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大晦日の夜に乾杯 [フランスのワイン]

 やっとの思いで年賀状を書き終えて投函してきた。10枚足らずの年賀状なのに難行苦行になってしまう。

 なぜに難行苦行なのかというと、手書きだからだ。無用の長物になってしまったプリンターは早々に処分してしまった。たった10枚の年賀状のためにプリンターで印刷もなかろう。それでここ最近は全部手書き。

 キーボードを叩けばあっという間にできてしまうのとは大違い。手書きなどめったにしなくなったから拙い文字になってしまう。それで難行苦行なのだ。いずれにしても今年もなんとか年内のうちに大仕事を完了させてほっとした。

 それはともかくとして、いよいよ今日は大晦日。フランスではカウントダウンの夜にごちそう食べながら新しい年が来るのを待つというのが一般的ですが、そういう時の飲み物と言えばシャンパン。

 しかし、フランスにはクレマン(crémant)という別の発泡ワインがあります。

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下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 3で2022年12月2日28に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 カウントダウンの夜に飲むのはシャンパン?それともクレマン?

 何が違うかと言えば、シャンパン(又はシャンパーニュ)はシャンパーニュ地方で作られる発泡ワイン。同じ発泡ワインでも別の地域で作られたものはシャンパン(又はシャンパーニュ)という名称は使えないのでクレマンと呼ばれます。

 こちらはアルザス地方の酒屋さん。

 「私はシャンパーニュが好きですが、ぱっとしないシャンパーニュより優秀なクレマンの方が良いということは確かです」と男性客。

 二つの発泡ワインは値段も違います。シャンパーニュの方が高め。そうなるとそこいらのシャンパーニュよりクレマンの方がお得となります。何しろクレマンは1本8ユーロ前後という低価格。そのせいか年々売上を伸ばしています。

 こちらはアルザス地方のクレマンを製造しているワイン農家。

 「この年末はこれまでにない勢いで売上が伸びています。2022年度の売上は4千万本に達すると見込んでいます」

 クレマンの売上はこの10年で倍になりました。

 「単にシャンパーニュの代用品ではなく、品質が本物として認められたということなんです」

 とは言っても、シャンパーニュはお祝いの時の贅沢な飲み物として君臨しています。こちらも景気は申し分ありません。

 「今年は出来もよく、世界中から注文が殺到しています」

 お値段の方は1本20〜30ユーロとやっぱりかなり高め。

 今年、わが家では成城石井の福箱とやらを購入。箱には10本のフランスワインが入っている。発泡ワインはシャンパーニュともう一つ低価格のものが1本入っている。クレマンとは書かれてないようだ。これはちょっと飲み比べるしかなさそう。楽しみ〜。

 それでは皆さま、どうぞ良いお年をお迎え下さい。


******* フランス人のつぶやき *******

「両親が私の成功を祝いたいという。私はニューヨークの銀行に就職が決まっていて2日後にアメリカに旅立つ。そこでシャンパーニュでお祝いというわけだ。しかしよく見ると、それは子供向けフルーツジュースのシャンポミーだった[あせあせ(飛び散る汗)]

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VDM(Vie de Merde)より


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思わぬ追加料金! [トピックニュース]

 当方の年内の仕事は27日で終わり28日から年末年始の休暇に入った。

 そんなわけで昨日は平日というより週末気分。テレビをつけて、ああ、そうだそうだ今日は平日だった〜、ってな感じだ。

 新しい年が始まるまであと3日にせまってきたが、今年はお正月を海外で過ごす人たちが空港で長い列を作っているとか。

 人気なのはアジアの近隣諸国。燃料サーチャージ高騰の影響らしい。それでフランスのニュースを見ていたら、こんな航空運賃の話題に目が止まった。

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下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2022年12月27日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 何が話題になっているかと言えば、この機内持ち込み手荷物。

 規定のサイズならこうして持ち込んで頭の上のボックスにしまい込んでしまえば、座席に座って到着を待つのみ。しかし問題は、この手荷物が有料になるケースがあること。

 「ちょっとショックだわ。この手荷物だと追加で40ユーロ払えですって」

 えっ、かなりの額ですね。気の毒。

 昨年度は、この追加料金が航空会社に200億ユーロの増収をもたらしたとか。

 当方は春と秋に国内便の飛行機を利用したが手荷物で追加料金は発生しなかったがフランスは一律有料???

