ワッフル対決 [ベルギー]
月曜日恒例の節約晩ご飯は放送がなかったのでお休みです。
さて、フランスとベルギーのグルメ対決と言えば、フライドポテト。しかし、それだけじゃあないらしい。こんなものが登場しました。
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年4月2日に放送)動画が見られない場合は→こちらをクリック
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
何かと言えば、これ、ワッフル(フランスではゴーフル)です。
ここはベルギーのブルージュ。美味しいと評判のお店にやってきました。
「お店には何回か来ましたが、毎回大満足ですよ」とフランス人。
一方、同じくベルギーのこの飲食店ではワロン風とフランドル風の2種類のワッフルを出しています。
南のワロン風がこちら。真四角で、軽くて周りがカリカリっとしてます。
北のフランドル風は丸くて、中に砂糖が入っています。どちらが好みかはカップルでも分かれるところ。
そんなベルギーのワッフルですが、フランス北部にはまた違ったタイプのワッフル(ゴーフル)があります。随分とスリム。
「中に入っているクリームが美味しいのよ。これまでにないくらい美味しい」と女性客。
作り方は、ブリオッシュ生地を伸ばして型に置き、両面を一気に焼き上げます。
開くとピタパンみたいに膨らみます。2つに割って、バター、砂糖、バニラを混ぜ合わせたクリームをはさみます。
更にフランスでは発展型も生まれてます。
ワッフルと言えば甘いチョコレートソースをかけて食べるものというイメージがありますが、こちらの飲食店では、甘くないワッフル料理を創り出しました。
まず生地にさつまいもを混ぜています。とは言っても全体には塩味。魚のタラとチーズのミモレットを組み合わせた前菜風の料理なのです。
取材班も実際に食べて味を確かめてみました。これなら行けるそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「夫は、浮気した時は必ず私のためにワッフルを焼いてくれるの。懺悔のつもりなんでしょう。だから全部食べちゃうの」
VDM(Vie de Merde)より
フランドルのXmas [ベルギー]
てんてこ舞いの2週間。昨日はやっと平和になった。それまではクリスマスどころじゃなかった。
そもそもキリスト教徒じゃないから関係ないんだけど、サンタクロースやらイルミネーションやら楽しいことが一杯あるから便乗してはしゃいじゃう。
本日は、クリスマスシーズンに入ったベルギーの都市ブルージュとゲントに行ってみましょう。
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年12月21日に放送)動画が見られない場合は→こちらをクリック
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
冬の太陽が姿を消して夜の帳が降りたブルージュ。テラス席のイルミネーションがクリスマス気分を盛り上げてくれます。
そしてこちらは、運河にかかるアーチ型の橋と中世の建物。まるで映画館のスクリーンの中をさまよっているかのよう。
一方、繁華街はキラキラの照明。
「昼間は見事な建築物に感動し、夜はそこにイルミネーションが加わるんですから本当に美しいです」と観光客。
こちらは ”イルミネーションの森” と呼ばれる場所。確かに、電飾でキラキラ輝くモミの木でいっぱいです。
ここでは、紙に願いごとを書いたら、ガラスでできたハート型の容器にいれてツリーに飾ります。
「私達みたいな地元の人間はここに来てイルミネーションとモミの木を眺めて願いごとをするんです」と女性。
ふ〜ん、毎年恒例の行事のようです。なんだか楽しそう。
そしてここは塔のある広場。真中には巨大な透明のイグルーのような建物が設置されています。ビニールの雪だるまは寒さでブルブル震えているらしい(笑)。
商店街のショーウィンドウもクリスマス一色。
昼間のブルージュはこんな感じ。観光用の馬車が行き交います。
「ロマンティックでしょ。カップルがプロポーズのためによく馬車を利用しますよ。特に今週末は予約で埋まってます」
一方、こちらはゲント。冬も観光ボートは満員です。目の前に見えてきたのは中世のお城。頑丈そうで威圧感がありますが、物語の世界に入り込んだようで楽しい気分になります。
夕闇が街を包む頃になると、少しずつイルミネーションが輝き始めます。
いつもの広場は屋外スケートリンクに変身。そして広場のこちら側には木製の巨大なクレッシュ(キリスト誕生の場面を人形で再現したもの)の塔が設置されています。
そう言えば、ろうそくを灯すと天使がぐるぐる回って鐘を鳴らすようなおもちゃがあったけっけ。
この塔の一階にはバーがあります。ホットワインが美味しそう。
「皆と集まってお喋りができるいい場所ですよ」と男性。
ゲントではプロジェクションマッピングのイベントも開催されています。ブラウザをフルスクリーンにして見ると臨場感が増します。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、家のクリスマスツリーを眺めながら5才になる娘に『お前は一番キレイなお星さまだよ』と言ったら娘が言った。『パパは、一番キレイなまん丸ボールだね』」
VDM(Vie de Merde)より
国境越え [ベルギー]
暑い日が続いているこの一週間、空を見上げると夏らしからぬ筋雲が出ている日があった。
気づかないところで季節が進んでいるのか、それとも気候変動の影響か?
