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ガス・電気料金不払運動 [イギリス]

 何でも値上がりの世の中ですが、英国では電気やガスの大幅な値上がりで、こんなもの高すぎるから払わない!と市民が声を上げ始めたそうです。

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下記ウィンドウの▷をクリックしてご覧ください。(フランスのTV局France 2で2022年8月13日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 こちらはマンチェスター北部にある町トッドモーデン。

 訪ねたのは年金生活のこちらの女性のお宅。電気とガスの自動引落を止めてしまったそうです。

 「このケトルはかなりの電気を使うので週に1回しか使わないようにしてます。何しろ電気代が高くつきますからね」

 2DKの家に一人で暮らしていますが、生活は厳しくなってきました。年金は月1,000ポンド。

 「現在の光熱費は月々176.00ポンドです。以前は110ポンドでした」

 かなりの値上がりですね。なんとかしようと業者と交渉を始めたそうですが思うようには進んでいないようです。

 英国では6月頃から、ガス・電気料金の不払い運動が始まったそうです。

 ネット上での署名活動で、すでに10万人を超える署名が集まりました。

 しかし、払わなかったら止められてしまうのでは?

 英国では止められるということはめったいにないとか。むしろ支払いの遅れで訴訟になったり罰金を課せられる可能性があります。故に覚悟の上の不払い運動らしい。

 何しろ値上げによる料金の高騰は桁違い。

 「皆が払わなかったらどうなるんでしょうねえ。僕も参加しようと思ってます」

 「良いと悪いの両方がありますね。業者だってそれなりの収入を得るため値上げする必要があるでしょう」

 光熱費の値上がりはフランスよりも痛手になっているらしい。何しろ自由化で供給元がどこも民間企業。

 政府は支援のため150億ポンドの予算を計上していますが、フランスのように値上げの上限を設定するつもりはないそうです。

 何らかの制限を設けたほうが良いとする専門家もいますが、新しい首相が誕生する9月初旬までは動かないようです。

 因みにフランスは、一度民営化した電力会社を再度国有化するつもりのようです。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、職場が停電になった。書類の山を手書きでかたづけなくてはならなくなり、上司と事務所に1本しかないボールペンの取り合いになった[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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自転車のピカソ [イギリス]

 元KGBでプーチンと同僚だった男が、フランスでまたまたプーチンについて発言しているとか。

 この男によると、プーチンがKGBで出世できなかった理由は、物事を楽観的に考える癖があったからだという。

 そもそもKGBのスパイなら様々な状況を想定してプラン1、プラン2、プラン3などと緻密に考えて行動するものなんだろう。それで政治家に転向したのか???

 それはともかく、本日はスポーツとアートの融合のお話。

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下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2022年4月17日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 こちらは英国のチェルトナムに住むサイクリストのアンソニーさん。別名を ”自転車のピカソ”というそうです。

 一見したところ道路を走っているだけに見えますが、そうではありません。

 「私は3人の顔を描いているところなんです。一人は帽子をかぶり、もう一人はメガネをかけています。今はちょうど真ん中の人物の髪を描いているところです」

 こんな具合に走りながら地図上に線を描いていきます。もちろん道路にペンキを塗っているわけではありません。

 走った跡をたどると、こんな具合に絵がかけるというわけです。これで約73キロを走ったことになるとか。時間にすると4時間45分。

 「まず何を描くか計画を立てます。そして自転車にGPSをつけて計画通り走るんです」

 曲がる時はGPSが音を鳴らして知らせてくれるらしい。

 「人から変なやつだと思われてますが、子供みたいに夢中になってしまって、もうやめられないんです」

 こちらはロンドンを中心に描いた雪だるま。全長142キロ。そしてこちらはクリスマスのトナカイ。他にも様々な肖像画を描きました。

 それは国内だけにとどまりません。イタリアでも描きました。

 本職は不動産コンサルタント。週末や休日にだけ絵描きに変身します。

 まずはパソコンで地図を見ながら線を引いていきます。今回はアヒルの絵を描きました。その後はストリートビューで街の様子を詳細に調べます。

 これはなかなか大変な作業ですが、やや地図オタクの私としては、その楽しさが少し理解できます。

 こちらはアンソニーさんの奥様。

 「”ペダルをこぐピカソ”って書いたジャージを着て走ったらいいと思うわ」

 どうやら奥様も応援しているらしい。

 アンソニーさん、昨年のクリスマスにはパリで絵を描く予定でしたが、悪天候で実現できなかったそうです。今年はそのリベンジを計画しているそうです。


******* フランス人のつぶやき *******

「Googleマップによると、私の家は、私がビールを買ったお店の上にあるらしい[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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コロナ禍でもキラキラ [イギリス]

