A380オークション [トピックニュース]
2階建て旅客機A380。時代のニーズから取り残され発注されることもなくなり、エアバス社が数年前に製造停止を発表しました。
確か最後はアラブの王様が一機お買い求めになられたような・・・。
そのA380が別の形で売りに出されているそうです。
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年10月11日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
これがそのA380型機。座席数は545席。こんなものが空を飛ぶとは!と思うくらいボテッとしてます。
今月の10月13日から15日まで、このA380がオークションにかけられるそうです。
とは言っても丸ごとではなく、500あまりの部品に分けられ販売されます。
客室乗務員が使っていたこのワゴンは300ユーロから、トイレの表示版は150ユーロからスタートします。
他にも鏡やランプなどもオークションの対象です。
こちらの方はどこかの鉄の部品が気に入ったようです。
「記念にはちょうどいいですよ。2つ買ってブックエンドに使えますよ」と男性。
一方、これは天井の荷物入れですね。
「子供の遊び道具とかタンスなどに使えそうです」と女性。
もっと大きなものもあります。これはモーターの部品で開始価格は2,000ユーロ。
その他、操縦桿、機体、扉、さらにはビジネスクラスのバーカウンターもあります。バーカウンターはさすがに高額で開始価格は30,000ユーロ。
緊急事態に使うグッズもあります。これは火災時にトイレのドアをこじ開ける道具、こちらは乗客を誘導するための拡声器、そしてこのロープはパイロットが窓から避難する時に使われるものだそうです。
「こんな巨大で重そうなものが簡単にふわりと離陸して空を飛ぶんですから現実のものとは思えませんでした」と女性。
これは最初のお披露目のときの映像です。皆さん、その勇姿を捉えようと夢中でカメラを構えていました。この時代、まだスマホはないですからカメラです。
オークションには国内だけでなく海外からマニアが集まるそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、どうしても欲しかった古い書籍をオンラインオークションで相手と競り合った。こっちが70ユーロなら相手が74、こっちが76とやっていたら、いつのまにか800ユーロになっていた」
VDM(Vie de Merde)より
パエリア世界チャンピオン [トピックニュース]
世の中には飛行機の発着マニアというのがいるらしい。そういう私もそれになりかけた。
とある地方空港のターミナルに設置されたカメラからYouTubeで配信される映像をじっと見るだけなのだが、目が離せなくなってしまった。
飛行機がターミナルに到着する前後と離陸する前後は、思いのほか地上での作業員の方々が忙しい。飛行機の誘導、荷物の上げ下ろし、機体の点検等々。一連の作業が手際よく進んでいくのを見るのはなんとなく面白い。
それはさておき、本日はパエリアのお話。スペインのヴァレンシアで開催されたパエリア世界選手権で、フランス人の料理人が世界一になったそうです。
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年10月10日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
大きなトロフィーを授与されて大喜び。
世界チャンピオンに輝いたのは料理人のエリックさん。故郷に錦を飾りました。
「世界一のパエリアを食べに来たのよ!」と女性。
「こんな小さな村で世界一だなんてうれしいわ」と別の女性。
先週末の土曜日には村の野外劇場でその技を実演することになりました。
こちらのパエリアの具は魚介類ではなく、鶏肉、アーティチョーク、インゲン等々。
エリックさんによると、美味しいパエリアを作るコツは鍋全体に音楽を奏でるように具を広げていくことだそうです。さすが熟練した職人さんらしい表現です。
エリックさんがチャンピオンになったのは伝統のパエリアに工夫をこらして、独自のパエリアを生み出したこと。
その具は、鴨のコンフィとフォワグラ。なんともフランス風ですね。
但し、伝統のが10ユーロくらいなら、このアレンジを加えたものは30ユーロと3倍のお値段です。
材料が高級食材ということも考えれば仕方ないですね。でも、好きな人にとっては30ユーロ出しても惜しくはありません。
「お値段は気になりませんよ。だって美味しいですからね」
エリックさん、チャンピオンになってから注文が4倍に跳ね上がったそうです。忙しくなりましたね。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、パエリアを食べた。おかげで歯がカレー色に染まった。まっ、夏のファッションと思えばいっか!」
VDM(Vie de Merde)より
30ユーロで晩ご飯189 [お料理実践編]
月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。
30ユーロ以内で、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。
今回は、ミシュランの星2つを獲得しているシェフのパトリック・アンリルーさんがチャレンジしてくれます。お題は、リキュールのシャルトゥルーズ。
では、スタート!
