大潮襲来 [ブルターニュ地方]
パンを買いに出たついでに近くの公園を横切り、ほぼ満開の桜を見物してきた。しかも、例のビューポイントからはビルの間に白い雪をかぶった富士山の頂きが見えた。ついてたあ〜。
週末は雨続きで今ひとつだが、どんよりとした空に満開の桜が咲き誇っているのを見ると元気になる。
そして梅の木に小さな実がついているのも発見した。丁度いいくらいのサイズになった頃、近くの養護学校の生徒さんたちが収穫していく。
さて、欧州は今週末から夏時間に変更になる。
中止になるはずだったこの時間変更は延々と続いている。石油危機で始まった夏時間は、エネルギー問題が取り沙汰されている今、当然ながら続けるしかないのかも。
それはともかくとして、本日は私掠船の町で知られるサン=マロの迫力ある大潮の様子を紹介しましょう。
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2023年3月24日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
高さ数メートルにもなる大波が押し寄せています。
家が波に飲み込まれそうにも見えますが、堤防の辺りで砕けて飲み込まれるなんてことにはならないらしい。しかし砕けた飛沫が玄関や窓に容赦なく降り注いでいます。
おお、空には虹!
こちらはアマチュアの写真家さんたち。このシャッターチャンスを逃すまいと頑張ってたようですが、さすがに危ないと思ったのか内陸に向かって逃げていきます。
あのヴォーバンが完成させた要塞はびくともしませんが、波にさらわれてしまわないとも限りません。
今度はカメラに向かって大波が襲ってきました。こうなったらボディスーツで完全防備。これなら迫力のある映像がしっかり撮影できそうです。
一方、こちらは屋内の安全地帯で朝食をとりながら荒れ狂う海を静かに見つめています。
「窓の向こうの眺めに釘付けですよ」と男性。
時間が立つにつれ徐々に波が収まってきました。海では数人のサーファーが最後の波を楽しんでいました。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、海岸で、隣の人の荷物が波に持っていかれるのを見て大笑いしていたら、自分の荷物まで持っていかれそうになった 」
VDM(Vie de Merde)より
謎のクレーター [ブルターニュ地方]
日曜日恒例の週末旅はうまく動画が見られないのでお休みです。
本日は、ブルターニュ地方で発見された謎のクレーターのお話。
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2023年3月8日に放送)▷が出てこない場合は→こちらをクリック
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
殺伐とした風景の中に姿を現すクレーター。去年の夏まではすっかり忘れ去られていました。
というのも、去年の夏、山火事で焼けるまではこの一帯は鬱蒼とした森でした。
大規模な火災で木々が燃えてなくなり、隠れていたクレーターが顔を出したというわけです。
近くで見てみると水が溜まって池のようになっています。
このクレーター、一体なんなのか未だに謎です。
「それぞれ等間隔で並んでいるから不思議なんです」と男性。
こちらは去年の7月に山火事が起きた時の映像です。
半年以上たってやっと中に立ち入ることができるようになりました。
そしてにわかに注目を浴びているのがこのクレーターというわけです。
上空から見るとこんな感じで並んでいます。
「2時間半も探し回ってやっとみつけました」
「この山には様々な伝説がありますからねえ。いろんなことが考えられますよ(笑)」
そこへやってきたのがこちらの兄弟。謎を解くべく、双眼鏡と地図とメジャーを手に現地調査を開始。
「この写真だと直径がどれも同じです」
「それが等間隔でぽんぽんぽんと並んでるんですから謎です」
この航空写真を発見したのがこちらのジャン=ノエルさん。
1950年に撮影されたものらしい。ということはそのころすでにクレーターの存在がわかっていたようです。
これは第二次世界大戦時の爆弾の跡だと言います。
「アメリカ空軍がブレストを空爆して英国の基地に戻る際に、機体を軽くするために落としていったものではないかと思います」
確かに写真の感じからしてこの説が一番有力ですね。しかし、確固たる証拠がなければ断定はできません。
そんなわけで謎のクレーターは今も謎だそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、部屋に充満する謎の匂いを消す効果的な方法がわかった。靴下をすぐに洗濯すること」
VDM(Vie de Merde)より
Xmasのオススメ料理 ③ [ブルターニュ地方]
12月に入って、ついに冬の寒さがやってきた。
昨晩は、冷たく透き通った夜空に、プラチナ色に輝く丸いお月さまが煌々と輝いてた。
すぐとなりにあったのが火星???残念ながら建物に隠れてオリオン座は見えなかった。
さて、今日はシリーズの3回目。紹介するのは、ブルターニュ地方で作られているオマール海老の料理。お祝い事と言えばオマール海老!