 英国はオミクロン株の水際対策をやめてしまった。

 確かに、あそこまで行ったらやる意味ないもんなあ。現実的な判断だと思う。さっさと3回目ワクチン接種して免疫力を高める方がまし。

 そんな英国の首都ロンドン。コロナ禍でもクリスマスのイルミネーションは輝いているようです。

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下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年12月6日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 おっ、雪が舞ってます。

 ここはコヴェント・ガーデン。大勢の方々がイルミネーションを楽しんでいます。

 あれっ、マスクしてない!これじゃあ感染拡大するに決まってます、って言いたくなるのをこらえて、ここは一緒に楽しみましょう。

 きれいですねえ〜。

 「これが楽しみでロンドンにきたようなものですよ」と男性。

 「なんかちょっと買い物したくなりますよね(笑)」と別の男性。

 ウキウキした気分なるとお財布の紐も緩みます。

 ほほ〜、こんな装飾もあるんですね。孔雀の羽みたい。

 そしてこっちのも豪華ですねえ。設置するのはひと仕事だったでしょう。

 デパートのショーウィンドウもクリスマスだけのスペシャル版。

 こちらはフランスからロンドンにお店をオープンさせた方。お店の名前は”SO FRENCH”。ということはフランスの製品を販売しているんでしょうね。

 フランスよりカラフルでインパクトのあるイルミネーションが並んでいます。

 そして極めつけはこちら。

 毎年豪華な装飾がほどこされることで知られるパブ、チャーチルアームズ。

 「これを見るために今年も来てしまいました」と男性。

 「ここは毎年美しい装飾で目を楽しませてくれます」と女性。

 これは記念にぜひとも写真におさめておかなくてはですね。


******* フランス人のつぶやき *******


「今日、会社のサンタクロースから、クリスマスプレゼントをもらった。それは、デオドラントとオーデコロン[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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チャンピング [イギリス]

 東京もどうやら梅雨に入ったらしい。

 梅雨冷えみたいになってくれたら少し楽なんだが、そうはならないなあ〜。

 じっとして本でも読んでいると涼しいと感じても、動き回ると汗が滲んでくる。それが最近の梅雨の気候。どうも好きになれん。

 さて、面白いニュースはないかと探していたら、こんなのがありました。

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下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2021年6月13日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 ここは英国バッキンガムシャーにある13世紀の教会。

 荷物をもった方々が、その教会の中に入っていかれます。今晩ここでお泊りになるとか。

 中に入ると、中世へとタイムスリップ。

 「素晴らしいわあ〜」と女性。

 「他では味わえないここだけのものですね」と男性。

 どうやって一泊するのかと言えば、キャンプ用のベッドが4つ。ひょっとしてここは教会の内陣???こんなところで寝て良いのかしらん?

 この教会で宿泊するのをチャンピングというそうです。チャーチ(教会)とキャンピングを合成してチャンピング。

 美しいステンドグラスの窓があるかと思えば、17世紀のお墓もあります。のんびり静かに教会を見て回ることができます。

 昼間は信者さんたちがお祈りに来るのかと思っていたら、もう使われなくなった教会なんだそうです。神父のいなくなった教会を保存するために、こんな企画を思いついたとか。

 「祖母は熱心なキリスト教徒だったんで、こんなの見たくなかったと思いますが、宗教を貶めているわけじゃないですから問題ないでしょう」

 日が沈む頃、屋外では食前酒の時間が始まっていました。

 この企画を運営しているのが保存会です。チャンピングの料金は1人一泊50ポンド。

 「このお金は教会の修復のために使われます。古い建物の修復には多額の費用がかかるんです」と保存会の方。

 いよいよ就寝の時間。皆さん、ベッドで横になられています。

 この方々、特に熱心な信者というわけではなく、この貴重な体験に引かれてやってきました。

 「こうしているとやはりスピリチュアルなものを感じます」と女性。

 「自宅で真夜中に音がすることがありますが、同じ音でも教会の場合は全然違いますよ」と男性。

 なんだかちょっと不気味・・・。なにしろ教会の敷地の一角にはお墓がありますから。そう言えば、中にもありましたよね。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、洗礼式があるので娘と二人で教会に行った。神父が娘の名前を知ると嬉しそうにしていた。娘の名はエデン。年は4才。しかし、式が始まってしばらくして娘が大声で言った。『洗礼式って、どうしてこんなに長いの?!』お恥ずかしい[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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ダウニング街10番地の主 [イギリス]

