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電気・ガスより薪 [トピックニュース]

 先日、下北沢のピーコックの2階にある100均に行ったら、閉店セールで大方の棚は空っぽ。買いたかった商品は影も形もなかった。

 次はあそこはどうなるんだろうと思っていたら、またもや100均になるらしい。それも大手のキャンドゥ。

 アメリカでは1ドルショップにお客が集まってると聞いたが、日本の100均は円安とエネルギー価格高騰のダブルパンチで経営が難しいとニュースで言っていたような・・・。

 それはともかく、最近になって物の値段が上がったことを実感する。

 「10月になったらもっとすごいことになるんじゃないの?」スーパーでそんな声が聞こえてきた。

 フランスでは冬場の電気やガスの供給不足が危惧されているせいで、煙突掃除の依頼が急増しているそうです。

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下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年9月27日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 こちらはルネさんのお宅。やってきたのは煙突掃除のスタッフ。早速、暖炉の煙突掃除が始まりました。

 ということはつまり、ガスや電気ではなく薪を使って暖房する計画のようです。

 「去年、暖炉に切り替えたところ200ユーロの節約になったんですよ」

 それで今年も暖炉にしたわけですね。

 こういう人はルネさんだけではなさそうです。というのも、2週間ほど前から掃除の依頼が殺到し始めたからです。

 「例年と比べて信じられないくらい増えました」と作業員。

 この急増は急激な気温の低下のせいというだけでは説明がつきません。やはりエネルギー費用の高騰が原因としか考えられません。

 こちらは煙突掃除を一手に引き受けている会社。ひっきりなしに依頼の電話が入ってきます。今年中は予約でいっぱいなため来年に持ち越すものもあります。

 「この10年間にないくらいの受注です。しかも皆さん至急のご依頼ばかり」と女社長。

 安全の観点から、暖炉は使用する前に必ず煙突を掃除することが義務付けられています。

 料金は約1時間の掃除で一回55〜85ユーロ。

 掃除が完了したら薪を入れて火を付けます。どうも薪の方が安いらしい。

 しかし、需要が高まれば物の値段は上がります・・・。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、彼と一緒に布団の中で暖まっていると、彼がプゥ〜とやらかした。そして言った。『冬だもん、ガスで暖房しなきゃあね』」

VDM(Vie de Merde)より


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カプセルコーヒーの後始末 [トピックニュース]

 コロナ前までは、職場にマシンがあったのでカプセルコーヒーを愛飲していた。この使い捨てカプセルは問題だなと思いながらも飲んでいた。

 そしてコロナ禍でテレワークとなり、今ではポットで作るエスプレッソに変わってしまった。マシンを手に入れてまでカプセルコーヒーが飲みたいわけじゃない。ポットで入れるコーヒーは厳密にはエスプレッソとは言えないが、美味しく飲める。唯一の問題は後片付けが必要なこと。ポイと捨てるわけにはいかない。

 それにくらべてポイ捨てのできるカプセルコーヒーは便利だ。しかしゴミとしての処理に手間がかかってしまう。つまり環境に優しくない。

 そこで、”カプセルのないカプセルコーヒー”とやらが発明されたとか。

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下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年9月25日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 それがこちらのコーヒー。

 使い終わったカプセルをマシンからとりだすとボールのように固まったものが出てきました。力を入れるとぽろぽろと崩れてしまいます。

 コーヒーの粉を圧縮してボール状に固めたものでアルミニウムもプラスチックも使われていないそうです。

 こちらの会社が5年前から開発をすすめてきました。

 「この塊は100%が植物性です」

 周りを覆っているのは海藻を原料としたもので廃棄してもそのまま分解されてしまうそうです。ということは自宅の庭や植木に埋めて処分してしまうことができるというわけです。

 一方、フランスの現状は、従来のカプセルコーヒーが1秒間に16個捨てられている計算になるらしい。莫大な量!なのにリサイクルされているのはそのうちの20%しかないそうです。

 第一の問題はどこに捨てたら良いのかわからないユーザーが多いこと。カプセル専用の回収所やプラスティックなどの回収ボックスに持っていけばリサイクルが可能です。とは言っても、フランスでアルミニウムとプラスティックを分けることのできるごみ処理場は3分1しかないそうです。

 回収されたカプセルは主にオランダでリサイクルされています。フランスにもアミアンにこれができる施設があり、プラスティックや塗料を取り除いてアルミニウムだけにして車の部品等々に再利用されるそうです。コーヒーのかすは農業に再利用されます。

 これで丸く収まるかと思いきや、この再利用には莫大なエネルギーが消費されることになります。ということはあまり意味ないってことになりそうな・・・。

 結局、使い捨てではなく何度も使えるカプセルを使うのが一番ということになってしまいそうです。これなら後片付けもそれほど大変でもなさそうですがどうでしょう?


