ストラスブールのXmas2022 [アルザス地方]
ゼロコロナなんてどこからどう考えてもありえん。
現状を見れば見るほどそんな馬鹿げた政策は止めたほうが良いと言わずにはおられない。いい加減に目を覚ますべし!
それはともかくとして、いよいよ街が年末の様相を呈してきました。
そしてクリスマスまで1ヶ月を切りました。この時期になると登場するのがストラスブールのクリスマス市。
先週の金曜日から始まったようですが、その直前の様子を見てみましょう。
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年11月25日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
地元の人だけが楽しめる開催前のツリーの点灯。
今年は照明によって姿ががらりと変わるようです。きれいですねえ〜。なんとなくワクワクしてきます。
「今晩のツリーは、ここにいる私達だけが見られるツリーです。素晴らしいわあ。すごく幸せな気持ちになります」と女性。
公式には25日の夜からクリスマス市が始まります。それに向けて最後の準備が急ピッチで進められています。
しかし、点灯に並んでいる品物は、そのずっと前から用意されてきました。
「準備には時間がかかっています。装飾の品々は今年の1月か2月くらいから作り始めましたよ」とジルベールさん。
ジルベールさんは23年前から市にお店を出してきました。ここに並んでいるのはアルザス地方ならではものばかり。
今年はエネルギー不足のためイルミネーションは例年より少なめ。それに屋台で暖房を使うことは許されていません。その上、人手も不足しているとか。
そうは言っても、1570年に始まった歴史あるクリスマス市です。様々なスペシャリテが満載です。
「やはりホットワインですよ。誰だってスペシャリテはホットワインだと言うと思いますよ」
確かに、クリスマス市と言えば湯気がゆらゆらのぼるあのカップのイメージがあります。シナモンやオレンジの香りも漂ってきそうです。
この5年ほどはテロがあったりコロナ感染があったりで昔のように気兼ねなく楽しめる雰囲気ではなかった。今年は少し復活かな。
こちらはホテル。
「今年は世界中からご予約を頂いています。オーストラリア、アメリカ、ブラジル、さらに数年前から姿が見えなくなった南米からのお客様も今年はお迎えできるようになりました」とホテルの支配人。
今年は200万人あまりがストラスブールでクリスマスを楽しむと予想されています。
******* フランス人のつぶやき *******
「2月中旬、2ヶ月ほどテレワークして久しぶりに出社した。デスクにはクリスマスプレゼントの包。開けてみたら、チーズのように醗酵してた」
VDM(Vie de Merde)より
30ユーロで晩ご飯195 [お料理実践編]
月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。
30ユーロ以内で、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。
今回は、バスク地方のレストランのシェフが、エスプレットの唐辛子を使った料理でチャレンジしてくれます。
ではスタート!
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年11月26日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
こちらがエスプレットの唐辛子。
栽培できるのはバスク地方でも限られた地域だけ。厳しい条件をクリアして ”エスプレット" という名前をつけることができます。
元はメキシコで生育していた種類がこの地に根付いて生まれた唐辛子だそうです。ピリッと辛味はあるもの豊かな香りがあるのが特徴です。
では、シェフのジョリーさんに30ユーロを渡して材料を揃えていただきましょう。
まずはその唐辛子を確保。乾燥させてパウダーにしたもの50グラム入りをひと瓶購入。これが4.90ユーロで残りは25.10ユーロ。
次は市場にやってきました。魚屋さんでメルルーサという白身魚を購入。12.20ユーロで残りは12.90ユーロ。
乳製品のお店では、ヤギのフレッシュチーズ、玉子、生クリーム、バターを購入。これが合計で6.50ユーロで残りが6.40ユーロ。
次は八百屋さんで、カボチャ、ぶどう、洋梨、キクイモを購入。これが4.09ユーロで残りは2.31ユーロ。
最後にデザート用の板チョコを2.23ユーロで購入。ということは・・・・ぎりぎりセーフ。では調理の開始。
まずは前菜から。
カボチャは種を取り除き、半分は生クリームと唐辛子と一緒に煮込んでヴルテにします。このとき、唐辛子の種は取り除いておきます。もう半分のカボチャはタリアッテレのようにスライスしてドレッシングであえ、唐辛子のパウダーをひとつまみふりかけます。これをヴルテと一緒に器に盛り付けます。真ん中の白いのはヤギのチーズをつぶしたもの。最後にやっぱりあのパウダーをふりかけます。スライスしたカボチャは生。
次はメインの魚料理。
まずは付け合せのキクイモを調理。一つは皮を向いてムース状に、もう一つはフライパンで焼きます。魚は4分ほどオーブンで焼いたら皮を取り除き香辛料(唐辛子、タイム、オレンジの皮))をたっぷりのせます。お皿に盛り付けたら、卵黄で作ったソースオランデーズを添えます。
最後はデザートの洋梨のチョコタルトレット。
洋梨をみじん切りに、チョコレートは湯煎でとかし唐辛子のパウダーを一振り。これをタルトレット(タルトの小型版)に盛り付けて、最後に唐辛子のスライス(オイル漬け?)をトッピングして完成。
そう言えば唐辛子入のチョコレートがあるという話をどこかで聞いたことがあるような・・・。
******* フランス人のつぶやき *******
「うちの父は呆れるくらいのケチ。節約と称してファストフード店でかき集めてきた塩の袋を開けては食卓の塩入れに詰め込んでいる」
VDM(Vie de Merde)より
週末はノワールムティエで [パリから週末旅]
日曜日は恒例の週末旅。
今回はフランス西部の島ノワールムティエ(Noirmoutier)を旅します。パリからは高速列車と車を乗り継いで4時間ほど。
では出発!