 本日はリポーターさんが実際にパリからバルセロナ行の飛行機に乗ってみることになりました。チェックインカウンターにやってくると、なんと追加で48ユーロ支払わなくてはならなくなってしまいました。

 「以前は追加料金はなかったですよ」とリポーター。

 「コロナ禍になってから有料になりました」と係員。

 そうなんだ、驚き〜。仕方なく支払って搭乗することに。結局、60ユーロの航空券+48ユーロで合計108ユーロになってしまいました。

 2年前には追加料金なんてなかったのに一体どうなっているのか予約サイトを調べてみると、確かに有料になるということが書かれてあります。

 格安航空航空券で最低でも8ユーロから9,50ユーロの追加料金が発生するようです。

 こちらはその道の専門家。一便あたり乗客の半分(80人)が10ユーロの追加料金を払うとして、一日あたり5回の運行なら、航空会社の追加収入は一日あたり4,000ユーロ。これを年間に計算すると6億ユーロという途轍もない額になることが判明。

 「最低でこれくらいですから、実際はこれの2〜3倍になることが予想されます」と専門家。

 これは航空会社3社のパリーナポリ間の航空運賃。一見したところ、easy Jetが一番安く見えますが、追加料金が発生すると・・・こうなって一番高額になってしまいます。

 しかも、ネットで購入するとシステムの不具合で手荷物込なのか別なのかわからないケースも多いとか。

 いざ乗るという時になって増額では困りますね。冒頭に登場した女性の方々のお怒りもごもっとも。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、突然、エレベーターが故障して止まった。幸いなことに私は乗ってなかったけど、私の鍵と身分証明書と携帯の入ったスーツケースが乗ってしまっていた[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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Xmasのストライキ [トピックニュース]

 フランスの国鉄はまたもクリスマスシーズンにストライキを決行中だ。

 まったく運転しないというわけではなく本数を減らすタイプのストライキ。

 両親や親戚と一緒にクリスマスをすごすために移動する人たちにとっては大変な不自由を強いられることになります。

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下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 3で2022年12月23日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 パリのモンパルナス駅からル・マンに向かう列車。こちらは座席の確保ができた方です。

 「席を取るために未明に起きて来ました。他に選択の余地はありませんでした」

 一方、こちらはパリのリヨン駅。大きな荷物を引きながら駅に駆け込む女性。結局、乗りたかった列車は運休となってしまいました。

 動く列車を次々乗り継いて目的地に向かおうとしていたようですが計画は実行できず。

 それにしてもこの方、この時期にタンクトップ!?恐るべし。

 駅を右往左往しているのはこの女性だけではありません。こんな家族連れも同様です。

 「ストライキだからこんなもんですよ」と男性。

 どうも国鉄は事前の予告なしに運休したりしなかったりしているような・・・。

 うまくチケットを手に入れた人たちは幸運ですが、どうしてもダメという方もいます。

 「私が見つけた唯一の方法は、1,300ユーロ払ってレンタカーを借りることです。母が、なにがなんでもクリスマスには娘と息子と一緒にすごしたいらしいんです。母は78才で、会うのは15年ぶりなんです」

 1,300ユーロと言えば日本円で18万円!いやちょっとこれは痛いですねえ。しかし、15年ぶりの再会となれば致し方なしですかねえ。

 列車が使えないとなるとバスという方法もあります。しかし、時間がかかり過ぎる。

 「自宅から重い荷物を持って地下鉄に揺られ駅に来たら、この有様です。TGVなら午後12時半にはボルドーに着くのに、バスだと午後5時半ですよ。国鉄にはお礼をいわなくてはねえ」とお怒りのマダム。

 フランスではいつもどこかでストライキをやっているのですが、この時期の国鉄のストライキは年末の風物詩とまでいわれるほどです。

 どうもこの時期は労働時間やボーナスの交渉時期と重なるらしい。

 国鉄の労働組合によれば、1947年以来、ストライキのない年は1回しかないとか。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、運転免許の試験を受けにやって来た。あいにく、試験官がストライキだそうだ[ふらふら][あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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Xmasケーキ [トピックニュース]

