偶然の産物 [ロレーヌ地方]
先日、観光客受け入れ準備を着々と進めているギリシャが、受け入れても安全な国のリストを作成しているという話をした。
そこには日本も含まれていて、しめしめと思っていたのだけれど、ギリシャって偉そうにそんなリストを作っていられるような身分か?と気になり、WHOの世界感染者数一覧をチェックしてみた。
すると、感染者数3,058人、死者183人。お見逸れしました。十分にその資格はあるらしい。
それにしても、どういう理由でこれだけ少ないのだろう?島が多いからか?
それはさておき、外出禁止の続いていたフランスのとある小さな村の農場で、新しいチーズが偶然生まれたそうです。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年6月8日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
こちらはヴォージュ県の標高500メートルの山の中にある農場。
この地方の品種の白黒斑尾乳牛がたっぷりの牛乳を出してくれます。美味しいチーズになる牛乳です。
しかし、外出禁止が続いたため、出荷量が激減。
「出荷できなくなったからと言って、水道の水を止めるように牛乳が出てくるのを止めることはできません。で、結局、毎日乳搾りをしてチーズ作りを続けていました」とご主人のリオネルさん。
チーズを作るのは奥様のローラさんのお仕事。塩水で洗って熟成させるのをくりかえして、マンステールというチーズになります。
いつもならこの作業を毎日続けるのですが、出荷量が減少したため、一時、生産を休止しました。
「こちらの棚のはそのままここに放おっておいたものなんですが、コレを見てください。牛乳に含まれる天然の菌のおかげで見事に熟成したんです。4週間ほど熟成させてから食べてみたところ、子供たちが美味しいと認定してくれました」とローラさん。
そこで、新たに名前をつけて販売することにしました。その名も、Le Confiné(隔離、閉じ込めるという意味合い)。
農場内にあるお店にお客様がいらっしゃいました。新しいチーズに興味津々。
隔離を解いて包みを開けます。ナイフで切って中を見てみると、こんな感じになっています。
う〜む、どんなお味なんでしょう。見た目ではわかりませんねえ〜。
「美味しいと評判になって、注文が相次いてるんですよ」とリオネルさん。
これで売上回復となりそうで、よかったですね。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、お腹が空いて目が覚めた。台所に行ってみるとシリアルのようなものがあったので、牛乳と一緒に食べてみた。ちょっと変な味・・・。すると後から起きてきた旦那さまが言った。『なんで鳥の餌なんか食べてるの?』![[あせあせ(飛び散る汗)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/162.gif)
」
![[あせあせ(飛び散る汗)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/162.gif)
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VDM(Vie de Merde)より
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