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年11月19日に放送)(▷が出てこない場合は→こちらをクリック。
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
今週もまた海に縁のある場所を旅することになりました。
秋になってもわりに暖かいノワールムティエ島は、この橋で本土とつながっています(青印)。
橋でつながっているとなると一年を通じてアクセスは楽ですね。そして、様々な海の風景が堪能できます。
まずはバケツを手にこちらの干潟にやってきました。8ユーロでガイド付きの潮干狩りが楽しめます。
期間は5月から11月まで。潮の満ち引きで貝が美味しく育つんだそうです。採れたのはアサリ。潮が満ちてくる前に引き上げましょう。
このまま本日の宿へと向かいます(赤印)。オーシャンビューのテントのようなバンガロー。一泊60ユーロ。5人まで泊まれるそうです。そしてキッチン用品や食器もついて自炊もできます。
さっそく先ほど採れたアサリをいただきましょう!
ガイドのジャン=イヴさんが調理してくれます。鍋に貝を入れ、ワインとスライスした玉ねぎを加え蒸し煮にします。貝が開いて火が通ったらランチタイム。
お腹がいっぱいになったところで、ボートで海に出ましょう。半日のツアーで大人一人55ユーロ。ロープの結び方や操縦法なども教えてもらえます。
次は陸に上がってボートから自転車に乗り換えます。ガイド付きの塩田巡りツアーに出かけましょう(緑印)。
地図を見ると、なんと島の半分が塩田だということがわかります。まるでレースのよう。
島で初めて塩を作り始めたのはベネディクト会の修道士だったそうです。5世紀のことでした。7世紀になると本格的な塩作りが始まり島の一大産業になりました。
さて二日目の朝は、一般人が入れない場所に行ってみましょう。
そこは魚の卸市場(水色印)。プチ築地みたいなとこですね。釣れたばかりの魚は選り分けられ、業者に売られていきます。
次は少し変わったところに行ってみましょう。そこは世界中の蝶が暮らしている館(赤紫印)。およそ1500匹の蝶が集められています。
「高温多湿の南国に生息している生き物なので室内は常に26℃、湿度は80%に保たれています」と責任者の方。
Tシャツには蝶のロゴマーク。ここなら普段見られない蝶が見られそうです。
そうこうしているうちに一日が終わりそうな時間になってきました。夕日が海の向こうに沈んでいきます。
******* フランス人のつぶやき *******
「数ヶ月前から独身に戻った。先の展望も見えずバルコニーでタバコを吸い始めたら、鳩のカップル、蝶のカップル、ハエのカップルと、回りはカップルだらけだった」
VDM(Vie de Merde)より
イルミネーション2022 [パリ]
昨日の朝起きたら、「日本、逆転勝利」の文字が・・・。
急いでテレビをつけると、この話題が大方終わって次のニュースが始まっていた。無念。
そんなわけで、どうやってドイツに勝利したかは夜のニュースで知ることとなった。
初戦で強豪ドイツに勝てたのは良かったけど、ベスト8を目指すとなるとコスタリカには絶対勝たないといけませぬ。勝利に酔いしれているわけにはいきませんな。
さて、昨日スーパーに行ったら店内にクリスマスソングが流れていた。いよいよ来たな、このシーズンが・・・。
本日は、先週の日曜日に点灯したシャンゼリゼ通りのイルミネーションの様子をご覧ください。
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(YouTubeで2022年11月21日に公開)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
4Kの映像でなかなか臨場感があります。
点灯前のマーチングバンドのパフォーマンスがにぎやかですが、見飽きたら7.00あたりに飛んでください。カウントダウンが始まって点灯のスイッチが入ります。
今年は昔から続けられてきたタイプのイルミネーションですね。シンプルで美しい。
年明けの1月2日まで続けられますが、エネルギー節約のために例年より2時間ほど早めの午後11時45分に消灯されます。但し、大晦日だけは別。24時間点灯されるそうです。
屋外とは言え、人が密集した場所でマスクをしている人が見当たらない。大丈夫なんだろうか???