週イチで山手線の内側に行く以外は、自宅から半径2キロ以内のバブルの中で過ごしている。もううんざりだけど、この状態はまだまだ続けることになりそうだ。
さて、直近24時間の新規感染者数が25,000人ほどの日々が続いているフランス。10月にはPCR検査を有料にするらしい。つまりは、何が何でもワクチン接種をせざるを得ない状況にするつもりらしい。
感染防止パスの運用が始まったと同時に、フランスとの国境に近いベルギーの町では、飲食店に多くのフランス人が来るようになったそうです。
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ださい。(フランスのTV局France 3で2021年8月11日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ここはベルギーの町トゥルネ。町に中心にある広場の飲食店には多くのフランス人の姿がありました。
「フランスで外食しようとしたら感染防止パスが必要になり、結局、諦めてここに来ることにしたんだよ」と男性。
こちらはフランス北部の都市リールからやってきた若者グループ。
「ここなら、仲間全員がパスを持ってなくても一緒に食事ができるから便利なんです」
一方、こちらは家族連れ。
「フランスはややこしいんですよ。感染防止パスなんてやってるのは欧州ではフランスだけ。自由を破壊する行為ですよ」と男性。
コロナ感染で打撃を受けていたお店にとっては予期せぬ売上増につながっています。
「ご覧の通り半分はフランスからのお客ですよ」
しかし、この状況を歓迎しない地元の人たちもいます。
「ワクチン接種が義務付けられている感染防止パスをスルーするためにここに来るなんて無責任ですよ」
「陰性かどうかもわからないままベルギーにやってきて感染を拡大させる可能性がありますね」
ベルギーは国民の70%がワクチン選手を完了しているため、パスの導入は話題にもなっていないそうです。
陸続きの国はいろいろ複雑なことが起きてしまいます。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、そして数週間前から、母がわたしに恐ろしいくらいに苛ついている。なぜかと言えば、わたしがワクチンを接種したいと言ったからだ」
VDM(Vie de Merde)より
スペキュロス [ベルギー]
昨日は病院で検査を受けてきた。重病というわけではなく、定期的に経過を見たほうが良いといわれて年に2回受診している。
行くとまずは採血される。たいてい20人〜30人くらいの順番待ち。ところが、昨日は10人もいなかった。5分ほどしたら順番が回ってきてすぐに終了。
コロナ感染の影響で受診を控えている人がそれなりの数いるらしい。逆に考えると、受診しなくても済んでいる人たちが今まで受診してきたとも言える。病院の経営もそれでなりたっているところがあるんだろう。国の保健医療システムについて色々考えさせられる。
で、採血が終わった後にMRI検査を受けた。耳栓の上からヘッドフォンをかぶせられる。そこから音楽が聞こえてくる。最初はケセラセラで、そのうちジブリ映画のテーマ曲みたいなのが流れてた。息を吸って吐いて止める、なんてのを繰り返しているうちに、頭がぼ〜っとなって眠りこけそうになった頃に終了となった。
帰宅と同時に手を洗い、関係するものすべてをウェットティッシュで吹きまくる。一度外出するとこうなるから面倒だ。早く収束してほしいなあとつくづく思う。
さて、本日はベルギー伝統のお菓子スペキュロスのお話です。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年7月21日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
