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夏のエトルタ [ノルマンディー地方]

 日曜日恒例の週末旅は以前の再放送だったのでお休みです。因みに、場所はブルターニュ地方の海辺の町ディナール。見逃した方は→こちらをクリック。

 さて本日は、ノルマンディ地方最大の観光地エトルタ(Étretat)を訪ねてみましょう。

Paris_Etretat.jpg


下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2023年7月15日に放送)▷がない場合は→こちらをクリック

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 エトルタと言えばこの芸術的なフォルムの岩と絶壁。そしてその向こうにはビーチと町が広がっています。

 珍しい自然の造形を見るために各地から観光客がやってきます。ドローンのお陰でこのあたりは、驚くほど複雑な地形をしていることがよくわかります。実際にあそこに行ってみたいと思ってしまいますね。創作のヒントを求めて多くの画家たちもまたここにやってきました。

 「エトルタは必ず来なくては行けない場所ですよ」と女性。

 そして来たらこのポイントで必ず記念写真を撮ることになります。ご多分に漏れず私もそうしました。この珍しい風景を持つエトルタは毎年100万人もの人々が訪れます。

 「この風景、詩的で心がやすらぎます」と男性。

 「こうして眺めていると、ここに来ると決めたのは間違いではなかったって思います」と女性。

 とは言っても、この数キロに渡って続く絶壁は残念なことに少しずつ崩れているとか。波の侵食で下の方はこんな具合です。50年後はいったいどんなことになっているのやら。地震がきたらドミノ倒しのようにくずれていってしまいそうです。

 絶壁の上を歩くのはちょっと危険ですね。それならカヤックで海から眺めてみることにしましょう。

 「海の上は静かでいいですよ。さっき遠くから眺めていましたが、今は間近で見ることができて感動します」と男性。

 一方、こちらはビーチ。泳いでる人たちがいますね。この酷暑では飛び込みたくなりますが、ここの海水は夏でも15℃から20℃しかないそうです。それに、ここは砂浜じゃなくて砂利のビーチ。ごろっとなるためにはコツが要りそうです。

 「できるだけ砂利の小さなところを選んで平らにしタオルを置いて横になると快適ですよ」と地元の男性。

 一方、こちらは観光客。近頃、記念に砂利を持ち帰る人が増えているらしい。しかし、この砂利、防波堤の一部としておかれているため数が減ると災害を招きかねません。砂利の持ち帰りは禁止だそうです。

 さて、観光地として知られるエトルタは、もともとは漁師の町でした。建物にその名残を見つけることができます。19世紀になってからリゾート地として人気になり開発が進みました。家を出ると眼の前に海が広がるという好条件の土地柄が良かったのでしょう。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日は海にやってきた。砂浜でゴロゴロした後、あまりに暑いので海に飛び込んだ。ポケットに携帯を入れたまま・・・[がく~(落胆した顔)][あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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素敵な観光名所が・・・ [ノルマンディー地方]

 桜の開花宣言があってから、一度も桜を見てないことに気がついた。

 なんてこった。もう満開になってるらしい。散る前にぜひとも見届けておきたい。

 それはともかくとして、ノルマンディ地方の海辺の町グヴィル=スュル=メール(Gouville-sur-Mer)にはこんなすてきな観光の名所があるそうです。しかし・・・。

Paris_GouvilleSM.jpg

下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2023年3月17日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 海岸沿いに広がるビーチ。それに沿って並んでいるのがおもちゃのような小さな小屋。

 海水浴を楽しむ時のちょっとした休憩所みたいな建物です。

 カラフルな屋根がすてきですねえ〜。「写真に収めて皆に見てもらいたい!」と思うひとが沢山いるらしく、ソーシャルメディはご覧の通り。

 ということは、ここに来て写真に撮る人たちが相当数いるということになります。

 「ここには小屋があちこちにあるので撮影してはネットにアップしています」と女性。

 この海岸には季節を問わず小屋目当てに10人前後のたちが毎日のようにやってくるそうです。

 ベストアングルで撮りたいと、柵を乗り越えて歩き回る人たちもいます。

 そうなると生えていた草木は失われ、砂は舞い上がって消えてしまいます。

 立て看板には”砂浜を守るため決められた道を歩きましょう”と書かれてあります。

 言われたことをきちんと守って柵のこちら側で見物する人たちがいる一方で、柵の中を自由に歩き回る人たちがいます。

 看板ではないもっと効果的な方法はないのでしょうか?