 フランスのニュースを見ていたら、コロナ感染者かどうかを見分けるのに、消防隊で訓練を受けているラブラドール犬が使えないか実験をしているという話題に出くわした。

 感染者と感染者じゃない人の汗などのついたものを嗅がせて、どこまで区別できるかやってみたところ、95%の割合で区別できたという。

 にわかには信じられないけど、冗談ではなく真面目な実験らしい。

 このラブラドール犬を春くらいから高齢者施設や空港に配置する予定だとか。でも、ちょっとどうなんだろう?

 空港にいたら犬に付きまとわれて陽性者だ!なんて言われたいかな?高齢者施設にいる親に会いに行ったら玄関のところで犬に付きまとわれて陽性者だ!と入所を断られるなんてどうなんだろう?正直、私はご勘弁ねがいたい。

 さて、本日はワンちゃんではなく猫ちゃんのお話。ダウニング街10番地の現在の住人と言えばジョンソン首相。しかし、その前からずっとここで暮らしている猫がいました。

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下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年2月13日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 それがこの猫のラリー。いわば官邸の主みたいな存在。

 この肖像写真、首相官邸の公式ホームページに掲載されているそうです。いやあ、りっぱですねえ〜。

 その私生活はというと、玄関の前をうろついたり、住人が帰ってくると出迎えたり、家の周りをうろついて通行人におやつをもらったりと忙しいらしい。

 ホームページによると、ラリーは大変な人気で、毎日大量のお菓子を食べているとか。

 ラリーがここへやってきたのは10年ほど前のこと。まだキャメロンさんが首相だった時のことです。

 なぜにここへやってきたかと言えば、ネズミ退治。

 しかし、実際は、玄関前でごろごろしたり鳩を追い回したり、カメラマンのためにポースを取ったりがメインのお仕事になってしまいました。

 とは言うものの、外国からのお客様のお相手もこなし、オバマさんとも面識があります。トランプさんが来た時も・・・あれ、窓辺に寝そべってまるで他人事。

 そんな自由気ままなラリーはSNSでも話題になるほどの人気ぶり。

 こちらはサッチャーさんが首相だった時代に飼っていた猫。年間120ユーロの給料をもらっていたとか。

 ラリーはと言えば、そのキャリアは同居した首相たちのキャリアに比べればずっと長いのに、無給。

 英国政府の報酬は、最近はやりのジョブ型で決まる?与えられた任務を全うできなければ給料は出ないってことかな?


******* フランス人のつぶやき *******


「今日、窓を開けっ放しにして寝ていたら、明け方、おかしな物音で目が覚めた。うちのニャンが枕元で捕まえたネズミを頭から食べていたのだ [がく~(落胆した顔)][あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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二階建てバスの再利用 [イギリス]

 先週の土曜日、2ヶ月遅れでツール・ド・フランスが開幕しました。その様子に興味のある方はこちら

 今年のスタートはニース。例年とは異なり、スタート地点は黒いフェンスで覆われてしまいました。

 感染防止のため、できるだけ観客と選手が接触する機会を減らし、選手たちは定期的に検査を受けるとか。

 全部で21ステージあるのですが、18ステージにあのアルプスの道の一部を走るようです。コロンビエール峠はコースには含まれていませんでした。いずれにしてもあそこは高低差が激しいようなので厳しいコースになりそうです。

 さて本日は英国の話題です。

 二階建てバスと言えばロンドンバス。このバス、お役御免となった後は、様々に再利用されているようです。

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下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年8月30日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 こちらは英国のとある田舎。ロンドンバスらしきものが見えますが・・・。

