ダウニング街10番地の主 [イギリス]
フランスのニュースを見ていたら、コロナ感染者かどうかを見分けるのに、消防隊で訓練を受けているラブラドール犬が使えないか実験をしているという話題に出くわした。
感染者と感染者じゃない人の汗などのついたものを嗅がせて、どこまで区別できるかやってみたところ、95%の割合で区別できたという。
にわかには信じられないけど、冗談ではなく真面目な実験らしい。
このラブラドール犬を春くらいから高齢者施設や空港に配置する予定だとか。でも、ちょっとどうなんだろう?
空港にいたら犬に付きまとわれて陽性者だ!なんて言われたいかな?高齢者施設にいる親に会いに行ったら玄関のところで犬に付きまとわれて陽性者だ!と入所を断られるなんてどうなんだろう?正直、私はご勘弁ねがいたい。
さて、本日はワンちゃんではなく猫ちゃんのお話。ダウニング街10番地の現在の住人と言えばジョンソン首相。しかし、その前からずっとここで暮らしている猫がいました。
下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年2月13日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
それがこの猫のラリー。いわば官邸の主みたいな存在。
この肖像写真、首相官邸の公式ホームページに掲載されているそうです。いやあ、りっぱですねえ〜。
その私生活はというと、玄関の前をうろついたり、住人が帰ってくると出迎えたり、家の周りをうろついて通行人におやつをもらったりと忙しいらしい。
ホームページによると、ラリーは大変な人気で、毎日大量のお菓子を食べているとか。
ラリーがここへやってきたのは10年ほど前のこと。まだキャメロンさんが首相だった時のことです。
なぜにここへやってきたかと言えば、ネズミ退治。
しかし、実際は、玄関前でごろごろしたり鳩を追い回したり、カメラマンのためにポースを取ったりがメインのお仕事になってしまいました。
とは言うものの、外国からのお客様のお相手もこなし、オバマさんとも面識があります。トランプさんが来た時も・・・あれ、窓辺に寝そべってまるで他人事。
そんな自由気ままなラリーはSNSでも話題になるほどの人気ぶり。
こちらはサッチャーさんが首相だった時代に飼っていた猫。年間120ユーロの給料をもらっていたとか。
ラリーはと言えば、そのキャリアは同居した首相たちのキャリアに比べればずっと長いのに、無給。
英国政府の報酬は、最近はやりのジョブ型で決まる?与えられた任務を全うできなければ給料は出ないってことかな?
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、窓を開けっ放しにして寝ていたら、明け方、おかしな物音で目が覚めた。うちのニャンが枕元で捕まえたネズミを頭から食べていたのだ 」
VDM(Vie de Merde)より
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