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春の花満開 [オランダ]
ロイヤルベビーの誕生が待たれる今日この頃、プリンスになるのかプリンセスになるのか気になるところです。
もし女の子だった場合は、アリスという名前が一番人気だとか。続いて、シャーロットにエリザベス。
男の子の場合は、一番人気がジェームス、次がアーサー、三番目と4番目がフィリップとヘンリー。
いずれにしても日本人が聞きなれた名前ばかりですね。
今から病院の前に陣取って誕生を今か今かと待っている人たちに、ウィリアム王子とケイトさんからクロワッサンとペストリーの差し入れがあったとか。
その差し入れにピンクのリボンがかけてあったことから、これはひょっとして女の子という意味なのでは?などと深読みする人もいたそうです。
もう予定日を過ぎているという人もいるようですが、とにかく無事に元気な赤ちゃんが生まれるといいですね。
さて、先日、近くの公園に行ってみると、今度は私らの番だ!とばかりにツツジが咲き誇っていました。
華やかとはこのことを言うんでしょうね。
そして今、オランダのキューケンホフ公園はチューリップや水仙が満開です。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2015年4月28日に放送)
カラフルなチューリップの花。その間に水仙も咲いています。
「花の香りでいっぱいですね。それにこの花の量はすごいです」とツーリスト。
「色の爆発ですよ!」と別のツーリスト。
おっしゃる通り、目が痛いくらいの華やかさです。
この公園では、毎年700万個もの球根が植えられるそうです。
「一年のうちこうして花を楽しめるのはこの2ヶ月ですが、私どもはそのために10ヶ月働いているんですよ。ですから、皆さんが『なんて美しいんだ!』といってくださるととても嬉しいんです」と責任者の方。
見学に訪れる人の数は2ヶ月間で80万人にもなります。
今年はゴッホの死後125周年を記念して、花でゴッホの肖像画が描かれています。
32ヘクタールの公園の見学で歩き疲れたら、ボートで運河を楽しむこともできるそうです。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、出産後、赤ちゃんの名前についてより、私の子宮のサイズについてお褒めの言葉をいただいた」
VDM (Vie de merde)より
アムステルダム その3 [オランダ]
アムステルダムには約50館もの美術館・博物館があるそうです。
シリーズの最後は、この中から代表的な5つを訪ねます。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2013年6月30日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら)
まずは、アムステルダム国立美術館(上記地図の青印)。あのレンブラントの「夜警」(1642年)が展示されています。
美術館はこの作品を中心に大々的な建物の修復が行われたそうです。
教会の身廊のような廊下をまっすぐに歩けば「夜警」にたどり着くようになっています。
主に17世紀のオランダ絵画が展示されていますが、その中にはもちろんフェルメールの作品もあります。
「17世紀、オランダは世界の中心でした。世界で一番重要な国だったのです」と美術館の方。
フランスのルーヴル美術館はもとは王様のお城でしたが、こちらは最初から国立美術館として建設され1800年に開館しました。
約4億ユーロを投じて10年間続いた修復が終わり、開館当時の威厳を取り戻しました。
「床は新しく張り替えられましたが、オリジナルのデザインに忠実に再現されています」
新しく作られたのがアトリウム。自転車に乗って横切ることもできます。
次に訪れたのが、アムステルダム市立美術館(上記地図の赤印)。
「建物に驚かされますね。新しい建物は白で外の明かりをふんだんに取り入れるようになっています。れんが造りの旧館とは対称的です」と美術館の方。
ここに展示されているのは現代アート。
「新しい技術やフォルムを使った実験的な作品が多いです」
お隣にあるのがヴィンセント・ファン・ゴッホ国立美術館です(上記地図の緑印)。
1973年に開館しました。毎年100万人以上の見学者が訪れます。
自画像やひまわりなどお馴染みの作品が展示されています。
「このひまわりの絵は、アルルのゴーギャンの部屋に飾るために描かれました」と学芸員の方。
ゴッホの作品は、画家がどのような技術を用いて作品を描いたのかを知るために顕微鏡で詳しく分析が行われています。
新しいものから古いものまで、アムステルダムにはアートがあふれています。
市街地から少し離れたところにあるのがアンネ・フランクの家(上記地図の黄印)。入り口には人の長い列ができていました。
ここではアンネ・フランクの一家が2年間隠れ住んだ家が保存されています。
「この部屋がアンネの両親と姉が使っていた部屋です。こちらがアンネが歯医者のプフェファーと一緒に使った部屋です」と記念館の方。
