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30ユーロで晩ご飯205 [お料理実践編]

 月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。

 30ユーロ以内で、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。

 今回は、忘れ去られた野菜、つまり昔はよく食べられていたが今は食べられなくなった野菜を使った料理で、シェフ・エトワレ(ミシュランで星を獲得したシェフ)がチャレンジしてくれます。

 ではスタート!

Paris_BinicESM.jpg


下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2023年3月11日に放送)▷が出てこない場合は→こちらをクリック

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 日本ではあまり見かけない野菜が八百屋さんの店先に並んでいます。今回の主役はこの野菜。

 これを使って節約晩ご飯を作ってくれるのがシェフ・エトワレのサミュエルさん。自身のお店でも”忘れ去られた野菜”を使った料理を出しているとか。

 早速、30ユーロを渡して材料を揃えていただきましょう。

 市場の八百屋さんにやってきました。シェフが選んだのはパネ(白ニンジン)とブレット。

 この2つの野菜、このシリーズにちょくちょく出てきます。フランスでは昔の野菜を見直そうという動きがあるらしい。

 野菜の他に玉子6個も購入。これが合計で4.30ユーロで残りは25.70ユーロ。

 次は港の屋台で前菜用に牡蠣を購入。これが6.50ユーロで残りは19.20ユーロ。

 目の前の海を漁船が往来しています。ということは新鮮な海の幸にめぐまれているということ。

 こちらのお店で帆立貝を購入。これが7ユーロで残りは12.20ユーロ。

 次は車に乗って乳製品のお店にやってきました。予め注文しておいたバター、生クリーム、牛乳を購入。これが合計で6.50ユーロ。残りは5.70ユーロ。

 最後は野菜農家でルタバガとケールを購入。これが合計で5.50ユーロ。

 手元にはかろうじて0.20ユーロが残りセーフ!ではレストランの厨房で調理の開始。

 まずは前菜のブレットのヴルテと牡蠣。

 ブレットの芯を取り除き、芯はみじん切りの玉葱と一緒にバターで炒め、葉の方はさっと湯がいてミキサーにかけます。牡蠣は湯通しします。こんな具合にお皿に盛り付けて完成。

 次はメインのホタテ料理。

 ルタバガの皮をむいたらさいの目に切り牛乳で煮てミキサーにかけます。ケールは油でさっと揚げて、ホタテはたっぷりのバターで炒めます。これらを盛り付けるとこうなります。

 最後はデザート。

 パネは皮をむいてどろどろになるまで煮込み、パンナコッタに混ぜ合わせます。ここにカラメリゼしたパネをトッピングして出来上がり。

 う〜む、上品が料理が出来上がりました。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、私は21才の大人だ。それなのに母は生ゴミを調べて私が野菜を食べたかどうかチェックする[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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30ユーロで晩ご飯204 [お料理実践編]

 月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。

 30ユーロ以内で、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。

 今回はフランス北部のノール県に住む4人のご高齢のマダムがチャレンジしてくれます。

 フランスの家庭料理を作ってもらえそうな予感が・・・。

 ではスタート!

Paris_Roubaix.jpg


下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2023年3月4日に放送)▷が出てこない場合は→こちらをクリック

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 こちらの4人がそのマダム。

 この方々、お料理本を出しておられるようで、人気らしく売れ行きもいいそうです。

 では30ユーロを渡して、お買い物へ出発。

 すでに作るものは決まっているようです。前菜はポーチドエッグ、メインは鶏肉料理、デザートはリンゴのタルト。

 まずはこちらで玉子を6個、野菜コーナーではパセリ、玉ねぎ、にんにく、ニンジン、根セロリ、ジャガイモ、リンゴを確保。これが合計で11.83ユーロで残りは18.17ユーロ。

