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空港を守る豚くんたち [オランダ]

 新規感染者数が減ってなんとなく気分が軽くなる。だたこの急減は少々不気味。

 ワクチンの効果で感染しない、もしくは感染しても無症状→PCR検査を受けられない→感染者は減る、ということなんじゃなかろうか?

 となるとワクチンの効果が薄れてきたらまた感染者が増えるってことになり、やっぱり3回めを打ちましょうとなる。

 経口薬が実用化されれば、感染したら飲んで寝てろってだけの話になって普通のインフルエンザと変わらなくなる。早くそんな状況になって欲しいものだ。

 それはともかくとして、オランダでは空の安全を確保するために豚を飼育することにしたとか・・・。

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下記のウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 3で2021年10月13日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 こちらがその豚くんたち。あの欧州でも指折りの巨大空港スキポール空港の安全を守るために動員されました。

 つまり、空を飛ぶ鳥たちを追い払い、飛行機が安全に離着陸できるようにするというのがその任務。

 「ここに豚がいることを恐れて鳥たちが寄り付かなくなります。しかも、豚は畑に残された実や草を食べてしまいますから、鳥の餌がなくなり鳥がここに来る理由もなくなるというわけです」

 まさか本気じゃないだろうねとちょっと笑いそうになりますが、ちゃんと科学的な根拠があってのことなんですね。それに環境に優しい解決法。

 とは言っても、今回はまだ実験段階。

 どこの国の空港でも、鳥が航空機と衝突する事故がおきており、大事故になりかねないことが懸念されています。

 オランダでは鳥にレーザー光線を当てたり音を立てて鳥を追い払ったりといろいろな対策が取られてきました。

 「鳥と航空機の衝突は度々起きていますが、それを止める手立てがありません。ひどい時は空港に引き返して機体の点検や修理をしなくてはならないケースもあります」と空港職員。

 というわけで、今回は豚はどうか?となったらしい。

 「ここに豚がいるようになってから鳥はほとんど来なくなりました」と飼育係。

 空港の運営会社は、この試みが功を奏したら、さらに豚の数を増やすことにしているそうです。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、彼と一緒に一週間のバカンスに出かけることになっていた。私と私の荷物はしっかり空港に到着。来てないのは彼だけ。いや、今となっては元カレか・・・[もうやだ~(悲しい顔)]

VDM(Vie de Merde)より


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感染防止で観光業再開 [オランダ]

 わが家では、プロ野球の12球団代表者会議で、全選手を対象とした定期的なPCR検査の導入を決めたそうだが、なぜにプロ野球選手だけそんなに頻繁にPCR検査を受けられるんだろう???、となっている。

 会社員でも自由業でも主婦でも、保健所や病院に行ってPCR検査(または抗体検査)をお願いしたらすぐ受けられるというものではないよね。専門家からPCR検査の導入を提言されたからと言って、プロ野球選手だけがなぜに優先されるのだ?

 そんなことなら、XX会社も社員全員受けさせたい!となった時、同じように受けられるんだろうか?

 そもそも特定の職業だけ症状も出てないのに優先されて、他の人達はほったらかし???

 合点がいかん。それこそ差別じゃないのか!!!差別反対!!!差別反対!!!とヒートアップ。

 やれやれ・・・。軍隊が登場する前に、今日の話題といきましょう。

 年間約2000万人の観光客が訪れるというアムステルダム。コロナウィルスで休業状態になっていた観光業が、できるだけ早く安全に元に戻れるよう様々な工夫がこらされているそうです。

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下記のウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年6月6日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 運河の街アムステルダム。

 観光客と言えば、まずは宿泊施設が重要です。

 こちらはユースホステル。安く宿泊できますが、ほとんどが一部屋に複数の客が宿泊するようになっています。このご時世、それでは宿泊はできません。

 で、考えられたのがこちら。

 600㎡のフロアに50の個室が設えてあります。ということはひと部屋10㎡あまりという狭さ。

 中はこんな感じになってるようです。

 あれ、これってカプセルホテルとほとんど同じじゃないですかね。ま、ちょっとこっちの方が部屋らしくなってる感じか・・・。

 さらに、チェックインは、ロビーに設置されたこちらの画面のQRコードをスマホで読み取るだけ。誰かと接触することもありませんから感染リスクを抑えられます。

 一方、こちらは水の流れを管理する塔だった建物を宿泊施設に改築しました。

 ここなら、壁や仕切りをわざわざ作らなくても、建物自体が独立しています。しかも、外を通り過ぎて行く人たちとおしゃべりしたり、直接ここからボートに乗ることもできます。

