パリで一番おいしいバゲットは.......

１８区のアベス通りのパン屋さん「グルニエ・ア・パン（Grenier à pain）」がみごと今年のグランプリに輝きました。作っているのはセネガルから移住してきたボディアンさん。３３歳とまだ若いが、この仕事を始めて12年になる。

このお店、実はフランチャイズの一店舗。よって、パン種は他の店舗とまったく同じ。美味しいのには何か秘密があるのか.....？？

「手を抜かないで、手順通りにやることかな。ふくれ具合なんか気をつけてよく見る」だそうです。これと言って秘密はなさそうですが、お店によって窯に入れるタイミングや焼き加減など微妙に違っているのでしょう。

選考基準は、ぱりっとして、中が蜂の巣状になっていて、麦のいい香りがするというもの。グランプリに選ばれると、大統領御用達のパン屋として、その年の一年間はバゲットを官邸に納入することになっています。

なんだか食べたくなってきました。縦に割ってたっぶりバターを塗って食べたらどんなにおいしいことでしょう！（これを「タルティーヌ」といいます。）

この春、パリにお出かけの際は、寄ってみてはいかがでしょう。

アールヌーヴォーで有名な地下鉄アベスの入り口で記念写真を取ったら、パン屋さんでこのバゲット（1.10ユーロ）を手に入れ、それをかじりながらモンマルトルの坂をお散歩。サクレクール寺院に着く頃にはお腹いっぱいになっているかも。

パン屋さんの住所は38, rue des Abbesses。Google earthのストリートビューでご確認ください。

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