ダボの岩山 [ロレーヌ地方]

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フランスで最も美しい駅 [ロレーヌ地方]

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ミラベル祭り [ロレーヌ地方]

偶然の産物 [ロレーヌ地方]
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100日前の仮装祭 [ロレーヌ地方]

ブラッスリー4 [ロレーヌ地方]

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水仙まつり [ロレーヌ地方]
ジムの向かいの、ちょっと小高い公園のところに大きな桜の木があるのですが、今日、満開になっていました。
毎年、この時期になると美しいなあと見とれてしまいます。
そして、プールでは、またあの鼻歌おばあちゃんと一緒になりました。
プールから上がるとミストサウナに入って鼻歌まじりでシャワーにかかるとすぐに出て行ってしまいます。
サウナに入るというより、暖かい部屋に入ってシャワーにかかりたい、というだけなのかもしれません。
私などは「もうダメだぁ〜」の一歩手前くらいまで入って(だいたい10分くらい)、冷たいシャワーにかかって出てきます。そうすると、その後もずっとあったかい。
さて、日本はあちこちで桜が満開のようですが、フランスのヴォージュ地方では水仙が満開です。

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2017年4月7日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ここはヴォージュ県の小さな町ジェラルメ(Gerardmer)。水仙の花が満開です。
今日は、2年に一回行われる水仙まつりの準備のために、たくさんの子供たちが花を摘んでいます。
「いい匂いがするの。パパとママにあげます」と女の子。口がアヒルさんみたいでした。
「小さな花びらがあってとてもキレイです」と男の子。
今日は、52,000束のブーケを作らなくてはなりません。今週末に開催されるお祭りで使うのです。
一生懸命に摘む子もいれば・・・水仙と一緒に春の陽を楽しむ子もいます。気持ち良さそうですねえ〜。
「自分のブーケができたら水仙を摘むのをやめて、さっさと仲間と一緒に遊ぶ子もいますよ」とお母さん。
仕方ないですよね。冬が終わって日差しいっぱいの春がやってきたんですから、お花畑の中で遊びたくもなります。
水仙のブーケはアトリエに集められます。
ここで、水仙まつりのパレードに参加する山車の飾り付けが行なわれています。
お祭りは今週の土曜日、つまり今日、開催されます。
映像は前回の祭りの様子。かなり大がかりですね。マントンのレモン祭りを思い出します。
この日、県外からの人たちも合わせて数千人の見物客が訪れるそうです。
最後は豚の貯金箱でした。ちょうど2ユーロがお腹の中に入っていくところです。
それにしても水仙の花の数がすごいですね。花が萎れないように根元には水を含ませたスポンジが設置されているようです。
今年はどんな山車が登場するのでしょう?
以前の祭りの様子に興味のある方は→こちら
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、夫が私の両親を家に来るのは三回目。一回目のお土産は花束、二回目はチョコレート。そして三回目は・・・トイレットペーパー。『あの、その〜、お宅のはちょっと薄すぎるんでね。分厚いのを持ってきました!ははははは・・・』」
VDM (Vie de merde)より
フランスで最も美しい駅 [ロレーヌ地方]
フランス国鉄の関連会社が、フェイスブック上で「フランスで最も美しい駅は?」の総選挙を行ったところ、フランス北東部にあるメス(Metz)の駅がめでたく当選したそうです。
一体どんな駅なんでしょう?

