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ミモザ開花2023 [プロヴァンス地方]

 昨日の東京は思った以上に冷たい北風が吹いて、暖房の効いた室内の心地よさが身にしみた。暖房ってありがたい。

 さて先日、近くの公園を横切ったところ、富士見ポイントから雪をかぶった富士山が見えた。

 そして梅の木にたくさんの小さな芽が付き始めた。これが少しずつ膨らんで小さな花になる。

 あちこちの木で開花が始まると梅のほのかな香りがただよってくる。開花は今月末あたりかな。

 日本ではそんな梅の季節を迎えるが、フランスではこの花が開花しはじめました。

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下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2023年1月9日に放送)▷が出てこない場合は→こちらをクリック

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 遠くに見えるのは富士山ではなくアルプスの山々。それを縁取るかのように風に揺れている黄色い花ミモザ。

 ここはコート・ダジュール。いよいよミモザが咲き始めました。

 青い空に黄色の花。なんだかウクライナの国旗みたいですね。山全体が花で覆われているように見えます。

 「ミモザの黄色がとってもキレイですねえ。ちょっと遠かったのですが、ここまで見に来ました」と女性。

 「私は写真に撮ろうと思ってきたんですよ」と男性。

 こんなに華やかで美しい風景なら写真に撮りたくなります。

 こちらはミモザの栽培農家。早くも収穫が始まっていました。

 赤いジャケットとミモザと青い空。やっぱり南仏は色と光に溢れています。

 昨年の夏は各地で干ばつに見舞われましたが、ここではそんな影響はなかったようです。

 19世末、オーストラリアからこの地に運ばれてきたミモザ。南仏の気候にすっかり馴染んで冬の山々を黄色に染めていました。

 開花は2月末まで続くそうです。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、6才になる娘が2才の妹に色を教えていた。『これは黄色。ママの歯と同じよ』[ふらふら]

VDM(Vie de Merde)より


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意外に電力消費の多い都市 [プロヴァンス地方]

 最近、YouTubeばかり見ている。

 あの動画には字幕を付ける機能があり、原語が外国語の場合、字幕を日本語にすると同時翻訳してくれるのだか、これがかなり可笑しい。

 今日などは、”Oh, no!” が ”大野” になってた。"Good god!" は ”いい神よ!”。これが笑わずにおられようか・・・。この機能だけで結構楽しめる。

 それはさておき、冬に向かって電力不足が危惧されるフランスではやたら節約の言葉が飛び交っていますが、一番電気を使う都市がこんなところだったことが判明しました。

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下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年10月10日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 こちらはプロヴァンス地方の都市エクス・アン・プロヴァンス。

 屋外の気温は26℃。商店街はと言えば、お店のドアを開けっ放しでエアコンも照明もフル稼働。

 これは電気の無駄使いだ!とリポーターがお店に乗り込みました。

 「ドアを開けてエアコンを入れる必要はあるんですかね?」とリポーター。

 「お客さんがお店に入りやすいようにドアを開けてるんです。そして気持ちよく中で商品を見てもらおうとするとこうなるんです」とお店の方。

 一方、こちらは酒屋さん。お店の都合上、照明もエアコンも欠かせないと言います。

 10月も中旬ながらあちこちでエアコンが稼働しています。どの都市が一番電気を消費していると思うか、街の人に聞いてみました。

 「寒さが厳しいですから北部の都市だと思いますよ」

 「たぶんパリじゃないですか?」

 「私はリールだと思います。北にあるからより強力な暖房が必要でしょう?」

 それなら、エクスはどうなんでしょう?電気使ってませんかね?

 「使ってないと思いますよ」

 しかし、ある調べによると、エクスはパリやリールより50%も消費量が多いとか。

 なんでまたそんなことに?