 次はお肉屋さんで鶏もも肉を購入。これが15.02ユーロで残りは3.15ユーロ。

 最後にパン屋さんでバゲットを1本購入。これが1.40ユーロで、手元には1.75ユーロが残って予算内に収まりました。では調理の開始。

 まずは前菜のポーチドエッグから。

 鍋にお湯を沸かしビネガーを加えます。玉子を落として固くなりすぎないくらいに茹でたらお玉で取り出し布巾の上に置いて水気を切ってから器にもりつけます。

 フライパンにバターを溶かし、刻んだパセリとニンニクを炒めます。これをポーチドエッグの上にのせ、スプーンで玉子の膜を切ってとろりとさせたら出来上がり。

 簡単ですねえ、家でも作れそう。

 次はメインの鶏肉料理。

 大きめの鍋に油とバターを入れてもも肉の表面をさっと炒めます。その後に刻んだ玉ねぎとニンジンを加えたら、オーブンに入れ焼き上げます。もも肉には下味が付けられているようです。

 オーブンで焼いている間にソースを作ります。濃縮トマトに小麦粉とマスタード少々を足してかき混ぜます。ここにブイヨン、生クリーム、ビネガーを加えたら焼けたもも肉の上からかけ、刻んだパセリを振りかけます。付け合せは炒めた根セロリとマッシュポテト。

 最後はデザート。

 リンゴをスライスしたら生地の上に並べ、バターをのせ砂糖を振りかけてからオーブンで焼きます。

 全部これと同じものを作って食べてみたい気がしてきました。


******* フランス人のつぶやき *******

「うちのアパートはつくづく狭いと思う。キッチンの明かりがベッドの明かりにもなっている[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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30ユーロで晩ご飯203 [お料理実践編]

 月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。

 30ユーロ以内で、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。

 今回のお題はレンズ豆。すべての料理にレンズ豆を使っていただきます。

 挑戦してくれるのはレンズ豆の産地ベリー地方出身のシェフです。

 ではスタート!

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下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2023年2月18日に放送)▷が出てこない場合は→こちらをクリック

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 これがレンズ豆。色んな種類があるようです。

 そして挑戦者のシェフがこちらのオーギュスタンさん。早速30ユーロを渡して材料を揃えていただきましょう。

 まずはこちらのお店でレンズ豆を調達。一番ポピュラーなのがこの緑のレンズ豆。そしてこちらはほとんど黒のレンズ豆。各種まとめて2.40ユーロで残りは27.60ユーロ。

 次は市場で野菜を手に入れましょう。ブレット、ネギ、エシャロット、そしてリンゴを購入。これが合計で6.39ユーロ、残りは21.21ユーロ。

 次に向かったのはお肉屋さん。豚の骨付きリブロースを購入。さらに山羊のチーズも購入。お肉屋さんでチーズも売ってるのか・・・。これが合計で18.50ユーロ。

 わっ、かなりの出費。大丈夫か。残り2.71ユーロとかなり減りました。次は・・・と思ったら、お買い物はこれで終了です。余裕でクリアーでした。では調理の開始!

 向かったのは牧歌的な風景の中にあるこちらのジット。この厨房で腕を奮っていただきます。

 まずは前菜から。

 黒いレンズ豆を使います。みじん切りのエシャロットをバターで炒めたところに豆を加えて更に炒めます。そこに白ワインを加えてひと煮立ちさせます。豆が柔らかくなったら山羊のチーズを加えとろみを付けます。これをお皿に盛り付けたら出来上がり。

 次はメイン料理。

 ネギを長さ5センチほどに切って火を通します。豚肉はフライパンで焼きます。緑のレンズ豆を使って作ったソースをお皿に引いて、ネギと豚肉を盛り付けます。レンズ豆のムースのようなものも付け合わせてあります。ああ、美味しそう〜。

 最後はデザート。

 レンズ豆のピュレを小麦粉の生地に混ぜ合わせてクランブルを作ります。これをさっと炒めたリンゴの上にのせたら出来上がり。白いのは生クリーム???何かひと工夫してあるような・・・。

 わが家の戸棚の奥に赤茶色のレンズ豆が眠っている。ちょっと取り出して使ってみようか。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、片方のコンタクトレンズがなかなか取れずに目が真っ赤になった。洗面所で下を向いて蛇口をひねった瞬間、小さなレンズが流れていくのが見えた [がく~(落胆した顔)][あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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30ユーロで晩ご飯202 [お料理実践編]

 月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。

 30ユーロ以内で、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。

 今回はパリで乳製品のお店を開いているピエールさんが、全部の料理にチーズを使って挑戦してくれます。

 ではスタート!