さて、もう一つの一番新しい美術館はさらに遠いところにあります。フェリーに乗り街の北へと向かいます。
そこはeyeと呼ばれる施設(上記地図の紫印)。レストランや売店が隣接された巨大な美術館です。
アムステルダムにはミュージアムがあちこちにあります。
チューリップミュージアム、チーズミュージアム、ビールミュージアム、そして大麻ミュージアムなんていうのもあるそうです。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、おむつや壁に、抽象画の傑作が描かれてあった。その天才画家は、うちの11ヶ月の息子」
VDM (Vie de merde)より
アムステルダム その2 [オランダ]
アムステルダムの人口は年々増加の一途を辿っています。
となると、住宅やオフィスビルを建築するために必要になるのが陸地。
シリーズの二回目は、海に向かって拡大を続ける大都市アムステルダムについてです。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2013年6月30日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら)
海に向かって広がる砂地。
「これから数年のうちに、この一帯に22ヘクタールほどの埋め立て地を作る予定です。だいたい向こうに見える島まで埋め立てます」と、このプロジェクトの責任者の方。
増え続ける人口に対応するためにはこの方法しかありません。
なんだか東京湾を埋め立てて拡大する東京と似てますね。
「市の人口は2009年から25,000人以上増加しています。このプロジェクトはどうしても必要なんです」
埋め立てが始まったのは2000年のこと。海底から取って来た砂を堆積させ、最終的に45,000人を収容できる陸地を作り出します。
すでに同じ方法でできた島が4つあり、20,000人が暮らしています。
クリステルさんもその中の一人。2階には子供部屋が2つ、広いリビングが一つ、屋上には屋根付きのテラスがあります。
「以前は110㎡の家に住んでいましたが、今は160㎡あります。このアイバー地区は市の中心からは少し離れていますが、庭付きの家が欲しかったのでここにしたんです。いいところですよ」とクリステルさん。
拡大しているのは埋め立てだけではありません。
住宅は海や運河の上にも広がっています。文字通り水の上に浮かぶ住宅です。
この界隈には170棟の水上住宅があるそうです。住宅の横には車ではなくボートが横付けされています。通常の住宅に比べると二分の一の値段で2倍の広さだそうです。
「水の上は開放的ですし、静かにくらせます。それに市街地までは15分しかかかりません」
出勤はボートなんでしょうか?
もう一つ、人工的に作られた島にできた住宅街もあります。
ここは50年代に中流家庭を対象に市が開発しました。一軒一軒作りが違っていて個性的な住宅になっています。
この4年でアムステルダムは少しずつ海へと拡大を続けています。
早回しの映像で完成した建物が、高級ホテル、裁判所、マンションです。
完成時には見学に訪れた人もいました。
日本の建物とは異なり、斬新なデザインの建物が多いような感じがします。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、弟が、イエスは水の上を歩くことができたと言った。しかし、うちのイエスはバスタブで泳ぐこともできず、だらっと横になっているだけだった。なにしろハムスターだから」
VDM (Vie de merde)より
アムステルダム その1 [オランダ]
今日から3回のシリーズでオランダの首都アムステルダムを訪ねます。
今日は、その観光と文化の中心都市を船と自転車で巡ります。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2013年6月30日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら)
アムステルダムの人口はざっと80万人。その大都市を訪れる人の数は470万人。その中の二人、TF1のリポーターのシルヴァンさんとマチューさんがそれぞれ船と自転車で街を散策します。
まずは運河を行く観光船。
船の中では賑やかにワインで乾杯です。なんだか隅田川の屋形船を思い浮かべてしまいます。
運河沿いに並ぶみごとな建物。しかし、かしげている建物もあります。
なにしろ建物を支えている地盤は沼地。少しずつ沈下しているのだとか。
一方、自転車のマチューさん、どこを散策するつもりなのかと思っていると、やってきたのはあのレッドライト地区。いきなりセックスショップが見えてきました。
お揃いの洋服でドレスアップしたルイーズさんとマルティーヌさん、この地区で50年以上もレッドライトの下で働いてきました。
「ここが最初に仕事を始めた場所よ」
お二人ともわりにあけすけにお話されます。