 一般市民の住まいを見ると理由がわかります。窓は木製で素敵なお部屋ですが断熱や気密性に難あり。

 「年々気温が高くなっているんで必要なんです。地球に良いわけないと思うのですが生きていくためには必要なんです」

 こちらは専門家。エクスの建物は古いものが多いため、ガスや石油より電気を使うことが多くなってしまうそうです。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、友だちを通じて、彼が私と別れたがってることを知った。しかしエアコンがあるから当分は一緒に暮らすつもりらしい[ちっ(怒った顔)]

VDM(Vie de Merde)より


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ヴェルドン川も水不足 [プロヴァンス地方]

 日曜日恒例の週末旅は、夏のバカンスシーズン中は放送がないのでお休みです。

 さて、フランスの猛暑と干ばつはまだまだ続いており大変な夏になっているようです。

 猛暑はなんとか乗り切れても水不足の問題は深刻です。

 あのアヌシー湖も一日1センチほど水位が下がっていると言われていますが、大自然の迫力が楽しめるヴェルドン川渓谷はこんなことになっていました。

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下記ウィンドウの▷をクリックしてご覧ください。(フランスのTV局France 2で2022年8月11日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 谷を流れるヴェルドン川。その手前のこの辺りは本来なら湖ですが、底がむき出しになっています。

 ボートで川下りを楽しんでいた家族は、川の中を歩きながらボートを引っ張っています。

 「ここまで水位がさがったのは初めてです」と男性。

 確かに橋桁を見ると一目瞭然。通常の水位から6メートルほど下がっているのがわかります。

 皆さん、ボートから降りて押したり引いたりしながらすれ違っています。

 さすがにここまでくると危険だということで、ボートでの移動は禁止になりました。

 「渓谷を見に来たんですが、とっても残念です。これ以上は進めないですからねえ」と女性。

 「明らかに危険な状態です。3年前も50年前もこんなことはありませんでした」と男性。

 フランスのグランドキャニオンとも呼ばれる大自然が楽しめないとなると観光客も激減。

 「いつもならボートを借りる人の長い列が、あっちの方まで続いてるんですがね・・・」と責任者。

 2021年の夏に比べて観光客の数は80%も減ったそうです。

 川の上流には水力発電のダムがありますが、水不足のため制限がかかっています。

 「水の使用について、それぞれがバランス良く使えるように新しい規則を作る準備をしておく必要があると思います」

 猛暑と乾燥で大小様々な山火事も散発しており、一刻も早く恵みを雨が降ることを願うばかりです。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、最高気温が40℃に達した。雨戸を閉めて熱い外気を遮断してなんとか生き延びた。しかしそれも無に帰した。同居人がオーブンでピッツァを焼き始めたのだ [がく~(落胆した顔)]

VDM(Vie de Merde)より


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ラベンダーは危険? [プロヴァンス地方]

 先日、スーパーのチラシをみてトルティーヤが食べたくなった。

 粉から作るのは大変なので、具だけ自家製にして皮は出来合いのものを買おうとお店を数軒回った。どこに行っても小麦粉のしかない。本物はトウモロコシの粉でできている。仕方がないから諦めた。

 しかし、食べられないとなると食べたくなるのが人情。トウモロコシの粉を買って自分で作るか・・・ちょっと大変だけど。

 それはともかくとして、ちょうど今頃が満開で収穫が始まったラベンダー。あの香りが好きで、拙宅でも100均で買った種から育てている。来年あたり花が咲いて欲しいものだ。

 しかし、EUがこのラベンダーを健康に有害な製品に指定してしまうかもしれないとか。ちょっと驚き。

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下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 3で2021年7月28日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 こちらは三世代に渡ってラベンダーを生産してきたアランさんの畑。

 "ラベンダーは化学製品ではない” と書かれた立て札が畑の真ん中に設置されました。ほかにも”ラベンダーが危機にひんしている”と書かれた立て札もあります。

 というのも、ラベンダーの花から作られるエッセンシャルオイルが、EU指令で危険な製品に指定される可能性が出てきたからです。

 「この石鹸もダメ、化粧品もダメ、このお茶もダメって事になってしまいます。この地域の産業が全てダメになり消えてしまいます」とアランさん。

 なぜにEU指令が危険な製品に位置づけようとしているかと言えば、ラベンダーの分子の中に目に炎症やアレルギーを引き起こすものがあるからだそうです。えっ、そんなことが起きる可能性があるなんて思いもしなかった。