Paris_Paris.jpg


下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2023年2月11日に放送)▷が出てこない場合は→こちらをクリック

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 こちらがそのピエールさん。

 お店ではチーズの他にヨーグルトも販売しています。中にはこの都会のど真ん中で作った商品もあるとか。

 SAKURAというのが見えたけどなんだろう???

 それはともかくとして、まずはこの中から3つチーズを選んでもらいましょう。

 最初に選んだのはヤギのチーズ。前菜に使います。

 次はブロッチュというコルシカ島のチーズ。羊やヤギの乳で作られています。メイン料理のオムレツに使うそうですが半分で十分だそうです。

 最後はデザートに使うフロマージュ・ブラン。お店で作ったそうです。これが合計で17.05ユーロ。

 自分のお店で買って自分のお店に払いますw 残りは12.95ユーロ。

 その他の必要なものは市場で手に入れましょう。同業者のお店で、玉子と2種類の生クリームを購入。これが8.22ユーロで残りは4.73ユーロ。

 次は八百屋さんで洋梨とリンゴをそれぞれ1個ずつ、バタヴィア、ヘーゼルナッツ、ミントひと束を購入。これが合計で4.59ユーロ。

 これでお買い物は終了ですが、予算はどうなったでしょうか・・・。わずかに0.14ユーロが残ってセーフ。では調理の開始!

  まずは前菜から。

 バゲットを切ってトーストします。そこにハチミツを塗りチーズをのせ、ザアタルと呼ばれる中東生まれのスパイスミックスを振りかけ、煎って砕いたヘーゼルナッツをトッピング。最後にオリーブ油をさっと垂らしたら出来上がり。

 次はデザート。

 2種類の生クリームをボールに入れホイップします。そこにフロマージュ・ブランを加えて混ぜ合わせたら、洋梨を入れたグラスに盛り付け、リンゴのスライスをのせたら出来上がり。

 最後はメインのオムレツ料理。

 まずはミントの葉を刻みます。玉子を溶いたらコルシカ島のチーズを混ぜ合わせフライパンで焼きます。これをお皿にあけて、ミントをちらしたら出来上がり。

 どれも簡単で手のかからない料理でした。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、恐ろしいものを見てしまった。4才になるうちの息子が、チーズ店のショーウィンドウを端から端まで舐めたのだ[がく~(落胆した顔)][あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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30ユーロで晩ご飯201 [お料理実践編]

 月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。

 30ユーロ以内で、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。

 今回は、地中海の町マントン(Menton)にやってきました。マントンと言えば・・・レモン!すべての料理にレモンを使って挑戦してもらいます。

 ではスタート!

Paris_Menton.jpg


下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2023年1月28日に放送)▷が出てこない場合は→こちらをクリック

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 チャレンジしてくれるのはこちらのシェフ、ロマンさん。お得意理は柑橘類を使った料理。これは期待できそうです。

 では、30ユーロを渡して材料を揃えていただきましょう。

 まずは町の魚屋さんにやってきました。魚の価格はその日によって変わるとか。今日はスズキが安くなってるそうで、早速買うことにしました。これが13.23ユーロで残りは16.77ユーロ。安いとは言ってもそれなりのお値段。

 次は付け合せの野菜を仕入れに八百屋さんにやってきました。甘いカボチャは酸っぱいレモンと相性が良いのだとか。しかもこの時期お値段も手頃。カボチャ、ベルギーチコリ、オレンジを購入。これが合計で10.60ユーロで残りは6.17ユーロ。

 料理の鍵となるレモンはこちらのお店で手に入れましょう。さらに乾燥させたアンズとローズマリーも購入。合計で4.97ユーロ。どうやらアンズはおまけしてくれたらしい。

 お買い物はこれで終了です。手元には1.20ユーロが残り予算内に収まりました。では調理の開始!

