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Xmasのオススメ料理 ② [ブルゴーニュ地方]

 昨日の朝起きたら、”サッカー日本代表、ベスト8ならず” の文字が・・・。無念。

 でも、ドイツもスペインも負かして格好良かった。しかもワクワクするような勝ち方だった。

 ここまで来たら4年後は必ずその先へ行くでしょう。

 さて本日はシリーズの2回目です。今回はブルゴーニュ・フランシュ・コンテでクリスマスに食べられているお菓子ノネット(nonnette)を紹介しましょう。

Paris_Dijon02.jpg


下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年11月23日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 こちらがそのお菓子。

 ディジョンにお住まいのドミニクさんが作り方を教えてくれます。

 材料は小麦粉、牛乳、砂糖、玉子、香辛料のミックス、そしてはちみつ。

 まずは鍋に牛乳とはちみつと砂糖を入れて火にかけ混ぜ合わせます。

 ボールに玉子を割って卵黄を取り出します。息子さん、黄身と白身をわけるのを失敗してしまい平謝り。慣れないと難しいですもんね。仕方ないです。

 取り出した黄身に重曹を加え、さきほどの牛乳とはちみつと砂層を混ぜ合わせたものを注ぎいれたら、ジンジャー、シナモン、クローブを入れた小麦粉と混ぜ合わせます。

 これがなかなかの力わざ。4〜5分かけてなめらかになるまでかき混ぜます。

 「コンクリートみたいだ」と息子さん。

 これはひょっとして混ぜ合わせれば混ぜ合わせるほど固くなる生地か・・・。

 ちょうど良いくらいの硬さになったらスプーンで型に入れます。

 生地の上にはオレンジのジャムをのせ、そこにまた生地をのせます。

 最後はドライフルーツとナッツをトッピングして30分ほどオーブンに入れ焼きます。

 その間に塩バターカラメルソースを作ります。とろっとしたところで、焼き上がったお菓子の上にかけます。

 熱が取れた頃に型から出してお皿に盛りつけます。

 ははあ〜、これは美味しそうですねえ。

 ノネットは中世時代に修道女が作っていたお菓子だそうです。修道女も美味しいもの食べてたんですね。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、家の中に散らばっていたアルミホイルのクズを辿っていくと、犬の餌入れに行き着いた。消えたケーキの行方がやっと分かったのだった[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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運河も水不足 [ブルゴーニュ地方]

 8月10日水曜日、フランスでアニメ映画『ONE PIECE FILM RED』の上映が始まったらしい。その時の様子が→こちら

 入場開始前の入り口には長い行列ができてました。ものすごい人気っぷり。

 映画館でこんなことになってるところはあまり見たことがない。立ち上がって叫んでる人が何人もいます。

 日本の漫画って本当に人気ですねえ〜。

 それはともかくとして、フランスの水不足はこんなところにも影響していました。

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下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2022年8月9日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 こちらはブルゴーニュ運河に停泊している一隻のボート。

 英国人のドナさんは、休暇の最後にブルゴーニュ運河の旅を楽しむ予定でした。しかしそれが叶わなくなってしまいました。

 運河の水位が下がってしまったからです。ドナさんのサイズのボートではこれ以上先に進むことはできません。

 「もう20年も前からここに来てますが、2ヶ月あまりも停泊するのは初めてのことです」

 本来ならこの川が運河に水を供給してくれるのですが今年はこの有様です。

 川の水位があまりに低いため水門が閉じられています。そして、周りの自然環境を保護するため、また水の節約のための船の航行を抑えることになりました。

 航行できるのは高さの低いボートだけ。しかも事前に申告しなくてはなりません。

 水の少なくなった運河を航行するには少々技術が要るようです。

 停泊したまま動けなくなったボートはドナさん以外にも何隻もあるようです。

 しかし、このようにボートが動けなくなったのは今年に限ったことではないそうです。2019年にも起きました。その時はすべての船の航行が禁止になったそうです。

 幸い、天気予報によれば今週末にフランスの半分に雨が降るそうです。


******* フランス人のつぶやき *******

「僕の淡い期待が裏切られた。普通の人だと思っていた職場の上司が、『雨はコントロールできる』と言ったからだ [ふらふら][あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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福を呼ぶフクロウ [ブルゴーニュ地方]