そしてブルターニュは海の幸の宝庫。ちょっと贅沢なソースでいただきます。
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年11月28日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
こちらがその料理。オマール海老のアルモリケーヌ・ソース。
「代々家族に受け継がれてきた料理です。子供の頃からイブやクリスマス当日に食べていました。今日は親戚の子たちに作り方を伝授しようと思います」とイヴァンさん。
材料は、バター、パセリ、濃縮トマト、ニンニク、ポモー・ドゥ・ブルターニュ(シードルのリキュール酒)、塩・こしょう、ナツメグ、カニ、そしてオマール海老。
まずは興奮気味のオマール海老を落ち着かせましょう。眼と眼の間を撫でると良いそうですがホントかな???
静かになったら、粗塩を加えたお湯で15分ほど茹でます。
その間にソースを作ります。そのポイントはこのカニ。刻んだニンニクとパセリと一緒に油で炒めます。そこにポモーを加え、ひと煮立ちさせたところで水と濃縮トマトを加えて30分ほどコトコト煮ます。
茹でたオマール海老はお湯から取り出しバットに入れて外で冷まします。
その間に、煮込み中のソースの仕上げに取り掛かります。
ナツメグを加えミキサーで混ぜます。カニの殻は柔らかくなっているそうですが、大きめのものは取り出します。そして必ず漉し器に通して細かい殻も取り除きます。
次にバターと小麦粉を混ぜ合わせソースに加えてとろみを付けます。これをお皿に注いで、縦半分に切ったオマール海老の身を盛り付けます。
あの大きなハサミもこうして添えます。これがあるからオマール海老ですもんね。
そして、複雑なソースなのかと思っていたら意外とシンプルでした。それにしてもカニを出汁につかうというのは、いかにも贅沢ですねえ。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、同居人がベシャメルソースを作った。唯一、家にあったバナナ味の豆乳で」
VDM(Vie de Merde)より
タコ大量発生! [ブルターニュ地方]
「暑い!」の言葉しかでてきませんな。
昔、「暑い!」と言ったら罰金!とかなんとか言ってたことがあったけど、とんでもない話だ。好きなだけ言わせていただきます。
冬の間、優しく部屋を暖めてくれていた太陽が、今は狂ったように燃え盛っている。そろそろ落ち着いてくれませんかねえ〜。
さてフランスは、猛暑の第3波がやってきたようです。その暑いのに関連して、本日はこの海の生き物についてのお話です。
下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年7月29日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ブルターニュの海岸をうろちょろしているのがタコ。
「海岸を静かに散歩していると、突然大きなタコいたのよ。海岸にタコがいるなんて初めてだからびっくりしたわ」
「潮が引いたときに大きいのが出てきます。子供も大人も触って遊んでますよ」
タコに気づかず踏んづけてしまったという人もいます。
「石だと思ったらぬるぬるして気持ち悪かったわ」
「吸盤がすごくて引っ付いてくるんですよ」
今年は何故かブルターニュの海岸にタコが大量発生しているようです。専門家によれば、去年の冬、この地域の海の温度が上昇したことが影響しているらしい。
「大西洋の気温が上昇したことと関係があると考えています。気温が上昇したために、ここでタコが繁殖期を迎えたんでしょう」
こちらはフランス有数の漁港コンカルノー。
「オマール海老3尾につきタコが200キロ釣れるんですよ。ここまで釣れるのは初めてだね」と漁師。
タコはキロ当たり6ユーロで、主にスペインやイタリアに売られるそうです。
クラゲのように人を刺すわけでもなく攻撃するわけでもないので、地元民もバカンス客も仲良く夏をすごすことになりそうです。
タコを見ていたら、なんだか無性にタコワサが食べたくなった!しかし、スーパーに行ってもめちゃくちゃ高くて手が出ない。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、同居人が心配して私の熱を図ろうとするので嫌だというと、こうやるんだとばかりに、みずから体温計を口に加えた。犬用の体温計をね」
VDM(Vie de Merde)より
ブルターニュの夏休み [ブルターニュ地方]
東京は雨の日が続いている。ジメジメしてぱっとしないが、猛暑からは開放されて、昨日はエアコンの稼働時間はゼロ。
雨が上がったあとも日差しがないまま夜になり気温は上がらず、体も心も休まる、フゥ〜。
一方、南欧では例の冷たい空気がまたもやスペイン沖をぐるぐる回って停滞しているため、猛暑が戻ってきたようです。
気温低めのブルターニュ地方も真夏の陽気になりました。
下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年7月12日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ここはコート・ダジュールではありません。ブルターニュ地方のビーチ。
ここ数日、日差しが燦々と降り注いでいます。
「こんな天気を今まで見たことがありません」と男性。
今週火曜日の午後、ビーチの気温は34℃まで上がりました。
「南仏の母の家で休暇をすごしていましたが、数日前にここまで北上してきました。ブルターニュは涼しくてほっとしています。南は最悪の暑さでしたよ」
34℃で涼しいとなると南仏のビーチはどんなことになっているのやら。
「7月14日が祝日なんで1週間の休暇をすごしていますが、猛暑を避けてトゥーロンからブルターニュにきたんです」と女性。
今日は風がないのでヨットより足漕ぎボートが活躍しています。そして暑い日に欠かせないのがアイスクリーム。
このお店では一日3000個が売れるそうです。この5年で最高の売上を記録しているとか。
「7月に入ってから急激に売上が伸びました」とお店の方。
その後ろで回転寿司のようにコーンがぐるぐる回ってます!
