週末はクリュニーで [パリから週末旅]
日曜日は恒例の週末旅。
今回はブルゴーニュ地方の小さな村クリュニー(Cluny)を旅します。パリからは列車で約2時間あまり。
では出発!
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2023年4月22日に放送)▷が出てこない場合は→こちらをクリック
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
パリから高速列車に乗りマコン(Macon)に到着。ここから2ユーロ払ってシャトルバスに乗ります。
10分ほどするとクリュニー村が見えてきました。中世の趣を残す小さな村。
小さな村とは言っても、真ん中にはこんな立派な修道院があります(青印)。作られたのは10世紀の頃。こうしてみると大規模な修道院だったことがよくわかります。400年もの間、欧州で最大を誇っていました。
しかし、ここにも18世紀に起こったフランス革命の足跡がこんなところに残っていました。建物が破壊されています。
今はもう修道院としての役割は果たしていませんが、美しい回廊や教会の袖廊が残っています。天井までの高さは30メートル。元の姿を見てみたいと思っていたら、こんな技術を使えばご覧の通りかつての姿がよみがります。
さて次は、村の通りを散策してみましょう。案内してくれるのは赤い帽子のジャン=リュックさん。
「この家は中世からのもので小さいですがお宝が隠れてるんですよ」
ここはジャン=リュックさんのご自宅。中に入って階段を上がり振り向くと、こんな小部屋がありました。工事中に発見されたそうです。壁には1789の文字が・・・。どうやら革命の時のもののようです。
左には修道院が、右には村が、正面には天国が描かれていました。研究によれば、革命のさなか修道士がここに隠れていたと考えられています。
そしてここには、工事中に発見された昔の遺品が展示されています。
さて、そろそろ今晩の宿へと向かいましょう。宿は村から少し離れたぶどう畑の中。そう、そこはお城(赤印)。14世紀に建てられました。案内されたのはこちらのスイートルーム。なんだか豪華。一泊300ユーロという高値。それでも予約で埋まっているそうです。
「人気ですよ。特に新婚のカップルが多いですね」と責任者の方。
週末旅でこんな豪華なお部屋に泊まるのかと思ったら違ってました。元厩舎のこちらのお部屋。でも、素敵なお部屋。落ち着いた一夜を過ごすことができそう。
翌日は、宿の方がこんな用意をしてくれました。地元のワインとパン。パンはシュー生地にコンテチーズをはさんで焼いたもの。せっかくですから本日はピクニックを楽しみましょう。
クリュニーから10キロのところにあるブラノ村ではヤギや牛の放牧が行われています(緑印)。その乳で作られたのがこちらのチーズ。フレッシュチーズとトムチーズ。さらに、こちらのお店でサラミとテリーヌを、そしてパン屋さんでパンを購入。50ユーロ足らずで豪華なお昼になりそうです。
丘の上までは馬で向かいましょう。30分ほど登っていくと見晴らしのいい場所に到着。ブルゴーニュ地方を眼下に、シートを広げてご馳走を頂きましょう!
これなら一週間の仕事の疲れも吹っ飛びそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「週末、私と子供を置いて夫が社員旅行に出かけていった。送られてきた旅行の写真を見ると、皆、家族同伴だった」
VDM(Vie de Merde)より
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