 さらに、レストランにはこんなものが登場しました。ちょっと現代的なテントでお食事ができます。ソーシャルディスタンスは十分に取れています。

 そして、宿泊客がほとんどいなくなってしまった一般のホテルでは、こんな試みも行われています。

 いわゆるレストランの個室として使われているのです。

 「このやり方は新しくて面白いね。それに眺めもいいんですよ」と男性。

 中に入ってみると、確かにバルコニーがあって広々しています。数時間かけてのお食事で一人60ユーロ。約7,400円。

 お部屋はそれぞれインテリアを変えてあります。使用後は必ず消毒するとか。

 シェフは一階の厨房で料理を準備します。

 「ソースをこぼさないように動かすのが大変ですが、それ以外は問題ありませんよ」とシェフ。

 給仕係は少々大変です。お料理を抱えて7階まで上がっていくこともたびたび。

 「適度の運動になっていいですよ」と給仕係。

 レストランとホテルの助け合い、うまく行ってるようです。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、仕事で忙しい一日が終わって、ホット一息。大あくびをしてゆっくりベッドで寝ようとしたら、顎がはずれた [ふらふら]

VDM(Vie de Merde)より


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泡でゴミ対策 [オランダ]

 ほぼ毎日、満員の通勤電車に乗り込んでますが、日本のサラリーマンのほとんどがスーツ着てますね。

 そして昨日は寒かったあ〜。予報によれば来週の今頃の東京はもう冬といっても良さそうです。

 昼間の気温が10℃くらいまでしか上がらないらしい。当たればの話ですが・・・。

 さて本日は、美しい運河の街として知られるアムステルダムのお話です。

 あの運河、かなり汚れているらしい。

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下記のウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2019年11月20日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 空から見た運河。両岸にギルドハウスが並んできれいですね。

 しかし、運河に近寄ってよく見てみると、様々なゴミが浮いています。

 よく考えてみると、運河の張り巡らされているあたりには様々なお店がありますし、人通りも多いですね。

 運河がこうなってしまうのも当たり前かもしれません。

 この現状を打開しようと、ある方法が実験的に運用されているそうです。

 それがこの水泡の堤防です。

 「この堤防を設置することでゴミの侵入を防ぐことができます。それと同時に船や魚の往来も可能です」と関係者の方。

 どんな仕組みになっているのでしょう?

 運河の底に泡を発生する機器を設置します。そこから泡が出て、運河の中をさまよっているゴミを水面に浮き上がらせます。

 このゴミを収集することで、運河のゴミの86%を減らすことができるそうです。

 さらに、こんなツアーも開催されています。ボートに乗って運河のゴミを拾い上げるツアー。これが2時間で25ユーロだそうです。網も提供してくれます。

 こんなことがレジャーになるとは!楽しみ方も人ぞれぞれ。

 「空き缶、ペットボトル、ポリエチレンの袋などをさらいました。これで少しは運河がキレイになったと思うと満足ですよ」と観光客。

 ずいぶんとコアな運河の楽しみ方でした。

 「ある程度は想像していましたが、歩行者がぽいっとゴミを運河に捨てていくので驚きました」と女性。

 さらったゴミの中にはびっくりするようなものまで見つかります。

 「これはおそらくコカインが入っていたものでしょう。いろんなものが見つかりますよ。ドラッグや大麻までね。持って歩いていると風が吹いて、あっと思った瞬間には運河に落ちてる。飛び込んでもどうにもなりませんよ」