通りかがった男性に冗談で「ハ〜イ、よってかな〜い」と声をかけていました。
この辺りには10軒ほどその手の店があったそうですが、今では1軒だけになってしまいました。アムステルダム市が再開発を進めているためです。
昔はSM専門のお店も今は縫製工房に生まれ変わりました。そして、レッドライトのお店の隣には、ウェブ・ラジオ局があります。
「町が少しずつ変わっていることを皆が認め始めたんです。それでここで仕事を始めることにしました。それにこの界隈の雰囲気が好きなんです」とラジオ局の方。
この地区にはもう一つ名物があります。
アムステルダムでも一番古株のコーヒーショップTHE BULLDOG。
ここに大麻を吸いにやってくる観光客もいるそうです。
さて、運河では、パリのセーヌ川と同じようにボートが係留され、約10,000人が水上で暮らしているそうです。
中には文化財になっているものもあるとか。その一つが1917年製のボート。
「船はアムステルダムには欠かせません。今では家みたいになっていますが、陸の家とはやっぱり違っています」とボートのオーナー。
運河沿いには150年も前から花屋が軒を連ねています。
オランダと言えば花の栽培で知られていますが、10個のチューリップのうち9個がオランダで芽を出すそうです。
しかし、この花屋も近頃ではお土産屋さんに変わってしまったものもあります。
「観光客はお土産品を買ってはくれますが、花は買ってくれませんからね」と花屋さん。
一方、自転車のマチューさん、ガイドブックを見ながら街のはずれの古い水車小屋を眺めにやってきました。
アムステルダムには人間の数より自転車の数の方が多いと言われています。
さすがに自転車の国だけあって専用道路が完備されていました。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、彼と二人でアムステルダムに旅行に来た。彼が私にレッドライトの女性の写真をとって欲しいと言う。なぜなら、その方がいやらしい感じがしないから」
VDM (Vie de merde)より
オランダの小さな旅 その3 〜チーズ市〜 [オランダ]
シリーズの最後は、チーズ市。
オランダ西部のアルクマール(Alkmaar)を訪ねます。
下記ウィンドウの▶をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2011年10月7日に放送)(▶をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら)
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、会社に英語力を試された。オランダ人クライアントに対応できるか知りたかったらしい。結果は失格。僕はオランダ語なら話せたんだけどね」
VDM (Vie de merde)より
オランダの小さな旅 その2 〜自転車〜 [オランダ]
シリーズの二回目は、自転車。
住んでいる人より自転車の方が多いと言われている国の首都アムステルダムを訪ねます。
運河のあちこちにかかる美しい橋。その上を自転車がところ狭しと走り回っています。
下記ウィンドウの▶をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2011年10月5日に放送)(▶をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら)
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、アルバイトで森の清掃をした。空き缶や紙くずを拾っていたら、放置自転車を発見。よくみると、それは2年前に盗まれた僕の自転車だった」
VDM (Vie de merde)より
オランダの小さな旅 その1 〜風車〜 [オランダ]
ヨーロッパは昨晩、夏時間が終わりました。
具体的には、夜中の3時に時計を1時間遅らせると手続き完了。日本とフランスの時差は今日から8時間となりました。
さて、フランスのグルメにうつつを抜かしているうちに、フランスのTV局TF1はちょっと面白いオランダの旅を放送していました。それを3回のシリーズで紹介します。
第一回目は、オランダ名物の風車。
まずは、今でも現役で働いている風車を求めてオランダ南東部にある町ヴィヘンを訪ねます。人口は41000人ほど。
下記ウィンドウの▶をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2011年10月4日に放送)(▶をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら)
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、友人の誕生日だった。いたずらをしてやろうと、そいつの後から小麦粉と水をぶっかけた。しかし、その振り向いた顔を見たとたん、人違いだったことに気がついた」
VDM (Vie de merde)より