを選ぶと鉄板焼にしてくれます。このあたりの海は荒れることが多く水温も低いためカニやエビは味が凝縮されて美味しいそうです。

 お腹がいっぱいになったら今晩の宿へと向かいましょう。ここはハイキングコースのある山の中。泊まるのはこちらのツリーハウス(こげ茶印)。イグルーみたいな形をした木製のハウス。一人一泊85ユーロ。これは寛げそうなお部屋ですね。季節ごとに窓から風景を楽しむことができます。

 さて翌日は、サンタンデールから車で20分くらいのところにある自然公園にやってきました(緑印)。ここでは120種類の動物たちが放し飼いされています。こちらは象。年齢は46才、体重は6トンほどあるそうです。

 見学は車かロープーウェイ。ゴンドラに乗れば、かつて鉄鉱石の採掘場だった場所が眼下に見えてきます。また動物たちと間近で触れ合うこともできます。

 さて次は街の中心に戻って、ちょっと変わった形の近代的な建物に行ってみましょう(水色)。ここは美術館。古典から現代アートまで様々な作品が展示されています。

 最後は、海のスポーツを楽しみましょう。海のスポーツと言えばサーフィンですが、旅人は今回が初めて。インストラクターにビーチでしっかり指導してもらいます。そして、いざ海へ!

 おお、なんとか水面をサーフできたような・・・。空には虹が・・・。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、スキーの初日。3箇所に擦り傷、肩に打撲、顔には青あざができた。ゴンドラ乗り場を探していただけなのに[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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週末はウエサン島で [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 今回は、ブルターニュ地方のウエサン島を旅します。パリから行くとなると、列車、車、船を乗り継いでいかなくてはならず、所要時間は割り出せず・・・。

 とにかく島へと出発しましょう!

Paris_Ouessant.jpg


下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年11月5日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 歴史のありそうな美しい灯台。104段の階段を上がって展望台まで行ってみましょう(青印)。

 ここからは海と大陸を360℃で見渡すことができます。爽快ですね!

 ウエサン島は全長8キロ、幅4キロと、フィニステール県の島の中では最大です。

 こちらのご家族は何度もこの灯台に来ているそうです。島には複数の灯台があるようですが、この灯台は17世紀に建てられ、フランスでも最古の灯台の一つだそうです。

 今は無人ですが灯台守がいた頃はこんな感じで暮らしていたそうです。当時は電気がなかったため、暖房用の薪を何度も階段を上がって運んでいたそうです。

 ブルターニュ地方には50基もの灯台が集中しています。言ってみれば灯台銀座。

 なにしろこのあたりは海の難所。そこを航行する船に欠かせないのが灯台です。

 こちらは海の岩の上に立つ灯台(赤印)。ここも古そうですね。

 ブルターニュの海は冬に荒れることが多く、大きな波が襲ってきます。この日もボートが揺れました。

 次はボートを降りて島の中心街に行ってみましょう。ここに今晩の宿があります(緑印)。

 オーナーはこの伝統的な家を15年ほど前に購入して少しずつ改築し宿をオープンさせました。

 こちらのお部屋で一泊朝食付きで67ユーロ。壁にはミニチュアのロープの結び方が飾ってあります。

 ここでは25ユーロで食事もできます。魚やカニなど海の幸の料理。スープ・ドゥ・ポワソンが美味しそう!この日は宿泊客が結構いましたね。

 灯台の明かりが空を照らしてくれる夜。温かい食事と居心地の良いベッドで一夜を過ごします。

 翌朝は、スニカーの紐をしっかり閉めて、水を片手にハイキングに出かけましょう。島は一日もあればぐるりと一周できるそうです。

 都会では見られない自然の風景が堪能できます。こちらは岩がゴロゴロ。しかも面白い形をしています。

 「あっちのはリスで、こっちのはサメに見えるね」

 島には羊飼いもいます。秋になるとこのように野に放し飼いにされます。この羊たちからは毛糸が作られます。

 こちらはその毛糸の販売店。お土産に毛糸のスリッパを購入。

 そろそろ大陸に向かう船が出発する時刻です。島に別れを告げて帰宅の途につきます。

 因みに今回の旅の費用は一人分で200ユーロでした。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、今週末ランチに来ないかと同僚を誘ったら、車が故障してるから来られないと言う。その日の夕方、車で帰宅する彼の姿を確かに見た・・・[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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週末はリエージュで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 今回はベルギー第5の都市リエージュ(Liège)を旅します。パリからは高速列車で約2時間半。

 では出発!

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下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年10月22日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 いきなり急勾配の道!そこには374段もある階段が作られています。

 かつて丘の上には城塞がありました(青印)。今では街が一望できる観光スポットになっています。

 眺望を堪能した後は階段を降りて中心街に行ってみましょう。ここはサンポール大聖堂。ステンドグラスは16世紀のもの。教会には珍しく悪魔の彫像が設置されています。

 そして特別にこんなところにも案内してもらえます。そこは地上23メートのところにある教会の屋根裏。骨組みに使われているのは樫の木。小さな窓を開けると、正面に別の教会が見えます。リエージュには教会が7つもあるとか。眼下には四角の広場。

 この広場で待ち合わせていたのがガイドのシャンタルさん。導かれるままに狭い路地を進んでいくと、のどかな界隈にやってきました。ここは先ほど上がっていった丘の麓。

 かつてリエージュには裕福な一族が屋敷を構えていましたが、自分たちの家に使用人を住まわせるのを嫌がり、このような小さな建物で生活させていたのだそうです。

 次にやってきたのは司教の宮殿(緑印)。なんとも豪華な建物。柱には彫刻がほどこされています。

 「これはアメリカを発見したとされるコロンブスが現地からお土産としてヨーロッパの宮廷に持ち帰ったものです」とシャンタルさん。

 その作物は今では市場の店先に並んでいます。市場はムーズ川沿いに延々と続き、食事もできます。しかも10ユーロ以下という安さ。ここのサンドイッチは大人気。食事の後のデザートはもちろんワッフル。日本でワッフルと言えばこの形。リエージュが発祥の地だそうです。

 さて、そろそろ今晩の宿へと向かいましょう。そこは、かつて鳩小屋として使われていた建物。昔は食用に鳩を飼ってました。現在は住宅に改造されています。広さは12㎡と狭小。上の階にはガラス張りのシャワー室が完備されています。そのすぐ横が寝室になってるようです。

 ここで横になる前に、夜のリエージュを楽しんできましょう。大聖堂の北側にあるル・カレ(le Carré)地区には数多くの飲食店がひしめき合っています。今回はそこから少し外れたお店に行ってみました(オレンジ印)。

 ここは1930年まで薬局だった場所。インテリアにはその面影を残す品々が飾られています。夜の8時になるとなにやら片付けが始まりました。これ以降の時間はクラブに変身。

 リエージュのナイトライフを楽しんで、狭小住宅でぐっすり眠った翌朝は、車で移動。20分ほどすると目的地に到着(水色)。ここは洞窟の入口。中に入ってみましょう。侵食によってできた洞窟の気温は一年通して12℃。ボートで中を見学することができます。狭くて暗くてちょっと怖い・・・。

 最後は地上に出てベルギービールで締め!


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、子どもたちがいないので階段にペンキを塗った。一番下の段のペンキを塗り終わってふと見上げると、わが家のニャンが階段からこちらを見ていた[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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