週末はザルツブルクで [パリから週末旅]
日曜日は恒例の週末旅。
今回はモーツァルト生誕の地ザルツブルクを旅します。パリからは空路で3時間半ほど。想像以上に時間がかかりますね。
では出発!
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2023年4月15日に放送)▷が出てこない場合は→こちらをクリック
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
丘の上のお城(青印)とザルツァッハ川。昔、ザルツブルクに到着し、駅から歩いてこの川を渡ると歴史的な町並みが迎えてくれたことを思い出します。
市街地に入るとカリヨンの音が聞こえてきました。そこは元司教の館(赤印)。50メートルほど上にある塔に上がってみましょう。司教の館だけあってバロック風の天井がゴージャス。
190段の階段を上がりドアを開けると、歯車の複雑に噛み合った機械室に到着。一日に3回、このマシーンが自動的に動いてカリヨンを鳴らすそうです。なんと40曲もの音楽を奏でることができるとか。
そして、こちらの黄色い建物がモーツァルトの生家(黄色印)。モーツァルトは16歳までここで暮らしたそうです。今は博物館になっており様々なものが展示されている。こちらはレクイエムのオリジナル楽譜。
「彼は小男で肉付きもよく決してハンサムとは言えない容姿でしたが、肖像画の方は見栄えよく描かれています」と館長。
通りにはモーツァルトをテーマにした土産品店が並んでいます。その中の一つがこちらのチョコレート店(こげ茶印)。1884年、このお店で生まれたのがモーツァルトのチョコ。アーモンドパウダー、ピスタチオ、ヘーゼルナッツ等々を使ったヌガーをチョコでくるんだもの。お店のチョコはすべて手作りだそうです。
さて、ザルツブルクと言えば、やはりこの映画。専用の観光バスが走っているようです。
「あそこに見えているのが映画に登場した修道院です(水色印)」とガイドさん。
「母がよく歌ってました。この映画と言えば母を思い出します」とオーストラリアからの観光客。
これがあのシーンが撮影されたあづまや(緑印)。バスツアーの最後はこちらの墓地を散策します。
さて、市街地を歩いていると古くから続く老舗が数多くあることに気が付きます。看板もどこか歴史を感じさせます。
その看板を作っているのがこの錠前・金具製造店(黒印)。なんと創業は600年も前のこと。薬局から量販店まで、町の商店のあらゆる看板をつくっているらしい。マクドナルドの看板も雰囲気をぶち壊さないように古めかしいものになってます。さすが世界遺産の街。
お店の軒下には初代の看板が残っていました。そこには1656年と刻印されています。かつては蹄鉄を製造していたようです。
さて、夜は街で最古のビアホールに行ってみましょう(オレンジ印)。ビールをついでもらってテーブルに向かいますが、空いた席がなかなか見つかりません。テーブルによっては1週間前から予約が入っているところもあるとか。人気ですね。
「オーストラリアで一番いいビールが飲めるんです。軽いから何倍飲んでも酔いませんよw」
「天に召されたらビールなど飲めないから今ここで飲んでおくんだよw」
最後は、こちらの劇場に行ってみましょう(紫印)。100年ほど前に作られたマリオネット専用の劇場です。これまた世界遺産になっているそうです。人形の制作も全部ここで行われています。人形のまとう衣装も手がかかっています。
公演のリハーサルを見せてもらいました。やはり題目はあのモーツァルトの作品でした。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、「魔笛」の公演を見に行った。そして非常にめずらしい体験をした。隣に座った年配の女性が呼吸補助機のようなものを付けていて、3時間もの間、モーツァルトを聞きながら、同時にダースベーダーも聞いてしまった」
VDM(Vie de Merde)より
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