恒例の樅の木2022 [アルザス地方]
月曜日恒例の節約晩ご飯は放送がなかったのでお休みです。
さて今年も残りわずか2ヶ月。またあっという間に一年が終わってしまいそうだ。
エネルギー問題で今年のクリスマスのイルミネーションはどうなるのやら・・・。とにかくストラスブールの樅の木はいつもの広場に設置されたようです。
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年10月28日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
短パンにフード付きシャツという軽装で写真を撮る男性。その向こうでは大きな樅の木がクレーンでもちあげられようとしています。
樅の木にはこれからクリスマスの装飾が施され4週間後にはツリーに変身します。
本当にこれは今の映像???と疑いたくなるような光景。
しかし、確かにこれは先週の金曜日に樅の木がクレベール広場に設置されるときの様子です。気温は20〜22℃ほど。
「気持ち悪いってことはないですね。慣れてしまえば良いだけじゃないですか?ロスやオーストラリアと同じと思えばいいでしょう」と男性。
「今までにないくらいの陽気です。ここは南仏じゃないですよねえ」と別の男性。
一方、作業の方は粛々と進められていきます。
高さ30メートルを超える樅の木が2台のクレーンで徐々に垂直に立ち上げられます。
これから運搬の際に傷んだ枝を修復して形がきれいになったら、装飾の作業が始まるそうです。
「今年も美しい樅の木を見つけることができました。大変満足しています」と責任者の方。
青空市のお店にはダウンジャケットが並べられています。本格的な冬はいつ頃になるのでしょう?
この樅の木がツリーに変身するのが待ち遠しいですね。この3年、あまり明るいニュースがなかった分、クリスマスは華やかに過ごしたいものです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、サンタクロースはソリに問題があったらしく、私の車で出発して行った」
VDM(Vie de Merde)より
週末はリエージュで [パリから週末旅]
日曜日は恒例の週末旅。
今回はベルギー第5の都市リエージュ(Liège)を旅します。パリからは高速列車で約2時間半。
では出発!
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年10月22日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
いきなり急勾配の道!そこには374段もある階段が作られています。
かつて丘の上には城塞がありました(青印)。今では街が一望できる観光スポットになっています。
眺望を堪能した後は階段を降りて中心街に行ってみましょう。ここはサンポール大聖堂。ステンドグラスは16世紀のもの。教会には珍しく悪魔の彫像が設置されています。
そして特別にこんなところにも案内してもらえます。そこは地上23メートのところにある教会の屋根裏。骨組みに使われているのは樫の木。小さな窓を開けると、正面に別の教会が見えます。リエージュには教会が7つもあるとか。眼下には四角の広場。
この広場で待ち合わせていたのがガイドのシャンタルさん。導かれるままに狭い路地を進んでいくと、のどかな界隈にやってきました。ここは先ほど上がっていった丘の麓。
かつてリエージュには裕福な一族が屋敷を構えていましたが、自分たちの家に使用人を住まわせるのを嫌がり、このような小さな建物で生活させていたのだそうです。
次にやってきたのは司教の宮殿(緑印)。なんとも豪華な建物。柱には彫刻がほどこされています。
「これはアメリカを発見したとされるコロンブスが現地からお土産としてヨーロッパの宮廷に持ち帰ったものです」とシャンタルさん。
その作物は今では市場の店先に並んでいます。市場はムーズ川沿いに延々と続き、食事もできます。しかも10ユーロ以下という安さ。ここのサンドイッチは大人気。食事の後のデザートはもちろんワッフル。日本でワッフルと言えばこの形。リエージュが発祥の地だそうです。
さて、そろそろ今晩の宿へと向かいましょう。そこは、かつて鳩小屋として使われていた建物。昔は食用に鳩を飼ってました。現在は住宅に改造されています。広さは12㎡と狭小。上の階にはガラス張りのシャワー室が完備されています。そのすぐ横が寝室になってるようです。
ここで横になる前に、夜のリエージュを楽しんできましょう。大聖堂の北側にあるル・カレ(le Carré)地区には数多くの飲食店がひしめき合っています。今回はそこから少し外れたお店に行ってみました(オレンジ印)。
ここは1930年まで薬局だった場所。インテリアにはその面影を残す品々が飾られています。夜の8時になるとなにやら片付けが始まりました。これ以降の時間はクラブに変身。
リエージュのナイトライフを楽しんで、狭小住宅でぐっすり眠った翌朝は、車で移動。20分ほどすると目的地に到着(水色)。ここは洞窟の入口。中に入ってみましょう。侵食によってできた洞窟の気温は一年通して12℃。ボートで中を見学することができます。狭くて暗くてちょっと怖い・・・。
最後は地上に出てベルギービールで締め!