 増えそうで増えない日本のコロナ新規感染者。

 第6波はいつ来るのやら。来ないでくれたらどんなに良いかと思うけど、来ない!と言い切れないところが困りもの。

 フランスはついに一日の感染者が4万人をこえてしまい、ディスコテーク(日本ならクラブ)は今週金曜日から4週間の休業となるそうだ。

 ということは大晦日も休業。どう考えても放っておいたら感染拡大だもんなあ。致し方なし。

 それはさておき、本日は幸せを運んでくるフクロウのお話。

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下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年12月6日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 こちらが幸運をもたらすフクロウ。

 「こうやって手で触ると幸運に恵まれるのよ」と自転車の女性。

 次から次へと人がやってきて触っていきます。こちらの男性は健康を願って毎日ここに来て触ってるそうです。

 「何をお願いしてるんですか?」

 「言わないですよ。実現するまでは誰にも言いません」と女性。

 色んな人に触られてもはやフクロウかどうかも分からない・・・。この習慣、17世紀から続いているんだそうです。

 「心臓に近い左手で触ります。触ったら、こちらの方向に行ってはいけません。なぜなら、ここにサラマンダーがいるのでせっかくの運がなくなってしまうんです」

 フクロウもサラマンダーも教会の壁に彫られた装飾です。こんなところにどうしてフクロウが彫られているのか?理由はわかっていないそうです。

 そんなフクロウですが、今ではディジョンのシンボルになり、こんな具合にあちこちにひょっこり現れます。そして下着にも、チョコレートにも。

 商品化しない方がおかしいですねえ〜。私がもしディジョンに行ったらお土産でこのチョコを絶対に買っちゃいます。

 小さい子もちゃんと約束事を守って左手で触ってます。

 「子供の試験があるときなんかここに来てお願いするんです」

 「私はあっちにあるリセに通ってるんですが、ここを通るんで必ず触ってます」

 「どんなことをお願いするんですか?」

 「自分にとって大事なことはなんでもお願いしますよ」

 一方、こちらはアーティスト。自分の作品の中にも取り入れています。

 「祖父がよくここに来てフクロウを触ってましたねえ」

 なんとこのフクロウ、中世の頃は不幸を呼ぶと言われていたそうです。それがいつの間にか幸運を呼ぶフクロウに変わって行き、今では監視カメラが設置されるくらい大切にされています。

 「2000年にハンマーで叩かれて一部が壊れてしまいました。そのため別の石をつかって修理されたんです」

 確かに修理した跡がわかります。

 ちょっと背伸びをして手をのばすと届く感じで触りやすいのかもしれませんね。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、5才になる娘ルイーズが言った。『ママ、いつかはママも死ぬんだよね』すると6才になる息子アリックスが言った。『それは運がいいよ。そうなりゃ本物のキリストに会えるんだからさ!』」

VDM(Vie de Merde)より


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秋のブルゴーニュ [ブルゴーニュ地方]

 昨日の朝、公園のあちら側にあるパン屋まで買い物に行ってきた。

 思いの外冷たい風が吹いて秋を通り越して冬かと思うほどだった。

 公園の中は枯れ葉が舞い始めていたが、まだ紅葉には至らず。もう少し時間がかかりそうだ。

 そこで本日は、季節が一歩先に進んだブルゴーニュ地方の風景をご覧ください。

Paris_Macon.jpg


下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2021年10月20日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 今のブルゴーニュ地方のマコン(Mâcon)。ブドウの収穫とワインの仕込みも終わって静かに秋を迎えています。

