黄金の崖道 [コート・ダジュール地方]
お天気がいいのに洗濯物は部屋干し。こんな昼に〜、外干しできないなんてぇ〜(←忌野清志郎風)。
さて、桜が終わって新緑の季節が始まった。この頃の花と言えばツツジ。近くの公園のツツジが三分咲きくらいになっている。こうして季節は巡り巡ってまたあの暑い夏がやってくる・・・。
本日は夏のバカンスを先取りするようなコート・ダジュールの海沿いを走る伝説の道、レステレル道路(Route de l'Estérel)を紹介しましょう。
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2023年4月11日に放送)▷がない場合は→こちらをクリック
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
レステレル道路を走り抜けていくレトロな車。
サン=ラファエルとカンヌの間をつないでいるのがこの道路。別名を黄金の崖道(Corniche d'Or)と呼ばれています。
今年は開通120周年。それを記念して古い車の愛好家たちが集結しました。レトロな車がこの道路に馴染んでとってもおしゃれ。
空から見渡すと地形がよくわかります。確かに崖道。そのそばにプール付きの別荘のようなものが立ち並んでいます。
この日の朝、サン・ラファエルに集まったレトロ車愛好家の皆様方。中には当時のファッションで身を固めたきらびやかな方々もいらっしゃいます。
「古い車にのって風景を楽しんだり、昔を思い出したりして楽しい時間をすごすんですよ」と男性。
「この道はフランスで一番美しい道だと思いますよ」と女性。
入り組んだ海岸線を辿るように作られた道路は、20世紀初頭、観光地としてコート・ダジュールが発展した歴史を象徴しています。
長い時間と困難な工事を経て完成した道路は1903年に開通しました。そこには20キロに渡って雄大の自然の風景が広がっています。
「写真を撮ってスイスに住んでる友人に送るつもりです。こちらは青い海、そしてあちらは赤い色の岩山。素晴らしい眺めです」
「この道を走るとずっと海が見えます。それがいいですね」
こうして今でも地元の人たちやツーリストが自然の風景を堪能しているそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、車を運転していると友人に出くわした。彼女がこちらを見て言った。『お隣のワンちゃん、可愛いじゃない』おいおい、隣にすわっているのは私の母だよ」
VDM(Vie de Merde)より
第89回レモン祭り [コート・ダジュール地方]
あっという間に2月も半ばを過ぎた。
フランスは2月に冬休みのようなものがあるため今はバカンスシーズンだ。
そして2月と言えば、あちこちでカーニバルが開催されます。
この時期に必ずテレビに登場するカーニバルと言えば、マントンのレモン祭り。
今年は3年ぶりに何の規制もなく開催されているそうです。
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 3で2022年2月12日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
レモン祭りと言えばこれ。大量のレモンとオレンジを使って作られた巨大オブジェ。
これは人の顔???
山車一台で数トンの重さにもなるそうですが、10台ほどの山車が観客でいっぱいの会場をパレードしていきます。
「楽しいですよ。皆さん、来なきゃダメですよ。今年来られないなら来年は来て下さいよ」と男性。
山車の上から観客に向かって投げられているのは紙吹雪?それとも本物の花びら?どっちにしてもこれがあると盛り上がります。
「去年、息子夫婦が来たがってたのですがコロナで来られませんでした。今年は大丈夫なんじゃないかと思います」と女性。
今年のレモン祭りのテーマはロック&オペラ。テーマからしてにぎやかそう。
登場したのはハーレー・ダビッドソンにまたがったジョニー・アリデー。フランスロックの始祖とも言われています。さすがに顔はレモンやオレンジじゃないですね。
山車の上ではそっくりさんがロックしてます。
そしてアクロバットチームやブラジルチームもパレードに加わります。
観客席の子どもたちは大喜び。中には1000キロも離れたところから見物にやってきたという家族もいます。
レモン祭りは2月26日まで開催されています。そして次のパレードは16日に行われる予定です。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、4才の娘の誕生日のお祝いに可愛いワンピースをプレゼントした。すると娘が言った。『ママ、これ、カーニバルで着るよ』そんな派手だったかしらん」
VDM(Vie de Merde)より
砂利が消えた?! [コート・ダジュール地方]
日曜日恒例の週末旅は以前の再放送でした。場所はイスタンブール。美味しいものや観光スポットも豊富で、また見ても楽しめそうです。よかったら→こちらをクリック。