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、子どもたちがいないので階段にペンキを塗った。一番下の段のペンキを塗り終わってふと見上げると、わが家のニャンが階段からこちらを見ていた」
VDM(Vie de Merde)より
異例の暖かさ [トピックニュース]
3年ぶりに開催された吟醸酒の会に行ってきた。全国で作られている吟醸酒を少しずつ試飲できる楽しい会なのだ。蔵元さんとお話もできる。
ラベルを見ないで飲んで、どこそこの銘柄の大吟醸だ!なんて芸当はできないけど、順に試飲してみると味に違いがあることはよく分かる。そこが楽しいのでして・・・・。
問題は大勢の人が一つの空間にうごめいていること。マスクをして入場するとは言え、試飲するときははずす。あごの下におろしてる人もいるけど、どうもあれは自分にはできそうもない。片耳から外して飲んではまたかけるを繰り返していた。
かなり面倒だが楽しみが半減したわけじゃない。ほろ酔いの幸せ気分で帰宅した。
それはともかくとして、日本は秋をゆっくり味わう暇もなく冬に突入してしまうのではないかと思うくらい寒くなった。しかし、フランスは10月末だというのに異例の暖かさが続いているらしい。
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2022年10月26日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
こちらはフランス南西部の町セイニョスの海岸。夏の映像ではありません。本日、10月26日の映像です。この日の気温は27℃まで上がりました。
今は、11月1日の諸聖人の日をはさんで秋のバカンスシーズンがそろそろ始まる時期。
「場所によっては6月末の陽気ですからすごしやすいですよ」と女性。
一方、セイニョスから40キロほど内陸にはいったダックスの飲食店のテラス席は、軽装のお客で満席になってました。
「またすぐにもとの季節に戻ると思うので、今のうちに楽しんでおこうと思ってます」
これは例年の10月と今年の10月の気温を比較したもの。左が例年で、右が本日。
ビアリッツは例年に比べて8℃も高くなっています。リヨンに至っては9℃も開きがあります。
こちらはアルザス地方の都市ストラスブール。例年より8℃も高い24℃を記録しました。
「いつもなら木々の葉がオレンジや赤に変わっているのに、緑の葉があちこちに残ってますよ」
「10月末に夏の格好でいるのが奇妙に感じます」
専門家によれば、この異例の暑さは数日続き、この手の現象は今後も起きる可能性があるそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「私の部屋は寒すぎる。プリントしたばかりの紙で指を温めるのが至福のひとときだ」
VDM(Vie de Merde)より
快眠 [トピックニュース]
やっと冬物が活躍する季節になったらしい。
少しずつ出かける回数も増えてきて、これから何を着ようかあれこれ考えるのがちょっと楽しくなった。
さて本日は、快眠のお話です。
10月21日から10日間の予定でパリで開催されている秋の見本市。例によって様々な発明品が展示されているようですが、今回注目したのは睡眠を助けてくれる発明品。
下記のウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年10月21日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
会場にはベッドがずらり。フランスで睡眠と言えば基本はベッド。
そして10人のうち7人が睡眠について何がしかの障害をかかえていると言います。それを解決してくれるものがみつかるでしょうか?