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年10月8日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
この液体がシャルトゥルーズと呼ばれるリキュール。生まれたのは同じ名前の修道院。アルコール度は55度!
これを使って前菜からデザートまでを作ってくれるのが、買い物かごを手にやってきたパトリックさんです。早速30ユーロを渡して材料を揃えていただきましょう。
ヴィエンヌの市場にやってきました。まずは八百屋さんで手にしたのはアンピュイのピーマン。唐辛子とピーマンの間くらいの野菜で辛くはないそうです。さらに、アニスの花、エシャロット、チェリートマト、ほうれん草を購入。これが合計で4.92ユーロ、残りは25.08ユーロ。
次は乳製品のお店でヤギのフレッシュチーズを購入。これが2ユーロで残りは23.08ユーロ。
市場を後にしてこちらのお肉屋さんにやってきました。豚の血の入った腸詰めブーダンを購入。これが5.58ユーロで、残りは17.50ユーロ。
次はこちらのお店で果物を購入。リンゴ(青と赤)、ブドウ(赤と白)等々で3.80ユーロ。残りは13.70ユーロ。
またパン屋さんでブリオッシュを購入。これが2ユーロで、残りが11.70ユーロ。
最後は、シェフの貯蔵室でシャルトゥルーズを選びます。ものすごい数!こちらは1840年のシャルトゥルーズ。蓋は開けられていましたが、光を遮断して一定の温度を保っていれば200年でも保存できるそうです。
今回使用するのは2022年度の黄色と緑のシャルトゥルーズ。これが9ユーロで予算内におさまりました。では調理の開始!
まずは前菜の”ピーマンのヤギのチーズ詰めとシャルトゥルーズソース”から。
ピーマンの上の方を切って中身を空にします。ボールに入れてつぶしたヤギのチーズに黄色のリキュールを垂らして混ぜ合わせ、ピーマンに詰めて焼いたら出来上がり。よく見るとチェリートマトとアニスの花が添えられています。
次はメインの”リンゴとブーダンのミルフイユとカレー風味のシャルトゥルーズソース”。
輪切りにしたリンゴをバターで炒めたら、同じく輪切りにしたブーダンとアメ色になるまで炒めたエシャロットをはさんでミルフイユにします。どうやらエシャロットを炒める時にリキュールを使っていいるようです。完全にアルコールが抜けるまで炒めるとか。
最後は、デザート”シャルトゥルーズ風秋の果物のコンフィ”。
鍋にフルーツと緑のリキュールを入れて蒸し焼きにしたらブリオッシュのトーストにのせてソースを掛けたら出来上がり。イチジクがおいしそう。
さあ、全部の料理が揃いました。ではいただきましょう!
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、八百屋で店番をしていると、高齢のマダムがお金を払う段になってお財布をゴソゴソやり始めた。何を探しているのかと聞くと・・・抜けた歯を探しているという」
VDM(Vie de Merde)より
週末はジェノヴァで [パリから週末旅]
日曜日は恒例の週末旅。
今回はイタリアのジェノヴァを旅します。パリからは空路の直行便で1時間半。
大きな港とグルメの街で知られる都市ジェノヴァですが、実際はどんなところなのでしょうか?
では出発!