お食事の後にはコーヒーを飲みながらスペキュロスをいただく。これがベルギー流。
ここはブリュッセルで一番古いカフェ。コーヒーのお供にこのビスケットが登場します。そのまま食べてもよし、コーヒーに浸しながら食べるもよし。
「カリッとしてるんだけど、口の中でとろけるんだよ」と男性客。
「香辛料たっぷりのビスケットなのよ。コレを食べると子供の頃のことを思い出すわ」と女性客。
ブリュッセルの中心地グランプラスに一番古いビスケットのお店Dandoyがあります。ここのスペキュロスは品質といいお味といい一流だそうです。
お店の7代目がこの方アレクサンドルさん。
「創業は1829年です。ちょうどベルギーが建国された年の翌年のことでした。その当時からスペキュロスはありました。作り方は今も当時のままです」
その品質と味を守っているのが菓子職人のギヨームさん。
クローブ、シナモン等々をブレンド。これを、バター、小麦粉、ブラウンシュガーと一緒に混ぜ合わせます。それにしてもものすごい量のバター!
生地ができたら型に入れます。型に描かれているのは聖ニコラス。もともともは12月に食べられていたお菓子のようです。
型から取り出すと聖ニコラスが姿を現しました。これを低めの温度のオーブンに入れ1時間かけて焼くとできあがります。
ブリュッセルから130キロほど西の町ヴルネには、このスペキュロスの型を収集し展示している博物館があります。それにしても色んな種類がありますね。
「スペキュロスはラテン語の ”鏡” という言葉から来てるんです」と博物館の方。
スペキュロスが生まれたのは17世紀のこと。当時ベルギーはオランダ王国に属していました。そのため高価な香辛料が次々に入ってきたのです。
「ですから、当時は高価なお菓子だったのです。婚約者への贈り物や結婚や洗礼式のお祝いの品として使われていました」
今は誰もがいつでも食べられるお菓子になりました。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、ソファーでうたた寝していた私は、彼がビスケットの包を開ける音で目が覚めた。動物の本能かしらん???」
VDM(Vie de Merde)より
ブルージュのXmas [ベルギー]
やっと年末年始の休みに入りました。
最後の最後まで仕事に追われ、なんだか慌ただしい年の瀬になってしまい、少々疲れました。
昨日までのことは忘れてしまおう!そんな気分です。
さて、クリスマスは終わってしまいましたが、フランスのテレビはまだまだクリスマス気分。
ベルギーのクリスマス市があまりにキレイなので紹介することにしました。
下記写真をクリックして番組をご覧ください。(今回は画像の埋め込みができませんでした。写真をクリックすると新しいウィンドウが開いて番組を見ることができます。)(フランスのTV局TF1で2019年12月27日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ユネスコの世界遺産になっている歴史ある古い町のイルミネーションはどことなく品格があります。
ある日の冬の朝、ブルージュの町は霧の中で目を覚ましました。
小ベニスと呼ばれているこの町は、寒い冬でも観光客が絶えません。
運河はまだ氷に覆われていないようで、観光ボートもしっかり運行されています。
町を散策すれば古の時代にスリップした気分になれます。
「歴史の刻まれた建物や路地、それにこの運河。魅力的です」と女性。
小さな町には全てが凝縮されていて徒歩で散策するのには最適。親しみも湧いてくるといいます。
観光用の馬車で散策するのもいいですが、やっぱり運河でボートに乗って町を眺めるのが一番です。
わあ、ボートは満席ですねえ。クリスマスの時期だからこそ来たい!と思った人が大勢いたようです。
皆さんの印象に残ったのは、建物。そして、ベルギーと言えば忘れてならないのはチョコレート!