まずはこちらの枕。心地よい眠りに導いてくれるのがこの石。もちろんこれを枕に入れて寝るというわけではありません。これを粉状にして枕のクッショに混ぜると、体温を下げてくれるとか。
「人間は体温が下がることで眠りにつくことができます。このクッションならそれが実現できます」と開発者。
う〜む、どうなんでしょうかねえ。頭寒足熱っていうからそういうもんですかねえ〜。
この枕、2年ほど前に開発され、価格は1,600ユーロという驚きの高値。
「とても軽くて心地良いですよ」と女性。
次はこちらのベッド。清潔に寝られるというのがポイント。マットレスを取り外してお湯で洗濯すると細菌もなくなり清潔だそうです。
そう言えばベッドのマットレスは洗濯できないですね。ずっと寿命がくるまでそのまま。ダニとかいるのかも。
この方、別の製品ですでにレピンヌ賞を受賞しているとか。それこちらの器具。南京虫から人を守ってくれるらしい。
「南京虫がベッドの上へと侵入してきたら、これがこの部分で止めてくれます」
あの粘着性の輪っかみたいなのにくっついて動けなくなるということらしい。フランスでは年間100万人が南京虫の被害にあっているそうです。お値段は150ユーロ。
最後はこちらのマッサージチェア。これは良さそうですが、お値段が2,500ユーロもします。しかもちょっとかさばりますね。
******* フランス人のつぶやき *******
「僕は、冬になると毎日一時間だけ余分に寝て、夏になると30分減らすことにしている。そうする55年後には一日に24時間寝ることになる」
VDM(Vie de Merde)より
30ユーロで晩ご飯191 [お料理実践編]
月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。
30ユーロ以内で、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。
今回は、栗の産地で知られるアルデッシュ地方のレストランのシェフがチャレンジしてくれます。お題は、もちろん栗です。
では、スタート!
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年10月22日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
秋と言えば、いがいがのついた栗。枯れ葉の中から出てきました。
落ち葉の舞い散る市場でシェフのクロードさんと待ち合わせ。早速、30ユーロを渡して材料をそろえていただきましょう。
まずは魚屋さんにやってきました。ニジマスを2尾購入。これが8.80ユーロで残りは21.20ユーロ。
次は八百屋さんです。店頭に栗が出ています。ここの栗はAOP付き。艶とボリュームがあって美味しそう。この栗を500グラム確保。さらにバターナッツ、フェンネル、セロリ、玉ねぎ、オレンジも購入。これが合計で14ユーロ、残りは7.20ユーロ。
さらに、こちらのお店で、栗のクリーム、生クリーム、ベーコンを購入。これが全部で7.20ユーロ。残りはゼロ!
ぴったり賞で見事にちょうどで使い切りました。では調理の開始!
まずは栗の実を取り出します。これをさっと湯がくと渋皮がむきやすくなります。
では最初は前菜の栗のヴルテから。
栗をセロリと一緒に牛乳で煮込みます。その間にキノコをさいの目切りにし、ベーコンと一緒に炒めて器に盛り付けます。栗を煮込んだスープはミキサーにかけてどろどろにしたら、ここにかけてヴルテのできあがり。
次はメインのニジマス料理。
栗をオーブンに15分ほど入れて火を通したら粗切りにして、フェンネルとバターナッツの芯と一緒に煮込みます。これをラビオリ風に、バターナッツを薄くスライスしてブイヨンで茹でた皮で包みます。ここにバターで炒めたニジマスを盛り付けてできあがり。
最後はデザートの栗のムースのオレンジ添え。
栗のクリームと生クリームを混ぜ合わせ、オレンジの上に絞り出し、最後にオレンジの皮をトッピングして出来上がり。
この番組、自分で作る料理のヒントになるので楽しみにしてるのだが、最近、作り方の説明がおおざっぱで苦労する
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、彼が初めて焼栗を初めて食べて、よくこんなものが食えるなというから、教えてやった。『あのね、普通栗は皮をむいて食べるもんよ』」
VDM(Vie de Merde)より
週末はジェラルメで [パリから週末旅]
日曜日は恒例の週末旅。
今回はヴォージュ地方の町ジェラルメ(Gerardmer)を旅します。パリからは列車なら5時間半、車なら4時間半ほど。
森林の広がるヴォージュ地方、どうやら自然を満喫する旅になりそうです。
今回は、情報が著しく不足しているため、残念ながら訪ねた場所を地図上で特定することが叶いませんでした。
では出発!
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年10月15日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
まずはパラグライダーで空からヴォージュ地方の眺めを楽しみましょう。おお、足元に広がる大自然。ちょっとしたスリルも味わえます。少々強風が吹き荒れてるような・・・。
地上に降りてやってきたのが湖のある町ジェラルメ。週末やバカンスのシーズンになると人口が3倍に膨れ上がるそうです。
まずはボート、ではなくボードで湖に出てみましょう。上手くバランスが取れるようになると湖面を自由に動き回ることができます。でも慣れないと冷たい水の中にぼちゃん!
