パラソル [トピックニュース]
夏の間、土日恒例の番組がやってないので、かわりの話題を探し出すのに苦戦中。
で、本日はパラソルのお話。
下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2023年7月31日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
パラソルと言えば、これ。夏のビーチで直射日光を遮ってくれます。
そして、色も様々な模様も様々。ぱっと開いたパラソルが夏を盛り上げてくれます。
「パラソルと言えば、青と白ですね」と女性。
さて、このパラソルという言葉はフランス語ですが、いつ頃生まれた言葉かと言えば、あのカトリーヌ・ドゥ・メディシスがイタリアからやってきた1540年頃のことだと言います。
「昔は骨組みはクジラの骨で、そこに布を被せたものでした」と専門家。
フランス王家に嫁いできたカトリーヌがイタリアから持ち込んだのが、この洒落た日傘だったそうです。
パラソルとは太陽から身を守るという意味なのだそうです。今年のように太陽ギラギラの夏には欠かせない防具ですね。
とは言っても、昔はもう一つの役割があったようです。これはモロッコの宮殿から王が出てきたところを描いていますが、お付きの召使いが傘を高く持ち上げているのがわかります。
「自分のところだけ日差しを遮る、つまりそれは権力の象徴だったわけです」と専門家。
下々の者は太陽に焼かれっぱなしってことか・・・。
こちらは教会。ここにも日傘のようなものが・・・。何か神聖なものには日傘を指すってことかしら。
そのうち、商売で裕福になったブルジョワたちが日焼けを防ぐために使い始めます。
こうして20世紀初頭まではお金持ちだけが使っていた日傘ですが、1920年代になると一変します。
ビーチのあちこちに大きなパラソルが登場し、庶民の手に届く道具になりました。そして、権力の象徴だったパラソルは、テリトリーを示す道具に変わりました。
「パラソルをさせば、仮の家って感じになりますね」
確かに、これを開いて立てておけば、ウチの陣地!ってなりますね。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、友人が日傘をさして私の車の上で飛び跳ねていた 28にもなってメリー・ポピンズになりたいそうだ」
VDM(Vie de Merde)より
こんにちは。
パラソル「昔は骨組みはクジラの骨で・・・」ビックリです。また「権力の象徴」から現在は「テリトリーを示す道具」に頷くばかりです。「ウチの陣地!」感覚ありますね!?(=^・ェ・^=)
by Boss365 (2023-08-08 08:43)
Boss365さま、こんにちは。
このパラソルの変遷は面白いですねえ。私も初めて知ってなるほど!と思ってしまいました。
by carotte (2023-08-09 13:57)
パラソルの歴史、勉強になりやした。
最初は鯨の骨でできていたのでやすね。スカートを膨らませる針がね同様に。
by ぼんぼちぼちぼち (2023-08-11 09:37)
ぼんぼちぼちぼちさま
そうそう、あのスカートを思い切りふくらませるのもクジラの骨でしたねえ〜。
by carotte (2023-08-11 14:28)