さて当方は、先週末に微熱ながら熱を出してしまい、いつもならささっとかかりつけのお医者さんに診てもらって治すところが、コロナ禍では簡単に診察は受けられない。この時期、まずはインフルエンザとコロナの両方で検査する。
小さなパネルを見せられてインフルもコロナもラインが出てこないから陰性ですと言われた。それにしても科学の進歩は恐ろしい。コロナ禍になったばかりの頃、PCR検査というものは結果がわかるまでに3日くらいかかったような気がする。今じゃ5分もしないうちに分かる。しかもインフルと同時に分かる。便利になった。
そんなわけで陰性だった私は風邪薬を処方してもらって帰宅した。今回の出来事を教訓とし、医療用抗原検査キットを確保しておいた。2回分で唾液と鼻腔のどちらかで検体が採取できる。鼻腔からの検体は自分では難しいとつくづく思った。ゆえに自分でやるときは唾液になりそうだ。
さて、本日はコート・ダジュールのニースで起こった不思議なお話です。
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2023年1月20日に放送)動画が見られない場合は→こちらをクリック
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ここはニースにある有名な遊歩道。
海岸を見渡すといつもと様子が違っています。砂利のビーチが砂のビーチに変わってました。
「砂利が消えちゃったわ(笑)。砂はサラサラで気持ちがいいから構わないけど」
「あれえ〜、砂利がなくなってる!」
「砂利はニースのスペシャリテなのよ」
「いつもは砂なんてないですからね。何が起きたのやら。この間の嵐のせいなんじゃないですかね」
地元の人たちは少々驚いてらっしゃるようですが、原因はここ数日続いた大波らしい。
ビーチでお店をだしている人たちにとっては、この時期、この現象は珍しいことではないと言います。
「あの波が砂を運んでくるんですよ。それで半分砂利、半分砂って感じになっちゃってるんです」
「ちょっと気分が替わっていいかもね」と女性。
そう言えば、ビーチは砂利が良いという砂利派と、砂が良いという砂派いましたよね。砂利の方が身体が汚れなくていいと言い、砂の方が気持ちよく寝っ転がれるって言う。
どうも地元の方々は砂利の方がお好みのようです。ご安心下さい。砂は数日後には消えるそうです。
それにしてもこの時期に海水浴とはお元気ですね。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、ビーチで彼女に結婚を申し込もうとひざまずいたら、クラゲの上だった」
VDM(Vie de Merde)より
港のイルミネーション [コート・ダジュール地方]
一週間ほど前から恐ろしく忙しくなって、正直、地獄の日々。
いずれにしても今週末が来てしまえばそれまで。泣いても笑っても今年の仕事はほぼ終了。
早いとこ年末年始の休みに入ってのんびりしたい。暖かい部屋でリクライニングの椅子にうずもれ図書館から借りてきた本を読むぞ!
さて、ワールドカップはフランスの連覇ならずで終了。うなだれるエムバペをマクロンが慰めてたらしいけど、フランス国内ではあれはやりすぎだと非難の声が上がっている。
大統領としてああいうことをやるべきだったかどうかは確かに疑問。ちょっとでしゃばり過ぎだったか。それに政治的利用と受け取られかねない。
いずれにしてもニュースの大半を占めていた大会が終わって、多彩な話題のニュース番組に戻ってくれたらありがたい。
さて、本日は地中海の港町ラ・シオタ(La Ciotat)のクリスマスイルミネーションをご覧ください。とってもキレイですよ。
下記のウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2022年12月20日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
クリスマスのイルミネーションはやっぱり美しいですね。
ラ・シオタのはちょっと特別です。何しろ海から回収したペットボトルで作られているからです。
「ご覧のとおり白とブルーのイルミネーションです。ペットボトルでできているからこの色なんですよ」と町の助役さん。
ああ、船をつないでいる明かりも同様です。
使われたボトルの数は全部で60,000本。これはかなり手がかかってますね。
去年は港の装飾は熟考の末に諦めました。その分、今年は特別なものになったようです。
「クリスマスの季節だなって実感します」と女性。
「去年に比べて今年は海岸も船もキラキラしていてとってもキレイです」と男の子。
海から回収したペットボトルなら材料費の節約にもなるし、リサイクルだから環境にもやさしい。
しかし、電気は使います。このイルミネーションだけで電気代は2,500ユーロになるそうです。
去年はできなかったんですから、今年は大目に見てあげましょう!