 しかし危険物となると、瓶のラベルにそれなりの注意書きを明記する必要があります。

 こちらは花から香りのエッセンスを取り出す蒸溜所の方。

 「ラベンダーのエッセンシャルオイルが目に悪いなんて聞いたことがありません。彼らは天然製品と化学製品を混同してるんじゃないですかね」

 一方、こちらの工場では、合成のエッセンシャルオイルなら危険度が低いと言われて、合成を使用して石鹸を作っています。

 なんだか自然のものを使うと危険で、合成は安全ってことになってしまう。この結末はどうなることやら・・・。今年末に行われる投票でわかるそうです。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、家の中に引きこもって楽しむためにアロマキャンドルを買ってきた。香りを楽しむためには火を付けなくてはならないことをすっかり忘れていた。マッチもライターもない [もうやだ~(悲しい顔)]

VDM(Vie de Merde)より


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ラベンダー畑2021 [プロヴァンス地方]

 昨日のピクニック用サンドイッチはよく考えるとかなり変わってた。生のすり身をトーストパンでサンドイッチにしてバターで炒めるなんて、あまり思いつかない。どんなお味なんだろう。

 シェフ・エトワレ(ミシュラン星獲得シェフ)が作るんだからまずいということはないような・・・。

 さて、目下のところオリンピック期間中はどうすごすかが問題。

 とは言うものの、いつから始まっていつ終わるかも知らない事に気がついた!

 調べたところによると、7月23日から8月8日までだそうだ。前後一週間か10日くらい加えるとして一ヶ月の我慢か・・・。

 東京はボロくじ引きましたな。誘致にあんなにお金を使って(しかも2回も)、結局、出費だけがかさみ、二重の苦労を背負い込むことになった。

 商業主義に走った近代オリンピックは一度ゼロに戻すべし、IOCも解体すべし、とわが家ではなっている。

 それはともかく、先日はノルマンディの亜麻畑を紹介しましたが、今回はプロヴァンスのラベンダー畑です。

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下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年6月28日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 ラベンダー畑に観光客。いつもの見慣れた風景になってきました。

 しかし、ここ数年は必ず中国からの観光客が大勢いましたが、現在はご覧の通り、国内からの観光客ばかりのようです。

 お花はほぼ満開。あと2週間もすれば収穫が始まるそうです。

 「この広大な眺めを楽しみ、そして小さな花を見て楽しむ。素晴らしいですよ」と男性。

 遠くに見えるのはアルプスの山並み。これはやっぱり写真の撮りたくなりますね。

 「写真を撮るだけで1時間半ぶらついてしまいましたよ」と男性。

 こちらは栽培者のリシャールさん。ラベンダー栽培は祖父母の時代から続けられてきたそうです。

 亜麻が繊維加工されるなら、ラベンダーはその香りで様々なものに使われています。

 こちらはヴァランソル村。お店に並んでいる商品は石鹸や匂い袋、それにキャンディやアイスクリーム。さらにエッセンシャルオイルも並んでいます。どれもラベンダーの香り。

 「私は北部の人間ですから、プロヴァンスの色合いや香りがとてもステキに思えます」と女性。

 拙宅にも鉢植えのラベンダーがあるが、今年も花はまだのようだ。

 100均で買った種から育てたラベンダー。確か今年で3年目。そろそろ花を咲かせて欲しい・・・。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、私の彼は自然が大嫌い。部屋の中に花の香が漂うものなら文句たらたら。もう、信じられないわ [もうやだ~(悲しい顔)]

VDM(Vie de Merde)より


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Xmasの13のデザート [プロヴァンス地方]

 元総理と現総理のあまりのお粗末さに言葉もなし。

 とにかくコロナは尾身さんを信じて対策するしかないか・・・。

 ここらで、ラグビー日本代表の面々が登場して、「密は避けても心はワンチーム。年末年始はがまんで乗り切ろう!」とかなんと言ってくれたら、「了解です!」となるような気がするのだが・・・。

 それはさておき、本日はクリスマスの13のデザート。昨日も13で、今日も13。なぜかと言えば、キリスト+12の使徒=13か?