 日曜日恒例の週末旅は放送がなかったのでお休みです。

 さて本日はクリスマス。キリストが生まれた日とされている日。

 本来ならそういう記念の日なのだが、今となってはお祝いに便乗して美味しいものを食べたり、プレゼントを交換し合ったりする娯楽の日となってしまった。

 そんなキリストの誕生日に食べるお菓子がクリスマスケーキ。フランスでは薪の形をしたビュッシュ(bûche)がそのケーキ。

 最近ではかなりアヴァンギャルドものが登場しているらしい。

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下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 3で2022年12月23日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 ちょっとこれ、全部があのビュッシュ???信じられない・・・。

 なんだかキュビズムになってませんかねえ〜。ああ、クロワッサンをかたどったものですか、なるほどね。

 そうかと思えばこんなのもあります。スターアニスの形。皮がチョコで実はムース。

 「切る必要はないですよ。こうすればこれが一人分ですぐに食べられます」

 どうやって食べるのかと思ったら、そうきたか。

 一方、こちらはより伝統に近いビュッシュ。フイユティヌ、チョコレートムース、固めに焼いた生地、砕いたヘーゼルナッツ。これらを組み合わせると、こんなビュッシュになります。

 ここに色々飾り付けをすれば、誰が見てもクリスマスケーキだとわかります。

 こちらの女性は毎年このケーキ屋さんでビュッシュを買うそうです。

 白黒映像は1950年代のもの。バタークリームを使ったものが大流行したそうです。

 しかし、いつになっても変わらないのはチョコレートでできた木や動物の装飾。やはりこれがあるからクリスマスケーキなんですよね。

 現代は、ご覧のようにフルーツだけでできたケーキもあります。グルテンフリーだから沢山の人に食べてもらえるとか。

 こちらはお料理教室。初めて作る人達ばかりなのかものすごいのができてます。

 ただ、形は悪くても味は保証付き。それに頑張って作った本物の手作りケーキですもんね。愛がいっぱい詰まってます。

 最後はこのおもちゃ。これもれっきとしたビュッシュだそうです。


******* フランス人のつぶやき *******

「祖母が、今年は私にビュッシュを作って欲しいという。理由は、プロに頼んで80ユーロも払いたくないから。ひどい、私はタダ働きか・・・[ちっ(怒った顔)]

VDM(Vie de Merde)より


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Xmasのプレゼント [トピックニュース]

 朝、布団から出るのが少々億劫になるくらいの寒さが続いている。

 今年も残りわずか。年賀状の準備ができていなかったことに気付いて慌てて郵便局で買ってきた。この時期、昔なら売り切れで手に入らないところだ。

 さて、明日はクリスマスイブ。フランスでは、クリスマスプレゼントにこんな商品が人気を集めているとか。

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下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年12月21日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 クリスマスが目前に迫ったこの時期、プレゼント用の品物を求めて来店する人たちが絶えません。

 そんな中、人気を集めているのがこちらのサプライズボックス。

 箱の中には2〜4種類の商品が入っていますが、何が入っているかは開けてのお楽しみ。

 「コスメやデジタル商品、スポーツ用品もあれば文房具も入っています」と店員。

 ここへ来てこのボックスの売上が2倍に跳ね上がりました。何が入っているかわからないところや9ユーロ以下という価格が魅力のようです。

 「仲間で集まるパーティで10ユーロ以下のプレゼントを用意し、くじ引きで当たるなんてのをやりますが、それに丁度いいですね」

 確かに、そういうのにピッタリの商品。しかも高くないから気軽に買えます。

 このボックスのセット販売は、様々なところでみかけます。ネット販売も同様。なかには商品が届かないとか粗悪品だったなどのトラブルも発生しているとか。

 一方、こちらでは品質にこだわった商品を詰め合わせにして、30〜40ユーロと少々高額な価格で販売しています。

 「これはちょっとしたお楽しみとか試供品ではなく、きちんとした商品をそれに見合った額で販売しています」

 つまり少々高くても品質は保証付きということ。これもまた倍の売上を記録しているそうです。

 このセット販売、自分であれこれ考えなくてもそれなりのものが買えるから便利なんじゃないだろうか?プレゼント選びは結構悩ましい。

 こちらは書店。やっぱりここでも似たようなものが登場しています。但し、中身がどんなものかちょっとしたヒントが添えてあります。

 書籍はどうかな。自分が読みたい本を買う方が良いような気がするけど、日頃あまり読まない本が当たって新しい発見になるということもあるかもしれません。

 なにはともあれ、クリスマスプレゼントはあげてももらっても楽しいものです。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、配達員が包を届けてくれた。家に小さい子がいるのに気付いてこう言った。『私はサンタじゃありませんよ。ホッホッホッ〜』[わーい(嬉しい顔)]

