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世界最古の薬局 [イタリア]

 自宅の在庫があと5枚しかないマスク。コロナウィルスのエアロゾル感染の可能性が高くなってしまった今、ざるのようなマスクでも無くなるとちょっと困ります。

 アマゾンで調査してみると、バカ高いのもありますが普通の価格のもあるようです。そろそろ製造が追いついてきたのかもしれません。ちょっと安心しました。

 さて、そんなマスクを販売しているのが薬局。

 イタリアのフィレンツェには世界最古の薬局が今もお店を続けています。

 Rome_Firenze2.jpg


下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2020年2月18日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 ルネッサンスの都フィレンツェ。何度見ても美しい街ですねえ〜。400年も前から変わらない姿だとか。

 そんな歴史のある都市にふさわしいお店がこちら、サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局(Santa Maria Movella)です。

 創業は1612年。日本ではまだ徳川家康が生きていた時代です。

 お店の中は気品が漂います。販売されているのは香水。

 こちらが世界初の香水 “王女カトリーヌ”。ベルガモットの香りがするそうです。

 「この香水は、カトリーヌ・ドゥ・メディチがフランス国王アンリ2世と結婚する時に、カトリーヌからの注文で僧侶たちが作ったものです。アルコールをベースにした世界初の香水でした。今でも販売されていますし、当店のシンボルでもあります」と支配人。

 ここは博物館のようなところでもあります。毎日、多くの人たちが香りや歴史を感じるためにここを訪れます。

 香りの良さそうな石鹸も店頭に並んでいますね。

 「僕はここに来る前に是非とも試してみたいものをリストにして持ってきました」と男性。

 お店には香水の他にも様々な化粧品が販売されています。どれも80ユーロ前後する高級品ばかり。

 さて、この薬局の発祥の地がこちら、修道院の庭です。ここで育てられた植物から香りの元が抽出されています。

 冬季は植物たちにとっては休息の季節。しかし、そのお世話をしている人たちにとっては忙しい季節です。

 咲いた花をしっかり守ること、さらに剪定も必要です。

 「ドメニコ会の僧侶たちは1200年頃からすでに植物から抽出した様々な香りを使っていました」

 こちらのミントは4世紀も前からポプリに使われていました。こちらのツボ入りのポプリはペストが流行した中世の頃に使われていたそうです。

 この工房では10人ほどの従業員が働いています。いい香石鹸やろうそく。製品はどれも手作りです。

 大量生産というわけにはいきませんが、質は保証付だそうです。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、香水店で働いている友人に、私に合う、それほど高くないものを探してくれと頼むと、彼女が言った。『そうねえ、あなただったら・・・ファブリーズがいいわ』」

VDM(Vie de Merde)より


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白トリュフ [イタリア]

 今週、フランスに寒波がやってくるようです。予報を見ると後半に寒くなるような・・・。もうそろそろ秋が終わって冬の到来ですね。

 さて日本は、ほとんどの地域がまだ秋。東京の紅葉はまだ少し後になるようです。

 そして今年はもう連休がないので(涙)、年末年始のお休みを待つのみ。

 12月23日は今年から祝日ではなくなりました。最初はこんな時期に祝日か?なんて思ってたのですが、慣れて仕舞えば、年末の小休止のようなありがたい1日になっていました。

 今年は小休止もなく年末まで突っ走ることになります。

 それはさておき、本日はトリュフのお話。しかも黒ではなく白。

Italy_Alba.jpg


下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2019年11月11日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 こちらはイタリアのオークション会場。

 ただいま、このトリュフが120,000ユーロで落札されたばかり。日本円にして1500万円ほど。

 重さが1キロ強なので、1グラムあたり120ユーロ(約15,000円)と、ほとんどダイヤモンドと同じ。

 落札したのは香港に住む匿名の方だとか。

 赤い座布団に乗せられた白トリュフ、岩石のように見えます。

 ここはイタリアのトリュフ市で知られる町アルバ(Alba)。シーズン中は毎週末に11万人がやってくるそうです。

 トリュフの採れるピエモンテ州の秋。紅葉して美しいですね。

 湿気が多いのが特徴です。そのおかげでトリュフが育つのだそうです。

 ルカさんが愛犬を連れて、とある森にやってきました。場所は秘密。松茸と同じ。

 「こうしてしばらく犬の後をついていくとトリュフが見つかります。犬が見つけてくれるんですよ」とルカさん。

 ルカさんの愛犬、懸命に地面の匂いを嗅ぎ回ってます。どうでしょう、見つかるかな?