WHOのリポートを見ると、一週間の感染者数が、日本は50万人もいるのにフランスは23万人ほど。これはどう解釈するべきか・・・。韓国もかなり多くて36万人。
なにか報告の仕方が違うんじゃなかろうか?どうでもいいけど。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、スーパーでサンタクロースとすれ違った。末の娘が握手したいと言う。私もちょっとツーショットで自撮りしてみたかったからサンタに声をかけると彼が言った。『今、休憩時間だからトイレに行きたいんだよ』」
VDM(Vie de Merde)より
ビールとウェルシュ [フランスの郷土料理]
コロナ接触確認アプリ、アップデートして機能停止にしたのち、「世話になったな、ありがとな」と言いながら削除した。なんとなく情が移る・・・。
さて本日はビールを使った料理ウェルシュ(Welsh)を紹介しましょう。
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年11月17日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
それがこちらの料理。
材料は、チェダーチーズ、ハム、パン、玉子、マスタード、ジャガイモ。ジャガイモは付け合せのフライドポテトにします。
そして何より大事なのがこのビール。
これで4人分のウェルシュができるそうです。費用は18ユーロぽっきり。
ここはフランス北部の町にあるビール醸造所。その建物は歴史的建造物に指定され、200年の歴史を誇ります。
ウェルシュに使われるのがこちらで醸造されたビールです。様々な香りのするホップを加えることで、この醸造所ならではのビールが生まれるそうです。
おお、美味しそうなビール!白ビール、茶ビール、黒ビール。
料理に使うとなるとどれがベスト???
「茶ビールが一番いいと思いますよ。熱したりほかのソースと混ぜ合わせると目立たなくなりますが、味に深みが増します」と料理人。
どうやらこの醸造所には食事のできるコーナーがあるようです。そしてウェルシュは一番人気の料理。
では作り方を教えてもらいましょう。
英国産のチェダーチーズをこのようにスライスします。次にパンをトーストしてマスタードを塗ります。これを耐熱皿に並べ、ビールを染み込ませます。
ビールの量が少なくても多すぎても美味しくありません。この加減がポイントのようです。
ここにハムとスライスしたチェダーチーズをのせ、160℃のオーブンに15分入れて焼きます。
その間にフライドポテトを作ります。そして焼き上がった料理に目玉焼きを4つのせたらウェルシュの出来上がり。
では頂きましょう。ビールで乾杯。
これはちょっと拙宅でも作って食べてみたいものです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日はよく物を落とす。コーヒーの入ったカップを落とし、ランチのサンドイッチを落とし、オーブンから取り出したばかりの夕食を落とし、最後は蓋を開けたばかりのビールと落とした・・・」
VDM(Vie de Merde)より
30ユーロで晩ご飯194 [お料理実践編]
月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。
30ユーロ以内で、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。
今回は、料理記者のエレーヌさんがチャレンジしてくれます。
お題は、今が旬のカボチャ。一口にカボチャといっても色んな種類があるようです。
では、スタート!