  まずは前菜のチコリとアンズのサラダから。

 チコリの葉を一枚ずつ剥がします。鍋にアンズを入れオリーブ油をなじませたところにレモンの皮をおろし入れます。そこにチコリを加えたらレモン汁を絞り入れます。全体を混ぜながらさっと火を通して盛り付けたら出来上がり。冬を忘れさせてくれるような爽やかなサラダ。

 次はメインの魚料理。

 スズキの切り身は皮の部分を下にして片面だけ焼きます。カボチャはスライスしてハチミツでゆっくり煮詰めます。新しい鍋にハーブとざっくり切ったレモンと角切りのバターを加えます。レモンもバターも半端ない量!鍋を動かしながら煮詰めるとソースの出来上がり。魚とカボチャを盛り付けたらソースをかけて出来上がり。

 最後はデザート。

 レモンもオレンジも身だけを切り取ります。そこにレモンの皮とローズマリーと水で作ったシロップを加えて冷やし、器に盛り付けて出来上がり。

 どれも爽やかで美味しそうですねえ〜。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、病気で寝込んだら、おばあちゃんが元気になるようにと、お湯とビネガーとレモンとハチミツをミックスしたジュースを作ってくれた。恐ろしい味がしたけど一気に飲み込んだ。するとおばあちゃんが言った。『あれはタオルに浸して頭にのせるといいのよ』[ふらふら][あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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30ユーロで晩ご飯200 [お料理実践編]

 月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。

 30ユーロ以内で、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。

 今回はイタリアのシチリア島にやってきました。地元で暮らすララさんがシチリア料理を作ってくれるそうです。

 ではスタート!

Rome_Catania.jpg


下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2023年1月21日に放送)▷が出てこない場合は→こちらをクリック

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 ララさんと待ち合わせたのはドゥオモ広場。ここには街のシンボルである象の噴水があります。

 では早速30ユーロを渡して材料を揃えていただきましょう。

 市場にやってきました。まずは野菜と果物を仕入れます。あまり見かけない紫色のカリフラワー、赤い色素の混じったオレンジ、ワケギ、パセリ、フェンネル、最後はフラゴリーネという種類のイチゴを購入。これが全部で9ユーロ、残りは21ユーロ。

 次はメイン料理に使うアンチョビを求めて魚屋さんにやってきました。

 あれ〜、イチゴ食べられちゃいました。愉快なシチリア人。この方のお店でアンチョビを800グラム購入。内臓と骨は全部取ってくれたようです。これが7ユーロで残りが14.00ユーロ。

 次はこちらのお店でオリーブを購入。黒と緑と唐辛子をミックスしたもの。これが4ユーロで残りは10ユーロ。

 最後はリコッタチーズとパスタを購入。これが合計で5.50ユーロ、残りは4.50ユーロ。

 これでお買い物は終了です。なんと4.50ユーロも残りました。では調理の開始。

 まずは前菜から。

 オレンジの皮を取り除きスライスしてお皿に盛り付けます。そこに、スライスしたフェンネルとワケギとオリーブをのせ、オリーブ油をかけて出来上がり。

 次はデザート。

 まずはお庭のレモンを一つ確保。次にリコッタチーズをよく混ぜます。そこに削ったブラックチョコを加え、レモンの皮をおろし入れます。最後にフラゴリーネを加え混ぜ合わせたらこんな具合に盛り付けます。おろしたチョコを振りかけたら出来上がり。