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2017年2月21日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
こちらがそのメス駅。まるで教会のよう。
しかし、確かに毎日約20,000人が利用している駅舎なのです。
「ええ、素晴らしい駅ですね。私、ちょっと急いでいるので行きますね」と女性。
「正直、私は毎朝通勤のために利用しているのでゆっくり眺める時間があまりないんですが、ちょっと立ち止まって鑑賞すればいいのかもしれませんね」と男性。
毎日利用している人たちにとっては見慣れた普通の駅なのかもしれません。
この繊細な装飾の数々。
完成したのは1908年、建てたのはドイツ人建築家Jürgen Krögerです。
中のホールはこんな感じ。天井までの高さは40メートル。
「投票しましたか?」と取材班。
「ええ、もちろん投票しましたよ」と女性。
「この駅が一番美しいと思いますよ。だって、私はメスに住んでますからね」と別の女性。
やっぱり地元の人たちはこの駅を誇りに思っているようです。
赤いリュックを背負った男性は観光客でしょうか?早速、駅舎を記念撮影。
かつて駅の中には食堂があったようですが(→こちら)、今では本屋さんに生まれ変わっています(→こちら)。
元の作りは残しつつ、うまい具合にリノベーションしてあります。
100年以上も前の食堂はかなり老朽化していたに違いありません。
さて、こちらは駅の向かい側にあるカフェ。
「素晴らしい建物です。まるで美しい少女みたいですよ」とお店の方。
ガラス張りのサロンからは駅舎のファサードがよく見えます。
ここなら寒さに震えることなくじっくりと鑑賞できそうです。
こうしてあちこち見ていると、ドイツ人の建築家らしい特徴が散りばめられているのがよくわかります。
「中世を思わせる彫刻やフリーズなどの装飾で、全体が荘厳な作りになっています。それが美しい駅と言われる所以だと思います」と専門家。
この駅舎がユネスコの文化遺産に登録される日も近いかもしれません。
因みに、他にはどんな駅が票を集めたかといえば、ストラスブール、リモージュ、トゥール、ラ・ロシェルでした。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、駅でお菓子のサンプルを配っていたので早速もらって、カリカリ食べながら電車に乗ったら、周りの乗客がジロジロ眺めるのでやっと気がついた。もらったのはキャットフードだった」
VDM (Vie de merde)より
フランスの最も美しい村3 その4 [ロレーヌ地方]
フランスでは労働法の改正案が提出され、それに反対する人の活動が徐々に高まって来ました。
政府はしゃにむに抑え込もうとしていましたが、デモへの参加者が増えるにつれ、それも厳しくなってきたようです。
以前、学生のデモが激しくなって、結局、政府が法案を取り下げたという過去もあるので、これからどのようになっていくか注目です。
さて、本日ものんびりとフランスの田舎を訪ねることにしましょう。
「フランスで最も美しい村」シリーズの四回目は、フランス北東部の小さな村シャティヨン=シュル=ソーヌ(Châtillon-sur-Saône)です。