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、朝の4時に美味しいコーヒーを飲んでいる夢を見て目が覚めた。おかげで、また寝ようとしたけどだめだった[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より



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30ユーロで晩ご飯187 [お料理実践編]

 月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。

 30ユーロ以内で、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。

 今回は、2年ほど前にも登場したことのある三ツ星レストランのオーナーシェフ、エマニュエル・ルノーさんが、秋を先取りしてキノコを使った料理でチャレンジしてくれます。

 では、スタート!

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下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年9月24日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 カゴを持ってリポーターさんと一緒に森にやってきたのがシェフのエマニュエルさん。

 すでに様々なキノコがあちこちに顔をだしていました。この自然の恵みを使って4人分の料理を作ってくれます。

 クレーム・キャラメルにも合うとかおっしゃっているので、デザートにもキノコが使われるようです。

 さて、その他の食材を手に入れるため市場にやってきました。30ユーロを渡して揃えていただきましょう。

 まずは、生産者さんのお店で玉ねぎとモナリザという種類のジャガイモを購入。これが合計で2.02ユーロで残りが27.98ユーロ。そんな名前のついてジャガイモがあるとは初耳!

 次はパン屋さんでパイ生地を購入。これが5ユーロで残りは22.98ユーロ。

 そしてこちらのお店ではソーセージミート、牛乳、生クリーム、チーズ(ボーフォール)を購入。これが合計で15.97ユーロで残りは7.01ユーロ。どうやら前菜はお米を使わないリゾットになるらしい。

 次は・・・レストランの菜園で野菜を収穫。ということは野菜はタダ。低予算で抑えられました。

 調理の前にキノコの汚れを刷毛できれいに取り除きます。水で洗うのは禁止。きれいになったところで調理の開始!

 まずはデザートのクレーム・キャラメルから。

 スライスしたアミヒラタケを鍋で炒めます。アミヒラタケの代わりにマッシュルームを使ってもいいそうです。そこに牛乳を加えて煮込みます。その間に卵黄と砂糖をよく混ぜ合わせたクリームとキャラメルソースを用意します。これを器に入れて湯煎又は蒸して出来上がり。

 次はメインのセープ茸のトルト。

 ジャガイモとセープ茸をさいの目に切ったら、フライパンでニンニクと一緒にバターで炒めます。これを、みじん切りのパセリと一緒にソーセジミートと混ぜ合わせたら、パイ生地で包んで30分ほどオーブンに入れて焼きます。

 最後は前菜のリゾット。

 菜園から収穫してきた根菜コールラビをみじん切りにして茹でたら、生クリームとおろしたボーフォールと一緒に煮込みます。スライスしたキノコをトッピングして盛り付けたら出来上がり。

 お肉たっぷりのパイが美味しそうですが、デザートのクレーム・キャラメルがどんなお味か気になります。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、8才になる息子が、デザートの追加で交渉を始めた。『パパが僕に宿題をさせるためにくれた10ユーロをママにあげてもいいよ』」

VDM(Vie de Merde)より


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週末はエヴィアンで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 今回はレマン湖のほとりにある保養地エヴィアン=レ=バン(Evian-les-Bains)を旅します。パリからはジュネーヴ経由の列車で4時間半ほど。

 では出発!

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下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年9月17日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 対岸が見えないくらい広い湖。

 湖畔で釣りや散策を楽しむ人たち。この時はまだ夏だったようです。

 さてエヴィアンと言えばあのミネラルウォーター。その水源に行ってみましょう(青印)。

 この水が発見されたのが1789年。以来、常時水が湧き出しています。水温は11.6℃。無料で飲むことができます。

 「49年前から通ってます。飲料水として毎日使ってますよ」と住民。

 冷たい水で喉を潤したところで、こちらの帆船に乗ってみましょう(赤印)。

 第2次世界大戦まで様々な商品や原料、特に石を積んで航行していたバルク・ラ・サヴォワ号のレプリカだそうです。フランスとスイスを往復する1時間ほどのツアーで料金は13ユーロ。帆の上げ下ろしなど体験もさせてくれます。