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下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年12月24日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 マルセイユ郊外にある町シャトー=ゴンベールのコラリー家にお邪魔してみると、家族が一つのテーブルを囲んでクリスマスの13のデザートを召し上がっていました。

 プロヴァンス地方には、クリスマスイヴの真夜中のミサが終わった後に、13のデザートを食べるという伝統があるそうです。

 ポンパリュイルと呼ばれるパン、アーモンド、ヌガー、生のフルーツ、ドライフルーツで構成されています。

 では時間をちょっと逆回しにして準備の様子を見てみましょう。

 食料品店は、このデザートを用意するためにやってきたお客さんで賑わっていました。

 コラリー家のマダムも同様です。買い忘れがないようにリストを片手にチェックしながらの買い物です。

 一つのお店だけでは揃えられないので、小さな小売店をはしごするそうです。

 ほとんどのデザートは買って済ませられますが、コラリー家ではポンパリュイルだけは手作りするそうです。

 小麦粉、オリーブ油、砂糖、オレンジの花のフレイバー水を使って作ります。

 生地ができたらこんな形に成形してオーブンで焼きます。

 一方、お祖父さんとお祖母さんはお孫さんと一緒にテーブルの準備。テーブルクロスは3枚かけます。そして端の方をこんな風に結わえます。

 テーブルの上に、ロウソクを3本、芽が出て伸びた麦の苗を3つ置きます。結構、伸びてますね。新年はいい年になるかしら?

 そんなことをやっている間に、ポンパリュイルが焼き上がりました。きれいですねえ〜。

 さあ、デザートを並べましょう。お皿とナイフとフォークもセットして、いただきましょう!

 中には好みに合わないものもあるらしいけど、家族が全員集合していただく食事は大切な時間です。

 お祖父さんの笛の演奏も加わって、にぎやかになりました。

 この13のデザートはキリストの最後の晩餐を表しているとか。やはりキリスト+12の使徒=13でした。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、彼女にプロポーズするためにレストランに招待した。すると、デザートの時間になり給仕係がやってきて尋ねた。『結婚の申し込みをするのはこのテーブルですか?』 [ふらふら]

VDM(Vie de Merde)より


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ミモザ開花 [プロヴァンス地方]

 感染体験者の話を聞けば聞くほど、自分も知らない間に感染して、知らない間に治ってたりするのかもと思ってしまう。

 Go Toキャンペーンが始まったばかりの時だったが、用事を済ませた後に久しぶりに3人でランチを食べた。

 入店時は検温をしてマスクはしたまま。しかし、水やら食べ物やらを口にするようになると、マスクははずしたままになった。

 ちょっとまずいなと心で思っていても、周りの人たちも皆マスクをはずしているのを見ると、不思議なもので、マスクをしなくても平気なんだと思い始める。

 幸い、あれからコロナらしき症状もないから感染しているとは思っていない。

 個人的には緊急事態宣言が解除された時と生活はあまり変わっていない。わが家は自粛継続タイプの日本人に入る。でも、感染するリスクがあることを何もしてないかと言えば、そうではない。

 だから感染は他人事ではない。本当にやっかいなウィルスが出てきてしまったと思う。ここらでなにやら奇跡が起きて、あっという間にいなくなってくれないものか・・・。

 それはさておき、冬のコート・ダジュールをぱっと明るくしてくれる黄色い花と言えば、ミモザ。もう開花し始めたそうです。

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下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年12月15日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 確かに咲いています。ミツバチまでやってきてる。

 いつもなら年明けに伝えられるニュースですが、今年は早いですね。秋が暖かかったせいだそうです。

 青い空に黄色の小さな太陽が一杯輝いています。タヌロンの丘に生育するミモザが一斉に開花し始めました。

 こちらはミモザの栽培農家。

 「天気が良いので花が咲き始めました。毎年のことですが、開花するとやっぱり幸せな気分になりますよ」と農家の方。

 大きな布袋に沢山のミモザ。

 「4世代に渡ってわが家が続けてきたミモザ栽培です。こうして収穫できることを誇りに思っています」

 収穫された花は、この作用場に集められ、商品にするために一本一本丁寧に整えられます。

 「傷んだ花は取り除きます。全部手作業ですよ」

 なんだかもったいないくらいに取り除いてしまいますねえ〜。除外された花の運命はどうなるのやら・・・。

 この農家では毎年20トンものミモザを収穫するそうです。ここできれいな花束にされてフランス各地はもちろんのこと、他の欧州諸国にも輸出されるそうです。

 「ミモザは世界を明るくしてくれる幸せの花なんです。こんな時期だからこそ必要な花だと思います」

 19世紀末、オーストラリアからフランスにやってきたこの花は、しっかりこの地に根付いたようです。

 遠くには白い雪をかぶったアルプスの山々が見えていました。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、私の彼はいたずらがすぎる。私のオレンジジュースの中に、玉子の黄身を入れられた」