 パッチワークのようになったぶどう畑の向こうにはヴェルジソン村の岩山が見えます。

 その岩山に向かって登っていくご高齢のハイカーの皆さま。

 「暑くもなく寒くもない、ちょうどいい季節ですよ」

 「グループで冗談を言い合いながら歩くのはとても楽しいです」

 こうして2キロほど歩くと岩山の頂上に到着。ちょうどランチタイムとなりました。

 お弁当と一緒に出てきたのがワイン。当然ブルゴーニュ産。

 ワインをお供にお弁当をいただきながら、この風景を堪能します。

 「私は絵描きなので、この美しい眺めを創作に活かしたいなと思っています」

 「ハイキングですからちょっとは疲れます。でも皆、来てよかったなと思ってますよ」

 ハイカーの皆さんが幸せに浸っている時間、岩山の麓のぶどう畑ではお仕事に励む女性がいらっしゃいます。

 それにしても教会とぶどう畑のこの風景、まるで油絵のよう・・・。

 ぶどう畑でお仕事中のマルティーヌさん。ぶどうの木の剪定の準備に余念がありません。

 「こんな日は外に出たくなります。外でする仕事ならいくらでもありますしね」

 ぶどうの葉が黄色や赤に変わってきれいですね。


******* フランス人のつぶやき *******

「私は、木のエコシステムに関する長編ドキュメンタリーを制作する予定だ。丁度いい木を見つけたので一年間調査することにした。夏はOK。秋もOK、冬もOK、春は・・・切り倒されていた[がく~(落胆した顔)]

VDM(Vie de Merde)より


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シャブリのビール [ブルゴーニュ地方]

 最近、夜の9時くらいから睡魔に襲われ四苦八苦。寝るには早すぎるけどやたら眠たい。

 朝は朝で6時前に目が覚める。高齢者になったからか?でもそこまでの高齢じゃない気がする。

 色々考えると、やはり在宅勤務の影響ではなかろうか?どう考えても体内時計がちょっとばかりおかしくなっている。

 そんなわけで、朝、涼しいうちに近くの公園を一回りしてから仕事にとりかかることにした。昨日の朝は、幸いなことに時折涼しい風が吹いて熱中症になりそうな天気ではなかった。しかも、ジョギングする人の数が少ない。

 これからは出勤するつもりで公園を一周りしてから仕事を始めることにしよう!

 それはさておき、白ワインの一大産地シャブリに、ビールの醸造所が次々に開業しているとか。

 ワインとビールの共存???

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下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年8月3日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 グラスに注がれているのは白ワイン。そしてもう一つ注がれているのがビール。

 数年前から、白ワインで名高いシャブリにビールの醸造所がきキノコのようにあちこちにでき始めました。

 こちらの蔵を訪ねると、タンクに入っているのはワインかと思いきや水。

 一方、こちらは900年も前にお坊さんが始めたというブドウ畑が広がっています。あの白ワインはこのブドウから生まれます。

 こちらは先祖代々一族に引き継がれてきたブドウ畑。現在は6代目。

 「素晴らしいブドウ畑が広がっています。太陽の日差しが全体にまんべんなく降り注いでいるんです」

 「ここでは6億5千万年前の貝殻がみつかっています。ミネラルたっぷりの白ワインが生まれる地質なんです」

 お二人とも白ワインには並々ならぬ思い入れがあるようです。

 そんなブドウ畑から数キロのところに、ホップ畑が現れました。

 「この辺りではホップ畑はめずらしいですよ」とブリュノーさん。

 ブリュノーさんは12年前に父親から農場を引き継ぎました。大のビール好き。スーパーのビールに失望し、自分でホップを栽培しビールを作ることにしたのです。

 「現在40株ほどを栽培していますが、大量の水が必要でビールの醸造は簡単ではありません」

 夏の終り、ワイン農家はブドウの収穫とワインの仕込みの真っ最中。そんな中、ビール醸造所ではせっせとビールが作られています。製造から瓶詰めまですべてをここで行います。