 体力を使ったらお腹が空いてきました。こちらのお店のテラス席でランチをいただきましょう(オレンジ印)。湖で2時間ほど前に釣れたばかりの魚を使った料理。う〜む、これは美味しそうですねえ。

 デザートはこちらのお店でいただきます(こげ茶印)。3年ほど前にこのお店で生まれたチョコレートには ”レマン湖のしずく” という名が付けられています。この中には、お酒や水ではなく、とろりとしたチョコが入っているそうです。

 エネルギーをチャージしたところで、ケーブルカーで高いところに行ってみましょう。かつては湯治客をのせて往復していたというケーブルカー。到着すると、そこにあるのは5つ星の豪華ホテル(黄緑印)。

 わあ〜、中のモザイクが上品で美しい!開業は1909年。先日なくなったエリザベス女王の曽祖父エドワード7世のために作られたそうです。とは言っても、残念ながらエドワード7世がここに来ることはなかったそうです。部屋のバルコニーからはレマン湖を見渡すことができます。宿泊代は540ユーロ!

 週末旅の予算ではここには泊まるのは無理。森の中のロッジに泊まることにしましょう(水色印)。ジャグジーやサウナがついてるらしい。鳥のさえずりを聞きながらのんびりできそう。

 さて、レマン湖の向こうに太陽が隠れ始めました。毎週日曜日にはこちらで無料でタンゴを踊ることができます。

 そしてこちらは木造のコンサートホール(紫印)。森をイメージして作られました。ここなら15ユーロでクラシック音楽を鑑賞することができます。バルコニー席も特別席ではなくシンプルな作り。

 翌朝は、標高1674メートルの峠を目指して出発です。ちょっと大変そうですが、峠からの眺望がこれです。

 「がんばった甲斐がありました!」

 こうなると温泉で疲れた足を癒やしたくなりますね。


******* フランス人のつぶやき *******

「ダイエット中の僕の彼女は、エヴィアンのボトルにカロリー数が書かれてないのに怒り出した[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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クリスマスも節約! [トピックニュース]

 やっと長袖が着られるようになった!

 夜は窓を開けていればエアコン不要の日が続いていたが、ついに窓を閉める時がきた。開けっ放しでは寒い。

 このまま季節が進めばいずれ暖房が必要になる。そして年末にはクリスマスがやってくる。

 あのキラキラしたクリスマスが、エネルギー問題に直面・・・。

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下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年9月21日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 こちらはクリスマスマーケットで知られるアルザス地方の町コルマール。

 いつ見ても美しいイルミネーション。電気の消費量はかなりのもの。

 そこで今年は、各屋台の暖房を取りやめることになりました。あの寒い冬に屋外で暖房なし???

 「屋根を付けたりコートを着込むだけでは防寒にはなりませんよ。暖房なしでは病気になってしまいます」と商店の代表の方。

 一方、こちらは町長さん。

 「これは今年3月30日に発布された条例によるもので、町長の意思ではありません」

 この条例によりエネルギー問題への対応が必須になってしまいました。

 これまでと異なるのは暖房だけではありません。開催時間も短縮されます。これまでは10時〜22時だったのが、11時〜21時に変更。

 これにより、屋台だけで電気126,000キロワットの節約になるそうです。金額にすると32,000ユーロ。

 一方、こちらはペルシュ地方のとある町。今年はイルミネーションを減らすことにしたそうです。

 いつものキラキラしたクリスマスにはなりませんが、その代わり様々なイベントでカバーすることになるようです。

 「節約はしなくてはいけませんから、明かりが少なくなるのも仕方がないと思いますよ」と住民。

 「この数年のクリスマスを思うと、装飾が少ないと寂しいですね。各世帯で電気を節約するというのがいいんじゃなですかね」と別の住民。

 こちらはカフェの経営者。

 「節約をしながら経済を回していくというのが大事だと思いますよ」

 考えてみれば、もう2ヶ月もすればクリスマスシーズンが始まります。各自治体は対応を早急に決める必要があるようです。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、家のブレーカーが落ちた。暗闇の中を手探りでブレーカーを探しながら、明かりを求めて思わず冷蔵庫を開けた[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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大気汚染対策にノー! [地方の小さなできごと]

 先週末から週明けにかけての目まぐるしい天気に翻弄されまくりだった。

 昨日の夜は恐ろしく涼しくなった。ここから先は30℃超えはもうないんだろうね?台風ももう来ないでね。

 それはさておき、フランスのとある町でこんなことが起きていました。

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下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年9月16日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 フランスでは、車から発生する大気汚染物質を抑えるために、古い車の通行を制限するゾーンの設置が推進されているらしい。