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年11月19日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
すでに市場で食材選びが始まっているようです。
実はエレーヌさん、最近カボチャを使ったレシピ本を出版したばかり。今回は30ユーロという予算の中で料理を作ってもらうことになります。
まずは3種類のカボチャを購入。順に、デリカタ、ポティ・マロン、バターナッツ。さらに、エシャロット、ジャガイモ、クルミも購入。これが合計で7.82ユーロで残りが22.18ユーロ。
次はお肉屋さんで鴨肉のコンフィを購入。13.61ユーロで残りは8.57ユーロ。一気に予算の3分の2あまりを使ってしまいました。
最後は乳製品のお店で、生クリーム、パルメザンチーズ、玉子、アクセントに使うチーズ少量を購入。これが合計で7.21ユーロ。
これでお買い物は終了です。手元には、1.36ユーロが残り予算内でクリア。では調理の開始。
まずはメインのアッシ・パルマンティエ。
この料理、前回にも登場しましたが、今回はひき肉ではなく鴨のコンフィとカボチャを使います。デリカタとジャガイモは皮をむき茹でます。鴨のコンフィは細かく刻んで一度フライパンでさっと炒めます。茹でたデリカタとジャガイモは一緒につぶして生クリームとナツメグ(?)を加え混ぜ合わせておきます。これを、鴨のコンフィーを入れた耐熱皿にのせたらオーブンで焼いて出来上がり。
オーブンが冷えないうちにデザートに取り掛かります。
バターナッツをおろし、生地と混ぜ合わせます。これを型に入れオーブンで焼いたら、仕上げにバターと砂糖で作ったソースをかけ、クルミをトッピングして完成。
最後は前菜のヴルテ。
ポティ・マロンを半分に切り種を取り除きます。種は乾燥させて少量のオイルをかけてカリッと焼けば食前酒のおつまみになるとか。皮付きのまま切ったポティ・マロンはエシャロットと玉ねぎと一緒にさっと炒めたら水を加えて煮込みます。これをハンドミキサーでドロドロにし器に盛り付け、おろしたパルメザンチーズをフライパンでカリカリに焼いたものを添えます。美味しそう!茶色いのはカボチャの種???
カボチャは比較的安くで手に入るので節約にはなるそうですが、この物価高ではどうでしょうね。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、赤信号で車が止まった。運転していた彼女に、車のライトがついてなかったと言ったら彼女が答えた。『エネルギーの節約!』」
VDM(Vie de Merde)より
週末はサンタンデールで [パリから週末旅]
日曜日は恒例の週末旅。
今回はスペイン北部の海辺の都市サンタンデール(Santander)を旅します。
パリからは、なんと直行便が週に4回飛んでいるらしく所要時間は1時間半あまり。
では出発!
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年11月12日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ほお〜、こんなところかあ。
海に囲まれた半島にある都市。マリーナにはたくさんのプレジャーボートが停泊しています。
そして海に突き出た小さな半島にはスペイン王室が夏を過ごす宮殿があります(青印)。美しい!
サンタンデール市から、当時の国王夫妻アルフォンソ13世と英国から嫁いできたヴィクトリア・ユージェニー妃に贈られた宮殿だそうです。
中は見学できます。こちらはボールルーム、そしてこちらは宴会場。50人ほどが会食ができるとか。そして結婚式や演奏会の会場としても使われているそうです。もちろん国王夫妻が私的利用する区域もありますが、さすがにそこは見学不可。
では次は、せっかくですから海に出てみましょう。観光船は少々高いので、湾の向こう側とこちら側を結ぶ定期便のボートに乗りましょう。往復で5.20ユーロと破格の値段。
「車で往復したらガソリン代が余計にかかりますよ」
「教会と山の景色を眺めながらのんびりできますよ」
このボート、一日に6往復するそうですが、その目印になっているのがモウロ島とその灯台(赤印)。今は静かですが、冬は嵐で近づくこともできなくなるようです。
さて、そろそろお腹が空いてきました。地元の料理を頂きましょう。やってきたのはこちらのお店(オレンジ印)。お店の中には生け簀があり、そこで食べたいものを選ぶと鉄板焼にしてくれます。このあたりの海は荒れることが多く水温も低いためカニやエビは味が凝縮されて美味しいそうです。
お腹がいっぱいになったら今晩の宿へと向かいましょう。ここはハイキングコースのある山の中。泊まるのはこちらのツリーハウス(こげ茶印)。イグルーみたいな形をした木製のハウス。一人一泊85ユーロ。これは寛げそうなお部屋ですね。季節ごとに窓から風景を楽しむことができます。
さて翌日は、サンタンデールから車で20分くらいのところにある自然公園にやってきました(緑印)。ここでは120種類の動物たちが放し飼いされています。こちらは象。年齢は46才、体重は6トンほどあるそうです。
見学は車かロープーウェイ。ゴンドラに乗れば、かつて鉄鉱石の採掘場だった場所が眼下に見えてきます。また動物たちと間近で触れ合うこともできます。
さて次は街の中心に戻って、ちょっと変わった形の近代的な建物に行ってみましょう(水色)。ここは美術館。古典から現代アートまで様々な作品が展示されています。
最後は、海のスポーツを楽しみましょう。海のスポーツと言えばサーフィンですが、旅人は今回が初めて。インストラクターにビーチでしっかり指導してもらいます。そして、いざ海へ!