 「水、麦、ホップで出来たムストをこちらのタンクに移して発酵させます。白ワインの産地にふさわしいビールに仕上げるつもりなんです」とヴィアンネさん。

 はあ、そういうことですか。

 ヴィアンネさんと従兄弟のアレクシーさんは、こんなところでビールを熟成させていました。

 ここはアレクシーさんのお祖父さんが使っていた17世紀のワイン蔵。ビールは樽に入れられていました。

 シャブリの長い歴史をビールにも活かそうという試みのようです。

 シャブリに行ったら、白ワインとビールの両方を堪能することができそうです。



******* フランス人のつぶやき *******

「今日、お隣さんちでお食事前の飲み会。夫がロゼワインをすすめるのでそんなものは飲まないと言ったら、代わりにビールを持ってきてくれたので飲むことにした。夫が言った。『なんだか紳士みたいだね』女はロゼやグレープフルーツジュースばかり飲むと思われてるわ」

VDM(Vie de Merde)より


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カシスの季節 [ブルゴーニュ地方]

 月曜日恒例の節約晩ご飯は放送がなかったのでお休みです。

 日本でもニュースになっていたナントの大聖堂の火災は、どうも放火の可能性が高いらしい。

 一体誰がなんのためにそんなことをしたのか・・・。焼け跡の検証から3箇所から火の手が上がったことが分かっているとか。

 パリの大聖堂の再現かと思わせるような火災だけど、屋根は問題なし。というのも、60年代か70年代の火災ですでに屋根は燃えてしまい、再建時に鉄筋コンクリートに変えられたそうだ。

 さて、さくらんぼの季節はそろそろ終わりますが、今がちょうど旬を迎えているのがカシス。別名でクロスグリとも呼ばれています。

 生産地のブルゴーニュ地方で収穫が始まりました。

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下記のウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年7月17日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 これがカシス。小さいですね。

 しかし、ブルゴーニュ地方のカシス畑は900ヘクタールにも広がっています。ちょっと味見してみましょう。

 「酸味と甘みのバランスが取れていて美味しいですよ」と生産者のシルヴァンさん。

 実が熟して収穫の時期到来です。ブドウと違ってカシスは機械で摘み取るようです。

 作業をしている皆さんの手が赤く色づいてますね。

 数時間で5トンのカシスが収穫されました。手で摘み取るブドウに比べると圧倒的に早い。

 収穫されたカシスはブドウと同じようにプレスされアルコールと一緒に3ヶ月間熟成されます。

 最後にプレスにかけて液体を絞り出し数日たったら飲めるようになるそうです。これがクレーム・ドゥ・カシスと呼ばれるリキュールです。

 こちらの農家では昔ながらの方法で、このリキュールを作っているそうです。

 このリキュールと白ワインを合わせたのがキールという飲み物。白ワインではなくシャンパンにすればキール・ロワイヤル。う〜、飲みたくなってくる。

 一方、マリーさんにはカシスを使ったお菓子を作っていただきましょう。

 まずはお庭の木からカシスを摘み取ります。準備が出来たら厨房で調理の開始。

 作ってくれるのはリンゴとカシスのタルト。

 まずは生地を作ります。パット・サブレと言われる少し硬めの生地です。チーズケーキの土台になっているクッキー風の生地と同じ。

 次にカシスをシロップで煮ます。リンゴはバターと砂糖で火を通します。

 「火を通しすぎるとコンポートになってしまうので気をつけないといけません」とマリーさん。

 このカシスとリンゴを生地の上にのせて200℃のオーブンで焼いたらタルトの出来上がり。お庭でいただきましょう!