VDM(Vie de Merde)より


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幸せの麦の種 [プロヴァンス地方]

 はやぶさ2の活躍はフランスのTV局でもニュースで取り上げられてた。

 大事な玉手箱を地球まで届けたかと思ったら、また旅に出たとか。働き者だ。

 はやぶさ1は、確か燃え尽きたんじゃなかったっけ?技術はどんどん進歩して行く。

 さて、コロナの収束は見えないけれど、そろそろ今年の終りが見えてきた。今週が終わったら仕事できる日が2週間しか残っていない。

 今年の仕事納めはクリスマスに決定!と勝手に自分で決めている。

 そのクリスマス前の先週の金曜日、プロヴァンスではこんな風習が行われていました。

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下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年12月4日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 先週の金曜日は聖バルバラの日。この日に麦の種をまいて芽が出ると、次の年は幸せに暮らせるとか。

 その麦の種を手に入れるためには、朝早くパン屋さんにいかなくてはなりません。もう売り切れてしまったかな?

 こちらのパン屋さんに行ってみると、幸いまだ残っていました。一袋1ユーロです。

 お客さんだけでなくパン屋さんでもカゴの中に種をまいていました。お店の皆にも幸せが来ますように!

 頭の上でぐるぐる回すとご利益があるのかしら???

 「小さい頃、保育園や幼稚園でやってました」

 「家に幸せをもたらしてくれるんですよ」

 「芽が出て伸びていくのを毎日眺めては、ドキドキしていました」

 とあるお宅を訪ねてみると、3歳になるお孫さんのためにちょうど種をまくところでした。

 まずは器に綿を敷き詰めます。次に水をかけて種をまきます。クリスマスから20日前のこの日にまきます。

 「種から小さな芽が出て、どんどん伸びてくるととてもきれいですよ。クリスマスになったらテーブルに飾ります。プロヴァンスに昔から伝わる風習です」とおばあちゃん。

 ああ、こんな感じのテーブルになるんですね。クリスマスの13のデザートも一緒のテーブルにのるそうです。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、両親に、子供ができたという吉報を送った。すると二人が言った。『やれやれ、また毎年プレゼントを買わされるはめになるなあ〜』」

VDM(Vie de Merde)より


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アーモンドの収穫2020 [プロヴァンス地方]

 どんどん寒くなって、やっとまともな服装になれるからいいけど、お天気がこれではどうにもならん!

 しかもコロナ感染で不景気な話題ばかり。

 欧州では年末のクリスマス市を中止にする地域が出てきたようだし、なんだかつまらない年末になりそうな・・・。

 コロナも治療薬がみつかればここまで面倒なことにならないですむのだが、そう簡単にはみつかりそうもない。

 研究者の皆さんの頑張りに期待するのみ。

 さて、どんどん秋が深まってきますが、秋といえば収穫。今日は、アーモンドの収穫の様子を見てみましょう。

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下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年10月16日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 ここはプロヴァンス地方のアーモンドの産地ヴァランソル(Valensole)。