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年10月1日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
歴史が刻まれたこの灯台(黄色)。ジェノヴァのエンブレムのような存在です。
ここは地中海でも指折りの港。待ち合わせていたのは今回ガイドを務めてくださるマリーナさん。
「港は私達の歴史であり文明化の象徴であり文化なんです」
まずはこちらの海の博物館を見学してみましょう(青印)。海の玄関口としてベネツィアと肩を並べていたかつての姿を知ることが出来ます。
大航海時代に活躍したコロンブスはジェノヴァ出身と言われています。当時のジェノヴァの商業拠点は地中海だけでなく中東にまで広がっており、2世紀に渡って欧州でも有数の商業都市として繁栄を遂げていました。
そのジェノヴァで権勢を誇っていたのが2つの一族でした。その一つバルビ家(Balbi)のかつての邸宅がこちら(赤印)。奇跡的に当時の姿のまま残っているとか。中はまるでヴェルサイユ宮殿。それもそのはずモデルはそのヴェルサイユ宮殿。4つのみごとな彫刻がおいてあるのは寝室だそうです。そのただならぬ繁栄ぶりがよくわかります。
次にやってきたのがガリバルディ通り(緑印)。かつては12の宮殿が立ち並んでいた地域。現在でもそのまま個人の住宅として使われているものもあれば、アパートや事務所に改築されているものもあるそうです。
その中の一つが今晩の宿(黄緑印)。そこは最上階にあるロベルタさんのご自宅。宿泊用のお部屋は一つだけ。一泊120ユーロと少々お高めですが、素敵なテラスで朝食を取ることもできます。
宿で一休みしたところで、日の入り間近の街へ出てみましょう。小さな路地が張り巡らされ、そのあちこちに昔ながらの小さな商店が店を構えています。大都市でありながら落ち着きがあります。
ではこちらのお店で夕食をいただくことにしましょう(オレンジ印)。スペシャリテは、シェフのロベルトさん特製のペスト・ジェノベーゼを使ったパスタ料理。
ペストの材料は、バジル、オリーブ油、松の実、ニンニク、チーズ2種(ペコリーノ、パルメザン)。すり鉢で擦りながら作ります。時間が立つに連れ徐々にペースト状になってきました。これをパスタに絡めれば出来上がり。
スパゲティと思いきや、これはジェノヴァではトリニティと言うそうです。美味しくて繊細なお味だとか。
お腹がいっぱいになったところでケーブルカーに乗って坂の上に行ってみましょう。ケーブルカーを降りてさらに上がっていくと、お目当ての薬局があります(水色印)。ここはカルメル派修道院でもあり、昔からハーブを使ったセラピーが行われていました。かつて庭にはハーブが植えられていたそうですが、現在は美しいバラが咲いていました。そのそばにはマリア様の像。
最後は港の近くの小さなビーチで海水浴を楽しみました。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、地中海クルーズ船の旅が当たった!!!だがしかし、学校が休みの日以外に予約しなくてはならない。私は教師なのに」
VDM(Vie de Merde)より
自由だ!!! [トピックニュース]
涼しくなったのはいいけど、この天気では気分は下降気味。もうちょっとちょうどいいくらいになってくれないもんだろうか?
椅子の上に置きっぱなしになっている短パンを見ながら、これを最後に着る日がもう一回くらいあるに違いないと思った。
案の定、来週の火曜日あたりに30℃近い気温になるらしい。もう少し穏やかに暮らしたいものだ。
それはともかくとして、今、こんな活動が広がっているそうです。
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 3で2022年10月5日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ハサミで髪を切っているのは、フランスの女優さんたち。
最初がジュリエット・ビノシュ、次がマリオン・コティヤール、さらにイザベル・アジャニ、イザベル・ユペール、ジェーン・バーキンにシャルロット・ゲンズブールと続きます。
なぜにこんなことをしているのかと言えば、イランの女性たちがリスクを知りながらも3週間ほど前から始めた政治体制に対する抗議運動を支持するためだ。
「これはスカーフに反対するものではありません。スカーフは着用する自由があります。それと同時に着用しないという自由もなくてはなりません。そのために制作されたビデオです」と舞台女優のイザベル・カレさん。
この運動が始まったのは、こちらの22才のイラン人女性が亡くなったのがきっかけとなりました。
彼女はスカーフで髪をすべて隠していなかったとして警察に逮捕され、数日後に亡くなってしまったのです。それが髪を切るという活動につながりました。