 「カシスは大の好物ですよ」と男性。

 カシスだけではちょっときつそうですが、リンゴと一緒ならちょうどいい具合のお味になっていそうです。

 これまた作って食べたくなってきました。しかし、生のカシスが手に入りにくいのが問題。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、元カレからメールが届いた。そこには "10キロやせる方法” と書かれてある。ちょうどタルトをバカ食いしていた時のことだった[あせあせ(飛び散る汗)][あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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バカンスは国内で3 [ブルゴーニュ地方]

 COVID-19接触追跡アプリ、バグが発生しているようだが、インストールして「接触者なし」と出るとなんとなくほっとする。

 まだスマホに入れて3日ほどしかたってないし、インストールしてない人もたくさんいるのでホッとしてる場合じゃないけど。

 位置情報を知られるんじゃないかと心配している人もいるようだが、位置情報は使用せず、ブルートゥースを介してスマホ同士の情報を記録していくとのこと。

 しかもその情報は2週間すぎると自動的に消去されるそうだ。

 早急にバグを修正して本格的に使用できるようにしていただきたし。

 さて、フランス国内でバカンスを過ごすのにぴったりの場所を紹介するシリーズですが、今回はブルゴーニュ地方へ行ってみましょう。

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下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年6月22日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 ブルゴーニュ地方と言えばワイン。ワインと言えば一面に広がるぶどう畑(青印)。

 セグウェイに乗れば広大なぶどう畑も楽に見て回ることができます。料金は1時間で35ユーロ。

 ワインに詳しいガイドさんが案内してくれます。そしてワインの試飲もできます。

 「あちら側から太陽が上り、この一帯を照らしてくれます」とガイドさん。

 「別世界に来たような気分です。ちょっとしたスポーツを楽しんで、ワインの試飲もできるんですから」と女性。

 「家族や友人たちと一緒に来るのがいいですね。のんびりと素晴らしい風景を眺めることもできます」と男性。

 それにしても気になるのがガイドさんのヘアキャップ。なんのため?よく見ると観光客もヘルメットにしたにヘアキャップをつけているようです。謎だ。

 それはさておき、ぶどう畑を見学したあとは郷土料理をいただきましょう。

 ここはサントネ(赤印)にあるレストラン。ジャンボンペルシエ、エスカルゴ、そしてコッコーヴァン(coq au vin)(雄鶏のワイン煮)など、この地方の代表的な料理を堪能することができます。どれも美味しそうですねえ〜。

 さて、今晩泊まる宿はこちらでいかがでしょう?

 オルシュ村(緑印)にある民宿。今から250年も前に建てられた家だそうです。客室は全部で5つ。お値段は二人で一泊90ユーロ、朝食付き。

 オーナーご夫妻はもちろんワインを製造しています。そのワインを近くの蔵で試飲することができます。

 「ブルゴーニュ地方は個性豊かなワインが数多く作られていることで知られています。となると、後は飲んで味を確かめてみるしかないですよ」

 なんとこちらのワイン農家は現在で17代目になるそうです。

 ブルゴーニュの旅は、風景とワイン、そして郷土料理をゆっくり楽しむ旅になりました。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、バカンスも有給休暇もない研修期間がもうすぐ終わるころ、やっとバカンスになった。とは言っても、39℃の熱を出して寝込んでしまった[もうやだ~(悲しい顔)]

VDM(Vie de Merde)より


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外出禁止の街12 [ブルゴーニュ地方]

 非常事態宣言が出されるようなので、本日、ありったけの書類をかき集めて持ち帰り、しばらくは完全テレワークということにしました。

 外出の機会をさらに少なくしたので、感染が徐々に縮小していくことを期待しています。

 フランスはまだまだ拡大が続いています。4月5日の時点で新しい感染者数が4221人、この1日で亡くなった方の数は1053人。

 人工呼吸器、足りてないのかな・・・。たった1日でこれだけの方が命を落とすとは本当に傷ましい。

 COVID-19、何としても封じ込めましょう!