 「ええ、あれは私のですよ。週末を過ごすためのバスなんです」と男性。

 どうやら休暇を過ごすためにこのバスを借りているようです。中を案内してもらいましょう。

 2階が寝室、1階にはキッチンとリビング。なんと運転席はトイレになっていました。

 「今年は海外に行く予定だったのですが、コロナ禍でキャンセルになってしまいました。その代わりにちょっと変わったところを探していたんです」とパパ。

 このバス、コロナ禍になって予約が殺到したそうです。

 オーナーのボブさんはバスを手に入れ改造するのに14,000ユーロを費やしました。ここまで完成させるのに3年かかったそうです。

 「小さい頃からバスで暮らすのが夢でした。買ったときはこんなふうに赤だったんです。バスは英国製です。ですから英国の遺産を継承したことになるんですよ」

 さて、大都会のロンドンにも再利用のバスがあります。中に入ってみると、1階のキッチンで3人の料理人が忙しく働いています。そして2階が客席になっていました。

 ここは若い人に人気のケバブ屋さんでした。

 ここから数キロ離れたところには、小さな遊園地に変身したバスがあります。子どもたち楽しそうですね。どうやらこれは遊園地を出前してくれるようです。

 予約が入ればバスごと現場に移動して子どもたちに遊んでもらうというシステム。料金は一日で500から700ユーロ。

 バーになったバスもあれば結婚式のテントになったバスもあります。

 そして、英仏海峡を渡ってフランスにやって来るバスもあります。ここはアンヌ=クリスティーヌさんの裁縫教室。

 「自分が行きたい時に行きたい場所に自由に行くことができるので最高ですよ」

 リポーターさん、バスの中でお茶で乾杯してますが、ちょっと揺れが酷くてお茶はのみにくいですねえ〜。


******* フランス人のつぶやき *******


「今日、バスに乗っていると、一人の男性がハンカチで停車ボタンを押した。感染防止のためだから驚きはしないけど、あの人、その前に自分を顔をハンカチで拭いてたっけ・・・[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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こんな家具はいかが? [イギリス]

 冬の冷たい雨は、体にも心にも堪えます(涙)。

 幸い、今日から週末までは雨は降らないようです。予報が当たればの話ですが・・・。

 さて、最近、クリスマスも間近になってフランスのクリスマスケーキは “ブッシュ・ド・ノエル” などとテレビで紹介されてますが、あれは “ブッシュ” ではござらん! “ビュッシュ" でござる!と、テレビを見ながら唸っています。

 それで思い出したのですが、ミルフィーユも気になる言葉の一つ。

 あれはミルフィーユではござらん!ミルフイユというべし!フランスに行って「ミルフィーユ」と言ったら通じませんぞ。

 愚痴はこのくらいして、今日は家具のお話。家具といってもそこいらによくある家具とはちょっと違うのでして・・・。

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下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年12月1日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 それがこの椅子。普通の椅子のように見えますが・・・よく見るとちょっと変。

 「この手の椅子は見たことがないですね」と男性。

 これ、育てて作る家具なのです。

 ここはイギリス中部の森の中。ちょうど良さそうな木を根元から切って植え直し、枝が出てくるのを待ちます。

 ただ待っているのではなく、型に合わせながら成長させます。

 「切り株から枝が伸びてきますが、椅子やテーブルなど鉄で作った型に沿わせて伸ばすんです。足の部分は強度を持たせるために寄木します」とエドさん。

 ことの始まりは今から10年前のこと。

 4人の仲間が集まって、やってみようということになったのだそうです。

 木が型の通りに成長するまでに6年〜10年かかるそうです。

 2015年、最初のテーブルが完成し、いよいよ収穫となりました。おお、確かにテーブルです。

 現在、400個ほどの家具ができつつあるそうです。

 こちらは収穫したばかりの新鮮な椅子。もちろん、このままでは使えません。6ヶ月から1年ほどかけて乾燥させ、職人さんの手で人間が座れるような椅子に仕立て上げられます。

 最後はニスをかけて椅子の完成です。それがこちらの椅子。

 「皆、怖がって座るのを躊躇しますが、この通り強度は十分ですよ」と女性。

 なんかまるで定規とのこぎりで作ったようなテーブルもあります。

 注文はすでにいっぱいで順番待ちの状態。お値段はと言えば、1,000〜30,000ユーロ(約12万円〜360万円)。

 高いですねえ〜。でも、これだけの時間をかけて作られた、全くの自然の力でできたものなら、これくらいはするのが当たり前のような気もします。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、学校の授業で、グループで勉強することになった。好きな女の子が僕のところにやってきて一人か?と聞いたので、嬉しくなってそうだと答えた。すると女の子は目の前の椅子を持って、どこかに行ってしまった [もうやだ~(悲しい顔)]

VDM(Vie de Merde)より


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赤い電話ボックス [イギリス]

 梅雨の足音がどんどん近づいてきます。

 最近は梅雨寒なんてなくなってしまい、ひたすら蒸し暑いだけですもんねえ。来る前からどうも今ひとつ喜んでお迎えする気になれません。

 さて、本日の話題は英国名物の赤い電話ボックス。

 携帯電話が普及した今、空き家状態になっていましたが、復活の兆しが・・・しかも姿を変えて。

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下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年5月19日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 こちらがその電話ボックス。TELEPHONEとは書いてありますが、様子が変。