こちらはボートで釣りを楽しむ方もいます。ガイドさんが釣れるスポットへ案内してくれます。狙っているのはカワカマス。釣れたらランチでいただけそうですが、だめな場合も心配無用。美味しいものはほかにもあります。
こちらのお店でいただくのは、生ハムとチーズの盛り合わせ。ここは地元の特産品を販売するお店ですが、テラスでお食事もできます。特にチーズはこだわりの品揃え。
このお店で教えてもらったのが森の中の宿。ここはキャンプ場です。様々な建物がありますが、こちらのバンガローで一夜を過ごします。木材はすべて再利用したもの。ストーブも同様。週末は一泊250ユーロと高めですが8人まで泊まれます。そうすると一人31ユーロほど。
さあ、次は森林地帯に行ってみましょう。ここはジップラインに乗ってひとっ飛び。1分45秒の速さで木々の間を滑り降りていきます。木にぶつかる!なんて心配はなさそうです。
そう言えば、ストラスブールのクレベール広場に飾られる巨大なツリー用の樅の木は、毎年ヴォージュの森林から切り出されるのでした。
その森林の中に突然現れたサメ!ここでは海の写真が展示されています。ハイキングを楽しみながら海の生き物に出会えます。
また、こちらの畑では薬用の花の栽培が行われています。花の種類は40種ほど。今はこちらの花が収穫の時期を迎えています。収穫された花はこの部屋で乾燥させます。
最後は、体力勝負のトレイルに挑戦。なんだか殺伐とした風景ですが、迷わないように道標が取り付けてあります。山の頂上から見る町の風景が身体の疲れを癒やしてくれます。
******* フランス人のつぶやき *******
「週末を彼の部屋で過ごすことになった。ひどくとっ散らかっていて、私が掃除している夢をみてしまった」
VDM(Vie de Merde)より
意外に電力消費の多い都市 [プロヴァンス地方]
最近、YouTubeばかり見ている。
あの動画には字幕を付ける機能があり、原語が外国語の場合、字幕を日本語にすると同時翻訳してくれるのだか、これがかなり可笑しい。
今日などは、”Oh, no!” が ”大野” になってた。"Good god!" は ”いい神よ!”。これが笑わずにおられようか・・・。この機能だけで結構楽しめる。
それはさておき、冬に向かって電力不足が危惧されるフランスではやたら節約の言葉が飛び交っていますが、一番電気を使う都市がこんなところだったことが判明しました。
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年10月10日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
こちらはプロヴァンス地方の都市エクス・アン・プロヴァンス。
屋外の気温は26℃。商店街はと言えば、お店のドアを開けっ放しでエアコンも照明もフル稼働。
これは電気の無駄使いだ!とリポーターがお店に乗り込みました。
「ドアを開けてエアコンを入れる必要はあるんですかね?」とリポーター。
「お客さんがお店に入りやすいようにドアを開けてるんです。そして気持ちよく中で商品を見てもらおうとするとこうなるんです」とお店の方。
一方、こちらは酒屋さん。お店の都合上、照明もエアコンも欠かせないと言います。
10月も中旬ながらあちこちでエアコンが稼働しています。どの都市が一番電気を消費していると思うか、街の人に聞いてみました。
「寒さが厳しいですから北部の都市だと思いますよ」
「たぶんパリじゃないですか?」
「私はリールだと思います。北にあるからより強力な暖房が必要でしょう?」
それなら、エクスはどうなんでしょう?電気使ってませんかね?
「使ってないと思いますよ」
しかし、ある調べによると、エクスはパリやリールより50%も消費量が多いとか。
なんでまたそんなことに?