 このゾーンをZFE(Zone à faible émission)(日本語にするとすれば、汚染物質少量ゾーン)というらしいのですが、ルーアン近郊の町でちょっとした騒ぎになってしまいました。

 ZFEゾーンを示す標識に何やら文字を書いた黒い幕を貼り付けているのは町長さん。黒幕には”危険”の文字が・・・。

 この町ではちょっとしたZFE反対運動が起きているようです。

 町長さんに応援の声がけをしているのはミシェルさん。ミシェルさんの車は古いため大気を汚染すると言われてしまったため、このゾーンを走ることができません。

 「借金して新しい車を買えって話になる。まだ後10年は走れる車なのにさ」とミシェルさん。

 ZFEの標識が設置されたのは約2週間ほど前のこと。以来、車の通行に大きな問題を引き起こしています。

 町長さんによれば、このゾーンを走れない車が、標識のところで突然方向転換を余儀なくされてしまい危険だと言います。

 「事故が起きたらどうなりますかね?私には分かりかねます。こんな決定をした人たちには現場に来て現状を見てほしいですよ」

 現在の規定によれば、青のラベルと1,2,3のラベルのいずれかに該当する車ならどこでも自由に町を走ることができます。規則上ではそれ以外の車は走ることができません。

 「私は4です。でも、どこでも走りますよ。経済的に新しい車は買えませんし、車がなかったら仕事にいけませんからねえ。仕方ないです」と居直る女性ドライバー。

 しかし、車を買い換えるのなら補助金が出るようです。金額がどれくらいかが問題ですが、買い換えないでそのまま禁止区域を走ると最大450ユーロの罰金が課されるそうです。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、空気清浄機から3メートルほど離れたところでオナラが出てしまった。その直後、空気清浄機からアラーム音がなり始めた[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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30ユーロで晩ご飯186 [お料理実践編]

 月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。30ユーロ以内で、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。

 今回はアフリカ出身のスポーツインストラクター兼お料理ブロガーのシェーさんがチャレンジしてくれます。

 いつもとはちょっと違うエキゾチックな料理で楽しませてくれそうです。

 ではスタート!

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下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年9月10日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 こちらがシェーさん。早速30ユーロを渡して材料を揃えていただきましょう。

 やってきたのはエスニック料理の食材が揃っているお店。まずはバナナを確保。バナナには2種類あるそうです。皮を向いてすぐに食べられるものと調理をしないと食べられないもの。今回は後者を購入。

 メインはマフェと呼ばれるシチューのような料理。

 「マリやセネガルの料理で、ピーナッツバターをベースに肉と野菜を煮込んだものです」

 バナナの他に、ピーナッツバター、キャッサバ、ショウガ、赤唐辛子、バオバブの実の粉、トマト缶、ココナッツミルクを購入。これが合計で11.91ユーロ、残りは18.09ユーロ。

 次はお肉屋さんにやってきました。購入したのは牛肉。500グラムで4.34ユーロ、残りは13.75ユーロ。

 最後は八百屋さんで、ジャガイモ、キュウリ、ニンジン、トマト、ピーマン、そしてマンゴーを購入。これが全部で7.80ユーロ。

 手元に5.95を残してお買い物は終了です。思いの外残りました。では調理の開始!

 まずはメイン料理から。

 調味料を作ります。唐辛子とショウガをみじん切りにしたら、ニンニクと一緒に乳鉢でつぶしながら混ぜ合わせます。これをフライパンで炒めているお肉に加えます。これでピリ辛になって美味しいそうです。

 お肉と一緒に煮込むのはキャッサバ。お芋のようですが、ことこと煮込むととても美味しいそうです。その他の野菜も全部加えたら、最後にピーナツバターを入れます。

 「ああ、いい香りがしますねえ」とシェーさん。

 十分に煮込んだらご飯と一緒に盛り付けて出来上がり。

 次は前菜。

 バナナはスライス、キュウリはいちょう切り、トマトと唐辛子はさいの目に切ります。これをボールに入れてレモン汁、オリーブ油、塩・コショウで味付けしたら混ぜ合わせます。スライスしたバナナは油であげます。盛り付けはこんな感じ。これで4人分です。

 最後はデザート。さいの目に切ったマンゴー、バオバブの実の粉、ココナッツミルク、氷(?)を加えてミキサーにかけたら出来上がり。

 今回も割に手のかからない料理でした。因みにバオバブの実の粉って日本で手に入るのかと思ったら売られていました。


******* フランス人のつぶやき *******

「僕はアフリカ系フランス人。あまりの暑さにバスの窓を開けたら、近くに座っていた女の子が驚いて言った。『やっぱりあなたも暑いのは苦手なのね!』 」

VDM(Vie de Merde)より


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週末はエグ=モルトで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 今回はフランス南部カマルグ地方にあるエグ=モルト(Aigues-Mortes)を旅します。

 パリからは列車で約5時間。中世の美しい町並みが人気です。

 では出発!

