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円形交差点のオブジェ [トピックニュース]

 振替休日のない祝日。今ひとつ合点がいきません。

 それはともかく、本日は円形交差点のお話。

 フランスで主要道路の交差点と言えばほとんどが円形です。左回りに回りながら自分の行きたい道路にするりと抜けていきます。

 そして、誰も使わないその円の中心にはオブジェが据えられています。

 芸術家等々に大金を払って制作してもらう、どうもそういうのがフランスで流行したらしい(ひょっとしたら今も流行している?)。

Fonctionnement d'un rond-point en France.png



下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2023年2月10日に放送)▷が出てこない場合は→こちらをクリック。

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 フランス南部ピレネー地方のムランクスという町にある円形交差点。その真ん中にはやはりオブジェがありました。名前はムッシュー・モンド(ミスター・ワールド)。ちょっと目立ちますね。

 こちらの女性は50年あまり近くで暮らしてきました。

 「最初はこんなだったのに、今ではあの有様です」と嘆いています。

 もうお手入れしてもらってないのかな。

 フランスでは年間500ほどの円形交差点が新設されているそうです。その中心はどうなっているんでしょう?

 例えばこんな感じ。町の名前に「水」がついているからこのオブジェ。

 「ひどいもんだわね」と女性。

 他にも様々なものがあります。こちらは「アンドレ・マルローの仮面」というタイトルのついた作品。どうも今ひとつ。

 さらにこちらのようなものも。日本ならどこかの家紋にこんなのがあったような・・・。

 「なにこれ、妙ちくりんねえ(笑)」

 さらに、こんな巨大な椅子や巨大な釘が並んでいる場所もあります。

 「私にとっては無駄な大金を使ったとしか思えないわ」

 しかし、役に立っていると言われるオブジェもあります。それがこちらのキウイ。

 19000ユーロを使って制作されました。出費したのはキウイ協会。

 なんだ、つまりは広告???

 「最初は、皆なんだあれは!と冷ややかでしたが、フェイスブックや結婚式などで紹介されて大変な話題になり、ここに写真を撮りに来る人が急増しました」と協会の方。

 巨大なキウイが町の経済の活性化に一役買ったというわけです。

 そう言えば、日本のどこかにも似たような話がありましたっけ。


******* フランス人のつぶやき *******


「今日、私は自動車教習所の指導員だ。円形交差点に来たので『ここはまっすぐね』と生徒に行ったら、本当にまっすぐに行ってしまった [がく~(落胆した顔)]

VDM(Vie de Merde)より


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コメント 2

t-toshi

いつもあの円形交差点に疑問を持っていました。
いざ自分が通るとなると、目的地に行けないよう
な気がしてなりません。まだ一度もこんな交差点
を経験して居ないですから。
by t-toshi (2023-02-11 14:06) 

carotte

t-toshiさま
日本の場合、信号がついていて赤の場合は人も車も止まりますが、こちらの場合は歩行者がいなければ延々とぐるぐる回ることになります。勝手が違いますねえ。
by carotte (2023-02-11 15:07) 

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