 おっと、地面を掘り始めました。大当たり、トリュフが見つかりました。

 毎年平均で、黒トリュフなら80キロ、白トリュフは3〜4キロほど採れるそうです。

 やはり白トリュフの方が貴重ですね。

 トリュフを使った料理といえば、このリゾット。しかし、最近ではこんな甘いデザートに使われることもあるそうです。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、レストランで夫がトリュフ料理など絶対に注文しないという。『だって動物の鼻なんかまずいに決まってるだろう』どうやら本気らしい・・・」

VDM(Vie de Merde)より



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アマルフィのレモン [イタリア]

 いよいよイングランド対ニュージーランドの日がやってきました。

 ニュージーランドがイングランドに勝って三連覇への道を前進するのか、それともイングランドがそれを阻むのか、気になりますねえ〜。

 個人的にはイングランドに阻んでいただきたし。ニュージーランドが嫌いなわけじゃなく、同じチームが3回も続けて優勝するのはどうも受け入れ難いからなのです。

 それはそうと、ネットのニュースを見ていたら、オールブラックス公認の日本酒があるとか。その名も「ALL BLAKS 純米大吟醸」。

 先日、吟醸酒を味わってきた身としては無視できないお話。ちょっと飲んでみたい。

 それにオールブラックスがあるのなら、桜の戦士もあったっていいじゃないか!となります。例えば「桜の戦士 大吟醸 斗瓶囲い」とか。

 今年、いち早く作っていたらかなり売れたでしょうねえ〜。

 それはさておき、本日は南イタリアの海岸沿いにある町アマルフィの特産品レモンのお話です。

Rome_Amalfie.jpg

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年10月23日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 空から見たアマルフィ。美しいですね。

 この階段状の畑で作られているのがレモンです。

 サルヴァトーレさんの栽培するレモンはここにしかない品種。なんだかでこぼこが多いけど・・・。

 「ほら、これを見てください。エッセンシャルオイルが表面に出てきて、とてもいい香りがします。それに果汁も甘みもたっぷりで、すぐにこうして食べられますよ」

 3ヘクタールくらいの小さな果樹園ですが、90トンものレモンが収穫されるそうです。

 どうしてこんなにたくさんのレモンが育つのか?その秘密は養蜂家のジョヴァンニさんがご存知です。

 ジョヴァンニさん、ここでレモン専用の蜂蜜を集めているそうです。

 「レモンの木は受粉のためにミツバチが必要なんです」

 ミツバチが働けば働くほどレモンもたくさん実るというわけです。

 収穫されたレモンは、この小さなロープーウェイで麓に運ばれます。

 「昔は女性が背負って運んだんです」とサルヴァトーレさん。

 さて、こちらはレモンのリキュールを作っている製造所。集まってきた観光客に香りを嗅いでもらうと、強烈ですねという言葉が返ってきました。

 「ちょっとした薬のようでしょ」と製造所の方。

 このレモンのリキュールはリモンチェッロと呼ばれ、アマルフィのシンボルのような存在になっています。

 作り方は、まずレモンの皮を出来るだけ薄く剥きます。

 「この黄色い皮の部分を使います。こうするとエッセンシャルオイルが出てきますよ」

 この皮を蒸留酒に入れ、水と砂糖を加えて漬け込みます。こうしてできたのがリモンチェッロです。

 「このラベルが大事なんです。AOPで保護されているんです」

 リモンチェッロは美しい大聖堂と同じくらい人々に愛されています。

 「暑い時に飲むとスッキリします。でも、飲む量は気をつけないとね。夜飲むのがいいかもしれないですね」と女性。

 蒸留酒ですからアルコール度高め。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、裸足で庭を歩き回っていたら、突然、蜂に刺されて飛びのいたら、今度はそこで別の蜂に刺された[ふらふら]

VDM(Vie de Merde)より



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伝説の観光地 前編 [イタリア]