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、ボールペンを借りに妹の部屋へ行ったら、ハロウィーンで使ったプラスチックの蜘蛛が置きっぱなしになっていた。片付けようと手にとった瞬間、ぬるっと動き出した」
VDM(Vie de Merde)より
四角いボールで世界大会 [コート・ダジュール地方]
昼間は真夏の暑さが続いているものの、朝晩は気温が下がって過ごしやすくなった。もう少しの辛抱か?
新規コロナ感染者数もやっと右下がりになりつつあるようで少しほっとする。
それにしても、一度収まったかと思えばまたわ〜っと拡大して、拡大したかと思えば収まる。不思議な現象に思える。感染症とはそういうものなのか?
さて本日は、四角いボールを使ったゲームのお話。
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年8月22日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
南仏と言えば丸いボールを使ったペタンクですが、こちらはご覧の通り四角のボール。投げてもまっすぐには進んではくれません。
この地域では40年も前から、この積木のような四角いボールでゲームを楽しんているそうです。
角が少々丸くなっているのもあります。
「ここのボールは四角ですよ。今となっては丸いボールじゃあ楽しめませんよ」と男性。
「どうして四角になったのかはわかりませんが、丸いとこんなゲームはできませんよね」と女性。
どうもこの町は坂に出来た町のようです。そうなると丸いボールではコロコロ転がるだけでゲームなんてやってられそうもないですね。それで四角になったのか?
狭い坂の路地で熱い戦いが続いています。毎年夏になると、100人ほどのプレイヤーが集まり世界大会が開催されるそうです。
「コツはあるかって?それは地面が知ってるよ。ころっと投げて左右に転がりながら進むんだから(笑)」
「狙いを定めて投げるだけですよ」
このゲームが生まれたのは1980年のこと。ボール遊びを楽しんでいた土地が突然駐車場に変わってしまったことがそもそものきっかけらしい。
「ボールゲームを楽しむためにわざわざ下まで行くのがイヤだったから、この路地でやろうとしたんです。でも、ここでは丸いボールではゲームは出来ません。それで四角いボールを思いついたんです」
つまり、平らだった土地が駐車場になってしまい遊ぶ場所がなくなったわけですね。それでこの坂の路地でやることになった。
ははあ〜、これなら下から投げても上から投げてもなんとかなりますね。
ゲームのルールはペタンクと全く同じ。四角いボールは木製です。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、ベッドでテレビを見ていると、うちのニャンが帰ってきた。手だけ伸ばしてなでようとしたら、なにか毛の生えた丸いボールのようなものがモゴモゴしている。見ると、ニャンの戦利品のネズミだった」
VDM(Vie de Merde)より
ヴァンスを散策 [コート・ダジュール地方]
日曜日恒例の週末旅は放送がなかったのでお休みです。
さて、夏のバカンスシーズンにも入ったことですし、少しコート・ダジュールうろうろしてみましょう。
昨日はクラゲを見物しましたが、本日はニースから20キロほど山側にいったところにある町ヴァンス(Vence)に行ってみましょう。
下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年6月28日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
町の中心は13世紀に作られた城壁で囲まれています。
空から見ると建物が密集しているのがよくわかります。中世から変わってないように見えます。
オラスさんと一緒に大聖堂の上まで上がってみましょう(青印)。最後は階段ではなくハシゴです。鐘楼の上からは町を一望できます。
大聖堂の鐘は年に2回ボランティアの皆さんが大掃除するそうです。
この大聖堂、30年前に大々的な修復が行われ、一週間で500人のボランティアが作業を行ったそうです。
そしてもう一つ、町のお宝がこちらのトネリコの木(緑印)。
樹齢は483才。日本がまだ戦国時代の真っ只中に生まれた木。老木とは思えない力強い姿です。
まだまだお宝はあります。それがこちらの焼き菓子クラクラン(craquelin)。拡大してみると、なんだか岩のよう。
「私の子供の頃からありましたよ。朝食にコーヒーと一緒に食べると美味しいんですよ」と女性。
このクラクランはこちらのお菓子屋さんで生まれました(オレンジ印)。
発明したのは、現在のオーナーであるジェラールさんの祖父。1927年のことでした。
「ブリオッシュの生地にブラウンシュガーとはちみつを混ぜ、マカロンの生地をのせて、最後にアーモンドをまぶしてオーブンで焼きます」
これはぜひとも一度食べてみたいものです。
