30ユーロで晩ご飯91 [お料理実践編]
月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。
30ユーロ以内で、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。
今回は、ちょっと珍しい調味料シコレを使った料理を作ってくれます。
チャレンジしてくれるのは、そのシコレを作っている工房のアニエスさん。
ではスタート!

下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年2月29日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
まず訪ねたのはアニエスさんの工房。こちらが製造途中のシコレ。
どうもベルギーチコリと同じ種の植物の根を乾燥させたものらしい。
これからこの根を焙煎します。焙煎が終わったら細かく砕きます。砕いたものがこちら。なんだかコーヒーみたいですね。
事実、これをコーヒーのようにして飲むそうです。そして、香辛料のように料理にも使われるとか。
では、アニエスさんに30ユーロを渡して材料を揃えていただきましょう。
やってきたのはオドリュイックの市場。まずは八百屋さんへ向かいます。購入したのは、チコリ、玉ねぎ、ジャガイモ、オレンジ。全部で4.47ユーロで残りは25.53ユーロ。
オレンジはデザートではなくメイン料理に使うそうです。そして、ジャガイモは種類がたくさんありました。さすがジャガイモ先進国のフランスです。
次は乳製品のお店で、グルイエールチーズ、玉子5個、生クリーム、牛乳を購入。これが・・・お店の方、値段をノートに書いて計算しています。電卓ないのかしら???
やっとお値段が出ました。全部で6.80ユーロ。残りは18.73ユーロ。
次はお肉屋さんへ。ここでは豚のフィレ肉を購入。これが10.43ユーロで残りは8.30ユーロ。
最後はパン屋さんでパンを購入。ただのパンではありません。シコレ風味のパン。美味しそうに食べてましたが、お値段は1.40ユーロで、手元には6.90ユーロも残りました。
お買い物はこれで終了ですが、最後に工房で作っているリキッドタイプのシコレを入手。これが2.50ユーロなので、最後に残ったのは4.40ユーロ。余裕でクリアー。ではキッチンで調理の開始!まずはメイン料理から。
付け合わせのジャガイモを切ってオーブンで焼きます。フィレ肉は切り目を入れて、スライスしたオレンジを挟んでいきます。紐で結わえたらフライパンで焼きます。適度に焼けてきたところでシコレの液を加えます。このまま少し煮たら出来上がり。
次はデザートのクレームブリュレ。
玉子、生クリーム、牛乳、砂糖を混ぜ合わせたら、シコレの液を1さじ加えよくかき混ぜます。これに火を通して器に盛り付けたらバーナーで表面を焦がし完成。
前菜は、これ、フイユテ・オ・ラール(Feuillet au lard)。パイ生地でベーコンを巻き焼いたもの。食前酒のおつまみによく合いそうです。これもシコレが入っているそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、オレンジジュースを飲んでいたら妙な感じがした。友だちがいたずらで玉子の黄身を入れたのだった」
VDM(Vie de Merde)より
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