 最後はメイン料理。

 パスタは茹でておきます。フライパンで、切ったカリフラワーと玉ねぎを炒めたところにアンチョビを加え、パスタに絡ませたら出来上がり。

 やけにパスタが美味しく見えます!そして作り方は全部簡単そうです。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、夜明け前、ライトを付けずに入っている車のドライバーに注意をしたら、彼女が言った。『エネルギーの節約なのよ』[ふらふら][あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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30ユーロで晩ご飯199 [お料理実践編]

 月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。

 30ユーロ以内で、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。

 今回はシェフ・エトワレ(ミシュランの星を獲得したシェフ)が、今が旬のオレンジを使った料理でチャレンジしてくれます。

 ではスタート!

Paris_ChateauASA.jpg


下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2023年1月14日に放送)▷が出てこない場合は→こちらをクリック

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 帽子をかぶった方がシェフのジャニーさん。同じく料理人の娘さんと一緒に市場にやってきました。

 まずは八百屋さんでオレンジを購入。クレマンティーヌという品種のオレンジです。

 おっとその前に30ユーロを渡しておかないといけなかったですね。

 では予算も手に入ったのでお買い物を続けましょう。オレンジの他にカボチャを購入。どうやら詰め物料理に使うらしい。詰めるのはこちらの麦。その他には洋梨、リンゴ、エシャロット、玉ねぎ、レモン、クルミ、サフランを購入。これらが合計で16.73ユーロで残りは13.27ユーロ。

 次は、乳製品のお店でフロマージュ・ブラン、トムチーズ、玉子を購入。これが合計で3.81ユーロで残りは9.46ユーロ。

 最後はお肉屋さんにやってきました。サラミと塩漬けの豚肉を購入。これが6.70ユーロ。

 手元には2.76ユーロが残って予算内に収まりました。では調理の開始!

 まずは前菜から。

 スライスした玉ねぎをピュレ状になるまで炒めます。オレンジの皮とリンゴを千切りに、玉子はお酢を入れたお湯でポーチドエッグにします。お酢を多めに入れるのがうまく作るコツ。炒めた玉ねぎにはオレンジの果汁を絞り入れます。酸味を強くするためにヴィネガーも加えるらしい。これらを盛り付けるとこんな感じになります。

 ほぉ〜、これが前菜かあ〜。フルーツサラダにポーチドエッグがのってる感じですね。サラダにはクルミとオレンジの実も入ってます。オレンジの皮は炒めてからトッピングします。

 次はメインのカボチャの詰め物料理。

 芯をくり抜いたカボチャに麦を詰めます。そこにニンニクとエシャロットを加えたら水をたっぷり投入。さらにオレンジの皮をすりおろし、カボチャのヘタで蓋をしたら油をかけて2時間ほどオーブンに入れて火を通します。

 その間に、洋梨とオレンジをフライパンで炒めます。豚肉は一度お湯に通してからフライパンで炒めます。焼き上がったカボチャには最後のトムチーズをのせます。全部をお皿に盛り付けるとこうなります。なんか食事が楽しくなりそうな・・・。

 最後はデザート。

 どうやらシェフと娘さんの共同企画になるようです。オレンジは薄くスライス。果汁にサフランを加えて火にかけ、そこにフロマージュブランを加えます。こうしてできたのが盛り付けの異なる2種類のデザート。どちらも美味しそうです。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、テレビを見ていた母が急に怒り始めた。『自分の娘にプルーンなんて名前をつけちゃだめよ!』ママ、そうおっしゃいますが、娘の私の名前はクレマンティーヌよ」

VDM(Vie de Merde)より


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30ユーロで晩ご飯198 [お料理実践編]

 月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。

 30ユーロ以内で、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。

 今回は、年末から年始にかけてご馳走続きでお疲れ気味のお腹に優しいデトックス料理を、栄養士さんが作ってくれます。

 ではスタート!