 「この小屋の写真をあまり使わないようにしようと思っています」と町の役人。

 露出を減らして目立たないようにすれば押しかける人も少なくなるという作戦ですね。

 それにしても心惹かれる魅力的なこの眺め。来るなと言われても来てしまいそうな・・・。

 とは言うものの、この地域は海岸線が陸側に移動し続けているため、移動を余儀なくされた小屋もあるとか。


******* フランス人のつぶやき *******


「今日、美術の先生が『色がついてるから気をつけて』と言いながら資料を配った。資料は白黒・・・」

VDM(Vie de Merde)より


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ごった返す観光地 [ノルマンディー地方]

 夏真っ盛りの暑さは過ぎたとはいえ、やはりまだ暑い。

 涼しいと思って動き回っていると首の周りにベタッと汗が滲む。早めに秋になってくれると助かるのだが・・・。

 さて、コロナ自粛が終わって夏を思い切り楽しもうと言う時に始まったインフレ。それでもフランス人の皆さま、なんとか予算を切り詰めながらバカンスを楽しまれたようです。

 世界有数の観光地で知られるモン・サン=ミッシェルは記録的なにぎわいになったそうです。

Paris_MontStM.jpg


下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2022年9月5日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 朝の8時。島へと向かうシャトルバスは早くもお客で一杯。

 バスには乗らず徒歩で向かう人達もいます。この辺りはのんびり歩けますが、橋の上はごった返しています。

 さらに島の中はこんな具合。

 今年の夏は平均で一日2万人が訪れたそうです。一番多かったのが8月18日。なんとこの日だけで36,000人がやってきたそうです。芋の子を洗うような賑わい・・・。ワンちゃんまでいます。

 「お客さんを断らなくてはならない日もありました。何しろ席が一杯で余裕がなかったんです」と飲食店の方。

 9月に入った先週末も席に案内してもらえるまで忍耐強く待たなくてはなりませんでした。

 「ええ、ものすごい混雑でしたよ。残念ながら入店をお断りしたケースもありました」と別の飲食店の方。

 こちらはメインストリート。外国人観光客というよりフランス人が殆どを占めています。

 「人が多いですね。でもバカンスですからね。あまりイライラしないで待ちますよ」

 「私はニースから来たんで、人が多いのには慣れっこですよ。ここは美しくて趣があって良いところ。だからまた来たんです。今年で2回目」

 そして数時間後・・・。観光客が引き潮のように去っていった後のモン・サン・ミッシェル。

 午後の遅い時間に来て、夜の最終バスに乗れば、ゆっくりのんびり島の中を散策することができそうです。

 「日曜日の夕方6時になると人の数が少なくなり、涼しくなりますよ。なのでこのくらいの時間なら修道院やお店も落ち着いて見て回ることができます」と責任者の方。

 コロナ前の2019年には年間240万人が訪れましたが、今年はその記録を破りそうです。


******* フランス人のつぶやき *******

「私の住む町は小さいながらもリゾート地だ。長期に渡る自粛生活を取り戻そうとやってくるツーリストは、せかせかして攻撃的で、すぐに大声を張り上げる。そんなわけで私は自宅でのんびり自粛生活[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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海岸の絶壁巡り [ノルマンディー地方]

 先月末まで、家から西側にあるジムに通っていた。3月になってからは東側にあるジムに通い始めた。

 それで気がついたのだが、新しいジムから帰ってくる時、やたら向かい風に吹かれてしまう。前のジムからの帰路では風など大して吹いてなかったとみえて気にもならなかった。

 東から西に向かって歩くと向かい風に合う?

 偏西風というものは地上にも影響を与えるものなんだろうか?それとも単なる偶然か?

