パリ五輪の影で [パリ]
なんとか午前中はエアコンなしでがんばってみようと思うのだが、この暑さでは早々にスイッチを入れないと仕事にならない。
もう少し冷たい大気が日本列島にやってきてくれたらなあ〜。この有様では節電などと言ってる場合じゃない。節約より命が大事。
欧州も似たりよったりの天気で、あちらは空気が乾燥しているせいか山火事になりやすい。
それはさておき、いよいよパリ五輪が来年にせまってきました。開会式はセーヌ川を中心に開催されるようですが、そのあおりを受けて、こんな事になっている方々がいらっしゃいました。
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 3で2023年7月26日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
それがこちらのブキニストの皆さんです。セーヌ川の岸辺で本や絵葉書などを販売しています。
こちらはカップルでお店を営んでいるブキニスト。パリ警視庁からセキュリティのために開会式の間は店を閉めるようにとの要請があったらしい。ただ鍵をかけて休業するだけならまだしも、店舗をここから取り除かなくてはならないらしい。
「一番お客さんが来るときに店を閉めていなくなれってことですよ」と怒りのブキニスト。
このブキニスト、今から300年ほど前の16世紀からすでにセーヌ河岸にいたそうです。行商人から始まって、19世紀にはこの緑色の箱を設置してお店を持つようになったとか。
確か、パリの世界遺産に一役かってるんじゃなかったでしたっけ?
今では、パリを訪れる人達にとって欠かせない記念撮影のスポットです。
「パリならではのお店ね。とっても素敵」と女性。
「ブキニストはパリのシンボルの一つですよね」と女性。
こちらの男性は英国からの観光客。2012年のロンドン五輪を思い出していました。
「あの時は、市民が普通の生活ができるように商店もいつもどおりに営業してました。それを変えてしまおうなんて、何かが間違ってますよ」
セーヌ川で開会式なんてちょっと面白そうと思ってましたが、そのために犠牲になる人たちがいるということですねえ〜。
こちらはブキニスト協会の会長のジェロームさん。古くからある箱型の緑の店舗を移動させるということは、店舗が傷んでしまう危険性があると言います。
考えれば考えるほどひどいやり方に思えてくる。お宝をこんな風に扱っていいもんだろうか?
パリ警視庁はセキュリティと言うばかりでどうにもならず。パリ市の方はといえば、何か他に方法はないか模索中とか。これはなんとかしないとダメですね!
******* フランス人のつぶやき *******
「僕には自分なりの五輪があることに気がついた。4年に一度は大失恋をする」
VDM(Vie de Merde)より
パリの新名所 [パリ]
日曜日恒例の週末旅は以前の再放送だったのでお休みです。
場所はブリュッセル。もう一度見たい、初めてだから見たいという方は→こちらをクッリク。
本日は、最近パリに登場した新名所を紹介しましょう。
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスの雑誌Le Parisienが2023年2月15日にネットで配信)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
なんとそこは、公衆トイレ。
地下に向かって階段を降りていくと・・・、トイレがありました。しかも、ベル・エポック時代のインテリアが美しい!
「ここは、1905年に作られた公衆トイレの女性用の室内です。アール・ヌーヴォーの装飾がほどこされています」とパリ市の担当者。
マホガニーの扉におしゃれなステンドグラス。壁や床のタイルも高級感があります。
靴磨き用の椅子と靴置きなども置いてあります。トイレとは、用を足すと同時に身なりを整える場所ということですね。
2011年に歴史的建造物として文化財に指定され、同年に一旦閉鎖されましたが、修復工事が完了し今年の2月20日に再開されました。
場所はマドレーヌ寺院に向かって右側の通りの端にあるようです。
地下に降りていく階段にはモザイク模様。時代を感じさせます。
公衆トイレとは言え、ここは有料です。料金は一人2ユーロ。
今のレートだと290円ほど。少々お高いですが、用を足すだけでなく時代を象徴する記念物を見学すると思えば高くはないかもしれません。
なんだかカラフルなトイレットペーパーがウィンドウに並べてあります。単なる装飾ではなく実際に使うのかな?わが家にも一つ欲しいところです。
営業時間は午前11時から午後6時まで。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、カフェのトイレで着替えなくてはならなくなり、服を置く場所がなかったので洗面台に置いたら、自動で水が出てきた」
VDM(Vie de Merde)より
安食堂復活 [パリ]
月曜日恒例の節約晩ご飯シリーズは放送がなかったのでお休みです。
本日は、19世紀のフランスで生まれたブイヨンと呼ばれる安食堂のお話です。
本日は、19世紀のフランスで生まれたブイヨンと呼ばれる安食堂のお話です。
ブイヨンと言えば野菜や肉を煮込んで作った出汁やスープのことをいいますが、低料金で庶民的な料理を出す食堂のこともブイヨンと呼んでいたらしい。
しかし、この手の食堂もいつの間にか姿を消してしまいましたが、パリで復活を遂げているそうです。
一体、どんなところなのでしょう?