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下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2023年1月7日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 栄養士のローランさんと一緒に市場にやってきました。さっそく30ユーロを渡して材料を揃えていただきましょう。

 まずやってきたのが八百屋さん。ニンジン、ネギ、ウコン、レモングラス、ショウガ、タイム、ほうれん草、バターナッツ、洋梨を購入。これが合計で12.69ユーロで残りが17.31ユーロ。

 次は魚屋さんでサバを購入。魚屋さんにおろしてもらって手間いらず。これが7.07ユーロで残りは10.24ユーロ。

 最後は乳製品のお店で、アイスランド産のフロマージュブランと玉子を購入。これが4.64ユーロで残りは5.60ユーロ。

 これでお買い物を終了です。予算内で収まりセーフ!

 では調理の開始。

 まずは前菜の野菜スープから。

 野菜をスライスして鍋で煮込みます。そこにココナッツフレークとウコンを加えさらに煮込みます。これをガラスの容器に盛り付けたら出来上がり。大きめの緑の葉はほうれん草。

 次はメインのサバ料理。

 サバはオメガ3やらプロテインが豊富で体に良いらしい。今回はこれを蒸します。バターナッツも一口大に切って同じように蒸します。これをお皿に盛り付け、オリーブオイルとさっと垂らしてレモンとパセリを添えたら出来上がり。

 最後はデザート。

 洋梨の皮をむき一口大に切って容器に盛り付けます。卵白を泡立てフロマージュブランを混ぜ合わせたら洋梨にトッピング。たったこれだけでデサートの完成!

 確かにこれはさっぱりして疲れたお腹が癒やされそうなメニューでした。


******* フランス人のつぶやき *******

「ご馳走を食べすぎたので、今日は一日デトックスの日にして、リンゴだけしか食べなかった。おかげで脱いだソックスの匂いが香ばしいトーストの香りに思えてきた[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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30ユーロで晩ご飯197 [お料理実践編]

 月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。

 30ユーロ以内で、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。

 今回もInstagramで自分の料理を発信している料理人がチャレンジしてくれます。

シンプルながらクリエイティブな料理を作るというのがモットーですが、今回のお題はスープ。

 前菜からデザートまでスープ仕立てでなくてはなりません。どうなりますか・・・。

 ではスタート!

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下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年12月10日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 その料理人シモネさんと一緒に市場にやってきました。30ユーロを渡して材料をそろえていただきましょう。

 まずはこちらのお店でタルベの白いんげん豆を確保。この豆、AOP付きです。さらに、クリ、マッシュルームを購入。

 まだまだ続きます。メインのミネストローネ用に、根セルフイユ、ルタバガ、パネ(白ニンジン)、ニンジン、キクイモ、カブを購入。デザート用には、オレンジ、ナシ、レモンを購入。全部を合計すると・・・25.02ユーロで、残りは4.95ユーロ。

 あれえ、一回のお買い物で予算の殆どを使ってしまいました。大丈夫か?

 次はお肉屋さんにやってきました。豚の皮を一枚無料で提供してもらったようです。この一枚からいいお出汁がとれるとか。

 次はチーズ店にやってきました。パルメザンチーズを買おうとしたのですが、このままでは予算オーバー。そこで半分だけ買うことになりました。半分で4.70ユーロ、手元に残ったのは0.25ユーロで辛うじてセーフ。では調理の開始!

 まずは前菜のカプチーノ風白インゲンスープ。

 マッシュルームは汚れを落とし、クリは皮をむきます。白インゲン豆は豚の皮と一緒に1時間半かけて茹でます。そこにパルメザンチーズを加えてミキサーにかけます。この泡がたったところがカプチーノ風ということらしい。マッシュルームと皮を向いたクリはフライパンで炒って器に入れます。そこに先程の泡のスープと最後にエスプレットの粉末唐辛子を振って出来上がり。

 次はメインのミネストローネ。

 根菜を細かく刻んだら、野菜の皮とパルメザンチーズの皮で出汁を取ったブユヨンで煮込みます。ここに濃縮トマトペースト、パスタを加えさらに煮込みます。火が通ったら器に盛り付け、パセリとおろしたパルメザンチーズをトッピングして出来上がり。