 それはさておき、日曜日恒例の週末旅はまたまた放送がなかったのでお休みです。本日は、気分転換で海でも見に行ってみましょう。

Paris_LaHague.jpg

下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年3月11日に放送)動画が見られない場合は→こちらをクリック

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 ノルマンディ地方のコタンタン半島にあるラ・アーグ(La Hague)。

 ここには数キロに渡って続く断崖を堪能できるハイキングコースがあります。目の前の海は英仏海峡。海からの強風が絶えません。

 「素晴らしい場所だわ!」と女性。

 ワンちゃんと一緒の方もいます。 

 「開放感と広大な自然ときれいな空気を味わいたかったんです」と男性。

 「コロナ禍で2年も不自由な生活を送ってきましたからとても満たされた気分です」と女性。

 ラ・アーグの海岸は欧州でも高い位置にあり風の強い場所でもあります。その絶壁の上にある草原は羊の飼育に適しているそうです。

 「ここいらの土地はすべて我々の先祖が自分たちの手で開梱してきたんです。耕地整理などというものは一度もされていません。昔の土地のままなんです。僕はそこに惹かれたんです」と羊飼いのヴァンサンさん。

 半島の先にはグリー灯台(Phare de Goury)があります。そのすぐ近くにあるレストランではハイカーたちが昼食をとっていました。

 鉄板の上で美味しそうに焼けているのは子羊のもも肉。柔らかくて美味しそうなお肉ですね。

 お腹がいっぱいになったところで、さらに歩を進めましょう。ここにはこんな小さな港がありました。静かで平和な暮らし。

 この地に惹かれて、詩人のジャック・プレヴェールが、こちらの家で暮らしていたそうです。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、久しぶりにマスクを外して窓を全開にして外の空気を味わっていると、突然の強風で窓が締り、顔面打撲[ふらふら]

VDM(Vie de Merde)より


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色と光の大聖堂 [ノルマンディー地方]

 東京はここ5日ほど雨の日が続いて涼しくなった。

 幸い豪雨とまでは行かなかったがかなり降った。そのせいか期せずして人流が減って少し感染拡大にブレーキがかけられたかもしれない。そう願いたし。

 それはさておき、モネの絵で一躍世界的に知られるようになったルーアンの大聖堂。夏の期間、プロジェクションマッピングのスクリーンになっているそうです。

Paris_Rouen.jpg


下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年8月17日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 夏の夜、光と色で輝く大聖堂。迫力があります。

 「私は色に魅了されます。ほんとにすごいスペクタクルだと思います」と女性。

 皆さん見とれてらっしゃいます。

 今から14年前にルーアンで見たときよりかなり豪華になってます。

 当時は、モネの大聖堂の絵をそのまま大聖堂に映すという芸術的な要素が強かった。それでもその迫力に圧倒された。

 今はさらに複雑になって、本当にスペクタクルだ。

 この日は全国から2,000人の観客が集まったそうです。

 「今までこういうのは見たことがなかったから感動してます」

 「映像が見事です。大聖堂がさらに価値あるものに見えてきます」

 その映像を作り出しているのがこちらのお部屋。17台のプロジェクターが設置されています。

 やはりコンピュータ制御だ。バグがみつかってもすぐに対応できるとか。

 このイベント、毎年行われているようです。昨年はコロナ感染で中止になりましたが、今年は開催にこぎつけました。

 今年のテーマは、ノルマンディーの壮大な叙事詩。

 14年前、ぶらっと広場に行ったら突然始まって思わず見とれてしまったことを思い出す。

 客席もなければロープも張られてない。もちろん無料。これは今もきっと無料で楽しめるに違いない。

 2,000人はちょっと蜜だけど、コロナ禍でぱっとしない世の中、少しは楽しい気分になれたでしょうね。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、小学校の生徒たちに、古いプロジェクターを使って1501年制作のヒエロニムス・ボスの絵を見せた。すると生徒の一人が言った。『その時代にカラーフィルムなんてなかったはずだ!』」

VDM(Vie de Merde)より


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人気のカラフルおもちゃ [ノルマンディー地方]

