レ・ナダレ [ミディ=ピレネー地方]
パリのオペラ座は、今回のストライキの影響で15回の公演がキャンセルとなり、すでに250万ユーロの損失を出しているとか。
交通機関のストライキが原因ではなく、公演関係者によるストライキで公演が不可能になったからのようです。
なんと100人ほどのバレーダンサーがデモに参加したとか。
年金問題ですから、影響を受ける範囲が大きいようです。
さて、ちょっと憂鬱な年金問題はこれくらいにして、本日はフランス南部の都市カストル(Castres)に伝わるクリスマスの伝統行事を紹介しましょう。

下記写真をクリックして番組をご覧ください。(今回は画像の埋め込みができませんでした。写真をクリックすると新しいウィンドウが開いて番組を見ることができます。)(フランスのTV局TF1で2019年12月12日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
日が落ちて夜の帳が下りる頃、教会の鐘を鳴らすためにたくさんの人たちがやってきました。
カストルではクリスマスまでの毎晩、鐘を鳴らす習慣があるそうです。
始まったのは19世紀。これをレ・ナダレ(Les Nadalets)と呼ぶそうです。
カストルだけではなくこの近隣の地域に伝わる習慣だとか。
“ナダレ” はクリスマスのことだそうですが、一体、どこの言葉???フランス語でクリスマスは “ノエル(Noël)” と言いますから、だいぶ違ってますね。
鐘を鳴らすのは大人だけではありません。子供も参加することができます。
「別のところでも鐘を鳴らしたことがあるけど、ここのはまた違う音がするよ」と男の子。
「鐘を鳴らすことができるのは名誉なことなんです」と男性。
また、こちらの男性は一人で二つの鐘を鳴らしています。そうするためには120段の階段そ駆け上がったり下りたりしなくてはならないそうです。
「ちょっと大変です。息を整えるのに少し時間がかかりますね」と男性。
そしてこちらはカリヨン。演奏しているのはジャン=ピエールさんです。ここのカリヨンを演奏し始めて今年で50年になるそうです。
「子供の頃は家の窓を開けてナダレをよく聞いていました。今は自分が演奏していますよ」
教会の足元ではクリスマス市が開かれており、歌好きの人たちが集まってコーラスを始めました。
やっぱり聞いたことのないような言葉で歌っています。この地方の言葉でしょうか?
ジャン=ピエールさんの演奏するこのカリヨンの音楽は誰もが知っているクリスマスの歌。
クリスマスまでこの音が鳴り響くことになりそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、朝の4時になって、わが家の猫に鈴をつけたのは間違いだったことに気がついた
」
![[ふらふら]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/144.gif)
VDM(Vie de Merde)より
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