VDM(Vie de Merde)より


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港のイルミネーション [コート・ダジュール地方]

 一週間ほど前から恐ろしく忙しくなって、正直、地獄の日々。

 いずれにしても今週末が来てしまえばそれまで。泣いても笑っても今年の仕事はほぼ終了。

 早いとこ年末年始の休みに入ってのんびりしたい。暖かい部屋でリクライニングの椅子にうずもれ図書館から借りてきた本を読むぞ!

 さて、ワールドカップはフランスの連覇ならずで終了。うなだれるエムバペをマクロンが慰めてたらしいけど、フランス国内ではあれはやりすぎだと非難の声が上がっている。

 大統領としてああいうことをやるべきだったかどうかは確かに疑問。ちょっとでしゃばり過ぎだったか。それに政治的利用と受け取られかねない。

 いずれにしてもニュースの大半を占めていた大会が終わって、多彩な話題のニュース番組に戻ってくれたらありがたい。

 さて、本日は地中海の港町ラ・シオタ(La Ciotat)のクリスマスイルミネーションをご覧ください。とってもキレイですよ。

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下記のウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2022年12月20日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 クリスマスのイルミネーションはやっぱり美しいですね。

 ラ・シオタのはちょっと特別です。何しろ海から回収したペットボトルで作られているからです。

 「ご覧のとおり白とブルーのイルミネーションです。ペットボトルでできているからこの色なんですよ」と町の助役さん。

 ああ、船をつないでいる明かりも同様です。

 使われたボトルの数は全部で60,000本。これはかなり手がかかってますね。

 去年は港の装飾は熟考の末に諦めました。その分、今年は特別なものになったようです。

 「クリスマスの季節だなって実感します」と女性。

 「去年に比べて今年は海岸も船もキラキラしていてとってもキレイです」と男の子。

 海から回収したペットボトルなら材料費の節約にもなるし、リサイクルだから環境にもやさしい。

 しかし、電気は使います。このイルミネーションだけで電気代は2,500ユーロになるそうです。

 去年はできなかったんですから、今年は大目に見てあげましょう!


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、ボールペンを借りに妹の部屋へ行ったら、ハロウィーンで使ったプラスチックの蜘蛛が置きっぱなしになっていた。片付けようと手にとった瞬間、ぬるっと動き出した[がく~(落胆した顔)][あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より



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コルマールのXmas [トピックニュース]

 日曜日恒例の週末旅は放送がなかったのでお休みです。

 先週の土曜日に放送されるはずが、サッカーのワールドカップでフランスがイングランドに勝利、モロッコがポルトガルに勝利するはでてんやわんや。放送の半分が埋まってしまい週末旅は放送されずでした。

 決勝は月曜日の0時からでしたっけ?フランスが勝ったら2連覇だけど、勝っても負けても凱旋門からシャンゼリゼ通りは大変なことになりそうだ。

 さて、クリスマスまであと一週間。中世の町並みに美しいイルミネーションの輝くコルマールはどんな様子でしょうか?

 ちょっと覗いてみましょう。

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下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年11月26日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 おっ、セント・バナード犬。寒さに強いんでしたっけ。