 最後はデザート。

 ミネストローネと同じように果物の皮を向いてさいの目に切ります。皮はシナモンやアニスなどの香辛料を加えて袋に入れて、はちみつ入りのシロップの中に浸けて煮込みます。これも皮でお出汁を取るということらしい。こうして器に盛り付けスープを加えて出来上がり。


******* フランス人のつぶやき *******

「パスタばかり食べていたせいて、作ったスープを漉し器に通して全部流してしまった[ふらふら][あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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30ユーロで晩ご飯196 [お料理実践編]

 月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。

 30ユーロ以内で、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。

 今回は、食品ロスを回避するためのレシピをInstagramやTikTokで発表し、大きな反響をよんでいるシェフがチャレンジしてくれます。

 ではスタート!

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下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年12月3日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 毛糸の帽子をかぶって市場にやってきた方がそのシェフのナビルさん。SNSではN-Zemという名で知られています。

 7人兄弟の一人として生まれ、そのことが食品ロスを考え直す原点になったとか。

 では早速30ユーロを渡して材料をそろえていただきましょう。

 やってきたのは八百屋さん。

 「まだ新鮮だけど形が崩れてるとかキズがあるとか、そんなものはありませんか?」とシェフ。

 お店の方が出してくれたのはマーシュ。普段は捨ててしまうらしいので無料でいただいてしまいました。そして購入したのはエシャトット1つのみ。これが0.25ユーロで残りは29.75ユーロ。

 次はお肉屋さんにやってきました。メイン料理用にランプ肉を購入。これが6.37ユーロで残りは23.38ユーロ。

 さらに乳製品のお店で玉子と生クリームを購入。これが5.75ユーロで残りは17.63ユーロ。

 最後は、デザート用に残り物のパンを求めてパン屋さんにやってきました。昨日の残りが一つありました。しかもタダ。ラッキー!

 結局、手元には17.63ユーロが残りました。使ったのは半分以下。しかし、これでまともな料理ができるんでしょうか・・・。とにかく調理の開始!

 シェフのキッチンに行ってみると冷蔵庫から残り物がでてきました。ははあ〜、これを使うわけですな。

 まずは前菜から。

 残り物のコンテチーズを、刻んだエシャロットと一緒に鍋に入れ生クリームを加えて弱火で煮込みます。マーシュはさっとゆがいてミキサーでどろどろにします。これらをお皿に盛り付け半熟玉子をのせたらできあがり。あれえ〜、もう食べちゃうんですね。

 次はメインのアジア風肉料理。

 ランプ肉を薄くスライスしたらコンスターチを水に溶かしたもの(つまりは日本で言うところの水溶き片栗粉)でマリネします。残り物のカリフラワーの葉を茹でて刻みます。これを肉と一緒にフライパンで炒めます。さらに残った冷ご飯もフライパンでさっと炒め、両方ともお椀に盛り付けお皿の上にひっくり返します。◯◯丼みたいな感じですがお皿にひっくり返すところが洋風。

 最後はデザート。

 玉子と生クリームを混ぜ合わせ一口大に切ったパンに染み込ませフライパンで炒めます。残った方のパンはグリルしてから生クリームと一緒につぶして混ぜ合わせ、2時間ほど冷凍庫に入れます。お皿に盛り付けるとこんな感じ。最後はグレープフルーツの皮をおろしてトッピングしたら出来上がり。

 くふうをするとこれだけの予算でこれだけのものができるのですね。脱帽です。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、科学技術の授業で、教授がスパゲティを使って2キロの重さに耐えうる橋の模型を作るという課題を出した。それで僕は言った。『これは食品の無駄遣いです。生活困窮者のことも考えてみてください』すると教授は、天を仰いでため息を付いた」

VDM(Vie de Merde)より


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