パリ五輪・パラのマスコット [パリ]
日本も今年の年末・年始はあれこれ考えると例年より1.5倍くらい経費が掛かりそうな予感が・・・。
良いことと言えば、円安に歯止めがかかったことと、トランプが応援していた候補者が落選したことくらい。
あんなのに頼って当選しようなどと思ってはいかん!
それはともかく、再来年の2024年に開催予定のパリ五輪・パラ。今週の月曜日、そのマスコットが発表されたそうです。
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 3で2022年11月14日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
こちらがそのマスコット。
うん?これは一体なんだ?
フランス共和国を象徴する女神マリアンヌがかぶっている帽子だそうです。フリジア帽というものらしい。
マスコットは2種類あり、一つはオリンピック、もう一つはパラリンピック。帽子の下から伸びている両足を見ればそれがよくわかります。
見慣れてくるとカワイイ
街頭で感想を聞いてみました。
「ちょっと子供っぽいですね」
「確かにブリジア帽ですね。でも鳥にも見えますよ」
「ええ、いいんじゃないですか。良いと思いますよ」
なぜか男性ばかりで、ちょっとイマイチ熱さに欠る反応。そう言えば東京2020のときも似たような反応だったような気が・・・。
制作までには数ヶ月を要したそうです。最初はこんなデザインでした。
フランスだけでなく外国人にも理解してもらえるようなデザインということで、最終形がこれになりました。
「世界が一つになってオリンピック、パラリンピックを開催するためのマスコットになってくれたらと思います」と責任者の方。
大会では毎回様々なマスコットが登場しました。こちらはロス五輪のときのサム、リオ五輪ではビシニウス。
そしてパリ五輪・パラのマスコットの名前は “フリージュ(Phryges)”。
「このマスコットは今までとは違ったものになってるんです。ほとんどの大会が動物でしたが、今回は理想を表したものなんです」とパリ五輪・パラの会長さん。
理想とは「平等、自由、友愛」ということか。
フリージュの胸のあたりにはマリアンヌの顔が描かれています。白いところは聖火にも見えます。
あのドラクロワの絵に登場するマリアンヌがかぶっていた帽子からは、このデザイはちょっと思いつかないですね。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、学校に息子を迎えに行ったら、息子からプレゼントをもらった。プレゼントとは、死んだトカゲ 私のためにお昼ごろから大切に帽子の中に隠し持っていたらしい」
VDM(Vie de Merde)より