それはともかく、毎年夏が来る度に観光客が増えているブルターニュ地方。今年は全体の12%まで増加しました。
涼しさを求めてボートで海に出る人たちもいます。海の水は冷たいらしい。
そして、夕食前のアペリティフのお供は海の幸。美味しそう!きりりと冷えた白ワインとよく合いそうです。
昼間はこれだけ気温が上がっても夜には19℃まで下がるそうです。夜は毛布の下で快適に寝られますね。
******* フランス人のつぶやき *******
「猛暑の中、職場にやる気をなくすようなイヤな音が聞こえてきた。それは扇風機の音。最近、上司が自分のためだけに買った扇風機・・・」
VDM(Vie de Merde)より
ブルターニュの夏の花 [ブルターニュ地方]
先日、ひさしぶりに飛行機を利用して遠出した。
滑走が始まってふわっと飛び上がるときの感覚や安全ベルトの着用サイン音等々が、なんだか懐かしかった。
1時間半ほどのフライトだが30分くらいにならないもんだろうかと思ったりしているうちに、国際線の飛行機で12時間だのなんだのって何度も乗っていたことが信じられなくなってきた。
あんなもんに12時間も乗り続けるなんてゴメンだ。そんな事言いながら、たぶん、また乗る(^^;
さて本日は、フランスの西端にあるブルターニュ地方のお話。
日本では雨とは切っても切れない縁の花が、こちらでは夏に咲く華やかな花のようです。
下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年6月28日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
毎年夏になると、海外沿いの村々を華やかにしてくれるのがアジサイです。
カラフルで大きなポンポンのような花。散策しているとあちこちで見かけます。
「香りはないけど、すごくきれいだわ。このあたりの村にはたいていどこにもアジサイが咲いていて気持ちをなごませてくれます」と女性。
一口にアジサイといってもいろんな品種があるようです。
淡いピンク色・・・。これは花ですかね?それともガクが進化したもの?