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 3で2023年2月22日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
お店の前にできた長い列。新装オープンの最近流行りのおしゃれなお店かと思いきや、中に入ってみるとレトロな雰囲気。
昼食と夜食と合わせて、毎日1,500人が食べに来るとか。
給仕係の皆さん、一度にこれだけの料理を運ぶとは、さすがですねえ〜。
その料理とは、タルタルステーキ、じゃがいものピュレとソーセージ、バベットステーキとフライドポテト等々。今となっては懐かしい伝統的フランス料理ばかり。
気軽に入って注文するとさっと出てくる。しかもレトロな室内の雰囲気が素敵。これが人気の理由のようです。
こちらは中国人の女性たち。
「室内の装飾や料理などパリのすべてがここに凝縮されているように思います」
シェフが人気の料理を持ってやってきました。茹で玉子とマヨネーズ、ネギのヴィネグレットソース、ブイヨン風ブーフ・ブルギーニョン。なんだかどれも庶民的。
「おふくろの味というかおばあちゃんが作ってくれた料理みたいなものばかりです」とシェフ。
19世紀の中頃、ある肉屋がブイヨンという名前で市場で働く労働者に温かい料理を出したのがその始まり。
20世紀になるとこのブイヨンがパリだけで200店にもなったそうです。
ブイヨンならすぐに食べられてお財布に優しいと人気になり、パリだけでなく地方の都市にもお店がオープンしました。その伝統は今のお店でも守られています。
「メイン料理はどれも10ユーロ以下、前菜とワイン1杯をつけても15ユーロほどですみます」と男性。
このインフレの中、お店側も食材をまとめ買いしたり生産者から直接購入したりと工夫しながらリーズナブルな額で料理を提供しているそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、彼の家族と一緒に食事をした。彼のお祖父さんが私の名前をなかなか覚えられず、結局、”新人さん”と呼ぶことにしたらしい」
VDM(Vie de Merde)より
イルミネーション2022 [パリ]
昨日の朝起きたら、「日本、逆転勝利」の文字が・・・。
急いでテレビをつけると、この話題が大方終わって次のニュースが始まっていた。無念。
そんなわけで、どうやってドイツに勝利したかは夜のニュースで知ることとなった。
初戦で強豪ドイツに勝てたのは良かったけど、ベスト8を目指すとなるとコスタリカには絶対勝たないといけませぬ。勝利に酔いしれているわけにはいきませんな。
さて、昨日スーパーに行ったら店内にクリスマスソングが流れていた。いよいよ来たな、このシーズンが・・・。
本日は、先週の日曜日に点灯したシャンゼリゼ通りのイルミネーションの様子をご覧ください。
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(YouTubeで2022年11月21日に公開)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
4Kの映像でなかなか臨場感があります。
点灯前のマーチングバンドのパフォーマンスがにぎやかですが、見飽きたら7.00あたりに飛んでください。カウントダウンが始まって点灯のスイッチが入ります。
今年は昔から続けられてきたタイプのイルミネーションですね。シンプルで美しい。
年明けの1月2日まで続けられますが、エネルギー節約のために例年より2時間ほど早めの午後11時45分に消灯されます。但し、大晦日だけは別。24時間点灯されるそうです。
屋外とは言え、人が密集した場所でマスクをしている人が見当たらない。大丈夫なんだろうか???
WHOのリポートを見ると、一週間の感染者数が、日本は50万人もいるのにフランスは23万人ほど。これはどう解釈するべきか・・・。韓国もかなり多くて36万人。
なにか報告の仕方が違うんじゃなかろうか?どうでもいいけど。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、スーパーでサンタクロースとすれ違った。末の娘が握手したいと言う。私もちょっとツーショットで自撮りしてみたかったからサンタに声をかけると彼が言った。『今、休憩時間だからトイレに行きたいんだよ』」
VDM(Vie de Merde)より
パリ五輪・パラのマスコット [パリ]
日本も今年の年末・年始はあれこれ考えると例年より1.5倍くらい経費が掛かりそうな予感が・・・。
良いことと言えば、円安に歯止めがかかったことと、トランプが応援していた候補者が落選したことくらい。
あんなのに頼って当選しようなどと思ってはいかん!