一般市民の住まいを見ると理由がわかります。窓は木製で素敵なお部屋ですが断熱や気密性に難あり。
「年々気温が高くなっているんで必要なんです。地球に良いわけないと思うのですが生きていくためには必要なんです」
こちらは専門家。エクスの建物は古いものが多いため、ガスや石油より電気を使うことが多くなってしまうそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、友だちを通じて、彼が私と別れたがってることを知った。しかしエアコンがあるから当分は一緒に暮らすつもりらしい」
VDM(Vie de Merde)より
エネルギー有効活用 [トピックニュース]
この感じでは第8波来ますな。なにしろ皆ゆるゆるになってるからなあ〜、という私もその中の一人。
久しぶりにWHOの世界のコロナ感染リポートを見たら、一週間でドイツが60万人弱、フランスが34万人ほど、イタリアが28万ほどと増加している。
日本は今のところ22万人ほどまで減少してきたものの期待したほどは減らない。やれやれ・・・。
それはともかく、本日は温水プールのお話。ガスも電気を使いませんが水は温かいらしい。
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年10月15日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ここはパリ近郊の町にある温水プール(青印)。プールは全部で4つ。水温は29℃と快適です。
「子供用のプールは30℃から31℃です。冬になっても水温はこのままです」と関係者の方。
フランスではこの数ヶ月の間にガス料金も電気料金も5倍〜8倍になってしまいました。そう言えば、以前、節約のために水温を下げると宣言したプールもありましたね。
しかし、ここの大規模プールは値上がりもどこ吹く風で普通に営業しています。
それには理由がありました。町は10年ほど前、近くのデータセンター(赤印)と契約を結び、サーバーからの熱で水を温めプールに供給しているのです。
このシステムは24時間稼働、水は常に35℃に保たれているそうです。
「ガスを使うより15%から20%安くてすみます。しかも、常に一定で変動がなく、化石エネルギーへの影響もありません」と責任者の方。
この方法で、町は年間5,800トンのCO2も減らすことができたと言います。
一方、こちらはフランス北部の町にある鉄鋼メーカーの工場です(赤印)。ここでも放出される熱を再利用してプールの水を温めているそうです(オレンジ印)。
「以前なら空気中に消えていった熱です。今はそれを取り戻してエネルギーに変えているんです」
熱で温められた水の温度は50℃にも達します。このインフラへの投資が1300万ユーロ。当初は7年で回収できると見込んでいたそうですが、ガスの値段が高騰したことを考えればもっと短期間で回収できそうだとか。
とは言うものの、こういったケースはごく少数。多くのプールは水温を26℃にしてなんとか乗り切るつもりのようです。
そうなると、普通の水着では厳しいので、こんなウェットスーツを着ることになってしまうかもしれません。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、ろうそくの明かりでシャワーにかかった。ちょっとロマンチック・・・彼女と暖房とお湯があったら確かにロマンチック」
VDM(Vie de Merde)より
30ユーロで晩ご飯190 [お料理実践編]
月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。
30ユーロ以内で、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。
今回は、TikTokでスピード料理を毎日紹介しているジョルダンさんがチャレンジしてくれます。もちろんお題は素早くできる料理です。
では、スタート!
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年10月15日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
こちらの大柄な男性がジョルダンさんです。コロナ禍で外出ができなくなった頃、TikTokに自分の料理を紹介し始めたところ、今ではフォロワーが300万人という人気のクリエイターになってしまいました。
では30ユーロを渡して材料を揃えていただきましょう。
ひゃ〜、ものすごい勢いで向かった先はスーパーです。スーパーで買うのが手っ取り早いそうです。
まずは、洋梨を3個、ナスを2個、ジャガイモを6個を確保。これが7.39ユーロで残りは22.61ユーロ。
次はこちらのコーナーでトマトソースを入手。さらにこちらでは牛乳、バター、生クリーム、玉子、リコッタチーズとモッツアレラチーズをカゴの中へ。これらが合計で9.60ユーロ、残りは13.01ユーロ。
次はお肉のコーナーで、ベーコンと牛ひき肉を確保。これが合わせて5.93ユーロで、残りは7.08ユーロ。
さらに、コリアンダー、デザート用にチョコレートも必要。これが2.24ユーロで残ったのは4.84ユーロ。これで材料は揃いました。
セルフレジでお会計をすませます。確かに総額は25.16ユーロでぴったり。そして予算内におさまりました。しかも買い物にかかった時間は10分ほど。
では調理の開始!スピードのコツはできるだけオーブンを使用すること。
まずは前菜から。
ナスの中身を取り出しオーブンで火を通します。取り出した中身は刻んでフライパンで炒めます。そこに牛ひき肉を入れ火を通しトマトソースを加えます。焼き上がったナスに小麦粉をふり具を詰めていきます。最後はチーズをのせて再びオーブンに入れて出来上がり。
次はメイン料理のグラタン・ドフィノワ。
ジャガイモを薄くスライスして耐熱ボールに入れたら、牛乳を加えレンジでチンします。8分ほどしたら取り出し、生クリーム、ベーコン、モッツアレラチーズを加え今度はオーブンに入れて焼きます。
最後はデザート。
洋梨は一口サイズに切ってシナモンと一緒にフライパンでバター炒めにします。これを器に盛り付けチョコレートを加えてオーブンに5分ほど入れるとこんな具合に出来上がります。
これで全部の料理が揃いました。かかった時間は40分。
最近、グラタン・ドフィノワを作って食べたいと思っていたところだった。確かにレンジを使えば早い。でも、あのジャガイモを薄くスライスするのが少々きつい〜。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、会社に遅れそうになって大急ぎで歩いていると、のんびり前を歩いているやつがいる。イライラとして頭の中でつぶやいた。『このうすのろ、さっさと歩かんかい!』すると直後にそいつが振り向いた」
VDM(Vie de Merde)より
週末はオビュソンで [パリから週末旅]
日曜日は恒例の週末旅。
今回はフランス中部の小さな町オビュソン(Aubusson)を旅します。パリからは車で訳4時間、列車なら6時間ほど。
小さな町とは言え、世界的に知られるタピスリーの生産地だそうです。
では出発!