こちらの映像は、この女性の棺に自分の髪を切って投げ入れている映像です。
この運動、欧州議会にまで広がりました。また、イタリアの美術館では来場者がこの運動に参加できるように、こんなものが用意されています。
そしてイランの女性たちもこのとおり。
それにしても思っきりばっさり行ってますね。これを全部集めて当局に持っていったら面白いことになりそうな・・・。
結構怖いですよね。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、美容院から出てきたところで母とばったり出くわした。母は私をしみじみ眺めて言った。『髪の毛の良いところはまた生えてくるってことだわね』」
VDM(Vie de Merde)より
夏服か秋服か [トピックニュース]
いつまでも暑くてかなわない。1年のうちの4ヶ月が夏だなんてご勘弁願いたし。
涼しくなったからやっと長袖にジャケットの季節かと思いきや、まだ夏が終わってないことを思い知らされる。
家の中も夏と秋が同居状態で色んなものがすっきり片付かない。
夏と秋が同居しているのは海のむこうのあの国も同じらしい。
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年10月4日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
こちらはフランス中東部の都市ディジョン。
通りを歩くこちらの男性。下は短パン、上は長袖のジャケット。
「足はそれほど寒くないからしばらくは大丈夫だったんですけど、ちょっと寒いですね」
この日の朝、気温は10℃を下回っていました。
ええっ、10℃以下!いくらなんでも夏服では厳しいでしょう。
「寒さは感じないですよ、慣れてますから。僕はちょっと暑いくらいだからこの格好です」
う〜む、こんな方もいらっしゃるんですね。
この日の午後の気温は19℃と予想されていますが、朝と午後で10℃も差があるとなると、どんな服を着ればいいか迷います。
上着、ダウンジャケット、ベストに帽子。防寒対策は万全のアレクシスさん。
「こんな寒い朝には暖かくしないといけないです。風邪を引いてしまったら最悪ですよ」
しかし、午後には20℃近くになるとなると、あのスタイルではかなり暑い・・・。
そこで、こんな女性がいました。
「重ね着してます。上着、ベスト、マフラー・・・その時の状況に合わせられるようにしてます」
確かに、こうしておけば安心ですね。
それにしてもかなりの重ね着・・・。暖かくなったら脱げばいいだけですが、少々荷物になりますね。
でもこの女性、全身を見ていると夏と秋(又は冬)が同居してます。下半身は夏で上半身は秋か冬。
いずれにしてもこの時期は本当に服装が悩ましい。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、気温は5℃〜10℃だっていうのに、窓を開けるたびに蚊が入って来る」
VDM(Vie de Merde)より
30ユーロで晩ご飯188 [お料理実践編]
月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。
30ユーロ以内で、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。
今回は、身体に良い食事とグルメが喜ぶ食事を両立させてくれる料理人ジュリーさんがチャレンジしてくれます。
では、スタート!
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年10月1日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ジュリーさんとの待ち合わせ場所は、オーガニック食品店。では30ユーロを渡して材料を揃えていただきましょう。
どうやら野菜中心の料理になるようです。やってきたのは乾燥豆のコーナー。ここではひよこ豆を選びました。前菜のフムスに使うそうです。これが0.69ユーロで残りは29.31ユーロ。
さらゴマのピュレを4.70ユーロで購入。残りは24.61ユーロ。
次は果物と野菜のコーナーにやってきました。赤ピーマン、ニンジン、キュウリ、ネギ、ニンニク、玉ねぎ、レモンを購入。これが合計5.51ユーロで残りは19.10ユーロ。
次はデザートの材料を求めてこちらの売り場にやってきました。ここではチョコレートを購入。これが2.99ユーロで残りは16.11ユーロ。
さらに乳製品のコーナーでは、玉子、コンテチーズを購入。お隣の売り場でパンも購入。両方あわせて9.17ユーロ。残りは6.94ユーロ。
最後は生クリームを追加で購入して手元には6.65ユーロが残りました。予算内でクリア。では調理の開始!