 やっと梅雨明けが見えてきました。もう大雨も霧雨もたくさんです。早くすっきりしゃっきり夏になってくれえ〜。

 まだヨチヨチ歩きのわが家のラベンダーも “日差しが欲しい!” とつぶやいております。

 それはさておき、今日と明日の2回に分けて、伝説の観光地をご案内します。

 本日はイタリアのヴェローナを訪ねます。ヴェローナといえば、あれです。

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下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 3で2019年7月15日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 街を流れるアディジェ川、美しい塔、ローマ時代の円形競技場もあります。

 しかし、この街を世界的な観光地にしたのは、ロミオとジュリエット。ヴェローナを舞台に繰り広げらえる悲恋物語です。

 「こちらがジュリエットの家です」とガイドさん。

 ここにはジュリエットのブロンズ像もあります。ガイドさん、ジュリエットが毒をあおって仮死状態になる場面を臨場感たっぷりに聞かせてくれます。

 観光客も思わず聞き入っています。ちょっとやりすぎじゃないですかねえ〜。

 「ええ、そうかもしれません。何しろ街にとっては一番の観光資源ですから。それにセンチメンタルな側面を強調して期待に応えたいというのもあります」とガイドさん。

 さらにジュリエットの家には有名なあのバルコニーもあります。現代のロミオとジュリエットが代わる代わる記念写真を撮影していきます。

 そしてジュリエットのブロンズ像は、胸に触るとご利益があるとかで、ピカピカです。これまで一体何人の人が触ったんでしょう。

 「私は二人がいたと信じてますよ」と男性。

 とは言うものの、ここは全て後から作られたものばかり。このバルコニーは1936年にハリウッド映画の撮影のために作られました。

 「ジュリエットの家にはバルコニーがなかったので、ヴェローナのお城にあった中世の石棺を、ここにくっつけてたんです」

 ええっ、石棺!?みんな石棺で記念写真を撮っていたとは・・・。

 家の中をキアラさんが案内してくれます。キアラさんは文学部の教授でシェイクスピアが専門だとか。

 「この建物は13世紀頃のもので、カペロ家が営む旅籠だったんです。カペロとキャピュレットが似ていたのでここがジュリエットの家だということになりました」

 さらに先生が観光客に人気のもう一つのスポットを案内してくれました。

 ここはかつて修道院だった建物の地下礼拝堂。これがジュリエットのお墓だそうです。

 「1937年、映画の撮影のために作られたお墓なんです。ヴェローナにあるロミオとジュリエットにまつわる場所はどれも偽物ですから、お墓が偽物でも驚かないですねえ」と先生。

 そんなヴェローナには年間100万人の観光客が訪れるそうです。お土産物屋さんにはカップルにまつわるグッズが並んでいます。

 記念に買っていく人が大勢いるんでしょうね。シェイクスピア様様ですね。

 おや、こちらでは誰かがポストの中から手紙を取り出しています。

 この女性、ジュリエット・クラブの会員の方。手紙はヴェローナを訪れた女性たちが恋の悩みを書いてポストに投函したもの。

 このクラブではその手紙に返事を書いているのです。フランス語もあれば日本語もあります。

 「はじめの頃はちょっと悲しい手紙ばかりでちょっと気が重かったのですが、やっているうちに少しでも元気になっていただけたらいいなと思うようになりました」と会員の一人。

 面白い活動があるもんですね。

 シェイクスピアのおかげで一大観光地になったヴェローナ。フィクションだとわかっていても、これだけ用意してくれていたら見てみたくなります。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、そして毎朝、ベッドと僕は、別れが辛いロミオとジュリエットみたいなもんだ!

VDM(Vie de Merde)より



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パスタの町 [イタリア]

 わが家では週に2〜3回はパスタを食べますが、お財布に優しいパスタばかりを使っています。そこそこ美味しく食べられます。

 しかし、厳選された良質のパスタというのがあるようで、格段に味も違うようです。

 そんな極上のパスタを生産する町が、ナポリの南にあるそうです。

 大きな町かと思いきや、人口3万人にも満たない小さな町。グラニャーノ(Gragnano)と呼ばれるその町に行ってみましょう。

Italy_Gragnano.jpg


下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年6月20日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 料理人が一つずつ丁寧にパスタを盛り付けていきます。

 ここはグラニャーノのイタリアンレストラン。地元産のパスタは宝石と同じ。粗末に扱うことはできません。

 このパスタ料理、一皿30ユーロ!