「チョコレート好きならブルージュに来るべきね。試食してみたけどどれもとっても美味しいの。どれを買っていいか本当に迷っちゃうわ〜」と女性。
やがて夜の帳が下り始めると、グランプラスには明かりが灯り始めます。
「クリスマスの装飾がとてもキレイですね。おとぎの国に来たみたいですよ」と男性。
ああ、本当にキレイですねえ〜。クリスマスの時期に旅したいという気持ちがよくわかります。
小さなお店の中の一つに入ってみると、クリスマスグッズであるれていました。
そして、焼きたてのワッフルも忘れてはいけません。
「寒い時にはこれが一番のご馳走よ」と女性。
ブルージュのお月様も一味違って見えます。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、ベルギーで電車に乗っていると急に走らなくなってしまった。車内放送によるとストライキが予定より早く始まったという。ベルギーってフランスよりすごいねえ〜」
VDM(Vie de Merde)より
離脱でチョコレート増産 [ベルギー]
10月も半ば近くになってやっと夏が少しずつ遠のいているなと感じられるようになりました。
でも、今年もまた秋がみじか〜くなってしまいそうな予感が・・・。
さて10月といえば、忘れてしまってましたが、今月末に英国のEU離脱の期限を迎えます。
その影響で、なぜかベルギーのチョコレートの生産が増加しているらしい。
下記のウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年10月4日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ここはベルギーのセント・ ニクラスにあるギリアンの工場。
1日だけで75トンのチョコレートが約100か国あまりに輸出されているそうです。
ギリアンといえば、この貝殻のチョコ。お土産でもらったことがありますが、美味しいですよねえ〜。
カカオバターで作られたこのチョコレートが英国人の間で特に人気があり、英国はギリアンにとっては一番の得意先になっているそうです。
しかし、今月末、合意なき離脱になったらどうなるのか?
一計を案じた英国人が買いだめを始めたらしい。おかげで生産ラインは毎日フル稼働。
「英国で買いだめが始まったため、我々の生産量が増加しているのです」と工場の方。
この買いだめはチョコレートだけに限ったことではなさそうです。ジャガイモなどの野菜も同様です。
因みにベルギーからは、あのフィッシュ&チップスのジャガイモが輸出されているとか。
ええっ、あれはベルギーのジャガイモだったのか・・・。
この一年間でベルギーから英国への輸出は16%も増加しているそうです。
こちらはロンドンにあるスーパー。フランスの食品を中心に販売しています。
毎日、ビスケットやジャム、チーズなどをかごいっぱいに買っていく人が絶えません。
「買いだめが始まっていて、店の在庫がなくなってしまうのではと心配です。それに、長く保存しておけない製品、例えばヨーグルトや生クリームなどはどうなるのか気になります」とお店の方。
この日、イギリス政府は離脱後の税関業務について、遅れが生じないように対応策を発表しましたが、英国市民を安心させることはできなかったようです。
「物価の上昇、品不足、供給不足なとても心配ですね」と女性。
「EUからの輸入が滞って、医薬品、野菜や果物などの生鮮食料品が止まってしまうと困ります」と男性。
多くの英国人がさらなる離脱延期を望んでいるとか。
そんなことなら、いっそ離脱をやめちゃったらって言ってしまいますねえ〜。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、スーパーで買い物をしていると、娘が、雪だるまのぬいぐるみが当たるくじ引きをやりたいという。どうせ当たらないとくじを引かせた。まさか身長160センチの巨大雪だるまを車に詰め込み帰宅するはめになるとは・・・」
VDM(Vie de Merde)より
世界フライドポテトデー [ベルギー]
地下鉄銀座線の渋谷駅はホーム移設工事の真っ最中ですが、だいぶ形になってきました。
ホームの屋根はもう出来上がりかと思わせるくらいになってます。
今年2月の時点→こちら。今は、この屋根の下なら雨に濡れないで済むなあというくらいの完成度。
昼間は作業ができないので、夜間に工事してるんでしょうね。ご苦労様です。
さて、昨日の8月1日は、世界フライドポテトデーだったそうです。知らなかったあ〜。
今やフライドポテトと言えばベルギー。フランス人も、そもそも発祥の地はフランスだ!とがんばってはいるのですが、アピール力はベルギーの方が上。
ではその現地へのり込んでみましょう。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ださい。(フランスのTV局TF1で2019年8月1日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ベルギー製のフライドポテトを手に、ベルギー人に食べてもらいました。皆さん、どんな反応なんでしょう?