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下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年9月10日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 エグ=モルトの中心は城壁に囲まれています。

 美しい中世の趣を残すこの町は、毎年100万人あまりの観光客が訪れる人気の町です。その観光客が必ず体験するのが城壁巡り。全長1.6キロ、高さは11メートル。壁の向こう側にはラグーンが、こちら側には瓦屋根の家々が立ち並んでいます。

 「こんな素敵なところがあるなんて知りませんでした」

 町の建設が始まったのは13世紀の中頃。最初に建てられたのがコンスタンス塔(青印)。この塔はそのうち灯台として使われるようになります。そしてもう一つ、牢獄としても使われていた時代がありました。

 信仰を諦めなかった新教徒の女性たちがここに閉じ込められたのでした。その数100人ほど。

 「カトリック教徒だと言ってしまえば開放されたのですが、拒否し続けため出られなかったのです」

 さて、こちらはサン=ルイ広場。町を作ったサン=ルイの銅像が設置されています。サン=ルイはここから十字軍に参加したそうです。

 町中を散策しているとこんなミュージアムをみつけました(緑印)。アメリカの列車のミニチュアです。80才になる館長のジャン=マリーさんは子供の頃からアメリカの列車に夢中だったそうです。

 さて、エグ=モルトは美食の町でもあります。こちらのレストランに入ってみましょう(オレンジ印)。焼き魚、タコ、牡蠣など海の幸を堪能することができます。中でも名物なのがこちらのムール貝。香草入りバターやアーモンドで味付けしたスペシャリテ。お供のワインはカマルグ産の白ワインが合うそうです。

 そしてデザートはこちらのお店でフーガスをいただきましょう(黄緑印)。

 「ブリオッシュの生地にオレンジフレイバー水を混ぜて焼いたものです。軽くて甘みもあって美味しいですよ」と店主。

 お腹が一杯になったらそろそろ今晩の宿へと向かいましょう。そこはピンク色の塩田(グレー印)。町の中心から海に向かって3キロほどいったところにあります。塩田の岸辺に建ったバンガローが今晩の宿。キッチン付きですが、テレビもインターネットもなし。これで一泊100ユーロ。

 「塩田はパリと同じくらいの広さがあります。外界から遮断された静かな夜を過ごすことができますよ」

 翌朝は塩田を散策してみましょう。ここは30メートルほどの塩の丘。ここからの眺めが爽快です。

 「海の色がピンクやグレーでしょ。初めて見る風景で感動しました」と観光客。

 塩の濃度と日の当たり具合で海の色が変わるそうです。ここでは200種類の鳥類が生息しています。その中の一つがフラミンゴ。海の色に染まったフラミンゴ・・・。

 パリと同じ広さの塩田なら自転車で回るのもいいですね。

 次は、観光船でカマルグ地方を見物してみましょう。湿地帯を進んでいくと牛の放牧地帯が見えてきました。白い馬にまたがる牛飼いと黒い牡牛。カマルグならではの風景です。

 ツアーの最後は牡牛の名物料理で閉め。お米はカマルグ米。かかっているのはカレーではなさそうです。あの黒い牡牛の肉を煮込んだガルディアヌ・ドゥ・トローという料理。

 最後は音楽を楽しんで週末旅が終わりました。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、隣の席の女性に塩を取ってくれと頼んだら、ナンパの手口だと誤解され、女が連れてきた夫にしこたま殴られた。本当に塩がほしかっただけなのに・・・[もうやだ~(悲しい顔)][あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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光熱費の節約 [トピックニュース]

 チャールズさん、国王としてやっていけるんだろうか?