 運河からは、年間40トンのゴミが収集されるそうです。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、3日がかりで以前の住人が残していった地下倉庫の不用品を全部ゴミとしてやっと処分し終わった。しかし、その38号地下倉庫は、うちじゃなくて隣の古道具屋の地下倉庫だった [がく~(落胆した顔)]

VDM(Vie de Merde)より


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春の花満開 [オランダ]

 ロイヤルベビーの誕生が待たれる今日この頃、プリンスになるのかプリンセスになるのか気になるところです。

 

 もし女の子だった場合は、アリスという名前が一番人気だとか。続いて、シャーロットにエリザベス。

 

 男の子の場合は、一番人気がジェームス、次がアーサー、三番目と4番目がフィリップとヘンリー。

 

 いずれにしても日本人が聞きなれた名前ばかりですね。

 

 今から病院の前に陣取って誕生を今か今かと待っている人たちに、ウィリアム王子とケイトさんからクロワッサンとペストリーの差し入れがあったとか。

 

 その差し入れにピンクのリボンがかけてあったことから、これはひょっとして女の子という意味なのでは?などと深読みする人もいたそうです。

 

 もう予定日を過ぎているという人もいるようですが、とにかく無事に元気な赤ちゃんが生まれるといいですね。

 

 さて、先日、近くの公園に行ってみると、今度は私らの番だ!とばかりにツツジが咲き誇っていました。

 

 華やかとはこのことを言うんでしょうね。

 

 そして今、オランダのキューケンホフ公園はチューリップや水仙が満開です。

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 下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2015年4月28日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 カラフルなチューリップの花。その間に水仙も咲いています。

 

 「花の香りでいっぱいですね。それにこの花の量はすごいです」とツーリスト。

 

 「色の爆発ですよ!」と別のツーリスト。

 

 おっしゃる通り、目が痛いくらいの華やかさです。

 

 この公園では、毎年700万個もの球根が植えられるそうです。

 

 「一年のうちこうして花を楽しめるのはこの2ヶ月ですが、私どもはそのために10ヶ月働いているんですよ。ですから、皆さんが『なんて美しいんだ!』といってくださるととても嬉しいんです」と責任者の方。

 

 見学に訪れる人の数は2ヶ月間で80万人にもなります。

 

 今年はゴッホの死後125周年を記念して、花でゴッホの肖像画が描かれています。

 

 32ヘクタールの公園の見学で歩き疲れたら、ボートで運河を楽しむこともできるそうです。

 

 

 

******** フランス人のつぶやき *******


 

「今日、出産後、赤ちゃんの名前についてより、私の子宮のサイズについてお褒めの言葉をいただいた」

 

VDM (Vie de merde)より



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アムステルダム その3 [オランダ]

 アムステルダムには約50館もの美術館・博物館があるそうです。


 シリーズの最後は、この中から代表的な5つを訪ねます。


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より大きな地図で アムステルダムの美術館・博物館 を表示

 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2013年6月30日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら




 まずは、アムステルダム国立美術館(上記地図の青印)。あのレンブラントの「夜警」(1642年)が展示されています。


 美術館はこの作品を中心に大々的な建物の修復が行われたそうです。


 教会の身廊のような廊下をまっすぐに歩けば「夜警」にたどり着くようになっています。


 主に17世紀のオランダ絵画が展示されていますが、その中にはもちろんフェルメールの作品もあります。


 「17世紀、オランダは世界の中心でした。世界で一番重要な国だったのです」と美術館の方。


 フランスのルーヴル美術館はもとは王様のお城でしたが、こちらは最初から国立美術館として建設され1800年に開館しました。


 約4億ユーロを投じて10年間続いた修復が終わり、開館当時の威厳を取り戻しました。


 「床は新しく張り替えられましたが、オリジナルのデザインに忠実に再現されています」


 新しく作られたのがアトリウム。自転車に乗って横切ることもできます。


 次に訪れたのが、アムステルダム市立美術館(上記地図の赤印)。


 「建物に驚かされますね。新しい建物は白で外の明かりをふんだんに取り入れるようになっています。れんが造りの旧館とは対称的です」と美術館の方。


 ここに展示されているのは現代アート。


 「新しい技術やフォルムを使った実験的な作品が多いです」


 お隣にあるのがヴィンセント・ファン・ゴッホ国立美術館です(上記地図の緑印)。


 1973年に開館しました。毎年100万人以上の見学者が訪れます。


 自画像やひまわりなどお馴染みの作品が展示されています。


 「このひまわりの絵は、アルルのゴーギャンの部屋に飾るために描かれました」と学芸員の方。


 ゴッホの作品は、画家がどのような技術を用いて作品を描いたのかを知るために顕微鏡で詳しく分析が行われています。


 新しいものから古いものまで、アムステルダムにはアートがあふれています。


 市街地から少し離れたところにあるのがアンネ・フランクの家(上記地図の黄印)。入り口には人の長い列ができていました。


 ここではアンネ・フランクの一家が2年間隠れ住んだ家が保存されています。


 「この部屋がアンネの両親と姉が使っていた部屋です。こちらがアンネが歯医者のプフェファーと一緒に使った部屋です」と記念館の方。


 さて、もう一つの一番新しい美術館はさらに遠いところにあります。フェリーに乗り街の北へと向かいます。


 そこはeyeと呼ばれる施設(上記地図の紫印)。レストランや売店が隣接された巨大な美術館です。


 アムステルダムにはミュージアムがあちこちにあります。


 チューリップミュージアム、チーズミュージアム、ビールミュージアム、そして大麻ミュージアムなんていうのもあるそうです。

 



******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、おむつや壁に、抽象画の傑作が描かれてあった。その天才画家は、うちの11ヶ月の息子」

 

VDM (Vie de merde)より




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アムステルダム その2 [オランダ]

 アムステルダムの人口は年々増加の一途を辿っています。


 となると、住宅やオフィスビルを建築するために必要になるのが陸地。


 シリーズの二回目は、海に向かって拡大を続ける大都市アムステルダムについてです。


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 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2013年6月30日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら




 海に向かって広がる砂地。


 「これから数年のうちに、この一帯に22ヘクタールほどの埋め立て地を作る予定です。だいたい向こうに見える島まで埋め立てます」と、このプロジェクトの責任者の方。


 増え続ける人口に対応するためにはこの方法しかありません。


 なんだか東京湾を埋め立てて拡大する東京と似てますね。


 「市の人口は2009年から25,000人以上増加しています。このプロジェクトはどうしても必要なんです」


 埋め立てが始まったのは2000年のこと。海底から取って来た砂を堆積させ、最終的に45,000人を収容できる陸地を作り出します。


 すでに同じ方法でできた島が4つあり、20,000人が暮らしています。


 クリステルさんもその中の一人。2階には子供部屋が2つ、広いリビングが一つ、屋上には屋根付きのテラスがあります。


 「以前は110㎡の家に住んでいましたが、今は160㎡あります。このアイバー地区は市の中心からは少し離れていますが、庭付きの家が欲しかったのでここにしたんです。いいところですよ」とクリステルさん。


 拡大しているのは埋め立てだけではありません。


 住宅は海や運河の上にも広がっています。文字通り水の上に浮かぶ住宅です。


 この界隈には170棟の水上住宅があるそうです。住宅の横には車ではなくボートが横付けされています。通常の住宅に比べると二分の一の値段で2倍の広さだそうです。


 「水の上は開放的ですし、静かにくらせます。それに市街地までは15分しかかかりません」


 出勤はボートなんでしょうか?


 もう一つ、人工的に作られた島にできた住宅街もあります。


 ここは50年代に中流家庭を対象に市が開発しました。一軒一軒作りが違っていて個性的な住宅になっています。


 この4年でアムステルダムは少しずつ海へと拡大を続けています。


 早回しの映像で完成した建物が、高級ホテル、裁判所、マンションです。


 完成時には見学に訪れた人もいました。


 日本の建物とは異なり、斬新なデザインの建物が多いような感じがします。

 



******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、弟が、イエスは水の上を歩くことができたと言った。しかし、うちのイエスはバスタブで泳ぐこともできず、だらっと横になっているだけだった。なにしろハムスターだから」

 

VDM (Vie de merde)より




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アムステルダム その1 [オランダ]