 人が並んでいますが、電話をするためではなく、コーヒーを買うためでした。赤い電話ボックスはミニ・カフェに変身していたのです。

 「ここのコーヒーは美味しいんだよ。毎日来て飲んでるよ」と男性。

 「愉快ねえ。すごくいいアイデアだと思うわ」と女性。

 ブリティッシュ・テレコムは使う人のいなくなった電話ボックス5,800台あまりを1ユーロで一般の会社に売却しました。

 その結果、ミニ・カフェのオーナーのムスタファさんは1ヶ月500ユーロでここを借りことができました。

 「このロケーションですから普通に店を借りるとなると高額な家賃を支払うことになります。それに比べるとずっと安上がりなんです。小さくて狭いのは仕方がありません。コーヒーマシンもあれば電気だって使えますから十分ですよ」

 そして、こちらの電話ボックスでは、昨晩、ネットで注文していたケーキを受け取ることができます。コーヒーのお供にちょうどいいですね!

 さらに、こんなことになっているものもあります。

 ここは携帯電話の修理店。受付するだけではなく、この小さなスペースで修理作業を全部やってしまいます。

 「通りすがりの人たちに、何をやってるんですか?なんて聞かれますよ」

 この方、どうやら大手の修理会社の社員のようです。こうしてあちこちにお店を出せば、会社にとっては少ない費用で広告にもなるとか。

 「僕がここにいると英国人の皆さんが、この赤い電話ボックスについてあれこれ教えてくれますよ」と社員。

 赤い電話ボックスは様々なものに変身しています。

 こちらは、除細動器が設置されています。またこちらは小さな図書館になっています。

 そうかと思えば、こちらはクラブに変身。天井にはミラーボールもあります。こんなところで踊れるんですかね???

 とは言え、本来の役割も大切だという方もいらっしゃいます。

 「この変身ぶりは大問題だと思いますよ。特に携帯電話を使わない、公衆電話の必要なお年寄りにとってはね」と男性。

 現在、英国では5,000台の電話ボックスがそのまま稼働中だそうです。それはフランスの10倍!

 しかし、2022年までにはほとんどがその役割を終えることになるそうです。


******* フランス人のつぶやき *******


今日、古い電話ボックスの前で、5歳になる娘に、これは何に使うの?と聞かれた。説明してやると娘は感心した様子で言った。『すご〜い発明品だ!』[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より



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透明のイグルー [イギリス]

 イグルーと言えばエスキモーの冬の家。雪を固めたブロックを積み上げて作った半球状の住まいです。

 このイグルーがロンドンのあちこちに設置され大人気になっているそうです。

 とは言っても、雪のブロックでできているわけではありません。となると、一体どんなイグルーなんでしょうか?

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下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2017年12月24日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 ここは高層ビルの立ち並ぶロンドンのシティ地区。