 「これはパッケーロと呼ばれるパスタで、手塩にかけて作られています。ですからこの値段になるんです」

 茹で時間は11分。それ以上、それ以下でもダメ。

 「グラニャーノのパスタは美味しいですよ。お湯に入れるといい香りが漂ってくるんです」とシェフ。

 そのグラニャーノがこちら。アマルフィ海岸に位置しています。6人に1人がパスタ関連の仕事についているという「パスタの町」。

 原料のセモリナ粉はプッリャ州で生産されたもの。パスタは、これにこの町の湧き水を加えて作られます。

 「澄んだ水ですよ。ここから100メートルほどのところに水源があるんです。パスタ作りには欠かせない水です」と男性。

 なるほど、美味しさの鍵はこの水だったというわけです。

 さて、こちらの渓谷では16世紀頃からパスタ用の小麦を挽いていました。

 「同じ材料を使っても、グラニャーノと同じパスタを作ることはできませんよ。作る場所によって必ず味に違いが出るものなんです」と男性。

 500年という長い歴史を持つグラニャーノのパスタ。昔はこんな風に野外で乾燥させていたそうです。それにしても切り揃え方があまりにアバウト!

 「ここの太陽の日差しと海風が麺を乾燥させるのに適しているんです。海風には湿り気がありますから、麺が均等に乾燥するんです」

 とは言っても、現代は全ての作業は屋内で行われます。こちらの工場を見学させてもらいましょう。

 整形されたパスタはこの容器にのせられ、乾燥室に入れられます。

 「気温は60度、湿度は50%に保たれています。乾燥させるのに、短いパスタの場合は24時間、長いパスタの場合は48時間かかります」

 この工場では1日で150箱を生産しています。お値段は500グラムで5ユーロ。一般のパスタの5倍の値段だとか。パッケージにはIGPのマーク。

 製造も機械化されています。面白いですね。次々にパッケーロが上から落ちてきます。単純な形をしていますが、これを機械で作り出すためには試行錯誤があったようです。

 そして、どうやって作ったのかわからないような形のパスタもあります。

 「これはこのブロンズの型で作り出すんです」とリポーター。

 その型を作っているのはこの小さな工房です。こちらで製造された型は全国のパスタ工場で使われているそうです。

 「工場はどこも自分たちならではの形のパスタを作りたがるんです。ですから私たちはパスタ界のスタイリストのようなものなんです」と工房の方。

 パスタのカタログを見せていただくと、なんと66種類もあります。新しいデザインも次々に登場しそうですね。

 皆さん、おいしそうなパスタ料理を召し上がってます。



******* フランス人のつぶやき *******

今日、同居人は、身体を洗うためよりパスタを茹でるために水をたくさん使う[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より



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クオータ100 [イタリア]

 欧州は来月の31日に夏時間に変わります。

 1976年にエネルギーの節約のために導入されたこの時間変更、EUの調査によれば、フランス人の80%が反対しているそうです。年2回の時間の変更はかなり煩わしいもののようです。

 結局、フランスでは時間変更はやらないことになりました。ただ、問題はどこでやめるかです。

 とりあえず3月31日には夏時間に変わりますが、それがそのまま続くのか、それとも10月にもう一度変更して終わりになるのか、まだ決まっていません。

 しかし、仮に夏時間を採用すると、夏は10時くらいまで延々と明るい、というのが将来にわたって続くことになります。どうなんですかね?ちょっと疑問。

 遅くとも9時くらいには太陽には沈んでいってもらった方が良さそうに思うのですが・・・。

 それはともかくとして、本日はイタリアのお話です。

 各国で定年がどんどん上がっていく中、イタリアでは逆に、67歳から62歳に下がったそうです。

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下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 3で2019年2月21日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 こちらの男性は62歳になるダニーロさん。もう働くのをやめて、悠々自適の老後を過ごすことができるかもしれません。

 ダニーロさんは民間の電話会社で働いてきました。本来なら67歳まで会社に勤め続けて年金を支払わなくてはなりません。しかし、法律の改正で状況が変わりました。

 「私の場合、新しい法律が適用されることになると思います。歳は62で、39年間年金を払い続けてきました。ですので、クオータ100(quota 100)を超えてるんです」とダニーロさん。

