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週末はニコシアで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 今回は、地中海東端にあるキプロス島のニコシアを旅します。パリからは空路の直行便で4時間15分。

 では出発!

Cyprus_Nicosie.jpg


下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2023年6月10日に放送)▷がない場合は→こちらをクリック

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 ニコシアは、異なる2つの都市が南北に分かれて同居しているような街。

 南部はギリシャ。カラフルな家々が立ち並びあちこちで猫が自由を謳歌しています。そして北部はトルコ。スークと呼ばれる市場があり、建物も南部とは様子が違っています。

 この南北を分けているのがグリーンライン。島の領土問題を解決をするために引かれたラインですが、その影響で首都のニコシアも2つに分断されてしまいました。このラインを管轄しているのが国連です。

 さて、まずは南部のこの界隈を散策してみましょう(青印)。路地をのんびり歩いていると、こんな鉄の柵に阻まれ先へ進むことはできなくなります。1960年代のギリシャ派とトルコ派の激しい対立を思い起こさせます。

 紛争で破壊された建物がそのまま残っている場所で営業しているカフェがありました。

 ここで一息着いたら、次はトルコ派の方へ行ってみましょう。そのためにはこの検問所でパスポートを提示する必要があります。ここはギリシャ側。

 少し歩くとトルコ側の検問所があり、同じようにパスポートを提示。これでやっと北部に入れます。

 待っていたのは数少ない北部在住のフランス人フレデリックさん。案内してくれたのは観光客に人気のスポット(赤印)。ここは16世紀、移動しながら物を売っていた商人たちが宿として使っていた場所。その後、牢獄や公営住宅として使われてきましたが、1990年代に元の商業の場所として生まれ変わりました。周りには飲食店もあります。観光客にとっては便利な場所。

 そして小さな路地にも食欲をそそるようなお店が並んでいます。軽くトルコ料理を堪能したら、またギリシャ側に戻って、こちらのお店でしっかりランチをいただきましょう(オレンジ印)。20ユーロで本物のキプロスの家庭料理を食べることができます。

 お腹がいっぱいになったら今晩の宿へと向かいましょう(緑印)。ここはトルコ側。行ったり来たりですね。一泊55ユーロで、お部屋はこんな感じです。

 翌日はちょっと変わった場所に行ってみましょう。そこは、廃墟の遊園地。1980年代には人気を集め大勢の市民がアトラクションを楽しんだそうです。

 「彼女と初めてデートしたのがここでした。唯一、ゴーカートに乗れる場所でもあったんです」と廃墟写真家。ここは世界の廃墟ファンには人気のスポットらしい。

 さて、最後の夜は、トルコ側のこんなところで社交ダンスを楽しみましょう(紫印)。ここではギリシャもトルコも関係なく一緒に音楽とダンスを楽しめるバー。なんとオーナーはカナダのケベック出身。


******* フランス人のつぶやき *******

「週末、スポーツを楽しむツアーに参加した。見知らぬ独身女性同士が同部屋に・・・。むこうは55才で、こっちは43才[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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