それはともかく、再来年の2024年に開催予定のパリ五輪・パラ。今週の月曜日、そのマスコットが発表されたそうです。
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 3で2022年11月14日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
こちらがそのマスコット。
うん?これは一体なんだ?
フランス共和国を象徴する女神マリアンヌがかぶっている帽子だそうです。フリジア帽というものらしい。
マスコットは2種類あり、一つはオリンピック、もう一つはパラリンピック。帽子の下から伸びている両足を見ればそれがよくわかります。
見慣れてくるとカワイイ
街頭で感想を聞いてみました。
「ちょっと子供っぽいですね」
「確かにブリジア帽ですね。でも鳥にも見えますよ」
「ええ、いいんじゃないですか。良いと思いますよ」
なぜか男性ばかりで、ちょっとイマイチ熱さに欠る反応。そう言えば東京2020のときも似たような反応だったような気が・・・。
制作までには数ヶ月を要したそうです。最初はこんなデザインでした。
フランスだけでなく外国人にも理解してもらえるようなデザインということで、最終形がこれになりました。
「世界が一つになってオリンピック、パラリンピックを開催するためのマスコットになってくれたらと思います」と責任者の方。
大会では毎回様々なマスコットが登場しました。こちらはロス五輪のときのサム、リオ五輪ではビシニウス。
そしてパリ五輪・パラのマスコットの名前は “フリージュ(Phryges)”。
「このマスコットは今までとは違ったものになってるんです。ほとんどの大会が動物でしたが、今回は理想を表したものなんです」とパリ五輪・パラの会長さん。
理想とは「平等、自由、友愛」ということか。
フリージュの胸のあたりにはマリアンヌの顔が描かれています。白いところは聖火にも見えます。
あのドラクロワの絵に登場するマリアンヌがかぶっていた帽子からは、このデザイはちょっと思いつかないですね。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、学校に息子を迎えに行ったら、息子からプレゼントをもらった。プレゼントとは、死んだトカゲ 私のためにお昼ごろから大切に帽子の中に隠し持っていたらしい」
VDM(Vie de Merde)より
ガラスの天井 [パリ]
1840年開業のパリ13区にあるオステルリッツ駅。2018年から駅舎の大規模な修復工事が行われています。
そして現在、155年前に作られたというガラスの天井の入れ替え作業がおこなわれているそうです。
下記ウィンドウの▷をクリックしてご覧ください。(フランスのTV局France 2で2022年7月14日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
バカンスに出かける人たちでしょうか?駅舎へと向かっていきます。
そこは金属パイプのジャングル。修復工事のために作られた足場です。
ではその足場の中に入ってみましょう。どんどん上に上がっていってもなかなかてっぺんが見えてきません。
しばらく足場を上がってやっと天井裏に到着。そこには1.5ヘクタールにも及ぶガラスの天井が広がっていました。
その屋根の上では作業員の方がガラスを張り替えていました。
地上24メートルの屋根の上で2年前から作業が続けられてきました。張り替えるガラスは全部で1万枚!
一枚ずつこうして張り替えるとなると気が遠くなりそう。しかも高所ですし・・・。
「命綱があるんで怖くはないですよ。平常心です」と作業員。
足元がガラスとなると命綱が付いていてもちょっと怖いですねえ。
「歴史的建造物の修復にたずさわれるなんて光栄に思います」
この駅舎のガラスの天井は1867年に完成しました。幅52メートル、長さは287メートルにも及びます。
当時としては例外的な規模でした。使われた技術も革新的なものでした。
以来、修復されることなく155年間使われ続けてきました。
「こちらはまだ修復ができていない部分です」
あれえ〜、ガラスが割れちゃってます。危ないですね。修復は必要不可欠だったようです。
「駅の利用者の方々の目にもわかるように強化する必要がありました。しかも、建設当時の姿を留める形での修復です」と責任者の方。
修復にかかる費用は数千万ユーロほど。工事が完了するのにもう一年ほどかかるそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、駅に着くと構内アナウンス聞こえてきた。『国鉄をご利用いただきありがとうございます。皆様、どうぞ良いお年をお迎えください』今は猛暑の7月ですぞ!」