 クオータ100とは、年齢に勤続年数を足して100を満たせば、定年になり年金を受け取れるという仕組みのこと。

 ダニーロさんの場合は、62歳で勤続年数が39年ですから、足すと101。クオータ100を超えているので引退し年金を受け取ることができるというわけです。ただし、62歳までで、それ以下の年齢は対象外です。

 この方式を推進してきたのが、ポピュリズムの台頭とともにイタリアの政界に殴り込んできた政党 “五つ星運動” 。この定年制度を選挙の公約にしていたようです。

 その狙いは、定年を引き下げることにより、より若い人に活躍の場を広げるというもの。

 この1ヶ月間ですでに43,000人が定年を申請しているそうです。そのうち80%が男性で、その多くが公務員だとか。

 しかし、そんなことして大丈夫なんでしょうか?イタリア経済も決して順調ではなかったはず。

 「年金支払い期間に満たない場合でも、年齢を足せば定年になれるのはいい考えだと思いますよ」と女性。

 「財政が許すんならいい方法だと思いますよ。でも、たくさんの人たちが一斉に申請して、国庫は空っぽなんてことになったら大変なことになりますよ」と男性。

 イタリア国民の意見は割れています。

 このシステムを維持するためには年間70億ユーロが必要だと言います。

 結局、ダニーロさんはすぐにはリタイアしないで、もう少し働くつもりのようです。

 このクオータ100は3年間の試験期間を経て、継続するのか中止にするのか決めることになるようです。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、私は学生で、まだ働いたことがない。そして、有名なスポーツ選手が引退したというニュースを聞いた。なんと彼女は私より若かった[あせあせ(飛び散る汗)]


VDM(Vie de Merde)より


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鏡の太陽 [イタリア]

 先日、梅の様子が気になったので、買い物に出たついでに公園を横切ったら、あちこちで花が開き始めていました。1分咲きといったところでしょうか?

 650本ほどある梅の木のうち149本が開花したようです。

 今週末からは「梅まつり」が始まるので、のんびり見て回るのも今のうちだなあと少し時間をかけて見てきました。

 そして昨日、東京は雨でした。カラカラに乾燥していた東京には雨が必要だったのですが、実際に降られてみると、やっぱり鬱陶しいですねえ。特に冬は。

 ちょっと歩くと足もとが濡れてしまうし、日差しがないから寒い。気持ちも今ひとつです。

 そうは言っても、冬でも太陽が顔を出してくれる日が多いのであまり文句は言えません。

 イタリアにはこんな村もあるらしい。

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下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2019年2月5日に放送)

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 ここはイタリア北部の山間の村ヴィガネッラ(Viganella)。標高500メートルのところにある、人口約70人ほどの小さな村です。

 冬の間、目の前に聳えている高い山に遮られて太陽の日差しが全く入ってきません。

 11月13日から数えて83日間、村人たちは日差しのない毎日を過ごしてきました。

 「冬は太陽が見えなくなるんだよ。だから子供たちは、あの山の上まで行っておやつを食べていますよ。あそこなら太陽が見えますから」と男性。

 その山の頂に目をやると、何か光るものが・・・。

 そこには、横8メートル、縦5メートルの大きな鏡が設置されていました。

 この鏡、1日に6時間ほど太陽を追いかけて、村にその日差しを反射してくれるのだそうです。

 確かに、ちょっと弱めですが、太陽の光が村に届いているようです。

 鏡が設置されたのは今から10年前のこと。

 「あの鏡は太陽の表面の70%ほどしか反射してくれませんが、村に光を供給してくれるのには十分だったんです。だからあのサイズの鏡にしたんです」と建築家の方。

 鏡は光を反射してくれますが、紫外線の熱は反射しないそうです。ということは、明るくはなるけど暖かくはならない。

 そのため、標高500メートルほどしかないのに、雪に覆われた長い冬を過ごさなくてはならないのだそうです。

 この鏡が物珍しいせいか、村を訪れる観光客の数が増加したそうです。

 2月の初旬、本物の太陽が見える時期になると、こうしてお祝いのお祭りが開催されるそうです。

 この日はあいにく曇り空で太陽は顔を出してくれませんでしたが、晴天なら見えたはず。

 お祭りはいつものように盛大に行われました。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、夫が鏡に向かって話しているので驚いた。どうも自分の筋肉と話をしていたらしい

