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夏の最後の旅シリーズ その5 [スイス]
台風10号、いったいどうなるのやら。上陸はせず、東側を通り過ぎて行ってほしいものです。
さて、夏の最後の旅シリーズの最後は、スイスのグリュイエール地方を訪ねます。
アルプスの山々に囲まれた小さな村。
そんな村が点在するグリュイエール地方。その名を聞いただけでチーズが頭に浮かびます。
これがそのチーズ。この地方はこのチーズを中心に出来上がっています。
建物の正面入り口にはカウベル。そして、見渡す限りの天然の牧場。牛も健康的に見えます。
こちらは牛舎。
おじさん、なんだか妙なものをお尻にくくりつけています。あれですね、一本足の椅子!時々、これに座って一息いれるのかも。
時刻は朝の7時。これから乳搾りが始まります。
「自然が僕たちに与えてくれるのがこの牛の乳です」
薪で火を起こし、絞ったばかりの牛乳を温めます。ここで、かれこれ900年も続いてきた作業です。道具も建物も年季が入っています。
「自然のままの素材で作業ができるというのは素晴らしいことです」
全部が手作業。お肌すべすべになりそう。
とは言っても、この作業、大変です。
一仕事終わったところで朝食。グリュイエールチーズとはまた別のチーズを召し上がっているようです。
チーズ作りの第一ステップが牧場なら、第二ステップはこちら、熟成室です。
ここで牛乳の塊がゆっくりと静かにグリュイエールチーズへと生まれ変わっていきます。
このチーズのおかげでこの地方の村々は豊かになったのでした。
小さな教会の中に入ると、ご覧の通り立派な内装が施されていました。
そしてこちらは17世紀に建てられた礼拝堂。素朴で可愛らしいですね。
またこの山小屋風の建物。外壁を見ると板がうろこ状に並んでいます。1メートル四方に250枚の板が張られているそうです。
「これは他では見られない作り方です。この地方独特のものです」
そしてこの地方最大のお祭りがポヤ(Poya)。
冬の間、山の麓の牧場で干し草を食べていた牛たちが、夏山にある天然の牧場を目指して大移動することをポヤと言うそうです。
そして、Bas-Intyamon村ではポヤの様子が描かれた絵を家に飾るのが伝統になっているそうです。
マルグリットさんの描くポヤの絵は世界中で売られているそうです。
「家の外だけではなく中にも飾ってありますよ」とマルグリットさん。
さて、突如現れたこのお髭のおじさんたち。一体何者?
“グリュイエール髭の会” の皆様方でした。アルプスの少女ハイジに登場するおじさんみたいでしたね。最近はテレビでラップなんか歌ってますけど・・・。
そして、最後の登場したのは料理。グリュイエールと言えば・・・フォンデュ。またマカロニにチーズを絡めた料理も見逃せません。
絵本の中から飛び出してきたようなグリュイエール地方の村々。夏はハイキング、冬はスキーが楽しめるそうです。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、弟の誕生日を祝うために家族全員が集まった。ただし、弟を除く。弟は友達とスキーを楽しむためにアルプスに出かけて行った」
VDM (Vie de merde)より