 今日から3回のシリーズでオランダの首都アムステルダムを訪ねます。


 今日は、その観光と文化の中心都市を船と自転車で巡ります。


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 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2013年6月30日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら




 アムステルダムの人口はざっと80万人。その大都市を訪れる人の数は470万人。その中の二人、TF1のリポーターのシルヴァンさんとマチューさんがそれぞれ船と自転車で街を散策します。


 まずは運河を行く観光船。


 船の中では賑やかにワインで乾杯です。なんだか隅田川の屋形船を思い浮かべてしまいます。


 運河沿いに並ぶみごとな建物。しかし、かしげている建物もあります。


 なにしろ建物を支えている地盤は沼地。少しずつ沈下しているのだとか。


 一方、自転車のマチューさん、どこを散策するつもりなのかと思っていると、やってきたのはあのレッドライト地区。いきなりセックスショップが見えてきました。


 お揃いの洋服でドレスアップしたルイーズさんとマルティーヌさん、この地区で50年以上もレッドライトの下で働いてきました。


 「ここが最初に仕事を始めた場所よ」


 お二人ともわりにあけすけにお話されます。


 通りかがった男性に冗談で「ハ〜イ、よってかな〜い」と声をかけていました。


 この辺りには10軒ほどその手の店があったそうですが、今では1軒だけになってしまいました。アムステルダム市が再開発を進めているためです。


 昔はSM専門のお店も今は縫製工房に生まれ変わりました。そして、レッドライトのお店の隣には、ウェブ・ラジオ局があります。


 「町が少しずつ変わっていることを皆が認め始めたんです。それでここで仕事を始めることにしました。それにこの界隈の雰囲気が好きなんです」とラジオ局の方。


 この地区にはもう一つ名物があります。


 アムステルダムでも一番古株のコーヒーショップTHE BULLDOG。


 ここに大麻を吸いにやってくる観光客もいるそうです。


 さて、運河では、パリのセーヌ川と同じようにボートが係留され、約10,000人が水上で暮らしているそうです。


 中には文化財になっているものもあるとか。その一つが1917年製のボート。


 「船はアムステルダムには欠かせません。今では家みたいになっていますが、陸の家とはやっぱり違っています」とボートのオーナー。


 運河沿いには150年も前から花屋が軒を連ねています。


 オランダと言えば花の栽培で知られていますが、10個のチューリップのうち9個がオランダで芽を出すそうです。


 しかし、この花屋も近頃ではお土産屋さんに変わってしまったものもあります。


 「観光客はお土産品を買ってはくれますが、花は買ってくれませんからね」と花屋さん。


 一方、自転車のマチューさん、ガイドブックを見ながら街のはずれの古い水車小屋を眺めにやってきました。


 アムステルダムには人間の数より自転車の数の方が多いと言われています。


 さすがに自転車の国だけあって専用道路が完備されていました。

 



******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、彼と二人でアムステルダムに旅行に来た。彼が私にレッドライトの女性の写真をとって欲しいと言う。なぜなら、その方がいやらしい感じがしないから」

 

VDM (Vie de merde)より




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オランダの小さな旅 その3 〜チーズ市〜 [オランダ]

 シリーズの最後は、チーズ市。

 

 オランダ西部のアルクマール(Alkmaar)を訪ねます。

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 下記ウィンドウの▶をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2011年10月7日に放送)(▶をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら


 
 古い礼拝堂の前の広場に、2,000個ものゴーダチーズが並べられています。
 
 この光景、1622年から続いているそうです。
 
 ゴーダチーズの善し悪しは、その色と重さが決めて。そして、オランダにとっては世界一の輸出量を誇る大事なお宝です。
 
 二人の男性が握手をしているのかと思いきや、互いの右手を叩き合わせています。
 
 白衣の方がチーズの生産者で、ベージュのコートを着た方が買い付け人。
 
 こうやって一キロあたりのチーズの値段を交渉しているところだとか。
 
 手を叩き合っている間、二人は何やら話しているようす。手を叩いている間は交渉が続いているということ?
 
