週末はシオンで [パリから週末旅]
日曜日は恒例の週末旅。
今回は、スイスの都市シオン(Sion)を旅します。
パリからシオンまでは高速列車とローカル列車を乗り継いで最速5時間、車なら6時間ほど。
では出発!

下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年4月10日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
長いトンネルと抜けると、清々しい風景が待っていました。
そして、こちらが2つの丘があるのヴァレー州の州都シオンです。
「こうして街を歩いていると、ここはかつてイタリアと欧州北部を結ぶ都市だったことがよくわかります」と旅人。
では丘のあるところまで登ってみましょう。右側の丘の上にあるのがヴァレール城(青印)、左がトゥルビヨン城(赤印)です。
まずはファレール城から。ここは、14世紀に作られた城塞を思わせるお城です。当時は宗教関係者のみがここで暮らしていたそうです。
「この地域を支配していた司教が作らせた城です」と博物館の責任者。
大部分が廃墟となっていますが、お城の中にある博物館には貴重な品々が保管してあります。そして現在、修復の大工事が行われています。
次はトゥルビヨン城。急な坂道を上がると姿を表しました。なんだかすごい岩山のてっぺんにありますね。お城を取り囲む城壁はきれいに残っていますが、お城そのものはほとんど廃墟。
しかし、礼拝堂の中は貴重がものが残されています。それは700年ほど前に描かれた落書。妙にリアル感があって感動しますね。せっかくですから塔の上まで行ってみましょう。おお、素晴らしい眺望!700年前とあまり変わらない風景かもしれません。
そろそろお腹が空いてきました。コロナ禍でレストランは全部閉まってますが、こんなお店はオープンしてます(オレンジ印)。
ここは地元の農産物を販売しているお店。チーズ、ソーセージ、サラミ、ハム、干し肉等々。チーズは40種類もあるそうです。これを適当に盛り合わせてもらって食べることにしました。
どこで食べるかというと、こちら、元監獄。今は、魔法使いの塔と呼ばれています(緑印)。ではいただきましょう。もちろんワイン付き。
シオンはワインの産地としても知られています。確かに、丘の斜面に無数のぶどう畑!
「420ヘクタールに渡ってぶどう畑が広がっています。ここで取れるぶどうがヴァレー州伝統のワインになります」
ここには農業用の水路が作られています。水路の水がいっぱいになると溢れ出して周りの土を潤してくれる仕組みになっているそうです。この小さな水路沿いを歩くのも楽しい観光コースです。
さて次は、ちょっと変わったところに行ってみましょう。15キロほど車を走らせてやってきたのはこんなところ(グレー印)。
地面から次々に飛び出したような白い岩。頭の上には誰かがのせたように岩がのっかっています。太古の昔、氷河が運んできたと考えられています。
最後は、スキーで締め。スイスにきたらやっぱりスキーですねえ〜。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、ユーロトンネルを通っている時は、海も魚も見られないということが分かった
」
![[あせあせ(飛び散る汗)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/162.gif)
VDM(Vie de Merde)より
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