おお、なんとか水面をサーフできたような・・・。空には虹が・・・。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、スキーの初日。3箇所に擦り傷、肩に打撲、顔には青あざができた。ゴンドラ乗り場を探していただけなのに」
VDM(Vie de Merde)より
パリ五輪・パラのマスコット [パリ]
日本も今年の年末・年始はあれこれ考えると例年より1.5倍くらい経費が掛かりそうな予感が・・・。
良いことと言えば、円安に歯止めがかかったことと、トランプが応援していた候補者が落選したことくらい。
あんなのに頼って当選しようなどと思ってはいかん!
それはともかく、再来年の2024年に開催予定のパリ五輪・パラ。今週の月曜日、そのマスコットが発表されたそうです。
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 3で2022年11月14日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
こちらがそのマスコット。
うん?これは一体なんだ?
フランス共和国を象徴する女神マリアンヌがかぶっている帽子だそうです。フリジア帽というものらしい。
マスコットは2種類あり、一つはオリンピック、もう一つはパラリンピック。帽子の下から伸びている両足を見ればそれがよくわかります。
見慣れてくるとカワイイ
街頭で感想を聞いてみました。
「ちょっと子供っぽいですね」
「確かにブリジア帽ですね。でも鳥にも見えますよ」
「ええ、いいんじゃないですか。良いと思いますよ」
なぜか男性ばかりで、ちょっとイマイチ熱さに欠る反応。そう言えば東京2020のときも似たような反応だったような気が・・・。
制作までには数ヶ月を要したそうです。最初はこんなデザインでした。
フランスだけでなく外国人にも理解してもらえるようなデザインということで、最終形がこれになりました。
「世界が一つになってオリンピック、パラリンピックを開催するためのマスコットになってくれたらと思います」と責任者の方。
大会では毎回様々なマスコットが登場しました。こちらはロス五輪のときのサム、リオ五輪ではビシニウス。
そしてパリ五輪・パラのマスコットの名前は “フリージュ(Phryges)”。
「このマスコットは今までとは違ったものになってるんです。ほとんどの大会が動物でしたが、今回は理想を表したものなんです」とパリ五輪・パラの会長さん。
理想とは「平等、自由、友愛」ということか。
フリージュの胸のあたりにはマリアンヌの顔が描かれています。白いところは聖火にも見えます。
あのドラクロワの絵に登場するマリアンヌがかぶっていた帽子からは、このデザイはちょっと思いつかないですね。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、学校に息子を迎えに行ったら、息子からプレゼントをもらった。プレゼントとは、死んだトカゲ 私のためにお昼ごろから大切に帽子の中に隠し持っていたらしい」
VDM(Vie de Merde)より
30→60ユーロで晩ご飯193 [お料理実践編]
月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。
30ユーロ以内で、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます、というのがいつものお約束ですが、今回の予算は60ユーロに増額。
というのも、仕事と子育てで大忙しのママのために、平日の月から金までの5日分の食事を週末にまとめて作らなくてはならないからです。
チャレンジャーは料理人でもあり二人のお子さんのママでもあるセリーヌさん。
では、スタート!
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年11月12日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
60ユーロを持って市場にやってきました。必要なものはご覧の通りメモしてあります。時間がないので効率よく買い物ができるように順番も予め決まっているようです。
まずはこちらの八百屋さんで、ジャガイモ、ほうれん草、シコレ、マッシュルームを購入。さらにリンゴ(ゴールデン)、バナナも購入。これが合計で19.48ユーロで残りは41.52ユーロ。
次は鶏肉専門店にやってきました。大きめのささみ肉を4枚、玉子を1ダース購入。これが20.71ユーロで残りが20.81ユーロ。
最後はスーパーにやってきました。カートに入れた食材は、タルト生地、チーズ、ニョッキ、生パスタ、生クリーム。さらにお肉屋さんで牛ひき肉を調達。後はレジでお会計をすませるだけ。購入額は20.13ユーロ。残りは・・・0.68ユーロで予算内におさまりました。では調理の開始!