「この花を見ていると子供の頃のことを思い出します。祖母もアジサイを植えてましたよ。だから私はアジサイと一緒に育ったようなもんですよ」
こちらの男性はコート・ダジュールからやってきました。
「ゴージャスできれいですねえ」
きれいな花を咲かせるにはやはり手入れが必要です。
「まあ子供みたいなものですかね。こうして世話をしているとよく育つんですよ」とセシルさん。
セシルさんの一番のお気に入りはブルーのアジサイ。涼しげでいいですね。
ブルターニュのアジサイは9月末まで楽しめるそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日は、よっぽどか疲れていたのか、ルンバに向かって猫じゃらしのポンポンを揺らしていた」
VDM(Vie de Merde)より
樫の木の防波堤 [ブルターニュ地方]
ブルターニュ地方にある海辺の要塞都市サン=マロ。
ここには、波から都市を守ってくれる無数の杭が砂浜に立てられているそうです。
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年11月30日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
これがその杭。いわゆる防波堤の役割を果たしています。
こちらの海岸では200本もの杭が立てられています。
切り出した木をそのまま杭として使っているらしく、長期間に渡って波をかぶり傷みの激しいものが多くなってきました。
事前の調査で取替が必要なものには緑のペンキで印がつけてあります。鶏ガラみたいになった杭。
「これは上の方が削られててもろくなっています」と作業員。
新しい杭の樫の木が到着しました。一本の重さが800キロ、高さは7メートルあります。
まずは砂に埋まっている古い杭を引き抜いて、そこに新しい杭を埋め込みます。
浸水200メートルのところは硬い岩盤になっているそうです。
もう200年も前から続けられてきた樫の木の防波堤。観光地として知られるサン=マロの風景の一部になっています。
「冬は嵐が数多く発生するので、その後ろにある石の堤防を守るためにも必要なんです」と責任者。
そう言えば、嵐の時のサン=マロがニュース映像に登場しますが、都市全体が今にも大波に飲み込まれそうになっていました。
ぎりぎりのところで持ちこたえていたのは、この樫の木の堤防のおかげだったのですね。
杭を打ち込むためには専用の足場があるようです。それを移動させながら少しずつ杭打ちを進めていくようです。大変な作業ですね。
見物人が集まってきました。写真を撮っている人もいます。
古くなった杭は再利用されるそうです。そして一部は希望者に販売されるそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、ビーチでのんびりバカンスを過ごしていると、二人の高校生がやってきて、海の波とプールの波について議論し始めた。そして一人がもう一人に言った。『どころでさ、何時になるとこの波は止まるんだろう???』」
VDM(Vie de Merde)より
灯台でバカンス [ブルターニュ地方]
ニュースサイトを見ると、あのスポーツの世界的祭典の記事があちこちに出てくるが、内容がろくなもんじゃない。ああ、悲しい・・・。
ただでさえどんよりとした雰囲気なのに、これ以上暗い気分にはなりたくない。
わが家では、エンタテインメント化したオリパラは一旦白紙に戻し、そのイベント屋みたいな元締めのIOCは、ユネスコかなんかの下部組織にしてしまえばいい、となっている。
さて、そんな呪われた祭典のことは忘れて、人里離れた灯台でのんびりバカンスを過ごすのはいかがでしょうか?
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年7月16日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
その灯台が目の前にそびえ立っています。
茶色の石造りの灯台は高さが82.5メートルもあり、欧州で一番高いそうです。建てられたのは1902年。
ボートで向かっているこちらのご家族、二晩、この灯台に泊まります。
とは言っても高い方ではなく白の低い方に宿泊します。広い食堂には食器も揃えてあります。空き家になっていたのを修復して宿泊できるようにしました。
一階は灯台を守っていた技術者が使っていたそうです。階段で二階に上がると、そこは寝室になっています。
木箱で囲ったようなベッド。こうしておくと暖かくして寝られるそうです。なんか楽しそうですね。寝てみたい。
次は塔の上まで行ってみましょう。なかなか爽快な眺めです。
しかし、すぐ側には、もっと古くて高い塔があります。そっちはどうなっているんでしょう?
中に入ると美しい螺旋階段になっていました。壁は乳白色のタイルで覆われています。豪華な作り。
階段は全部で397段。こちらの展望台からの眺めは迫力があります。
この灯台を目当てに訪れる観光客は年間で16,000人にもなるそうです。
島を往復する最後のボートが出発していきました。
夜になりどこからともなく不思議な音が聞こえてきました。風が作り出した音・・・。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、妻が幅140センチあるベッドの半分以上を使って寝ているから、160センチ幅のベッドを新しく購入した。それでも僕の寝る場所は50センチもないのだった 」
VDM(Vie de Merde)より
バカンスは国内で2 [ブルターニュ地方]
暑い日が続いたかと思えば急に涼しくなる。そんな天気は色々と都合が悪い。
履物をビーサンですませていると急に涼しくなってスニーカーに履き替える。そうすると翌日にはまた暑くなってビーサンに戻る。
こうなると、いちいち靴箱の奥にしまいこむわけにいかなくなって、玄関が履物だらけになってしまう。
もっと安定した天気になって欲しいものだ。
それはさておき、6月も残り10日を切った。夏のバカンスシーズンが刻一刻と近づいてきます。
今年は海外に脱出というより国内旅行を楽しむ人たちが多くなりそうです。お隣の国が陸続きのフランスでもそれは同じ。
本日おすすめ国内旅行は、巨石で知られるブルターニュ地方の観光地カルナック(Carnac)。
下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年6月6日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
この時期、海沿いの町カルナックと言えば、砂浜のビーチ。太陽の光と波の音を聞きながらのんびりすごしたい!