VDM(Vie de Merde)より



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滞在料 [イタリア]

 日本に遅れること8時間、フランスも新しい年を迎えました。

 シャンゼリゼ通りのお祝いの様子は→こちら

 花火も上がって華々しく一年が始まりました。

 東京もまた渋谷が騒ぎになっていたようですが、いつから大晦日に大騒ぎをするようになったのか・・・。

 日本の大晦日は、ほとんどの場合、家族でコタツに入って除夜の鐘を聞きながら静かに新しい年を迎える、というのでした。

 小さい頃はそんな時間まで起きていられず、翌朝、目をさますと新しい年に変わっていて、朝日が昇り、ああ、初日の出ぇ〜、なんて言ってましたっけ。なんだか古き良き時代・・・。

 それはさておき、世界有数の観光地ヴェネツィア。年間3,000万人の観光客が訪れるそうですが、一番多い時で住民の数百倍にもなるそうです。

 あまりの急激な人口集中のため、昨年から入場制限を始めました。

 そして今年、さらなる対策が実施されるようです。

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下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 3で2018年12月31日に生放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 ヴェネタ潟をゆっくり進む大型客船。年間600隻ほどの客船が入港するそうです。

 一隻だけでも何百人もの観光客を一度に運んでくるわけですから大変な数字です。

 「私たちは毎日、観光客の置いていくゴミを集めてるんですよ。結局、何の得にもならないってわけです」と商店の方。

 「歴史的なこの街をきれいで安全な街に保つための費用は、これまでずっと市民が負担してきました。しかしこの費用は年々増えていくばかりです」と市長さん。

 去年の春、市は入場者を制限する措置を取りましたが、今年の夏からは、観光客全員に、滞在料として2.50ユーロから10ユーロを支払う義務を課すことにしました。

 その額はシーズンに合わせて変わるようです。

 「10ユーロなら支払えるでしょう」と男性。

 「私にとって10ユーロ払ってもらうということより、そうすることによってどんな結果になるかが重要なんです」と女性。

 概算によれば、この滞在料で年間3,000万ユーロの収入になるとか。

 あの美しいヴェネツィアが、これで保てるのなら文句は言えないですね。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、目の病気で片方の目だけ開けられなくなった。で、新年の記念写真の僕は、どれもウィンクしたまま笑っていた[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より



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道路整備 [イタリア]

 一瞬、暖房が頭をかすめるくらい気温が下がってきました。11月も半ばになるとさすがに寒くなってきます。

 昨日は風があったせいか、外出中は思わず上着のボタンを全部閉めて歩いてしまいました。そろそろコートの出番かもしれません。

 さて、ヨーロッパ各地ではクリスマスの準備が始まったようですが、イタリアのローマは少々困った問題を抱えているようです。

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下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 3で2018年11月13日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 犬も歩けば “遺跡” に当たると言ってもいいくらい街のあちこちに遺跡の残るローマ。

 しかもどれも2000年以上も前のものばかり。その歴史の古さに思わずため息が出てしまいます。

 しかし、視線を足元に向けてみましょう。

 ありゃりゃ、道路がでこぼこ。アスファルトがひび割れてしまってます。これじゃあ自転車も自動車も走りにくいことこの上なし。

 アントニオさんは毎日事故に合わないかとヒヤヒヤしながら車を運転しています。

 「ひどい状態ですよ。ここなんか10センチほどの段差ができてます」

 新しい市長が誕生して新生の行政に期待していましたが、状態はさらに悪くなっているとか。

 専門家の試算によれば、これらの道路を整備するためには15億ユーロの費用がかかるらしい。

 すでに赤字を抱えているイタリアにとっては重すぎる支出です。

 一昨年の選挙で新市長になったのがこの方、ビルジニア・ラッジさん。

 選挙期間中、当選した暁にはローマの道路整備に着手すると市民に約束していました。しかし、未だその気配もありません。

 ラッジ市長を支援してきた現在の政府も、高齢者や低所得者への支援が優先だとして、1億8000万ユーロの補助金を取り消してしまいました。

 梯子を外されてしまった形のラッジ市長、政府と戦うとおっしゃっていますが、ちょっと難しいのでは?