 オリンピックで日本の選手がメダルを取ると良かったなと思うけど、自分が元気になるかと言えばそうでもない。

 がんばってメダルを取ったのはその人であって私の身に起きたことではないからねえ〜。

 それに、オリンピックは勝負の世界。勝った者たちがいれば負けた者たちもいる。楽しいばかりの世界ではない。

 実生活では、やはり新型コロナが収束してくれないとどうにもならない。移動の自由がないし、感染するかもしれないという不安から逃れられない。

 日本の製薬会社がウィルスの増殖を抑制する治療薬を開発して年内に供給開始になる可能性もあるようだから、少し希望が出てきた。外国のワクチンや治療薬に頼っていては困る。

 それはともかくとして、夏休み中のフランスの子供たちの間で人気のおもちゃがあるらしい。

Paris_Pont-Le.jpg


下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年7月27日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 こちらはノルマンディーのビーチ。海水浴にやってきた子供たちのバッグの中からでてきたのが、このシリコン製のおもちゃ。

 ひたすらプチプチへこますだけ。ぜんぶへこませたらひっくり返せばまた同じようにプチプチすればいいだけ。永遠に続きます。

 「下の子がほしいと言うので一つ買ってあげました。子供たちの間ではやってるらいいです。ストレスの解消になるって言ってますよ」

 「子供が選んで買いました。高いのから安いのまで幅がありますから値段をよく見て買ったほうがいいと思います」

 こちらはビーチ沿いのお店。フランスでタペットと呼ばれるこの玩具、形も色も豊富。

 「欲しいのは、これと、あれと、それと、これ」

 「何だ、それじゃ全部じゃないか」

 お値段は一つ3〜35ユーロ。子供たち、一つ買ったらあれもこれもと買いたくなるらしい。

 「学校では皆がこのタペットで遊んでます」

 こちらは店主のレナードさん。タペットを販売し始めてから一日50個以上が売れるとか。

 「子供たちをおとなしくさせるために携帯をもたせるより、このおもちゃを与える方がいいようですよ。これならうるさい音もたてずに遊べますからね」

 ストレス解消になるなら、大人でも遊べるような気が・・・。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、運転免許の試験で車をバックさせるのに、あまりの緊張で、ヘッドレストと間違えて試験官のハゲ頭を掴んでしまった [あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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亜麻のお花畑 [ノルマンディー地方]

 自分用の腕時計が3つある。どれもスウォッチ。

 先日、久しぶりにつけて出かけようとしたら、どれも電池切れで全滅。

 そもそも腕時計はあまり必要でなくなっていたところにコロナ感染で自粛生活。輪をかけて使わなくなった。

 替えの電池が一つだけあったので取り替えたが、残り2つは動かないままだ。使わないとはいえ、本来時間を刻むはずの時計が止まっているというのはどうも気持ちよくない。

 さて、南仏と言えば紫色の花が一面に咲くラベンダー畑が頭に浮かびますが、ノルマンディにもそんなお花畑があるとか。

 とは言ってもラベンダーではなく亜麻(アマ)。

Paris_CoteDeNacre.jpg


下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年6月18日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 なんでしょ、これは?

 淡い紫色した畑。これが亜麻畑です。

 地上に降りてみるとこんな感じ。辺り一面に花が咲いています。これは写真に収めたくなりますね。そうそう見られる風景ではありません。

 「とにかく素晴らしいわ〜」

 「毎日でも見たくなりますね。これを見ていると元気がわいてきます」

 この男性、面白い柄のラコステのボロシャツをお召になってます。

 亜麻の花って近くで見ると上品で清楚。毎年この時期になると、近隣の皆さんはこの花が開花するのを今か今かと待っているとか。

 そして花が咲くのは数日だけ。こんなお花畑をみられるのは長くて3週間だそうです。

 「この時期になると一斉に咲き始めます。そして畑をこの色に染めてくれるんです」と男性。

 おっ、サイクリングを楽しんでらっしゃる方々もいます。

 「とてもきれいでしょ。でもね、すぐに終わっちゃうんです」

 なんだか日本の桜と同じですね。

 うわ〜、これは見ごたえがあります。辺り一面が一色。

 「風が吹くと波打つみたいにゆれるんですよ。それがまた素敵なんです」

 亜麻畑のすぐ向こうは海。同じような色をしてます。お隣の畑は麦畑かしら?絵の具で色を付けたみたいに見えます。

 この地域の気候が亜麻の栽培に適しているとか。7月の中旬に収穫が始まるそうです。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、花のいけてある花瓶のそばで大きなくしゃみをした。すると、その周りで飛び回っていたミツバチの一匹の姿が見えなくなった・・・」

