駅に泊まる [フランスのお宿]
ソミエール
(Sommières)
パリ→ニーム(Nîmes)(TGVで約3時間)
ニーム→ソミエール(D41番バスで1時間)(約27キロ)
水道橋ポン・デュ・ガールで知られるガール県にある町ソミエール。ここに廃線になった鉄道の駅を修復して造られたホテルHôtel de l'Estelouがあります。(Estelouとはこの地方の方言で「小さな星」という意味)
ソミエール駅が出来たのは1870年。日本なら明治維新直後の頃のことです。この町は、革と羊毛の製造がさかんで商業の重要な拠点になっていました。郵便物を運ぶ列車も一日3本はあったそうです。その後、町の経済は衰退し、新しく出来た道路網との競争に勝てず、1973年に廃線となり、それと同時に駅もその役割を終えます。しかし、1999年、町民の協力もあってホテルに生まれ変わります。
駅の待合所がフロントに、駅職員の事務所が客室になりました。建物が1番ホームと2番ホームの二つに分かれているため、かつての線路を横切ることもしばしば。ただし、レールは取り外され緑の庭になっています。
朝食は、1番ホームに作られたベランダで。列車の出発する音やホームを行き交う人々の姿がよみがえります。くわしくは下記のサイトをご覧ください。
http://videos.tf1.fr/jt-13h/une-gare-transformee-en-hotel-4417602.html
部屋は全部で26室
料金:一泊53~86ユーロ
朝食:8ユーロ
部屋の設備:エアコン(6部屋のみ)、バスまたはシャワー、TV、電話
その他の施設:屋外プール、会議室、駐車場
ホテルのサイト(仏、英):http://hoteldelestelou.free.fr/
イギリスの国旗をクリックすると英語になります。
2006年度版の赤いミシュランガイドに掲載されています。家のマークが2つ。さらに、タイヤマンが気持ち良さそうな顔で枕の上で寝ているマークが付いています。ということは、リーズナブルな料金で居心地の良いホテルということになります。趣味のいい内装の客室、美しいベランダ、静かなプールと庭、という追記もあります。
ソミエールの町に興味のある方は→ここをクリック。美しい町の写真が見られます。
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