5日分をまとめ買いなので食材はこの量です。それに5日分の料理なので忙しい!
まずは野菜の皮をむき、料理に合わせて切っておきます。
ジャガイモは大鍋で茹でます。マッシュルームの半分は蒸し、半分はフライパンで炒め、先に切って炒めておいたささみ肉と一緒にして生クリームを加え煮込みます。これが1つ目の料理。
なんとこの他にも同時に3つも作ってしまうらしい。
5つ目の料理は、ほうれん草とヤギのチーズのタルト。タルトをオーブンで焼いている間に、残り4つの料理の仕上げに取り掛かります。
一つはひき肉の上にマッシュポテトをのせたアッシ・パルマンティエ、もう一つはマッシュルームのヴルテ。前者は冷蔵庫、後者は冷凍庫に保存しておきます。
最後の一つは、トマトソースのニョッキでした。トマトソースを作っている映像がちょっとだけ出てきました。
さてデザートですが、保存の聞くリンゴのコンポートを作ります。
5日分の食事の全貌はこんな感じ。月曜日にクリーム煮(パスタ付き)、火曜日はアッシ・パルマンティエ、水曜日がニョッキ、木曜日がタルト、金曜日がヴルテだそうです。
それぞれに茹玉子やサラダ、そしてデザートが付くらしい。
クリーム煮は長期保存には向かないので初日の月曜日に食べるのがいいそうです。
作り方が出てこなかった謎の料理がありますねえ〜。なんだろう、あれ・・・。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、チーズをおろして袋に詰め、冷蔵庫にしまった。ああ〜、疲れた」
VDM(Vie de Merde)より
週末はウエサン島で [パリから週末旅]
日曜日は恒例の週末旅。
今回は、ブルターニュ地方のウエサン島を旅します。パリから行くとなると、列車、車、船を乗り継いでいかなくてはならず、所要時間は割り出せず・・・。
とにかく島へと出発しましょう!
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年11月5日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
歴史のありそうな美しい灯台。104段の階段を上がって展望台まで行ってみましょう(青印)。
ここからは海と大陸を360℃で見渡すことができます。爽快ですね!
ウエサン島は全長8キロ、幅4キロと、フィニステール県の島の中では最大です。
こちらのご家族は何度もこの灯台に来ているそうです。島には複数の灯台があるようですが、この灯台は17世紀に建てられ、フランスでも最古の灯台の一つだそうです。
今は無人ですが灯台守がいた頃はこんな感じで暮らしていたそうです。当時は電気がなかったため、暖房用の薪を何度も階段を上がって運んでいたそうです。
ブルターニュ地方には50基もの灯台が集中しています。言ってみれば灯台銀座。
なにしろこのあたりは海の難所。そこを航行する船に欠かせないのが灯台です。
こちらは海の岩の上に立つ灯台(赤印)。ここも古そうですね。
ブルターニュの海は冬に荒れることが多く、大きな波が襲ってきます。この日もボートが揺れました。
次はボートを降りて島の中心街に行ってみましょう。ここに今晩の宿があります(緑印)。
オーナーはこの伝統的な家を15年ほど前に購入して少しずつ改築し宿をオープンさせました。
こちらのお部屋で一泊朝食付きで67ユーロ。壁にはミニチュアのロープの結び方が飾ってあります。
ここでは25ユーロで食事もできます。魚やカニなど海の幸の料理。スープ・ドゥ・ポワソンが美味しそう!この日は宿泊客が結構いましたね。
灯台の明かりが空を照らしてくれる夜。温かい食事と居心地の良いベッドで一夜を過ごします。
翌朝は、スニカーの紐をしっかり閉めて、水を片手にハイキングに出かけましょう。島は一日もあればぐるりと一周できるそうです。
都会では見られない自然の風景が堪能できます。こちらは岩がゴロゴロ。しかも面白い形をしています。
「あっちのはリスで、こっちのはサメに見えるね」
島には羊飼いもいます。秋になるとこのように野に放し飼いにされます。この羊たちからは毛糸が作られます。
こちらはその毛糸の販売店。お土産に毛糸のスリッパを購入。
そろそろ大陸に向かう船が出発する時刻です。島に別れを告げて帰宅の途につきます。
因みに今回の旅の費用は一人分で200ユーロでした。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、今週末ランチに来ないかと同僚を誘ったら、車が故障してるから来られないと言う。その日の夕方、車で帰宅する彼の姿を確かに見た・・・」
VDM(Vie de Merde)より