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年10月8日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
町の中を流れるクルーズ川。そこに架かるこの橋が出迎えてくれます。17世紀に作られ現在は歴史的記念物として登録されています。中程にはテラスのようなものが見えます。
橋を渡ったその先にテラド地区があります。人通りも少なくのんびりと散策を楽しみましょう。
東に向かえばオビュソン城があります(赤印)。お城と言って一部が残っているだけ。さらに丘の上にはこんな時計塔もあります(緑印)。そしてこちらはアールデコ調のファサードをもつ町役場(水色)。ウクライナの国旗が掲げてありますね。
その少し先にあるのがタピスリー博物館(黄緑印)。タピスリーの制作は14世紀にフランドル地方からこの地に伝えられ、長い歴史をもつ産業になりました。
次は川の反対側にあるタピスリー美術館に行って見ましょう(紫印)。ここでは、ピカソ、バザレリ、コルビュジエなどの名作とともに、タピスリーも新しいものから古いものまで展示してあります。さらにその下絵も展示されています。この下絵の技術は日本のアニメーションにも生かされているとか。映像に出てきたのは宮崎駿のアニメ。
実際にアトリエに伺って作業の様子を見せてもらいましょう。どうやら絵を見ながら絵の具で色付けするように様々な色の糸を操りながら織り込んで行くようです。
次はあまり馴染みのない場所に行ってみましょう。ここはタピスリーの古い下絵を修復する工房です。こんな図柄のタピスリーをフランスでよく見かけますね。古いものは放っておくと傷んでしまうため修復が必要だそうです。
さて次は劇場を訪ねてみましょう(黒印)。コロナ感染で休演が続いていましたが、今年の夏から再開しました。この日はマリオネットを使った演目のリハーサルが行われていました。
あちこち見学していたらお腹が空いてきました。やってきたのはフードトラック。シリアからやってきた一家が中東料理を作って販売していました。
意外なものが登場しました。ここには地元特製のグルメはないみたいですね。
トルティーヤのように包んで食べるようですが、あの生地はひよこ豆の粉で作ってあるようです。
さて、そろそろ今晩の宿へと向かいましょう。こちらはかつての富豪の邸宅をレストランに改築したもの。お店の上に宿泊用の客室があります。一泊80〜120ユーロ。優雅なアンティーク家具が揃えてあります。
最後は、オビュソンを後にして20キロほど北上したところにあるお城を訪ねてみましょう(オレンジ印)。これも歴史的記念物にされており15世紀に建てられました。
ここには興味深いものが2つあります。一つはこちらの椅子、ではなく昔のトイレ。日本のトイレのように水が出て洗ってくれるそうです。
そうしてもう一つが、ルイ14世時代に制作されたというこのタピスリー。見事な作品ですねえ。オーナーによると、これは「タピスリーのモナリザ」だそうです。
なんだか今回はいつもと違い、色々見どころがあって慌しい旅でした。
******* フランス人のつぶやき *******
「私の寝室には抽象画のタピスリーが飾ってある。見ているうちのモチーフの一つが怒っている人の顔に見えてきた。今晩は眠れそうにない・・・」
VDM(Vie de Merde)より