 その足元にあるのがイグルー。どうやらビニールで出来ているようです。

 暖かい時なら、この場所にはテーブルと椅子を並べて気軽に食事ができますが、冬となるとちょっと厳しい。

 でも、このイグルーがあれば問題なし。一棟を借り切って宴会もできます。

 「ちょっと窮屈ですが、おかげで皆とすぐに仲良くなれます」と幹事。

 足元を見ると電気温風器が置いてあります。これなら凍えないでも大丈夫そう。

 そしてこのイグルーには窓も付いています。これはイグルーの形をしたビニールハウスみたいなもんですね。

 Jimmy’s Lodgeが運営するこのイグルーでの飲食代は一人当たり45ユーロ(約6,000円)。

 「この界隈の人たちは皆、これまでとはちょっと違う何か面白いことはないかといつも考えてるんですよ」と、Jimmy’s Lodgeの共同運営者。

 このビニールハウスのイグルー、キットを購入すれば自分で作れます。2013年にすでに発売が開始されていたようです。

 骨組みを組み立て、上からビニールを被せれば出来上がり。

 森の中や海岸などで夏冬問わず使われてきました。

 ここはロンドンから90キロほど南に行ったところにある海岸沿いの都市ブライトン。

 ここにもイグルーが並んでいます。グループで予約する人が多いとか。

 最低でもグループ全体で250ユーロ(約33,000円)の飲食をすることというのがお店の条件です。

 これが大当たり。毎晩予約で一杯。

 「もう直ぐ40歳になるけど、こんなの初めてよ。海岸沿いにイグルーがあるなんて!」と女性。

 天井にはミラーボールが回ってます。盛り上がりますねえ〜。

 ドーバー海峡を越えてフランスにやってくるのも時間の問題か。

 フランス人と言えば、冬でも外に暖房器具を置いてまでテラス席でコーヒーを飲んだり食事をしたりするほどですからねえ〜。

 このビニールハウスのイグルー、人気になりそうな・・・。

 でも、コーヒーを飲みながら一人でぼけっとするなんてことはできなさそうですね。

 あくまでもグループでワイワイ楽しく飲んだり食べたりするという感じです。そうなるとフランスではちょっとどうかな・・・。

 日本は行けそうですね。


******* フランス人のつぶやき *******


今日、弟と一緒にイグルーを作った。弟は中で屋根を作るのを手伝ってくれていた。そして・・・閉じこめられた。二人ともドアを作るのを忘れていた[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より



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世界の屋根から2 [イギリス]

 職場にお歳暮やなんかが届いて年末らしくなってきました。

 「今年のうちにXXを済ませて」というのは忘れて、「来年にできることは来年に!」を合言葉に、この師走を乗り切りたいと思っています。

 さて、シリーズの二回目は英国のバース(Bath)へ向かいます。

 バースと言えば、温泉で知られていますが、歴史のある古い町並みも魅力的です。

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下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2017年11月21日に生放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 バースの朝。

 これは英国特有の霧?それとも、温泉の湯気?

 こちらは建物の屋上に作られた温泉です。

 あったかそう!とは言っても、お湯の温度は33度。温水プールよりちょっと暖かいくらい。

 日本人ならもっと熱くないと温泉に入った気分にはなれそうもありませんが、あちらの方々は満足げ。

 「バースは素晴らしい町ですよ。こうして高いところで温泉につかりながら屋根を眺めるのはとても楽しいです」と女性客。

 霧が晴れて町が眠りから覚める瞬間です。

 およそ2000年前にローマ人が発見した町バース。当時作られた温泉施設が今も残っています。

 その向こうに見える大聖堂はバース修道院(Bath Abbey)。1499年に建てられ19世紀に改修されました。

 扇を開いたようなアーチ型の天井が美しい!

 250段の階段を上がると、ちょうど大時計の裏側に出ます。

 「バースに来たら、ここに上がってみたいと思ってたんですよ。今日、初めて実現しました」と子連れの男性。

 次は屋根の上に出てみましょう。ちょっと怖いけど、町を一望できる絶好の場所です。

 「素晴らしい眺めです。18世紀のジョージアン時代の建物がずらりと並んでいて感動します」と女性。

 「ここからなら季節によって姿を変える町を眺めることができます」とガイドさん。

 このバース市街全体が世界遺産に登録されています。

 今度は気球に乗って空から眺めてみましょう。

 見えてきたのがロイヤル・クレセント。三日月型の集合住宅です。作られたのは18世紀後半。

 「下を見ると円形の建物と三日月型の建物が一本の通りで繋がって鍵のように見えます。これはフリーメイソンが作った建物なんです。鍵はフリーメイソンのマークですから」と気球のオーナー。

 気球はバース市街を離れて北へと向かいます。

 緑に囲まれた田舎の集落が見えてきました。ここはコッツウォルズ。

 中世の田舎町に迷い込んだような気分。

 この古い建物の屋根を守ってきたのがこれらの職人さんたち。そして、400年もの間使われ続けてきた瓦がこの薄い石灰岩です。

 「昔の人はこれをうまく屋根にかぶせて雨から家を守っていたんです」と職人さん。

 そんな古い家を修復してできたのがこの宿泊施設。素敵なお部屋!泊まってみたいですね。

 ここのオーナーがヴィヴィアンさんです。都会からこの田舎にやってきました。

 「都会の喧騒を逃れて2〜3日ゆっくりしたいという方がよくお泊りにいらっしゃいます。屋根の上を風が吹く音や雨の音が聞こえるので自然を身近に感じることができるんです」とヴィヴィアンさん。

 蜂蜜色の石と言われる石灰岩でできた家は歴史がいっぱい詰まっているようです。

 続く・・・。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、17歳になる息子が、浴室にある蘭の花がいつまでも枯れないで咲いているなんてすごい!と言った。息子よ、あれは造花だ

VDM(Vie de Merde)より


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