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2016年5月5日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
この心休まる田園風景。村の中をソーヌ川が流れています。人口はわずかに150人足らず。
中世、ルネッサンス、20世紀と、それぞれの時代の足跡が刻み込まれた家々。
村では傷んだ建物の修復があちこちで行われています。
「ここはかつてベッドだった場所です」とダヴィドさん。
14世紀から15世紀にかけて、100年戦争やロレーヌ公国とブルゴーニュ公国の争いによって村は破壊されてしまいます。
その後、16世紀初頭あたりから貴族がここに邸宅を構えるようになります。
そして中世末期からルネッサンス期にかけて、ブルゴーニュ地方、シャンパーニュ地方、フランシュ・コンテ地方の要所となったのです。
当時の建物が今でも残っており、村人たちによって修復作業が続けられているのです。
こちらの古そうな建物は500年前のもの。中に入ると工事現場のようになっていました。
この建物のオーナーがフェルナンさんです。
ここから70キロほど北へ行ったところにあるナンシー(Nancy)で働いていますが、こうしてせっせと修復作業に励んでいます。
「歴史があって居心地がいいんですよ。この建物を手に入れることができてよかったです」
そしてもう一人、パリからやってきたジャン=リュックさんは、15世紀頃に建てられたブルジョワ階級の邸宅を手に入れました。
修復が完了した暁にはセカンドハウスとして使用するつもりです。
「このような階段付きの塔は、貴族や商人など特権階級の家に備え付けられていました。いわばステイタスの象徴だったわけです。それと同時に、火事の際の非常口にもなっていたのです」とジャン=リュックさん。
シャティヨン=シュル=ソーヌには村の歴史を知ることのできる小さな博物館があります。
1階には昔の学校が再現されています。
黒板には「お金持になったからと言って幸せとは限らない」の文言が・・・。
昔はこんなこと子供達に書き取らせながら、言葉を覚えさせていたようです。
そして2階には昔の衣服が展示されていました。
「こちらはペストの治療のために医者が来ていた衣服です。両手を布で覆い、こんなマスクをしていました」とガイドの女性。
そして三階は、この村出身の画家ジャン・モンシャブロン(Jan Monchablon)(1854-1904年)の展示室になっています。
20世紀初頭、彼の作品のほとんどがアメリカで売れてしまったそうです。
この博物館では、寄付を募ってできるだけ作品を回収しようと頑張っているそうです。
この世知辛い世の中を忘れさせてくれるような絵でした。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、僕の彼女が誕生日のお祝いに風光明媚な田舎の村を自転車で巡る旅を計画してくれた。なんて素敵な誕生日プレゼント!ただし、僕が自転車に乗れればの話だが」
VDM (Vie de merde)より
地方のお宝 その4 [ロレーヌ地方]
フランスの地方のお宝シリーズの四回目は、温泉。
フランス各地に温泉地がいくつもありますが、その中の一つがヴォージュ県です。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2015年4月9日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合はウィンドウの下の文字をクリック)
蛇口から出てくるお湯の温度は70℃。ここは天然のスチームサウナ。
高温のせいか、5分以上は中に入らないようにとの注意が出ています。
プロンビエール=レ=バン(上記地図の赤印)の温泉を最初に発見したのはローマ人でした。2000年も前のことです。
源泉のお湯の温度は85℃と欧州で最も熱い温泉の一つです。
ローマ時代風の作りになっている施設の中をそぞろ歩くお客様方。
「全身が健康になります。肌がきれいになって潤いました」と女性。
「別世界に来たみたいです」と別の女性。
ローマ人が発見した温泉は、その後、ルイ15世、ナポレオン・ボナパルトへと引き継がれ、ナポレオン三世の時代に大々的に発展を遂げました。
村にはローマ風の建物があちこちに残っています。
そして村の中心には、ホテル、レストラン、療養施設が一つに集まった温泉施設Thermes Napoléon(ナポレオン温泉)があります。
毎年3,700人もの人々がここに療養にやってくるそうです。
「この施設はわたしらの時代に作られたものではありません。重ねられた歴史があるんです。それぞれの時代の贅を尽くした建物や装飾があちこちに残っています」と男性。
プロンビエール=レ=バンから50キロほど北西に行ったところにあるのがヴィテル(Vittel)。
あのミネラルウォーターでおなじみのヴィテルです。ヴォージュの温泉の中では一番若いそうです。
ジャクリーヌさんはヴィテルの温泉にちなんだ品物を収集して博物館に展示しています。
鉱泉を詰めたボトルの他に、療養で使われた面白い器具もあります。
中でも面白いのがトレーングマシーン。こうして筋肉を鍛えていたそうです。
そして電球を使った器具もあります。
「身体のあちこちに電球の光を当ててケアしたようです」とジャクリーヌさん。
ヴィテルには19世紀後半から20世紀前半にかけて作られた建築物があることでも知られています。
中にはパリのオペラ座を設計したシャルル・ガルニエの手による建物もあります。
かつては上流階級の人々が大勢やってきたと言います。
「ここは様々な人々が出会う場所でした。恋人同士だったり、政治家だったり、様々な人々がここに集まったのです。1904年には競馬場も作られました」
かつての建物の修復も始まっています。
最近ではヴォージュ地方の温泉に療養にやってくる人たちも増えたそうです。
尚、ヴォージュの温泉については以前の記事でも紹介しています。興味のある方は→こちら。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、バカンスに出発しなくてはならない日。なのに温度計が40℃を指していた。くそ〜、40℃もある!それは気温ではなく僕の体温。スキー旅行はキャンセルだ」
VDM (Vie de merde)より