さて、青と白の個性的な屋根が見えてきました。これがアンリ・マティスのステンドグラスがある礼拝堂です(紫印)。
1941年に手術を受けて生還したマティスが、4年の歳月をかけて完成させた作品です。壁画「十字架への道」も描いています。晩年のマティスの創作の軌跡が伝わってきます。
町中に戻ると賑やかな音楽が聞こえてきました。すごい、笛を吹きながら太鼓も叩いてます。
南仏の夏は楽しそうですね。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、学校が夏休みになった。学校に行きたくないと駄々をこねる息子を見なくて済むと一安心。しかし今度は、娘が夏休みはイヤだと言って泣き出した」
VDM(Vie de Merde)より
注意報! [コート・ダジュール地方]
この猛暑はきつい〜。
室内は28℃設定のエアコンをつけているから快適と言えば快適だが、ひとたび外に出ると数分でエネルギーを吸い取られてしまう。
週間予報を見てみると、来週になると気温が下がるようだ。なんだか待ち遠しい。
さて、バカンスシーズンが始まったフランスでは、地中海にこんな生き物がうじゃうじゃしているそうです。
下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年7月1日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
生き物とは、そう、クラゲ。2週間ほど前からこの有様です。
これから海水浴をたのしもうってときに、よりによってクラゲとは気の毒な。
警戒して海には入らないという人もいます。
「さっき若い子が刺されてたのを見たら海に入るなんて気にはなれないわ」と女性。
一人の男性が救護本部にやってきました。どうやらクラゲに刺されたようです。
「注意報が出てたのは知ってたんですが、海に入りたかったんですよ。何しろそのためにきたんですから」
ははあ、腕をやられてますねえ。
でも、このクラゲ、目視できますね。普通は透明でわかりにくいのですが、水中をぷかぷか泳いでいるのがよくわかります。
またまた被害者がやってきました。このところ一日に30人〜80人が手当を受けに来るそうです。
刺されたら水道の水でよく洗ったほうがいいらしい。海水で洗ってはだめだそうです。
炎症を抑えるクリームを塗ってもらってしばらくおとなしくしていましょう。
私も大昔、一度クラゲに刺されたことがありますが、ひりひりするような痛みでした。
こちらは何やらクラゲ狩り?
「刺される人が少なくなればいいなと思ってます」と男の子。
偉いねえ〜。
海の温度は24℃。涼むにはちょうど良い感じですが、クラゲには刺されたくないですね。
今のところこの状態がどれくらい続くのかは分かっていません。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、夏の海にやってきた!ビーチを浮かれて歩いていたら、数十匹のクラゲの入った網を踏んでしまった」
VDM(Vie de Merde)より
オレンジの花 [コート・ダジュール地方]
元コナミが営業していた建物を別の会社がそっくりそのまま引き継いでジムをオープンさせた。つまり、全体に汚れを落として再利用したわけだ。
わが家からは歩いて2分。ゆえに20分もかけて下北沢のジムに行く必要はなくなった。ひと安心。
シモキタのジムまでは住宅街の路地をトボトボ歩いていくのだが、いつの頃からか、とあるお宅の窓の手すりに、黄色と青の二色旗が据え付けられているのを発見。雨風に打たれて色あせてきたけど、応援したくなる気持ちはよく分かる。
さて本日は、香りのお話。コート・ダジュールの町ヴァロリス(Vallauris)で、オレンジの花の収穫が始まりました。
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楚々とした姿と香りの花。これがオレンジの花です。5月になると一斉に開花が始まります。
こちらは栽培者のドミニクさん。先祖が植えたオレンジの木を大切にまもりながら、今も花を収穫しています。
花はこうして人の手で一つ一つ丁寧に収穫されます。
「去年の倍の収穫量です。重さにして70キロほどになります。かなりの量に思えますが、昔はトン単位だったそうです」
こんな小さな花だけで数トンとは驚き。
収穫された花は蒸留され、香りが抽出されます。そこから作られるのがオレンジのフレイバー水。
様々な料理に使用されますが、その一つがフーガセットというパン。
香水の町として知られるグラースにあるこのパン屋さんのスペシャリテです。
およそ一世紀ほど前の先々代から受け継がれてきたというオレンジの花の香りのする甘いパン。
「私達にとってフーガセットは、プルーストのマドレーヌみたいなものなんです」と女性。
「この香りが好きなんですよ」と別の女性。
オレンジフレイバー水はこの青い瓶に入れられ販売されています。
需要に答えて、新しく木を植えて栽培する農家が増えているそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、子どもたちのためにお菓子を作っていたら、オレンジ・フレイバー水と間違えてラム酒をいれてしまった」