VDM(Vie de Merde)より
シャンゼリゼ通り [パリ]
ジョンソン首相、ついに力尽きたか・・・。
わが家では、根拠はないが、ロシアのスパイが影で糸を引いているのでは?という話になっている。
それはさておき、本日はパリのシャンゼリゼ通りのお話。今年もまた世界で一番美しい大通りに選ばれたそうです。
下記ウィンドウの▷をクリックしてご覧ください。(フランスのTV局France 2で2022年7月6日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
こちらは2年前の外出制限時のシャンゼリゼ通り。
人影はなく、時折数台の車が通り過ぎて行くだけ。それでも凱旋門へと続くこの一本の大通りは美しい・・・。
そして2年後の今、海外からの観光客で賑わい始めました。
こちらのご家族はバンコクからやってきました。そしてこちらはアメリカ、さらにアイスランド、ベルギーからもいらっしゃってます。
調べによれば、欧州で最も観光客が多いのはパリ。ローマとアムステルダムを抑えての堂々の一位。
「コロナ感染が始まって3年後、最初に来ることにしたのがパリなんです」
「食べ物は美味しいし、この雰囲気が素敵だし・・・」
「この美しい建物が大好きなんです」
「街の雰囲気が素晴らしいんですよ」
シャンゼリゼ通りの人通りはこの1年で2倍に跳ね上がりました。月に88万人が訪れているそうです。これはコロナ前の2019年と同じかそれ以上になります。
「ここにはオベリスクと凱旋門がありますからね。でも、それだけではなく世界中に発信されている情報も大きな役割を果たしています。ここは単に高級というだけではありません。美味しいものもあればスポーツや科学技術だってあります」とシャンゼリゼ通り委員会の会長さん。
そう言えば、パリを席巻していたあの国の方々の姿がありません。その理由はビザの発給が止まっているためだそうです。
世界中の人が行きたい国に行ける時がまたやって来るのを願うばかりです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、36ユーロの配達代を節約するために、車でパリの店までやってきた。地下駐車場に止める前に荷おろしのために建物の前にちょっと駐車していたら、駐車違反の切符を切られた。罰金は50ユーロ」
VDM(Vie de Merde)より
パリで一番美味しいバゲット2022 [パリ]
元KGBでプーチンと同僚だった男が言うように、プーチンは楽観的な憶測だけで進軍し、プランBやプランCを考えていなかったらしい。お粗末。
それはともかくとして、毎年恒例の、パリで一番美味しいバゲットの発表がありました。
今年は15区にあるこちらのパン屋さんです。
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年5月13日に放送)▷がない場合は→こちらをクリック
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
お店に行ってみると・・・こちらのコーナーにそのバゲットがありました。
これを作っているのがパン職人のダミアンさん、34才。
「私はノルマンディの田舎で育ちました。朝起きれば回りは山や森。今は大都会のパリにいて、別人になってしまいましたよ。パン職人というのは面白い職業です。この手だけですごいものを作り出すことができるんですからね」
今年は135本のバゲットの中から、ダミアンさんのバゲットが選ばれました。
ここのは縦に一直線で切れ目が入っています。これまで見てきたのは斜めに数カ所というのが多かったような・・・。
ここでは一日に600本を製造し、一本1.10ユーロで販売しています。
パリで一番美味しいバゲットに選ばれたと聞いて、ご近所の皆さんもうれしそう。
「選ばれたからって驚きませんよ。だって、ここは前からずっと美味しいですからね」と女性。
その場で試食してみせるお客様もいらっしゃいました。
「このパンは気遣いと愛で作られてますからとても美味しいです(笑)」と男性客。
選考に残るための条件は、一本が264〜314グラム、長さが55〜70センチ。この時点が57本のバゲットが失格となりました。
そして切ったときの中身が蜂の巣状になっていることも重要です。
「クリーム色でふっくらとしていて、丁度いいくらいに生地が発酵していたことが分かります」
これにバターを塗って食べたらおいしいそう!