 交渉がまとまれば、白い上下にストローハットの運搬人が計量所へとチーズを運びます。
 
 運搬人の中には25年のキャリアを誇るベテランもいます。
 
 「速く運べば運ぶほど稼ぎもいいですよ」
 
 どうやら歩合制のよう。 
 
 計量を担当するのは市の役人。なにより正確な計量が大事です。
 
 チーズ運搬人のギルドの標語は「間違った計量は主を冒涜するものなり」(聖書の一節)。
 
 この運搬人ギルドはチーズを運ぶだけでなく、その計量にも責任を持つそうです。
 
 ギルドは、ひとグループ7人で、4つのグループからできています。それぞれのグループには赤、黄、緑、青とグループカラーが決められており、ストローハットとリボンがその色になっているそうです。 
 
 計量が完了すれば、買い付け人にチーズを引き渡して終了。
 
 
 ところで、ゴーダチーズはどのようにして作られるのでしょうか?ある生産者を訪ねます。
 
 チーズの熟成室ではチーズをひっくり返す作業が毎日続けられていますが、オランダでは600軒ほどの農家が、手作業でチーズを作っているそうです。
 
 固めた牛乳を型に入れ数時間プレスした後、塩水に漬けます。塩水が浸透すると固くなって味がよくなるそうです。
 
 塩水から引き上げたら、カビや乾燥を防ぐためにパラフィン油を薄く塗り、熟成室へ。
 
 3週間ほど熟成させたら食べられます。
 
 「ハーブやクミンシードを入れたものもあります。長く熟成させて食べるチーズではありませんが、1年くらい置いといても大丈夫ですよ」と生産者の方はおっしゃっていました。
 
 ゴーダチーズはオランダでも一番よく食べられているチーズだそうです。

 

 

******** フランス人のつぶやき *******


「今日、会社に英語力を試された。オランダ人クライアントに対応できるか知りたかったらしい。結果は失格。僕はオランダ語なら話せたんだけどね」

 

VDM (Vie de merde)より



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オランダの小さな旅 その2 〜自転車〜 [オランダ]

 シリーズの二回目は、自転車。

 

 住んでいる人より自転車の方が多いと言われている国の首都アムステルダムを訪ねます。

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 運河のあちこちにかかる美しい橋。その上を自転車がところ狭しと走り回っています。

 

 下記ウィンドウの▶をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2011年10月5日に放送)(▶をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら


 
 首都には総距離400kmにも及ぶ自転車道路網が張り巡らされています。
 
 パスカル君も慣れた様子でパパの自転車の補助椅子に乗り込みます。行き先は保育園。
 
 オランダでは4歳くらいになると親から自転車を与えられるそうです。
 
 パスカル君を保育園に預けたら、パパは職場へと向かいます。
 
 職場は、なんと自転車ショップ。ここにはありとあらゆる自転車が置いてあります。
 
 最初に紹介してくれた自転車は、前方に木製の小さな運搬車のようなものがついて、その中に児童一人+赤ちゃん一人が乗れるようになっています。
 
 このスタイルの自転車が一番普及していて、街のあちこちで見かけるそうです。
 
 これこそママチャリですが、日本のママチャリとはちょっとスタイルが異なります。
 
 ある若いお母さんはブルーの自転車をご購入。
 
 「車はもっていません。高いですし、渋滞に巻き込まれたり駐車場を探すのに苦労したりとあまり便利じゃないですね。自転車の方が簡単で小回りが利いて速く走れます」
 
 アムステルダムは75万の人口に対して、60万台の自転車が走っているとか。
 
 「オランダは、山や丘といったものがなく、真っ平らな土地です。自転車で走るにはもってこいの地形なんです」と住人の方。
 
 自転車天国のような土地柄ですが、一つだけ問題が……。それは盗難。最近になってだいぶ状況は良くなって来たそうです。
 
 駅の近くには約2万台の自転車が止められる巨大な駐輪場もあります。もちろん無料。
 
 しかし、自分の自転車がみつからない人もいます。止めた場所を忘れてしまっては、見つけ出すのは至難のわざ。
 
 自転車は観光客にとっても便利な足です。美しい運河の街をあちこち見物したら、近くのお店で一休み。
 
 フランスのビストロのようなお店で、街のあちこちにあります。
 
 中に入ると煙草のヤニで壁が黒く変色しています。昔はたくさんの人がここで煙草を吸ったもよう。
 
 今は、お店の中に喫煙者用の密閉した部屋があれば吸えますが、そうでなければ禁煙です。
 
 「初めはこんな色だったのですが、何年も立つうちに煙草の煙でこちら側の色になってしまいました。それでこの手のお店は通称カフェ・ブラン(茶褐色のカフェ)と呼ばれるようになったんです」とお店の女性が教えてくれました。
 
 外では相変わらずたくさんの自転車が走り回っています。よく見ると車道には自転車専用の道路がもうけてあります。これなら走り易いですね。

 

 

******** フランス人のつぶやき *******


「今日、アルバイトで森の清掃をした。空き缶や紙くずを拾っていたら、放置自転車を発見。よくみると、それは2年前に盗まれた僕の自転車だった」

 

VDM (Vie de merde)より



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オランダの小さな旅 その1 〜風車〜 [オランダ]

 ヨーロッパは昨晩、夏時間が終わりました。

 

 具体的には、夜中の3時に時計を1時間遅らせると手続き完了。日本とフランスの時差は今日から8時間となりました。

 

 さて、フランスのグルメにうつつを抜かしているうちに、フランスのTV局TF1はちょっと面白いオランダの旅を放送していました。それを3回のシリーズで紹介します。

 

 第一回目は、オランダ名物の風車。

 

 まずは、今でも現役で働いている風車を求めてオランダ南東部にある町ヴィヘンを訪ねます。人口は41000人ほど。

 

Ams_Wijchen.jpg

 

 下記ウィンドウの▶をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2011年10月4日に放送)(▶をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら


 
 オランダでも残り少ない現役の風車を動かしているのはヤンさん、41歳。
 
 毎朝、重そうな鎖の留め金を外し、風の来る方向へと風車の向きを移動させます。
 
 塔の高さは10メートルほど。風車の塔の内側では、200年も前からある木製の頑丈そうな歯車が回っています。
 
 ここでは、ヤンさんのひいおじいさんの代から粉引きが行われてきました。
 
 「一回で粉にしてしまいます。ですから、この粉には必要な栄養分が全部つまってるんです」とヤンさん。
 
 こうして出来た小麦粉はヤンさんの店で売られています。
 
 「スーパーのより新鮮でいい香りがするんですよ」とお客さん。
 
 そして、ヴィヘンから100キロほど西へ移動すれば、観光の名所で世界遺産にも登録されているキンデルダイクの風車群があります。
 
 ここには、19基もの風車が並んでいます。
 
 18世紀、この辺一帯の洪水対策のために立てられました。
 
 観光の名所ですが、実際に人が住んでいる風車もまだ残っています。
 
 広い庭や池付きの豪邸。中は現代風に改装されていて、なかなか居心地がよさそうにみえます。
 
 「風車に住むなんてバカげてるって皆に言われました。ここに住み始めて6ヶ月になりますが、昔住んでた家に戻りたいなんて少しも思いませんよ」と女性。
 
 キンデルダイクには年間一万人ほどが観光に訪れるそうです。
 
 私も三年ほど前に行きましたが、間近で回る風車の迫力に圧倒されました。
 
 そして、オランダの風車と言えば、近くのお店Grand Café Buena Vistaで食べたエルテンスープ(青豆、ジャガイモなどの野菜、ベーコンやソーセージなどを入れて煮込んだスープ)を思い出してしまいます。
 
 このお店では、ハムやソーセージはパンと一緒に別のお皿で出てきて大変おいしくいただきました。 
 
 また、壁いっぱいに、昔のラジオのコレクションが飾られていて、面白いお店でもありました。
 
 

 

******** フランス人のつぶやき *******


「今日、友人の誕生日だった。いたずらをしてやろうと、そいつの後から小麦粉と水をぶっかけた。しかし、その振り向いた顔を見たとたん、人違いだったことに気がついた」

 

VDM (Vie de merde)より



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