VDM(Vie de Merde)より
ピルー [コート・ダジュール地方]
近くのジムがまた営業を始めるかと思うと、今、片道徒歩20分で通っているジムがしんどくなってくる。
何しろ近くのジムは家から歩いて1〜2分という至近距離にある。オープンまでまだ3週間ほどあるから今少しの辛抱だ。
さて、本日はニース生まれのゲームのお話。南仏と言えばペタンクを思い浮かべますが、こんな奇妙なゲームがありました。
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ドリブル、パス、シュート・・・。
一体何を蹴っているのやら?白い羽のようなもののついた何かなのですがよくわかりません。
ここはこのゲーム専用のコート。それにしても皆さん上手ですねえ。
「50年代、街のあちこちでこのピルーをやってました」
このゲーム、どうやらピルー(pilou)というようです。正体不明の物体ピルーを蹴って競うゲームです。ペタンクに比べたらもすごい運動量。
ルールが今ひとつわかりませんが、パスをしながらあのサークルの中にピルーを落とすと点が入るようです。
「ピルーは2センチほどしかないので蹴るのは容易じゃないです。そう長くは蹴ってはいられません」
ピルーは終戦直後のニースで生まれました。
「当時はボールなんてなかったから、コインに紙を突っ込んで羽を付けたんです」と男性。
なるほど、ボールの代わりとしてピルーが生まれたんですね。
このゲーム、70年くらいまでは盛んに行われてきましたが、そのうち忘れられてしまいました。そして2010年頃になってまた復活したそうです。
「これは2つの大戦の間に使われていた古いコインです」
あれ、まるで日本の5円玉。5円玉より少し分厚くて重そうな感じ。屋根裏部屋なんかで出てきそうですね。
「この穴のところにビニールや紙を細く丸めて通したら抜けないように処理を施します」
こうして出来たのがピルーです。もののない時代になんとか遊びたいという気持ちが表れています。
街を歩いている人たちに試してもらいました。そう簡単には出来ないですね。
「ああ、これね。ピルーっていうの。ニースにしかないのよ」と女性。
ご高齢の男性方はどうやってゲームするかお分かりのようです。
しかし、こちらの方たちはもっと洗練されてます。ジャージ着て本格的。何しろリーグ1などというのを作ってプレイしているらしい。しかもワールドカップもやっているとか。
でも、遠くから見ているとグループで妙ちくりんなダンスをしているようにも見えます(笑)。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、会社の自販機でコーヒーを飲むことにした。コーヒーは一杯0.50ユーロ。5ユーロ札を投入したら、1ユーロコインが2枚、5セントユーロが50枚戻ってきた!」
VDM(Vie de Merde)より
南仏のミモザ [コート・ダジュール地方]
フランスのTVニュースは、ロシアのウクライナ侵攻一色で全滅・・・と思っていたら、こんな明るい話題がありました。
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映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
えっ、まさかこれは夏の映像???
いや、やっぱり冬の映像でした。ミモザがこれだけ咲いているということは冬ですね。
南仏は冬でも日差しがあって、山を登ると暑さでひと汗かいてしまうかもしれません。
こちらの方々はミモザ見物にやってきた観光客の皆さま。
19世紀にオーストラリアから南仏にやってきたミモザ。青い空に浮かぶ黄色の紙吹雪のよう。
農園で育てられているミモザもありますが、ここにあるのは野生のミモザ。栽培されていた場所から飛び出して自然の中で繁殖を遂げたようです。植物の生命力ってすごい。
町の市場へ行ってみると、花屋を経営しているダニエルさんがミモザを無料で配っていました。
「うちに咲いてたミモザですよ。皆に配ると喜ばれるので、私も嬉しくなるんですよ」
ミモザの帽子が似合ってますね。
確かに皆さん、ミモザの花を手に幸せそうです。うちにも一つ欲しいくらい。
町は14日間に渡って続くミモザ週間の真っ最中。
ケーキ屋さんに行ってみるとミモザのケーキが並んでいます。厨房で作り方を見せてもらいました。
タルトの中には生クリームとキャラメリゼしたピーナッツが入っています。オレンジ花水で香りをつけるそうです。周りにまぶしているのはアーモンド。
早速、試食している方がいらっしゃいました。ちょっと食べにくそう。でも、美味しいそうです。
この2週間をすぎると花はおしまいになってしまうそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、花瓶の近くで口笛を吹いていたら、そこを飛び回っていたミツバチ一匹を吸い込みそうになった」
VDM(Vie de Merde)より