それに近くには巨石の並ぶ観光スポットもあります。
しかし、それ以外にも楽しむ方法は色々あります。ガイドブックのライターをしている女性が町の中を案内してくれました。
「カルナックはかつては漁師町でした。その集落だった古い建物が残っています」
中心街から2キロほど離れたこの村には散策に訪れる人が絶えません。
「古い建物ながら手入れが行き届いていて趣がありますね。とても魅力的です」と男性。
カルナックからすぐのところにはちょっと変わった宿泊施設があります。
作り物の巨石に開けられたドアから最上階のトレーラーハウスに向かいます。
中には寝心地の良さそうなベッドと、ゆっくり朝食が楽しめるテーブルと椅子が置いてあります。でもなんだかちょっと怖いですね。
「ここはカルナックの縮図みたいな場所です。インターネットやシャワーなど現代の生活に必要なものが全部揃っていますが、先史時代の遺跡も残っているんです」とオーナー。
他にもテントだけのものや、大きめの鳥小屋風のものもあります。
ここからさらに北へと向かうと、モントヌフの列石があります。
「先史時代に並べられた巨石が今もこうして崩れずに立っているなんて感動的です。しかも無料で見学できます」
近くで見ると、やはり巨石ですね。なぜにこのような巨石を立てて並べたのかは謎。
緑の広がる内陸部はハイキングコースになっています。健康的なバカンスがすごせそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、コロナ感染の最中に、うちの大学では授業はオンラインではなく教室でやるという。授業はなにかといえば、公衆衛生学」
VDM(Vie de Merde)より
要塞都市コンカルノー [ブルターニュ地方]
近くのジムがやっと再開になるらしい。
詳しいことはまだ分からないけど、プールが使えるのならすぐに泳ぎに行くぞ!と気合が入ってきた。
6月もまだ在宅勤務が続くから、運動ができるのはありがたい。水の中で浮いてスイスイやっていると気持ちがいいから気晴らしにもなる。
自粛中は「外に出ない」が基本だったからなあ。何をするにしても限界がある。
さて、日曜日恒例の週末旅はまだ放送が再開されていないのでお休みです。
週末旅で思い出したのですが、ギリシャでは観光客の受け入れ準備が着々と進んでいるようですが、安全と認めた国からの観光客を受け入れるらしく、そのリストの中に日本が含まれているらしい。
行く行かないは別として、ありがたいことです。
さて、今日は週末旅はできませんが、外出禁止が解除になったブルターニュ地方の漁港コンカルノーを鳥になって訪ねてみましょう。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年5月28日に生放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
湾の中の小島に作られた要塞都市。言わば天然のお堀に守られたお城のようなこの島がコンカルノーの起源です。作られたのは15世紀。
要塞は周囲1キロにわたって作られています。上から見ると野外劇場があるのがわかります。
夏季シーズンには人で溢れるメインストリート。そして要塞の上は絶好の散策路。
「外出禁止が解除になったので、まずは海の空気を味わいたくなったんです」と女性。
海から見た島の姿は美しいですねえ〜。
島の中では市が立っていました。地元の特産品を手に入れるには絶好の機会。皆さんがマスクをつけている以外は、コロナ前の市場とあまり変わらないように見えます。
特産品を手に入れたら、今度はボートに乗ってプチ・クルーズの旅に出てみましょう。海からの島の眺めを堪能することができます。
電動ボートは島の観光アトラクションの一つ。毎年、30万人がこのボートを利用しているそうです。
「シーズン中は多くの観光客を乗せますが、仕事や買い物に出かける地元の人も利用しています」と男性。
コンカルノーにはこんなビーチもあります。
今日は、カヤックを楽しむ人たちがやってきました。着替えを済ませたらカヌーを海辺まで運びます。
「この日が来て本当に嬉しいんです。外出禁止の間は毎日のようにカヌーに乗る夢を見ていました」と女性。
海の水がきれいですねえ〜。
「まだ人が少ない時期ですから、今のうちにゆっくり楽しんだらいいと思いますよ」と男性。
フランスでは、ついこの間まで実施されていた “移動は半径100キロ以内” という規制が解除になったので、そろそろ観光客で賑わってきそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、観光地を歩いていると、レストランのボーイが食事をしていかないかと声をかけてきた。冗談で、「オッケー、招待してくれるなら食べてもいいわよ』と言ったら、ボーイがニタニタしながら言った。『招待してもいいけど、もっと美人じゃないとねえ〜』」
VDM(Vie de Merde)より