 人間たちの方はこんな靴や分厚いコートを着ないと冬はやり過ごせません。

 しかし、話によると、この日の気温は12℃。夜でこの気温なら、それほど重装備は必要なさそうですが、皆さん、かなりの厚着です。屋台の方たちも同じ。

 しかし、お店の方たちにはそれなりの理由があります。今年はエネルギー不足のため、暖房器具をお店に置いておくことができません。

 一日中屋外で暖房なしは厳しいですね。色々対策が必要です。

 こちらの方は、つま先を温めるこんなものをお使いになっているらしい。日本の使い捨てカイロに似てますね。

 「毎晩これを使ってます。4時間くらいは暖かくしていられます」

 しかし、昨今の気候変動を思うと、いつ大寒波が襲ってくるかわかりません。こちらの方はスキー用の衣類をすでに装着して寒さに備えているそうです。

 お店の方々がせっせと節約に励んでくださっているおかげか、イルミネーションの方は例年と変わらないくらいキラキラして美しい。

 そして、体が温まるこんな飲み物もあります。言わずと知れたホットワイン。

 日本なら熱燗で一杯ってとこですかね。ホットワインには様々な香辛料が入っているからさらに身体が温まりそうです。

 なんだか飲みたくなってくるなあ〜。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、3才の息子を連れて買物にでかけた。ちょっと離れたところでサンタクロースがひげをずりおろしてチョコレートを食べていた。息子は呆然と立ち尽くしていた・・・」

VDM(Vie de Merde)より



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Xmasのオススメ料理 ⑤ [ローヌ=アルプ地方]

 フランス代表の決勝進出ってだけでフランス国内はすごい騒ぎになったらしいけど、優勝したらどれほどの騒ぎになるのやら・・・。想像するだけで恐ろしい。

 優勝を逃しても似たりよったりの騒ぎになるんじゃなかろうか?

 それはともかくとして、シリーズの5回目です。

 今回はサヴォワ地方に伝わる伝統のお菓子リソル(rissole)です。

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下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年12月6日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 サヴォワ地方に伝わる洋梨のリソル。

 使う梨は5キロ、バターが500グラム、小麦粉1キロ。その他に、砂糖、ミルク、赤ワイン。

 あれ、料理人のお召し物が個性的。サヴォワ地方の民族衣装だそうです。早速、調理に取り掛かりましょう。

 小麦粉とバターでパイ生地を作ります。パン工房にある機械なら楽ですが、ここでは全部手作り。大変な作業です。こうして10分ほどこね続けたら寝かせます。

 その間に洋梨の皮をむいて細かくスライスします。

 「リソルに使われる梨は4〜5種類あります。その中の一つが、比較的水分少なめのこの梨です」とマルティーヌさん。

 細かく切った洋梨を鍋に入れ、おろしたオレンジの皮、シナモン、バニラ、ワインを加えて火にかけます。

 とは言っても直火ではなく、薪で熱くなったストーブの上で、とろ火でなんと4日間煮詰め続けます。

 その結果はご覧の通り。マルティーヌさんがジャムとおっしゃってますが、私にはあんこに見える!

 次は寝かしておいた生地を伸ばして、これくらの四角に切り分けます。ここに洋梨のあんこを挟みます。

 玉子でお化粧を施して20分ほどオーブンに入れて焼き上げます。

 焼きたてをいただきましょう。う〜む、美味しそうに食べますね。


 さて最後に、数ヶ月前くらいからYouTubeを見ることが多くなってきましたが、最近、ART VISION TM / C&B JOURNAL(→こちら)というチャンネルでパリの街歩きをライブ配信していることに気が付きました。

 しかも4K画像でかなりの臨場感。通りの名前も写してくれたりするので、どのあたりなのか見当がつきます。興味のある方にはおすすめです。


******* フランス人のつぶやき *******

「最近、糖分の摂取量を減らすべく、お砂糖少なめのジャムを家で作ることにした。おかげでうちの人、大変おいしいとかで、これまでの2倍のジャムをパンに塗って、これまでの2倍を食べるようになってしまった[ふらふら][あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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Xmasのオススメ料理 ④ [ミディ=ピレネー地方]

 又吉さんが自身のYouTubeチャンネルでPK戦のお話をされてまして、あれはかなり難しいものらしい。

 聞けば聞くほど狐と狸の化かし合いにしか思えなくなる。

 こっちに蹴ると見せかけてあっちに蹴ると思いきや、やっぱりこっちに蹴るとか。あっちに蹴るとみせかけてこっちに蹴るかと思いきや、やっぱりあっちに蹴るとか・・・。

 行けども行けども化かし合いなのでして・・・。

 それはともかく、本日はシリーズの4回目。トゥルーズを中心にしたフランス南部に伝わるクリスマスのごちそうです。

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下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年12月5日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 これこれっ!クリスマスと言えばローストチキン。