実は昨年、ダミアンさんの作るクロワッサンが、イル・ド・フランスでもっとも美味しいクロワッサンに選ばれていました。
そして今年はバゲットというわけです。良いこと続き。
これから一年間は、独占で大統領官邸にバゲットを納入することになっています。
******* フランス人のつぶやき *******
「コロナ感染でお客が激減した頃に、一人のお客がやってきて焼きたてのバゲットをくれという。うちはパン屋じゃなくピッツェリア」
VDM(Vie de Merde)より
続レピンヌ発明賞2022 [パリ]
月曜日恒例の節約晩ご飯は放送がなかったため、何か他に面白い話題はないかと探しているうちに、ものすごい睡魔に襲われまして、年取ったら無理は禁物、さっさと寝る!となってブログ更新ならずでした。
それはさておき、17〜8年前から育てているわが家の幸福の木に初めて花が咲いた。
真ん中のあたりにネギ坊主みたいなのが出てきたのを見つけたのが半月ほど前。調べたところ花だという。幸福の木に花が咲くとは知らなかったあ〜。
その花が昨日の日没頃にぱかっと開いたのだった。甘いような青っぽいような香りもする。咲きそろったら切って花瓶に飾るつもりだ。その方が木にはいいらしい。
さて、本日はレピンヌ賞の第2弾。今度はちょっと欲しくなるものが・・・。
下記のウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年5月8日に放送)動画が見られない場合は→こちらをクリック
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
パリ見本市最終日の前日、発明品の実演即売会場はまだまだにぎやかです。
色々ある中で目に止まったのがこちらのカラフルな鍋蓋。どうやら吹きこぼれを防止してくれるらしい。
「実演がうまくてアイデアも斬新で良い、そういうのを見たくて見本市に来るんですよ」と女性。
一方、こちらは何か壁掛けハンガーみたいな器具の使い方を実演しています。どうも布団カバーの両端を固定してくれるらしい。
「アイデアは問題が起きた時に湧いてくるんですよ。ドアの上に両手があれば便利なんじゃないかってね」と発明した男性。
このハンガー、向こう端を固定しておいて、布団カバーの取替が楽にできるという商品。こちらの映像(→こちら)を見るとそれがよく分かります。
ほんと、布団カバーの取替って面倒で始末に負えないですよねえ。でもこれなら楽にできそう。デザインもよく考えられてます。
お次はこちらの石鹸・・・ではなく石鹸ホルダー。こうやって置けば、石鹸が濡れてヌルヌルしたり溶けたりすることはありません。サラサラに乾いたまま。
「重さたった1.2グラムのポリプロピレン製のホルダーがバスルームを変えてくれるんですよ」と発案者。
これも買いたくなっちゃうな。水切りのついたお皿型も濡れたり汚れたりしてイマイチなんですよねえ。
最後は傘が登場。どうやら濡れた面が内側になるように閉じられるらしい。これまた便利ですねえ。
******* フランス人のつぶやき *******
「どの方向に布団を布団カバーに入れるのが一番良いのか何年も格闘したあげく、どちらも真四角だったことに気がついた」
VDM(Vie de Merde)より
レピンヌ発明賞2022 [パリ]
フランスの野党共闘が面白いことになっている。
左派系の4党が一致団結して議会で過半数を目指すことになったらしい。ちょっと驚き。
あまり相手にしてもらえなかったメランションが首相になる可能性が無きにしもあらず。大統領選であれだけ得票したから影響力は大きくなる。
大統領になったマクロンはまだ首相を任命していない。大統領選より議会選挙の方がだんぜん面白くなりそうだ。
それはさておき、フランスではただ今パリ見本市の開催中。この見本市で話題になるのが、優れた発明に送られるエピンヌ賞。
今年も色々な発明が登場しているらしい。
下記のウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年5月6日に放送)動画が見られない場合は→こちらをクリック
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
水槽に魚?音楽まで流れてにぎやか。なんでしょこれ?よくわからない。
こちらは鼻マスク。これをつけているとイビキが抑えられるとか。
今年も100点ほどの発明品が展示されています。
こちらは動く椅子。こうやると前に進みます。
また、こんなスーツケースもあります。倒してこうするとカートに変身。ここに別のスーツケースや旅行かばんをどんどんのせて運ぶことができます。
「何か問題があると、それを解決しようとして発明にたどり着く、そんな感じにおもえます」と審査委員長。
その他の審査員を引き連れて会場を一巡り。
こちらは水上に浮かぶ水着。これならぷかぷか浮いていられるってことかな?
お次はこちらの板。こうやってひゅるひゅるっと開くとベッドに早変わり。おお、丈夫にできてるらしい。
このアコーデオンのように開く部分は紙でできています。そう言えば、東京五輪でも紙のベッドが話題になったっけ。
一方、こちらクリップ。これがあれば靴下が片方なくなってしまうなんてことはなくなります。
最後はこちらの調理器。これ一つで焼いたり煮たりできるそうです。プランチャ(鉄板焼)もできるらしい。どうも燃料はキャンプ用のガスのようです。ということはキャンプに持っていけるってことですね。
今年は何か大賞に輝くのか・・・。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、洗面台に携帯を落としてしまった。幸い、水が溜まってなかったから濡れずにすんだ。但し、自動感知で水を出す蛇口が発明されてなかったらの話 」
VDM(Vie de Merde)より