 業を煮やしたローマ市民は10月末、もういい加減にしてくれ!とデモに訴えました。

 こちらの女性は、25歳になる娘さんを交通事故で亡くしました。道路の不備が原因の事故でした。そのため、こんな活動を始めました。

 「道路がひび割れたり陥没したりしているところにペンキで印をつけることにしました。こうしておけば多少は事故を防げると思うんです」

 ドライバー協会は、スクーター事故の5台に1台が、また自動車事故の10台に1台が道路の不備が原因であるとして、市を告訴する構えです。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、父からスクーターをプレゼントしてもらって一ヶ月になる。そして父が出勤するのにそのスクーターに毎日乗るようになって一ヶ月になる[あせあせ(飛び散る汗)]


VDM(Vie de Merde)より


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続・週末はシラクーザで [イタリア]

 特色のあるフランスの小さな村々を訪ねている間に、月が変わって11月になっていました。

 さすがに朝晩は冷えてきました。どんどん寒くなって欲しい!

 そうすれば冬物を着ればいいだけだから単純。今のままだとどうも曖昧な天気で困ります。

 それはさておき、日曜日恒例の週末旅は放送がなかったのでお休みです。本日は、先々週に紹介した週末旅のシラクーザの続編です。

 シラクーザは、古代ギリシャの時代にまで遡る長い歴史を持つ重要な町と言われていますが、あの週末旅だけでは今ひとつピンときませんでした。

 しかし、今日、紹介する映像をご覧いただくと、それがよ〜くわかります。何しろ、町に残るギリシャの遺跡が3Dで再現されているからです。

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下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年10月17日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 地中海のシチリア島にある町シラクーザ。バロック様式の大聖堂にレモンの木。まさにイタリアそのもの。しかし・・・。

 「最初にここに住んでいたのはギリシャ人だったのです」と専門家。

 紀元前7世紀頃、ギリシャ人たちがこの地を発見し町を築いたと言われています。この巨大な野外円形劇場跡がその繁栄ぶりを伝えています(青印)。

 「この劇場を見ていると当時の力強いエネルギーを感じます」と女性。

 今から2500年ほど前、ここには神殿が立っていました(赤印)。

 「今いるところには、こんなアポロン神殿が建っていました。柱の数は42本、高さは15メートル。上部の壁は細かな装飾が施された木の板で覆われていました」とリポーター。

 これはちょっとすごいですね。当時の人々は神への貢物を手に携えてここにやってきたと言われています。

 「大勢の人が集まって儀式が行われたはずです。生贄の動物もいたでしょう。音楽も奏でられていたと思います」と専門家。

 そして映像の最初に登場した野外円形劇場。

 「ここには舞台がありました。豪華な王宮を表した建物が建てられ、役者たちを上階まで持ち上げる装置も設置されていました。さらに音響装置もありました。大きな音を立てて嵐を再現していたようです」

 改めて高度な文明があったことを思い知らされます。

 地元の子供達は教室で歴史を習うだけでなく、こうして実際に遺跡に触れながら学びます。

 「感動します。埃を払うと石がよく見えて、いつ頃の石かがわかるんです」と男の子。

 「市民はここを大切にしてきました。そして、その文化を次世代に伝えていくことが自分たちの使命だと思ってきたんです」と考古学の先生。

 当時のギリシャ人たちは地中海に面した様々な地域を植民地にしていました。その中心がシラクーザだったのです。

 そして各植民地と結ぶために全長210メートルにも及ぶ巨大な船を建造したと言われています。

 「その船は “シラクジア” と呼ばれたところから、シラクーザの繁栄ぶりをうかがい知ることができます」と専門家。

 船には神殿の他に庭があり、そこで植物が栽培されていたとか。水やりの装置も完備されていたと言いますから驚きです。

 これにはシラクーザ出身の天才アルキメデスが一役買っていたようです。

 やはりこの町は、ただのものではありませんでしたね。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、哲学の教師としてバカロレアの追試の口頭試験を担当した。で、ある受験生によると、古代ギリシャでは自殺した者は死刑になったそうだ[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より



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