まずは前菜のフムス。
ひよこ豆は一晩水に付けておきます。予め昨晩から付けておいたものがあるのでそれを茹でます。柔らかくなったらザルに取ります。茹で汁は別に取っておきます。ピーマンは半分に切ってオーブンで焼きます。キュウリとニンジンはスティック状に切ります。
焼き上がったピーマンはひよこ豆と一緒にフードプロセッサーに入れ、オリーブ油、ゴマのピュレ、粉のパプリカ、ニンニク、レモン汁を加えて混ぜ合わせます。ボールに盛り付けたらフムスの出来上がり。野菜やパンにつけていただきます。因みにフムスはアラブ料理。
次はデザートのムース・オ・ショコラ。
チョコレートを湯煎にかけて溶かします。ここでひよこ豆の煮汁登場。これを泡立てると・・・なんとメレンゲの出来上がり。不思議!これにチョコレートと砂糖少々を加えて混ぜ合わせ器に取り冷蔵庫で冷やせば出来上がり。
最後はメインのトロトロネギと玉子の料理。
切ったネギをフライパンで炒めたら生クリームを加え、耐熱ボールに入れておろしたチーズと玉子をのせてオーブンで焼きます。玉子の黄身が固くならないくらいに焼きましょう。
さあ、全部の料理が揃いました。ではいただきましょう!
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、食事療法士のカウンセリングをうけたのだが、マクドナルドの会員カードを見られてしまった」
VDM(Vie de Merde)より
週末はグシュタードで [パリから週末旅]
日曜日は恒例の週末旅。
今回はスイスの山村グシュタード(Gstaad)を旅します。パリからは列車で6時間20分ほど。
山村とは言ってもセレブもやってくるというリゾート地です。
では出発!
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年9月24日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
グシュタードはスイスらしい風景に囲まれたリゾート地。そして目抜き通りは欧州でも一、二を争う高級ブティック街です(赤印)。こんなところにこんなお店がズラッと並んでいるとは!
しかし、スイスの伝統がしっかり村を支えています。なにやら花束のようなものを頭にくくりつけられた牛の集団が・・・。
あの花束はここで作られています。住民だけでなく観光客も参加できます。
「すごくきれいでしょ。村の伝統行事なんです」と女性。
専用の木製の帽子(?)に花をくくりつけて、牛の頭に取り付けるとこうなります。
これは、夏の間、山で放牧されていた牛が麓の牧場に戻ってくるお祝いの行事。約3,000人の観客が見守る中、この姿で村の大通りを練り歩きます。もちろん、スイスのあの歌声も堪能できます。
次は村から南に移動してゴンドラに乗り、岩山の頂きへと向かいましょう(緑印)。ここには2つの岩山の頂きを結ぶ橋があります。標高は3000メートル。通行料は49ユーロ。人一人が通れるくらいの幅。
「時速250メートルの強風に耐えることができます。雪が積もっても問題ありません」と関係者の方。
そして、更に南に移動したところには氷河もあります(グレー印)。ここには”悪魔の岩”と呼ばれる岩があります。悪魔がボーリングをして楽しんだために岩がゴロゴロ落ちてきたという逸話があるそうです。
さて、次は長いコースターですべりおりて午前の旅を締めくくりましょう(青印)。
そろそろお昼の時間になりました。スイスの伝統料理チーズフォンデュを頂きましょう。とは言ってもお店に入るわけではありません。材料と道具一式をリュックに詰め込みハイキングへと出発!これで費用は18ユーロ。
この辺りは200キロにも渡るハイキングコースが整備されています。山の中を歩いているとラウェネン湖が見えてきました(水色印)。ここは自然保護区。こちらのエリックさんのような自然保護官の手で守られているそうです。
山道を登ったところにあるのがチーズ工房。山の上とは言え、チーズが熟成されているのは地下25メートルのところ(オレンジ印)。そしてチーズの数は3,000個もあるそうです。白ワインと一緒に試食もできます。
地上に上がってこちらのテーブルでフォンデュをいただきましょう。青空の下のフォンデュも面白いですね。
さて、そろそろ今晩の宿へと向かいましょう。1時間ほど歩いたこちらの山小屋です。寝室がこちら。一泊80ユーロと少々高め。疲れた足をいやしてくれるのはミルク。足湯ならぬ足ミルク。
最後はこちらのアトリエを訪ねてみましょう。そこは切り絵工房。レジーナさんは12才の頃から切り絵をはじめました。かなり複雑な文様ですが、17世紀頃から続いているスイスの伝統だそうです。1作品で150ユーロほど。レジーナさんの切り絵には自然豊かな山村の風景が描かれています。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、リモコンにミルクをこぼしてしまった息子が、水と石鹸でリモコンを洗った」
VDM(Vie de Merde)より