「う〜ん、美味しいわ」と女性。
それにつられて男性も味見。
「カリカリっとして中はホクホク。美味しいねえ。本物のベルギーのフライドポテトだよ」
ベルギー人とフライドポテトは切っても切れない関係。一世帯あたり年間16キロのフライドポテトを召し上がるそうです。
「フライドポテトなしにベルギー人は生きていけませんよ」と男性。
「頻繁に食べてます。冷凍物じゃなく本当に生から揚げたものでなくちゃダメよ」と女性。
「コーン型の袋に入っていると気軽にどこででも食べたれるじゃない。そこがいいところなのよ」と年配の女性。
8月1日は、インターナショナル・フライドポテトデー。でも町はそれほどお祭り騒ぎというわけではなさそうな・・・。
専門店にお邪魔してみました。
リュシアナさんはこの道40年のベテランです。美味しく揚げるコツは2つ。質の良い牛脂を使うことと二度揚げすること。
「生のポテトを半分ほど揚げたところでいったん油から引き上げ休ませます。それからこちらの油でもう一度揚げます。二度揚げするとカリカリになります」
それにしても油がすごいですね。噴水みたいに吹き上がってます。ちょっと怖い。
それにしてもおいしそうなフライドポテト。
折しも、今日8月2日は、世界ビールデー。知らなかったあ!なんだ今日はビールデーか。しかもワールドワイドで金曜日。
この暑さでは冷た〜く冷やしたビールの消費量が増えそうですね。それと同時にポテトの消費量も上がりそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、フライドポテトパーティの日。ジャガイモを揚げようとしたら油が足りない。すると弟が言った。『水を足したらちょうどいいんじゃない』・・・」
VDM(Vie de Merde)より
古い橋 [ベルギー]
先日はレモン祭りの準備の様子を紹介しましたが、実際の祭りの様子が→こちら。
冒頭の映像はニースのカーニバルの様子です。今年のテーマは “映画”。ジャン=ポール・ベルモンド、ブリジット・バルドー、チャップリンなど銀幕のスターが次々と登場していました。
そのあとにレモン祭りが登場します。見れば見るほどすごいですねえ。あんな小さなレモンとオレンジでこんなもも作っちゃうなんて!
さて、本日はベルギーでのお話。古いものを守るか、それとも時代に合わせて便利に作り変えるか・・・。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ださい。(フランスのTV局TF1で2019年2月15日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ここはフランス国境に近いベルギーの町トゥルネ(Tourai)。
エスコー川にかかるトゥルー橋は、13世紀からずっとこの姿で川を見守り続けてきました。
しかし、今、この橋を新しく作り変える計画が進んでいます。
その計画によれば、両側の塔はこのまま残るものの、三つのアーチの橋は壊され、より近代的なものに取って代わることになっています。
これが住民の間で大変な問題になっています。ある団体が橋の保存のために運動を開始しました。
「住民はこの橋に愛着があります。歴史的建造物としての価値以上に、町のアイデンティティーそのものなんです」と男性。
こんな美しい橋を壊すなんて、どういうわけでそんな計画が立てられたんでしょう?