 あまり人気がない上に、最近、わがままだとかなんとかあちこちで書き立てられているらしい。

 これまで長く仕えてきた人たちを突如冷たく解雇したとか、毎朝パジャマにアイロンを掛けさせる、トイレットペーパーもクリネックス・ヴェルヴェットでなくてはならないとか・・・。

 嘘か真か、毎朝、侍従に歯磨き粉を歯ブラシにつけさせる、しかも長さも決まっていて2.54センチ。

 悪いけど、偏屈爺って感じであまり期待できそうもない。

 それはさておき、コナミが撤退していったジムの建物で、別の会社が営業を始めてくれたおかげで、また気軽に通うことができるようになった。

 利用するのはもっぱらプール。この近辺のスポーツクラブには珍しく25メートルプールだ。水温がちょい高めの30℃前後。いつも温いなあ〜と思いながら泳ぐ。

 一方、ガスと電気代が15%も値上がりしたというフランス。そのため、エネルギーの節約として水温を25℃にすると言い出した市民プールがあるそうです。

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下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2022年9月15日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 そのプールがこちら。屋外にあります。

 屋外で水温25℃は相当冷たそう。30℃前後じゃあ温いけど25℃は冷たすぎる。すくなくとも27か28℃くらいは欲しいとこです。

 さすがに県内の体育の先生たちも水温が低すぎるとして、このプールで生徒たちに水泳を教えるわけにはいかないと使用するのをやめることにしたそうです。

 先生たちがそういうのならと保護者も子どもたちを泳がせるつもりはなさそうです。

 「病気になっては困りますから泳がない方がいいでしょうねえ」

 「屋内のプールだったらこんな問題は起きないと思うんですが・・・」

 こちらは市議会の議員さん。先生たちの決定は無責任でさらなる経済負担を市に与えるものだと言います。

 「水を暖めたり、監視員をおくなど、プールを維持するのに月に3万ユーロかかるんです」

 プールの使用をやめる決定をした学校に取材を申し込んだところ答えたくないとのこと。困りましたね〜。

 とりあえず、今週はプールの水温は27℃になっているそうです。


******* フランス人のつぶやき *******

「うちの両親がまたプールで恥ずかしいことをやらかした。水掛け合戦に水中ピラミッド、さらにはブクブク大爆発。56才と54才の熟年夫婦のくせに[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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アーモンドの収穫と料理 [フランスのグルメ]

 夜になると虫の音が聞こえるようになってきた。

 まだ残暑は続くようだが、季節は少しずつ歩みを進めている。

 秋と言えば様々な作物の収穫の季節。本日は、アーモンドの収穫とそれを使った料理を紹介しましょう。

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下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2022年9月11日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 たわわに実ったアーモンドの実。殻を取り外すと、いつも目にするアーモンドが姿を表します。

 食べると老化防止になるというアーモンド。いよいよ収穫が始まります。例年より2週間早まりました。

 なにやら奇妙なトラクターがアーモンドの木に近づいてきたかと思うと、あっという間に木の周りを幕で取り囲みます。

 そして、ブルブルと揺さぶると実がどさっと幕の中に落ちてきました。ちょっと変だけど、一網打尽とはこのことか・・・。

 これなら取りこぼしもありません。この方法で年間800キロのアーモンドが収穫されるそうです。

 アントニエタを呼ばれる品種のアーモンドは限られた地域でしか栽培されていないそうです。

 エルヴェさんが栽培を始めたのは今から34年前のこと。周りの人たちには失敗すると言われたそうです。

 そのアーモンドの出来を確かめに来たのがミシュランの星付きレストランのシェフ、ジュリアンさんと、パティシエのセドリックさんです。ジュリアンさんは2年ほど前にあの節約晩ご飯に出演したことがある方。

 こうしてみるとかなり大きな果樹園のようです。全部がアーモンドの木。

 さて、こちらはレストランの厨房。ジュリアンさんがこのアーモンドを使って料理を作ってくれるようです。

 材料は野生の鳩の肉、エシャロット、アーモンド、杏のコンフィ、カラメル・オ・デピス、セルフイユ(チャービル)、コリアンダー。

 まずはフライパンで鳩のフィレ肉ともも肉を焼きます。焼き上がったフィレ肉には杏のコンフィをかけます。

 アーモンドはソースに使うようです。ソースの中で煮えているのはもも肉。お皿に取ったらまたアーモンドをおろしてかけます。

 盛り付けはこんな具合。フィレ肉にのせているのがカラメル・オ・デピス。

 なんだかアーモンドが粉チーズのように見えてきましたが、どんなお味なんでしょう?


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、友人の家に行くと、7才になる娘がペットのモルモットを紹介してくれた。『これがキャラメル、こっちがショコラであっちがアーモンドよ』それを聞いて私が言った。『バニラがいたら完璧ね!』『バニラもいるわよ。お庭の土の下にね』[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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