週末はコークで [パリから週末旅]
日曜日は恒例の週末旅。
今回はアイルランド第二の都市コーク(Cork)を旅します。パリからは飛行機を乗り継いで6時間あまり。直行便がないとなると時間がかかります。
週末旅には少々きびしいですが、出発しましょう!
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港湾都市コーク。22万人が暮らす、海と丘のある都市です。
まずはこんな坂を上って、教会の時計台に行ってみましょう(青印)。ここはプロテスタントの教会。5ユーロ払えば、誰でもいかようにも鐘を鳴らすことができます。
「ちょっと練習すればすぐにできるようになりますよ」と女性。
これは楽しそうですね。一度やってみたくなります。
「18世紀の中頃から、人々が鐘を鳴らしにここに来ていました。ですから、今もこうして続けることが大切なんです」と関係者の方。
次に訪ねたのはコークの食の聖地(赤印)。海の幸から山の幸まであらゆるものが手に入る市場。
「この市場は、イギリス人に牛肉を売るために使われていました」と肉屋の12代目ダフネさん。
ああ、それでイングリッシュ・マーケットってわけですね。
「多くの船がコークから出港していきましたが、できるだけ長く保存できる食料が必要だったんです」
その一つが加工肉。こちらは香辛料をまぶしたハム。そして市場にはチーズ店もありました。フランスからのチーズだけでなく地元産のチーズもあります。
さて、そろそろ今晩の宿へと向かいましょう。そこは丘の上の緑の中にあります。30分ほど歩くとツリーハウスが見えてきました。階段を上がってみると、街が一望できます。お部屋はこんな感じ。一泊150ユーロと少々お高めですが人気だそうです。
翌日は、海に向かって遠出してみましょう。列車に揺られて30分もすると、港町コーブに到着。カラフルな家が立ち並びます。元々は漁港だったのでしょうか?現在はリゾート地になっています。
19世紀末、異国で暮らすことを夢みて大勢のアイルランド人がこの港にやってきました。1912年4月11日、2200人の乗客を乗せた船がニューヨークを目指して出港していきました。そう、それがタイタニック号。
港の近くの記念館では12ユーロで船室を体験することができます。こちらは三等船室。二段ベッドがありますが、初対面の人と17日間をこの船室で過ごすことになるそうです。一方こちらは豪華な作りの一等船室。
「料金が現在の7万ドル相当だなんて信じられませんね」と見学者。
あの悲劇的な遭難事故から生還できた人は700人ほどと言います。
港の近くには小さな漁師村があります。なんだかのんびりしていいですね。そしてこれを食べるのを忘れてはいけません。フィッシュ&チップス。
エネルギーを補給したところで、コークの市街地に戻りましょう。ここでは5ユーロぽっきりでケーリーと呼ばれる伝統のダンスを習うことができます。なんだか簡単で楽しそう。しかもカロリーも大量消費。片道6時間の価値ある旅でした。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、クラスメートと一緒に水泳の授業を受けていると、映画タイタニック号を再現してみることになった。なんと私は氷山の役」
VDM(Vie de Merde)より
コーク何度か行ったことがありますよ。
一度、シャルルドゴールからエア・リンガスでコークに入ったことがあるのですが
そうか、飛ばなくなってしまったのでしょうね。
by 八犬伝 (2023-06-18 20:44)
八犬伝さま
何度か検索してみたのですが、直行便は見つけられなかったですね。しかし、アイルランド第二の都市なら、飛んでないことはないかもしれません。曜日の問題かな?
by carotte (2023-06-19 13:42)
そうですね
曜日の問題かもしれませんね。
by 八犬伝 (2023-06-20 21:44)