それは積荷を乗せた船舶の航行が増加したからです。ご覧の通り、大きめの船になるとギリギリで通っていきます。
「なぜあの橋を壊す必要があるのかと言えば、大きな船を通すためなんです。今のままではトゥルー橋は船の航行の障害になっているんです」と町長さん。
工事が完了した後のトゥルー橋はこんな感じになるそうです。これはちょっと衝撃的な変身ぶり。
因みに、3つのアーチのある橋は古く見えますが、第二次世界大戦後に復元されたもの。比較的新しいから取り壊しやすいのか?
一方、トゥルネには世界遺産に登録されている歴史的建造物が2つあります。それが大聖堂と鐘楼。
住民の間には古いものを大切にしたいという考え方が浸透しているのかもしれません。
「新しい橋は町の作りに合ってますかね???」と男性。
「何か人工的なものを作ろうとしているとしか思えないですね」と別の男性。
「ひどい計画だと思いますよ。このままでは大聖堂の世界遺産登録が抹消されかねません」と保護団体のメンバー。
すでに計画反対の署名が11,000人分集まっていますが、もう数週間で工事が始まってしまうそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、小さな川に架かる橋の上から写真を撮っていると、弟が面白がって僕の携帯を川に投げた。弟は、どんな風に沈んでいくのか見たかったという。バカ!」
VDM(Vie de Merde)より
ジルのカーニバル2018 [ベルギー]
冬季オリンピック、全然興味なかったのに、日本選手がメダルを取り始めた途端に気になってきました。
手のひらを返したようなこの態度、ひどいですね。反省。
アスリートの皆さま、がんばって下さい!
さて本日は、世界遺産に登録されている伝統のカーニバルを紹介します。
ベルギー中南部の町バンシュ(Binche)では、ジルという名の男がたくさん登場するカーニバルが開催されました。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年2月14日に生放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
頭に雲のようなふわふわの飾りをつけたのが、名物男ジルです。その千人ほど。
そして、独特の音とリズムで祭りを盛り上げてくれるのがドラム班。こちらは普通の冬の装いです。
ドラムの音に合わせて踊りながら通りを練り歩くジルは、少々肥満体。あの衣装の中には藁が詰め込まれています。
足には木靴、手にはオレンジの入ったカゴ。
16世紀に始まったとされるこのカーニバル、父から息子へと引き継がれてきました。
ジルの衣装を身につけてパレードするのは誇りといってもいいくらいに名誉なこと。
そしてこちらの映像は、カーニバルの朝の様子です。
この時のジルは変わったお面をつけ、丸く輪になって小刻みに歩きながらぐるぐる回っています。
「こうして冬を追い出しているんです」とジルの一人。
この世界遺産のパレードを見るためにやってきた観客は数万人にもなります。
パレードに参加しているのはジルだけではありません。アルルカンやピエロもいます。
手にはやっぱりオレンジの入ったカゴを持っています。
「素晴らしいカーニバルです。一度見たらまた見たくなります」と男性。
「これはベルギーの民俗芸能ですよ。私たちは初めて見るんですが、オレンジをたくさんもらいましたよ」と別の男性。
どうやら、カゴに入ったオレンジは観客に配られるようです。遠くの観客にはこうして渡します。
観客の方も心得たもので、虫取り網やバスケットボールのゴールのようなものを用意して、できるだけたくさんキャッチしようと必死です。
「オレンジを下さるなんて親切ねえ」と年配の女性。
「オレンジは幸せを運んでくるそうですよ」と取材班。
「あら、そう。それならますますいいわね」
人混みを避けて、こんなところでパレードを楽しんでいる人たちもいます。
ここならネットで守られているので、オレンジが当たって痛い!なんてことにはならないですみそうです。
そして、シャンパンで乾杯もできます。
マルディ・グラの熱気は夜も続きます。町のバーや居酒屋は満員。