 アーモンドの木の並ぶ農家を訪ねました。どの木も樹齢は20年ほど。いっぱい実をつけています。

 アーモンドの実ってこんな形なんですね。生産者のアルベールさんがもぎたての実を見せてくれます。

 「こうやってかじるのはあまりお勧めしませんが(笑)、ほら、中から出てきましたよ。きれいでしょう?」

 収穫はこのトラクターで行います。トラクターと言ってもアーモンドの収穫専用のトラクター。

 「まず木に近づいて・・・幕を開いて木を囲みます。囲んだら、木を小刻みに振動させます」とセヴェランさん。

 わあ、一度に一杯落ちてきた!いちいち拾う必要もないから楽ですねえ〜。

 こちらの農場では今年45トンほどを収穫する見通しだそうです。

 収穫された実は、二週間ほどこのようにして自然乾燥させます。乾燥したら殻を割って実を取り出し、選別されます。

 選別は人の手で行われるようです。この速さで選別とは大変ですね。

 「殻や砕けたかけらなど見逃さないようにしています。これはとっても細かな作業なんですよ」と女性。

 この農場では、アーモンドの加工品を作ってお店で販売しています。

 そう言えばアーモンドオイルなんてありますね。手の乾燥を防ぐのにちょうどいいそうです。

 アーモンドはプロヴァンス地方で昔から栽培されてきました。キロ当たり19ユーロで売られているそうです。

 マグネシウム、カルシウム、食物繊維が豊富で健康に良い食べ物。炒ってそのまま食べても美味しいし、お菓子にしても美味しい。

 「かりかりっと食べられるのがいいんですよ」と女性。

 プロヴァンス地方の伝統で知られるクリスマスの13のデザート。その中の1つヌガーに使われているのもアーモンドです。

 観ているうちに無性に食べたくなってきた!


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、8歳になるわが息子が、デザートの追加について交渉し始めた。『僕は、宿題をするのにパパがくれた10ユーロを出しても良いと思ってるんだよ』」

VDM(Vie de Merde)より


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コロナ感染再拡大 [プロヴァンス地方]

 台風は予想よりずっと沖を通り過ぎて行ったようで、知らない間にいなくなっていた。

 涼しくていいけど、日差しのない日が続くとどうも気分は下降気味。なんとか上昇させたいなと思うと、どうしても甘い食べ物やおせんべいなんかに走ってしまう[あせあせ(飛び散る汗)]

 テレビをつけてもパットしない番組ばかりで、テレビの性能がどんどん上がっていくのと反比例するようにコンテンツはいまひとつ。

 こんな時はさっと箱根の温泉なんかにつかってのんびりしてくるところなのだが、高齢者ゆえ用心して都外への移動は自粛中。

 もう少し東京都の感染者、減ってくれないかなあ。

 今月21日までの日本の感染者は100万人中622人、フランスは6448人と日本の10倍。スペインに至っては13689人で日本の20倍。欧州の感染拡大はかなりのもの。

 フランスではバーやレストランの営業制限がまた始まったようです。

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下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年9月24日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 ここは学生の街として知られるエクス=アン=プロヴァンス。感染拡大防止に非協力的だと非難されがちな若者たちが集う街。

 飲食店の営業制限という措置には賛否両論のようです。

 「フェイスブックなんかで、そういうのに反対して逆に外出しようと言っている学生もいます」と女子大生。

 「こういう制限も多少は必要なんじゃないかと思いますけど」

 「この感染拡大のスピードを考えると、もっと思い切った対策が必要だと思います」

 さらに、グループで集まる機会が多い若者には、マスクや互いに距離を取るのは、わかっていてもできないらしい。

 「お店で集まると最初はコロナを気にしながら飲んだり話をしたりしていても、時間が立つとそんなのはどうでもいいみたいになってしまいます」と男子学生。

 マスクを外さないと飲み物は飲めないから外す。飲んだらすぐにマスクをするかと言えばそうはならない。

 飲んだらマスク、飲んだらまたマスクなんてことやれないですねえ。

 それに、そもそも皆で集まってお喋りをすることが目的だから、おしゃべりはやめられない。

 そうなると、対策としてはやっぱりお店を閉めるってことになる。

 一方、お店の方はと言えば、今回の営業制限措置にショックを隠せません。結局、国の指定する対策をとってバーをオープンすることにしたそうです。

 「バーで集合するのはダメで、別の場所なら良いということになり、ちょっとひどいと思いますよ」

 確かに、そういうことならグループで集まることも制限するべきとなりますね。

 コロナ対策は簡単ではないです。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、コロナのせいで3泊4日のバカンスがキャンセルとたったあと、やっと数日だけ海で休暇をすごせることになった。しかし、フランシスという名の嵐も一緒にやってくるらしい・・・ついてない[もうやだ~(悲しい顔)]

VDM(Vie de Merde)より


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