週末はモンペリエで-再訪 [パリから週末旅]
日曜日は恒例の週末旅。
今回はフランス南部の都市モンペリエ(Montpellier)を旅します。3年前にも一度訪ねてますから、今回で二回目。
前回とは少し違ったモンペリエを見物できそうです。
パリからは高速列車で3時間半ほど。では出発!
下記のウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年10月5日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
18世紀に作られたモニュメント、白い石の建物、そして中世の趣の残る小さな路地。これがモンペリエです。
観光の足はこのトラム。街の中心街へと向かいましょう。
旅の始まりはココ、コメディ広場(青印)から。目の前に見えているのは国立歌劇場(赤印)。とは言っても中に入るわけではありません。立派なファサードを眺めたら、目的地へを向かいます。
そこはモンペリエ大学医学部(緑印)。
医学教育がモンペリエで始まったのが12世紀頃。そして医学部が創設されたのは13世紀のことでした。
このガイドツアーはいつも満員だとか。こちらは、数世紀も前から医者の卵たちが論文を発表してきた部屋です。
「フランスで初めて医学部ができたのがモンペリエだということはよく知られてますね」と観光客。
次に向かったのが、お隣にある解剖学博物館(水色印)。展示されているのは蝋細工の模型と聞きましたが、どうなんでしょう?
「ありとあらゆるものが揃っているので驚きました」と男性。
全部で5,000点もの模型(または標本)が展示されているそうです。この博物館が作られたのは19世紀のことでした。それぞれの時代で授業に使われたものかもしれません。
さて、人体の模型はこれくらいにして、そろそろランチの時間です。今回は中心街から離れたところにある市場に隣接するフードコートHalles du Lezにやってきました(オレンジ印)。ここならリーズナブルな値段で美味しいものが食べられるそうです。
どれもこれも美味しそうで全部食べたくなっちゃいますが、旅人が選んだのは南米をイメージした料理を出してくれるお店。
「5〜6ユーロで手軽に食べてもらえるものから、14〜15ユーロくらいの料理まで出しています」とお店の方。
旅人さんが食べているのは約10ユーロの魚料理。
このお店からすぐのところにはペタンクが楽しめるバーがあります。
ワンゲーム楽しんだところで、そろそろ今晩の宿Hotel Le Guilhemへと向かいましょう(黄緑印)。モンペリエの中心街にあるこのホテル、元は16世紀のお屋敷だったそうです。窓からはモンペリエ大聖堂の鐘楼が見えます。
次はモンペリエの郊外にあるChâteau de l'Engarranを見学しましょう。60ヘクタールのぶどう園付きのお城です。
その歴史は、17世紀、ラングドック地方の貴族が領主からブドウ園を与えられたことから始まります。このお城が建てられたのは17世紀になってからのことです。
「このようにブドウ園を思わせる装飾が施されている建物はここだけです」と現在のオーナー。
見学できるのは一階だけ。上の階はオーナーの住居になっています。そして、大きな庭園も見逃せません。
「この庭は通りからは見えないようになってるんです」
ここではもちろん今でもワイン造りが続いています。9.50ユーロで3種類のワインの試飲ができます。
翌朝は、モンペリエのあちこちにあるストリートアートを探しに出かけましょう。
「宝探しと同じです。街を歩いていると、あっ、こんなところに絵が書いてあるわ、なんてね」と女性。
バンクシーのパロディーみたいですが、オリジナリティもちゃんとあります。こちらの男性の作品だそうです。
最後は、近代的なモンペリエを求めて、こちらの変わった建物D’Arbre Blanc(白い木)にやってきました(黒印)。この建物、日本人建築家の藤本壮介さんの作品だそうです。
ここの18階にあるバーでカクテルをいただきます。14ユーロとちょっと高くつきますが、暮れ行くモンペリエを心ゆくまで堪能することができます。
さて今回の旅の費用は、トラムが4.30ユーロ、見学ツアーが23.50ユーロ、ランチが9.20ユーロ、ペタンクが2ユーロ、宿泊代が110ユーロ、飲み物代が14ユーロで、締めて163ユーロ(約20,000円)でした。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、夫が私をお姫様抱っこしようとしてぎっくり腰になった。病院に行くと彼が医者に行った。『あの〜、ちょっと重いものを持ってしまったんでね』」
VDM(Vie de Merde)より
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