VDM(Vie de Merde)より


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大潮でよみがえる絶景 [ノルマンディー地方]

 今日から4月。コロナ感染は未だに続いている。去年の今頃、すでに在宅勤務が始まっていたっけ。

 恒例のWHOの世界コロナ感染状況が更新された。3月28日までの一週間の新規感染者数は(カッコ内は前回の数字)(百の位は四捨五入):

米国:422,000人(374,000)

英国:38,000人(37,000)

ロシア:63,000人(66,000)

ドイツ:90,000人(69,000)

イタリア:113,000人(154,000)

スペイン:20,000人(12,000)

スウェーデン:30,000人(27,000)

フランス:254,000人(205,000)

イスラエル:4,000人(7,000)

日本:11,000人(9,000)

 全体に増加傾向。欧州ではフランスの感染拡大が目立つ。

 因みに、スペインに入国するためにはPCR検査陰性の証明が必要。

 さて、本日は久しぶりにモン=サン=ミッシェルのお話です。大潮で孤島になった姿をご堪能ください。

Paris_MontStM.jpg


下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年3月30日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 何度見てもこの姿は美しい。大潮で完全に陸から遮断されて島になりました。

 「この景色が見られて満足です。何度も見られるものじゃないですからね」と女性。

 確かに、あの橋が届いてる辺りが水没してますね。

 しかも、水面にその姿が映ってます。日本で逆さ富士って言うけど、まさに逆さモン=サン=ミッシェル。

 「水没して島になり、元の姿を取り戻したモン=サン=ミッシェルをみられるなんて素晴らしいことですよ」

 大潮でこの姿になるのは年に2〜3回だけ。

 ものすごい勢いで潮が満ちてきます。ぼやぼやしてると飲み込まれそう。地元の人でも大潮には油断できません。

 「潮の満ち引きには気をつけていますよ。ここまでのスピードで満ちてくるのはとても危険ですからね」と地元の男性。

 この方、謎の重機を操縦してますが、なんの重機???

 こちらのカップルはこの貴重な瞬間をひと目見ようと朝早くに起きてやってきました。

 「これは本当に神秘的です。ほとんど人の姿もありませんから、世界と切り離された感じです」

 島に住んでいる人もいますが、こちら側からは人の姿は見えません。

 一方、こちら側には、この瞬間を見るために30人くらいの人たちが集まってきたそうです。

 いつもと違う姿は地元の人たちにとっても魅力的なようです。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、彼と一緒に海にやってきた。『今って引き潮?それとも満ち潮?」と聞くと、彼が言った。『満ち潮にきまってんだろ。波が陸地に向かって来てるんだから』・・・」

VDM(Vie de Merde)より


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セーヌ・マリティムの旅5 [ノルマンディー地方]

 シリーズの最後は、白カビのチーズ、ヌシャテル(Neufchatel)を堪能しましょう。

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下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年8月21日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 こちらは、セーヌ・マリティム県、オワーズ県、オート=ノルマンディ県が交差するペイ・ドゥ・ブレ(pays de Bray)と呼ばれる地域。

 畑と高原の広がる地帯で飼育されているのが乳牛たち。

 ヌシャテル=アン=ブレ(Neufchatel-en-Bray)の市場で売られているこのハートの形のチーズ。もちろんあの牛たちの乳で作られています。

 「私は生まれてからこの方ずっとヌシャテルで暮らしていますが、子供の頃よりずっと良いチーズになっています」

 「しっかりとした味の、やや塩味の効いたチーズです。シードルを飲みながらいただきますよ」

 AOCのラベルの付いたこのチーズ、食べるのはあっという間ですが作り上げるまでには様々な工程をクリアしなくてはなりません。

 このような酪農家はこの地域で約20軒ほどあり、その中の一人がマリーさん。16年前に両親から仕事を引き継ぎました。

 「ノルマンディ地域で飼育した牛の乳でなくてはなりません。さらに、一年のうち6ヶ月は放牧する必要があります」

 ここでは毎日1500リットルの牛乳が集められ、これがチーズになります。

 熟成させたものを手や機械でハート型に整形され、更に数日熟成されます。

 「このハート型の起源は百年戦争にまでさかのぼります。この地方の娘たちが英国の兵士たちに自分の気持ちを伝えるのにハート型のチーズをプレゼントしたのが始まりと言われています」