年に一度のお祭りを皆さん楽しんでらっしゃるようです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、わが家の伝統にのっとって、オレンジを食べながらその種を集めた。たくさん集めるとその年はいい年になるはずなのだ。しかし、2018年はひどい年になりそうだ。何しろ僕は、種なしのオレンジに当たってしまったからねえ・・・」
VDM(Vie de Merde)より
世界の駅 2 [ベルギー]
シリーズの二回目は、ベルギーのアントワープ(アントウェルペン)にあるアントウェルペン中央駅を訪ねます。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2017年5月30日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
「鉄道の大聖堂」とも呼ばれるこの駅、こうやって空から見てみると、それがよくわかります。開業は1905年。
多くの人たちがこの駅舎を写真に収めようとカメラを構えています。
結婚式の記念撮影をするカップルの姿もあります。
駅舎の中に入ってみると・・・これはちょっとすごい建物ですね。
天井のドームを下から見るとこんな感じ。幾何学模様が美しい。
今回、駅を案内してくれるのは元鉄道員のスタンさん。40年間、エンジニアとして鉄道会社で働きました。
そして、この駅のことは隅から隅まで知り尽くしているそうです。
「世界で一番美しい駅ですよ。私の愛人みたいなものです。妻と愛人、どっちが大事?と聞かれると、正直、答えようがありませんよ(笑)」とスタンさん。
駅だというのにこの荘厳な建物はどうやって作られたのでしょう?
1890年、当時のベルギー王レオポルド2世が駅の建築を決定しました。
「とにかく大きいのが好きな王様でした。なんでも大きくておしゃれでなくちゃならなかった。それであちこちに自分の名前を彫らせたんです」
ホールの床もアートな作りになっています。
当時の豊かな財政をうかがわせるのがこの大理石。駅全体で24種類の大理石が使われているそうです。
そしてスタンさん、こんな逸話を教えてくれました。
「あそこにはレオポルド2世とその妃の石像が飾られる予定でした。しかし、10年続いた工事中に王様はなんども妃を変えてしまったので飾れなかったんです」
大きな階段を上がるとホームに出ます。しかしスタンさん、関係者しか入れなさそうなところをどんどん登っていきます。
天井に作られた鉄骨の通路を通り、教会のバラ窓のような大窓を横目で眺めながらたどり着いた先は、屋根の上。
屋根に使われていたガラスは全部で11,000枚。
「鳥が石を落としたり雹が降ったりするとガラスが割れて下にいた人たちに被害が及ぶので、今ではポリカーボネート板に変えられました」
そして疲労の目立つ金属の骨組みも改修されたそうです。
さらに、パリ・アムステルダム間を走る高速列車タリスを通すため、築100年以上のこの駅の地下にトンネルを掘るという大工事も行われました。
「こんな古い建物の下にトンネルなど掘ったら崩れ落ちてしまいます。しかし、エンジニアが良い方法を思いつきました。高圧で駅全体を持ち上げるという方法です。工事がすべて終わった時には駅全体が2ミリ上がっていました」と建築家。
こちらは駅の中にあるカフェLe Royal Café。
「ここはかつて1等車の乗客の待合所でした」とカフェの方。
待合所というにはあまりに豪華で贅沢な作りです。
カフェのお客様は、旅行者、常連客、古い建物の愛好家など様々。
「大きな建物の中で一時を過ごしに来たんです。100年なんてあっという間ですね。でも、この建物はまだまだ大丈夫そうです」と男性客。
「石と大理石でできたこの駅が大好きなんです。一番美しい駅だと思いますよ」と長髪の男性。
もう20年以上も前になりますが、私もこの駅を利用したことがあります。
古くて重々しい建物に、この駅はただものではないなと感じていました。
当時はパリまで帰るために駅の窓口であたふたして、駅舎をゆっくり見て回るなんて余裕はなかった。それが少々心残りです。
続く・・・。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、私は妊娠8か月。朝の5時に起きてタクシーに乗り込みリヨン駅に向かった。タクシーの運転手は気さくな人で、きっと男の子ですよ、と言った。なぜなら、女の子が生まれる女性は光り輝いているとか (;゚□゚)ガーン!!」
VDM(Vie de Merde)より