 さて、人の姿が消えた街を上空から見物するシリーズはまだまだ続きます。

 今回は街ではなく、ワインの産地ブルゴーニュ地方のグランクリュ街道。

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下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年4月3日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 ディジョンからムルソーをつなぐこのグランクリュ街道を走れば、こんな風景が広がっています。

 どれも繊細で美味しいワインを造るブドウを栽培する畑です。

 たくさんの小さな区画に分かれたこの土地は独特の風土を持ち、ユネスコの世界遺産に登録されています。

 街道沿いには38の村が並び、いずれもワインの名産地です。いつもは観光客で賑わっていますが、今は地元の人が時々行き来するだけ。

 「この地域はブドウ栽培のリズムで時間が過ぎていきます」と女性。

 「私はここに住んで40年になりますが、毎年、それぞれの季節を楽しんでいますよ」と男性。

 「見渡すだけで感動します」と別の女性。

 ここからしばらく歩くとブルゴーニュ地方のワインの中心地ボーヌがあります。

 オスピスの独特の屋根が見えてきました。静けさの中で教会の鐘が響いています。

 街の中は静かでも、ブドウ畑には活気があります。今はちょうどブドウの若木を植える時期に当たります。この畑では6人がその作業中。

 「ブドウを育てて40年になりますが、この仕事が大変好きです。きちんと世話をしてやれば美味しいワインになるブドウを収穫できますよ」と女性。

 こちらはそのワインの熟成室。熟成しているうちに蒸発してしまった分だけワインを足します。

 ブドウ畑にはコロナウィルスの影響はなさそうです。質のいいブドウが豊作になるといいですね。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、わが家から30キロほどのところに住む義理の母が、40歳になる息子の誕生日祝いにやってこないという。『明日は雨だから、あの道は通りたくないのよ』お母さん、ここはノルマンディーよ。雨なんて日常茶飯事」

VDM(Vie de Merde)より


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個性ある小さな市町村4 [ブルゴーニュ地方]

 シリーズの四回目は、ブルゴーニュ地方のヨンヌ県にある、人口1600人あまりの村サン=ファルジョー(Saint-Fargeau)を訪ねます。

 ここには大きなお城があるようです。

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下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年10月25日に生放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 ピアノの自動演奏をバックに、サン=ファルジョー村を訪ねてみましょう。

 とても小さな村とは思えない立派な建物、それに天を突き刺すように長く伸びた教会の塔が見えてきました。

 広場では青空市が立っています。買い物かごやショッピングカートを手に村人たちが食料を買い込んでいきます。

 その傍らに見えるのが、サン=ファルジョー城の門。いかにもお城の門という感じの立派な門ですね。

 そして、村人の生活の一部に組み込まれているように見えます。

 「ここはいい場所です。日当たりはいいですし、眺めも抜群。ここにお店を出すときはいつもあの門を見てますよ」とお店の女性。

 「こっちにはお城、あっちには時計塔。仕事をしていても休んでいても、いつもバカンス気分ですよ」と別の女性。

 サン=ファルジョーは、間もなく「個性ある小さな市町村(Petites Cités de Caractère)」の称号を獲得することになっています。

 そのためにこの3年間、頑張ってきました。たとえばこのサン=フェレオル教会。あの長く伸びた塔のある教会です。

 4年前から修復が続けられています。40メートルの塔の修復が終わり、今は屋根の修復の真っ最中。

 「どれもきちっと測ってから作業を進めなくてはなりません。それに土台の石の形が変わっていたりするので、手早く適当に済ませるわけにはいかないんです」とジョナタンさん。

 そしてここにも洗濯場がありました。

 「共同の洗濯場もありますが、他にも個人所有の洗濯場がいくつもあります。教会と同じで村の宝ですよ。しっかり修復するべきなんです」と男性。

 そして大御所の登場です。サン=ファルジョー城。

 ルネッサンス様式のこのお城、ルイ14世の従姉妹にあたるアンヌ=マリー=ルイーズ・ドルレアン(Anne-Marie-Louise d’Oeléans)の住まいだったそうです。相当のお金持ちだったらしい。

 年間の見学者は38,000人ほど。称号を獲得したらさらに増えるかもしれません。

 このお城の現在のオーナーがこの写真の方、ミッシェルさんです。1979年から修復を初めて現在に至っています。

 「私はお城の歴史を理解してもらえるように努力しています。単に石を積みかさねてボンとできた建物じゃなく、様々な出来事を体験してきた城だということをわかって欲しいんです」とガイドさん。