 しかし、これはただのローストチキンではありません。中にたっぷり具が詰まっているコクレ(coquelet)という料理です。

 中に詰まっているのは、フォワグラ、仔牛の肉、ソーセージミート、プルーン、そしてアルマニャックが少々。

 「地元産のものを最大限使うようにしています」とお料理ブロガーのサビーヌさん。

 今回はサビーヌさんの娘さんとお孫さんが手伝ってくれます。

 まずはパンをちぎっておきます。プルーンは刻んだらアルマニャックをひとさじかけて揉み込みます。

 仔牛の肉は適当なサイズに切って他の具と一緒にミキサーにかけて混ぜ合わせます。

 コクレの味に深みをもたせるためにさいの目ほどに切ったフォワグラを具に加えます。これで準備完了。

 鳥に具を詰め込んでいきますが、サビーヌさん、お庭に出てローリエの葉を摘んでもどってきました。具が飛び出してこないように蓋として使います。もちろん料理の香り付けにもなります。最後は糸で縫えば完了です。

 お鍋で回りに焦げ目が付くくらいに焼いたら、オーブンに40分ほどいれて火を通します。

 焼き上がったら切り分けてお皿に盛り付けます。ソースは煮汁にはちみつを加えたもの。付け合せはジャガイモのグラタンです。

 冬にふさわしいごちそうですね。チキンの代わりに七面鳥を使ってもいいそうです。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、ローストチキンの最後の一切れを半分個する前に食べてしまったら彼が言った。『チキンにかぶり付いたのは人じゃないね。ラブラドール犬だね』[ふらふら]

VDM(Vie de Merde)より


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30ユーロで晩ご飯197 [お料理実践編]

 月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。

 30ユーロ以内で、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。

 今回もInstagramで自分の料理を発信している料理人がチャレンジしてくれます。

シンプルながらクリエイティブな料理を作るというのがモットーですが、今回のお題はスープ。

 前菜からデザートまでスープ仕立てでなくてはなりません。どうなりますか・・・。

 ではスタート!

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下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年12月10日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 その料理人シモネさんと一緒に市場にやってきました。30ユーロを渡して材料をそろえていただきましょう。

 まずはこちらのお店でタルベの白いんげん豆を確保。この豆、AOP付きです。さらに、クリ、マッシュルームを購入。

 まだまだ続きます。メインのミネストローネ用に、根セルフイユ、ルタバガ、パネ(白ニンジン)、ニンジン、キクイモ、カブを購入。デザート用には、オレンジ、ナシ、レモンを購入。全部を合計すると・・・25.02ユーロで、残りは4.95ユーロ。

 あれえ、一回のお買い物で予算の殆どを使ってしまいました。大丈夫か?

 次はお肉屋さんにやってきました。豚の皮を一枚無料で提供してもらったようです。この一枚からいいお出汁がとれるとか。

 次はチーズ店にやってきました。パルメザンチーズを買おうとしたのですが、このままでは予算オーバー。そこで半分だけ買うことになりました。半分で4.70ユーロ、手元に残ったのは0.25ユーロで辛うじてセーフ。では調理の開始!

 まずは前菜のカプチーノ風白インゲンスープ。

 マッシュルームは汚れを落とし、クリは皮をむきます。白インゲン豆は豚の皮と一緒に1時間半かけて茹でます。そこにパルメザンチーズを加えてミキサーにかけます。この泡がたったところがカプチーノ風ということらしい。マッシュルームと皮を向いたクリはフライパンで炒って器に入れます。そこに先程の泡のスープと最後にエスプレットの粉末唐辛子を振って出来上がり。

 次はメインのミネストローネ。

 根菜を細かく刻んだら、野菜の皮とパルメザンチーズの皮で出汁を取ったブユヨンで煮込みます。ここに濃縮トマトペースト、パスタを加えさらに煮込みます。火が通ったら器に盛り付け、パセリとおろしたパルメザンチーズをトッピングして出来上がり。

 最後はデザート。

 ミネストローネと同じように果物の皮を向いてさいの目に切ります。皮はシナモンやアニスなどの香辛料を加えて袋に入れて、はちみつ入りのシロップの中に浸けて煮込みます。これも皮でお出汁を取るということらしい。こうして器に盛り付けスープを加えて出来上がり。


******* フランス人のつぶやき *******

「パスタばかり食べていたせいて、作ったスープを漉し器に通して全部流してしまった[ふらふら][あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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