 愛と友好から生まれたチーズというわけですね。とは言っても、ヌシャテルはハート型だけというわけではありません。シリンダー型のものもあります。

 こうしてしばらく熟成させると周りが白カビに覆われ始めます。更に熟成させるとこんな色になります。

 とても食べ物にはみえませんが、これが極上のお味だそうです。

 こちらのレストランではシリンダー型のヌシャテルを使って、とっておきの料理を作っています。

 「冷たいままでも、火を通しても美味しくたべられます。魚、特にサーモンにとてもよく合いますよ」と料理人。

 春巻の皮のようなもので包んで焼いた一品。周りはパリパリで中のチーズは周りがとろっり?

 ヌシャテルが生まれたのは11世紀と言われています。1000年近くの歴史を持つチーズでした。

 終わり。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、探し続けて3年、私のハートをわしづかみにした彼と再会できたというのに、彼は私のことなどすっかり忘れてしまっていた [もうやだ~(悲しい顔)]

VDM(Vie de Merde)より


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セーヌ・マリティムの旅4 [ノルマンディー地方]

 シリーズの四回目は、フランスで一番古いリゾート地ディエップ(Dieppe)を訪ねます。

Paris_SeineMaritime.jpg


下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年8月20日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 コート・ダルバートルの北に位置するディエップの港。この港が町に活気をもたらしてきました。

 16世紀、ここはフランスで最も重要な港の一つでした。

 「様々な地域から船で荷物が運ばれてきました。特にアフリカからのものが多かったんです。当時、ギニアには規模は小さいですがディエップのような港があったのです。ギニアとディエップを往来していた船で多くの象牙が運ばれてきました。そして、ここに多くの象牙職人が集まってきたんです」

 その職人は数百人にもなっていたそうです。

 今では象牙の取引は禁止されてしまいましたが、当時の象牙を使った工芸品が数多く残されています。

 そのコレクションがこちら。その数2000点ほど。欧州で最多を誇ります。

 こちらの作品は数ヶ月前に収蔵品の一つに加わりました。

 「ここにはディエップの紋が彫り込まれています。細かな細工がみごとです」

 さて、ディエップから10キロほど内陸に入ったところに、少し変わった建物のミロメスニル城(château de Miromesnil)があります。

 「このお城は全く異なる2つのファサードを持っています。こちら側はルイ13世様式ですが、あちら側はアンリ4世様式なんです。それぞれの側から写真を獲れば、まるでお城が2つあるようにみえますよ」とナタリーさん。

 ナタリーさんの一家は3世代に渡ってこちらのお城で暮らしています。

 そして1850年8月、このお城の二階の一室で、作家モーパッサンが生まれ、3歳になるまでここで暮らしていました。

 このお城の敷地には13世紀からあったというみごとな菜園が広がっています。ここでお城で暮らす人たちの食料をまかなっていたのだそうです。

 ディエップから海岸沿いを南に10キロほど移動したところに、ル・ヴァステリヴァル公園(Jardin le Vasterival)があります。

 モルダヴィア公女が1955年から50年以上かけて作り上げた公園です。

 約6000種類の木々や花々が植えられています。当初は冬の公園として作られていましたが、月日の流れとともに、四季が楽しめる公園へと変わっていったそうです。

 「どんな季節に来ていただいても楽しんでいただける公園です」

 2ヘクタールにも及ぶ公園は5人の庭師によって手入れされています。

 世界中から集められた植物たち、毎日のお手入れが欠かせませんね。

 続く・・・。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、2時間近く探し回っても、銀行に問い合わせてもみつからなかったキャッシュカードが、庭の植木の下に埋められていた。犯人はうちのワン公だった」

VDM(Vie de Merde)より


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