 最後にちょっと変わった場所に行ってみましょう。

 ここは博物館。何が置いてあるかといえば、蓄音機。250台が展示されています。しかも、どれも今もちゃんと音を出してくれます。

 冒頭に出てきた自動演奏のピアノはここに展示されていました。

 続く・・・。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、12歳になる娘とヴェルサイユ宮殿を見に行った。『ここにはルイという有名な人が住んでいたのよ』と私が言うと、娘が言った。『ああ、ルイ・ヴィトンね』 

VDM(Vie de Merde)より



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個性ある小さな市町村1 [ブルゴーニュ地方]

 これまで「フランスの最も美しい村」を折に触れ紹介してきましたが、フランスにはまた別の称号を持つ市町村があります。

 それが「フランスの個性ある小さな市町村(Petites Cités de caractère de France)」。

 どんな市町村なのかといえば、手っ取り早く言ってしまうと、“人口6000人以下の、調和のとれた価値ある建築物を持つ小さな自治体” のこと。

 わかるような、わからないような・・・。百聞は一見にしかず!

 今日から5回のシリーズで、その市町村を訪ねてみましょう。現在、この称号を持つ自治体は150あるそうです。今週はその中の5つを紹介します。

 第一回目の今日は、ブルゴーニュ地方の村スミュール=アン=ノソワ(Semur-en-Auxois)。

Paris_SemurEnA.jpg



下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年10月22日に生放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 朝日が昇る頃、気球の旅にはもってこいの時間帯です。朝日に照らされたスミュール=アン=ノソワの村を空から眺めることができます。

 古い建物の並ぶこの村は、4世紀にわたる歴史を秘めています。

 まるで中世の集落をタイムマシーンに乗って空から見ているかのような気分。

 時には朝霧がかかっていることもあるそうです。カメラがあったらシャッターを切り続けているかもしれません。

 さて、今度は地上に降りて村を散策してみましょう。

 リュックさんは10年あまり前にパリからこの村に移住してきました。こうして友人たちと一緒に村を散策しては楽しんでいます。

 中世を身近に感じさせてくれるこの建物が移住の決定打となりました。

 同じような建物は村のあちらこちらで見かけます。村の個性を育んできたのがこれらの建物でした。

 一方、村を流れるのがアルマンソン川。川沿いの道がまた素敵です。アーチ型の石橋と塔のある建物。それらが川の水面に姿を映しています。

 「全体の建物がよく調和しています。ここにずっと居たくなりますね」と女性。

 実は私も大昔に一度ここに行ったことがあります。川沿いの道も歩いて写真を撮ったのを思い出します。ちょっと遠かったけど、いいところでした。

 散策しているうちにお昼の時間になったようです。リュックさんご夫妻は村のレストランでランチです。眺めのいいレストランですね。

 私たちは散策を続けましょう。

 先ほど見てきたアルマンソン川には、かつて皮なめし職人が集まっていたそうです。

 ミュリエルさんはここから数キロのところにある高級革製品メーカーで働いていましたが、今はここで自身の技術とノウハウを次の世代に伝えています。

 ここは古い建物を改築して作られた皮職人の養成学校。

 「この村に来たばかりの時に、塔や教会を見て回ってすっかり魅了されてしまったんです」と生徒。

 そしてフランシスさんは仕事が終わると川釣りを楽しむのが日課になっています。

 「静かで穏やかな村ですよ。祖父の代からずっとここに住んでいます」

 一度行ったことがあるとは言え、ここまで美しいとは自覚していませんでした。もう一度行ってみなくては!

 続く・・・。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、耳の奥の具合が悪くて、通りで転んでしまった。なかなか起き上がれないでいると、女性が駆け寄ってきて・・・写真を撮ると・・・行ってしまった

VDM(Vie de Merde)より


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